日川浜(にっかわはま)オートキャンプ場
 鹿島アントラーズを観るための計画は立てたものの、ゴールデンウィークのため、肝心の宿(低価格のビジネスホテル)が取れなかった。そこでキャンプ場を探ってみたところ、鹿島市の隣り、神栖市にオートキャンプ場があって、サイトに空きがあるとわかり予約を取った。キャンプはもう10年以上やったことなく、しかも5月のキャンプも未経験のため、多少の不安はあったが、開放感ある野営はいろいろと面白いので、楽しみのほうが強かった。

 バーベキューセットのレンタルも考えたが、既に予約満杯だった。こちらは断念。キャンプは、やっぱ肉だと思うんだが、前日に仙台で美味しい牛タンを食べたこともあり、さほどガッカリもしていなかった。よって、夕食はキャンプに相応しくない回転寿司(笑)。

 車にはテント2張と寝袋4、椅子2脚、テーブル1、クーラーボックスなど、シンプルな荷物のみ積んだ。息子と2人だけのキャンプということもあって気楽である。天気予報は悪くなかったが、今年の春は全国的に肌寒かったので、ダウンジャケットも持ち込んでみた。バッグの中はTシャツとダウン、そしてホッカイロも同居する不思議な絵になった。

 日中は予報通り、気温が上がり、Tシャツの出番。夜は一変して冷え込みが強くて眠れなかった。ダウンではなく、寝袋を重ね着してしのいだ。ポケットにはホッカイロも。

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キャンプ場入り口
この遮断機は午後10時以降は上がらなくなる 周辺の道路は直線が続くのでバイクを吹かす輩もいた

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 さて、話がいつものように、あっちこっち前後するが、テント設営の話に戻る。
 ファミリーキャンプをしていた10年前は、子供達がまだ小・中学生で小さく、キャンプサイトに着くと、すぐに遊びに歩くため、全くアテにならなかった。よって自分とカミサンの二人でフーフー(夫婦だからネ:笑)言いながら設営し、汗だくになったものだが、長男もイッチョ前の大人になり、個人的にもキャンプをしていることから、今回は彼に任せて、自分はもっぱらサポート役として手伝った。

 10年も使っていなかったテントは、事前のチェックでポール内のゴムが切れていたので、青森出発前に修復したが、他にたいした傷みもなく、無事、ドーム型を形成してくれた。設営時、蚊取り線香の香りが懐かしかった。テントは2つ設営。コールマンは自分、スノーピークは息子の就寝用。

 陽が暮れると、いよいよキャンプらしくなってくる。ランプの明かりが届くところしか見えない闇の世界。コレがイイ。
 こんな時に心和ませてくれるのは音楽である。が、ラジオを忘れてきていた。しかし、ネットで地域限定視聴が可能とわかり、早速サイトを探してみた。あ、そうそう、ココはイーモバイルの電波が届く地域で、インターネット可能である。
 FMラジオが聞こえてきた。う〜ん、イッツ・グ〜! シーンと静まり返った中でfacebookやネットサーフィンするのが楽しい!ビールの消費をセーブしながら、深夜0時まで至福の時間を過ごした。

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管理棟 コイン温水シャワー

10年ぶりに設営開始 インナーテントが完成
あっという間に2テントの出来上がり 前日(5月4日)までは超満員だった
夜はランプの明かりの下、モバイルとビール すぐそばの海には国内で有数の風力発電施設があった

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 朝は、思いがけず、ウグイスの鳴き声に邪魔されて6時に起こされた。こっちでホーホケキョ、あっちでホーホケキョ。
 青森ではカラスの「カーカー」や、カッコウの「カッコー」と、シンプルな音しか聞こえないので、複雑な抑揚があるホーホケキョには脳みそが鋭く反応してしまう。テント内も日差しを受けて、暑くなりつつあったので、ガッ!と気合いで起きた。

 朝食はカップ麺と、近所のコンビニで買ったオニギリ。キャンパーの風上にも置けないと批判の嵐を受けるかも知れないが、安上がりだし、腹は満たされるからイイだろう。う〜ん、イッツ・ソー・グ〜! 

 鹿島の試合開始は午後4時。
 チェックアウト10時のところ、デイキャンプ(10時〜14時。1,500円)を追加申し込みして、のんびり過ごした。前日のチェックインが午後5時と遅かったので、ゆっくり出来るのは助かる。何しろ、この日は鹿島戦終了後(午後6時)、青森に向けて、徹夜ドライブになることを考えると、ココで体力を温存するに限る。

 他の方が10時前後に次々と去って行く中、100円で3分間の温水シャワーを利用してみる。息子が入ったボックスは排水口の流れが悪く、どんどん溜まるばかり。これは本格的なシーズンを迎える前に修理して欲しいところ。

 だいぶ周辺が、ガラ〜ンとなった午後2時、満足いっぱいで日川浜オートキャンプ場をチェックアウト。
 今後は鹿島サッカー観戦の拠点として考えていきたい。1泊3,500円はリーズナブルである。

 日川浜オートキャンプ場のアドレスはhttp://nikkawahama.jp/


小高い丘から望む管理棟とサニタリー
バーベキューユニット。6人位まで利用可能

炊事場 洗濯機と乾燥機
 キャビン(トイレなし、キッチンなし。布団などの寝具なし、テレビなし、電子レンジなし。有るのはエアコン、AC電源だとか)  細長いキャンプ場の中央部には広場が広がり、こちらにもトイレやサニタリー施設がある。ただし、車の乗り入れは出来ない

洗面所 水洗トイレ 藤の花

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