〒037-0500
青森県北津軽郡小泊村字折腰内42番地
管理棟 Tel 0173-64-3600
 

津軽半島の北側、竜飛崎よりやや南側にあるのが小泊村。2〜3年前から同村出身のフォーク歌手、三上寛が村をPRするTVCMが放送されるようになり、若干有名になった(?)。右図は全体図。
8/16〜8/17、2年ぶりに折腰内キャンプ場でキャンプをしてきました。前回は、テントが朝まで持たないのではないかと思われるほど強風が吹き荒れたため、二日目の夕方に急きょリタイア。今回は、その辺を多少、気にしながらのキャンプとなった。天気予報では2日間とも「晴れ」とのことで、気分良く、青森市を出発。途中、陸奥湾はヤマセ(北東風)の影響でどんよりしていましたが、蟹田町から山を越えて日本海へ抜けると、眼前に大きな青空が突然開けてきて、今キャンプの成功を予感。思わず、アクセルを踏む足も軽くなったのでした。
青森を出発して約2時間(約80km)、正午ちょうどに到着し、暑い日差しの中、テントの準備に取りかかる。ココは大間越キャンプ場に比べてサイトの面積が狭く、我々のように3つのテントを設営しようとするとかなり厳しい。

さて、キャンプ初日。快晴。一週間前に大間越キャンプ場で今季最初のキャンプを張り、忘れかけていたテント設営の復習も済んでいたため、順調に設置が終了。一息入れて、海に入る。一番最初の入水は「キャァ〜、ちめたい〜」だったが、それもものの1分で「気持ちE〜」へ。
私は釣りをして、もし万が一溺れた場合を想定しての平泳ぎ訓練を開始。はっきり言って、かなづちであったが、ここ2〜3年の積極的な訓練により平泳ぎで10mも泳げるようになった(笑)。人間、やれば出来るモノだとの感を強くする。
夜、いつもの焼き肉パーティーで腹を満たし、アルコールのほろ酔い加減も手伝って、最高の安眠が出来ると思ったら、国道339号の方でバイクの騒音が……。どうやらAサイトに泊まっている若者10名ほどのグループが騒いでいるらしい。そう言えば、2年前に初めて、このキャンプ場を利用した時もそうだった。あの時は隣のサイトの客(学校の先生達のグループだった)が携帯電話で警察署に電話し、解決して貰った。そんな事を思い起こしながら「ひょっとしたら、ココは無分別な若者の集まりやすい所なのかな?」と思った。ただ、私は当日、少し疲れてもいたのでウトウトと眠ってしまったが、もっと夜中にまた騒いでいたらしい。翌日、カミサンが炊事場で他の方と挨拶がてら交わした話だと「前々夜は、もっとひどかった」らしい。管理人のおじさんは「どんどん警察に電話してください」とも言っていたと言う。
結局、騒いだ若者達は次の日、帰って行ったので2日間連続で悩まされることはなかった。

次にキャンプ2日目。少し曇りがちではあるが快適だったため、午前中から海に入る。ココは意外にも若い女性の水着姿が見られて目の保養にもなる(ゴツン!バキン!ズガッ!)。平泳ぎ訓練はマスターしたので、ボートの漕ぎ方を習う。空気入れで一生懸命、マイボートを膨らませ、いざ出陣。このボート、なかなか安定性が悪く、長男が「オイラも乗りたい」とボートの縁に手をかけたところ、見事に転覆して、オラは頭から真っ逆さまにドップン!また、時々、空気が抜けて、気がついたら3分の1ほどにまで減っており正午前、陸上がり。
時々、陽は差すが風が少し強いため、前日のように暑さは感じなかった。

夜、次第に風が強くなり、ペグの点検のために走り回る。「う〜ん、やっぱ、ココは普段から風が強い土地なのか」と少し納得。今回は断続的に強風が吹くわけでもなく、時にはピタリと止み、時にはビューーと吹く間欠型。心配した長男は眠れなかったのか、夜中にスクリーンテントの点検をして歩き、ロープが1本外れていたのを発見して修復したらしい。Aサイトの一部ではテント設営場所が完全な砂地なところもあったので(以下で御紹介)、もし、御利用の機会があったら、三角ペグを用意して行ったほうがよろしいでしょう。

←入り口側から見た管理棟。
右側のドアから入り、案内の女性から「使用許可証」と「分別用ゴミ袋」や木製でサイト名の書かれたヒモ付きの「札」などを受け取る。サイトへの入場付近ではおじさんがいてサイトを確認します。場所の案内をして貰うといいでしょう。
←同じく管理棟。左写真の反対側から撮った写真です。海で泳いだ後は、ココにあるシャワー室(確か6室ぐらいあったような…:もちろん男女別々です)で塩っ気を取り、気分爽快。混雑するとなかなかシャワーできまへん。
またココではレンタル用品も置いてある。
←小泊村側から国道339号を北上し、ひと山越えると、左のような案内の看板が見えてくる。目印として紹介するほどの意味はないが、取りあえず、表札がわりとして見てあげてください。
←我々はオートキャンプサイトB−1を借りた。Aサイトとの違いは、電気、水道、TVアンテナ端子付きと至れり尽くせりなのが「A」。「B」はそれらがなく、そしてまた少し面積が狭い。ホントは「A」を借りたかったのだが、一週間前の予約だったため無理で、むしろ予約できた事に満足しなければならない。

テントの後ろは土手になっており、海まではそんなに距離がない。
←当キャンプ場の中央にある炊事場。B−1サイトからは目と鼻の先なので助かった。左側に見える鉄のポールの突端には場内放送用のスピーカーが付いているのだが、大音響で結構耳障り。もう少し音量を低くして欲しいなと思った。
←水洗トイレ。
他のキャンプ場にも言えることだが、奇麗な建物のトイレは、やっぱり中も奇麗にされていた。ただ、あれだけのキャンパーが居ると、中にはおなかを壊す人も当然居るわけで、そうなると明け方などは……。
←道の駅「ポントマリ」。
道路を隔てた向こう側には道の駅がある。2年前にはまだ建設中で存在してなかったが、立派な建物として完成していた。中にはレストラン、お土産屋さん、観光案内所などがあります。また、あまり大きくない水槽があり、マゴチやカレイ、イカ、アイナメなどが泳いでました。
←キャンプ場入り口前のお店。
ココでは12cm立方ほどの大きさの氷やヤキソバ、かき氷などが販売されています。左写真のポントマリでも氷(ロックアイス、でかい塊のアイス、2種類)が売っています。距離的に楽しようとしたらココでしょうか。
←Bサイト。
一泊3,000円。二泊目以降は2,000円になるのが嬉しい。またチェックインが正午からなのもグッド。ラジオはFM系ではFM青森、NHK青森、TV(音声のみ)は北海道の民放、NHKが良く聞こえた。
  
←Aサイト。
一泊5,000円。二泊目以降は4,000円。前文でも御紹介した通り、このA−1サイトは設営場所がすべて砂地(左写真のB−1のように芝地になっていないのが確認できますか?)。よって、ペグの打ち方や種類を間違えるとテントが飛んでしまう事も考えられるので要注意。自信がなかったら予約の際、芝地のサイトをリクエストしたほうがイイ。
←あまりのイイ天気に大統領も御機嫌。
あれれ、目の前にチョコッと映っているのはビール缶じゃないの?まだ午後4時ですよ、4時。
←相変わらず、次男はハイテンション。今回のキャンプでも百面相をして笑わせてくれました。
一方、長男はフォーカスされることをイヤがる年齢に差しかかったらしく、なかなかアップの写真が撮れない。でも、そんな中、激写したのが、この写真。
←今日の晩ご飯は何にしよー?などと考えてるわけじゃありません。いつもと違ってのんびりした時間が少し出来たので、ただボォーーーっとしてるだけ。
夜になって、ココではお見せできない顔芸をして家族を笑いの渦に巻き込み、その写真もあるのですが、さすがに掲載する勇気がありません(笑)。
足の不自由な長女ですが、どうやら今年も夏を満喫できました。
普段であれば、あまり車椅子を長時間運転することがないのですが、キャンプに来るとどうしても広い場内をあちこち探索して歩くため、予定通りに腕の筋肉痛となりました。
←夕食時、強い日差しが西のほうから差し込んできました。日の入りを見ながら夕食ってのは、何度、経験してもイイですね。外の空気を間近に感じながら夕食を……、あるいはビールを飲むのは何事にも変えられない喜びです。このために我々はキャンプを張るのだと言っても過言ではないかも知れない。
ラジカセのポップ・ミュージックに合わせてシャウトしまくりの次男でした。
今回、彼は飯ごうでご飯を作る係に任命され、見事にその役割を果たしました。少し、心配な部分もありましたが、無難にこなし本人もホッとしたようです。
キャンプ場前方に広がる、折腰内海水浴場。沖合い約20m先にある防波堤までは比較的遠浅になっており、安心して泳ぐことが出来ます。
キャンプ場のルールでは打ち上げ花火が禁止されてますが、この砂浜は恰好の花火会場になっているらしく、暗くなるとあちこちでパンパカパンパカ上がるのが残念。しかも後始末をちゃんとするようだと、まだ、気も静まるのが、翌日、見てみるとゴミとしてそのまんま残っているのは非常に腹立たしい。自分が片付けずに誰が片付けると言うわけ?同じキャンプ場利用者なのに平然としていられるのが不思議でならない。

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