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採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 007/ダイ・アナザー・デイ
 北朝鮮のムーン大佐暗殺任務に就き、朝鮮半島に潜入したボンド。だが、任務遂行目前で北側に捕まり、監禁や拷問に耐える日々が続く。14ヶ月後、ボンドは南側の捕虜となっていたムーン大佐の腹心ザオとの交換で自由の身になった。しかし、上司Mはボンドが情報を漏らしたと疑い…。
採  点
★★★★★
出演者など
ピアース・ブロスナン、ハル・ベリー 2002 英&米
寸  評
ハリウッドばりのダイナミックさを出そうと必死に合成画像を作っているんだが、テクニックが伴っていないため、ボロ見え。興ざめした。かつての現実的なスパイ映画の影がなくなり、SF映画になりつつあるのが寂しい。北朝鮮側の抗議を受けたと話題になった映画だが、それほど刺激があるとは思えなかった。カーチェイスはまずまず。
鑑賞日
2004年8月

 007 スカイフォール
 MI6のエージェントのジェームズ・ボンドは、NATOの諜報部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立つ。その組織をあと少しのところまで追い詰めるも、同僚のロンソンが傷を負ってしまう。上司のMからは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントのイヴと共に、敵を追跡するボンドだったが誤射されてしまう。
採  点
★★★★★
出演者など
ダニエル・クレイグ、ジュディ・デンチ 2012 英&米
寸  評
007に付き物のアイデア兵器を期待したのにハズレだったのが残念。最高組織MI6がシルヴァにかき回され、しかもMをボンド一人で守り抜かなければならないとあっては、MI6も人材不足に陥ったかと考えてしまう。製作者の狙い所とはいえ、電車が走ってくるタイミングを見計らって天井に穴を開ける、あのシーン、シルヴァの計算づくめだと言ってしまえばそれまでだが、都合良すぎる演出だ。ただ、アストン・マーチンが観られたのは良かった。呆気なく破壊されるのは辛かったが。
鑑賞日
2014年1月

 13ウォリアーズ
 M.クライトンのベストセラー小説「北人伝説」をアクション満載に描いた伝奇大作。
採  点
★★★★★
出演者など
アントニオ・バンデラス 1999 米
寸  評
ケモノの仕業か残虐な死体から怪物の正体が何なのか、とてもドキドキしながら楽しめた。それにしても可笑しかったのは、旅の途中で騒動に巻き込まれ13番目の戦士として刈りだされたバンデラスが意味不明の現地語を短い間に読み書きできるまでマスターしたというのには驚かされた、スゴ過ぎ(笑)。
鑑賞日
2002年2月

 13ラブ30
 ジェナはイライラしている10代の女の子。うっとうしい思春期をとばして、すてきな大人になりたいと願っていた。すると何とも不思議なウィッシング・ダストのおかげで30歳の大人になってしまった。だが高級誌の編集長になり、スポーツ界のスーパースターの恋人ができても、タイムスリップしてきた17年のあいだにそれほどよい大人には成長しておらず、親友だったマットに見向きもしなくなっていたことに気づく。
採  点
★★★★★
出演者など
ジェニファー・ガーナー、マーク・ラファロ 2004 米
寸  評
10代の女の子が見るには夢があって楽しい映画かもしれない。ただ脚本に無理がある。粉が降りかかって、突然、30歳になるというのはマンガチックだ。しかもその間の記憶が何にもないというのも都合よすぎる。更にエンディングで自分の夢が叶わずに落胆すると、都合良く一旦13歳に戻ってまた30歳に逆戻りするってのもいただけない。ラストはほんと、時間が無くなったから一気に駆け巡るって感じが興ざめした。
鑑賞日
2006年7月

 15時17分、パリ行き
 2015年8月21日、アムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリスが554人の乗客を乗せて発車した。列車がフランス国内に入ると、トイレで武装したイスラム過激派の男一人が自動小銃を乱射して無差別テロを企てた。閉ざされた空間で逃げ惑う乗客。そんな中、欧州旅行中だった幼馴染の3人が犯人に立ち向かった。
採  点 ★★★★★
出演者など スペンサー・ストーン、アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス 2018 米
寸  評

主役3人=実際に事件を解決した3人だというのには驚いた。そんなに簡単に演技できるものなのか?監督がC.イーストウッド。彼の演技指導が素晴らしかったのか?ただ、事件が起こるまでの前振りが長すぎる。上映時間94分中、60分強が3人の生い立ちだったり、欧州旅行中の説明。いつになったら事件が始まるのかと若干イライラした。もう少し犯人が犯行に到るまでの経緯でも織り交ぜて欲しかった。美談なのだが物足りない。

鑑賞日 2018年7月

 16 BLOCKS
 ニューヨーク市警の刑事ジャックは、夜勤明けの午前8時、上司からエディという名の証人を16ブロック先の裁判所へ10時までに護送するよう頼まれる。15分で終わる仕事と説得され渋々引き受けたジャックだったが、出発して間もなく思わぬ襲撃に遭い、彼らの前に同僚刑事フランクらが姿を現わす。実はエディは警察が違法行為に及ぶ現場を目撃したことを証言しようとしており、その事実が明るみになることを阻止しようとするフランクたちが秘かにエディを消そうとしていたのだった。だが、とっさの判断で同僚を撃ってしまったジャックはエディを連れて逃走。そしてふたりは、フランクたちの執拗な追撃をかわしながら、10時までに裁判所に辿り着こうと決死の試みを開始するが…。
採  点 ★★★★★
出演者など ブルース・ウィリス、モス・デフ 2006 米&独
寸  評 もうちょっとド派手なアクションがあるかと思ってたので、期待外れ。B.ウィリスの髪と髭がいつもと違うので別人に見えてしょうがなかった。なぎら健壱に見えてしまい、緊迫感が薄くなってしまった(笑)。救急車の扉を開けられた時は、すっかりこちらも騙されたね。トリックがわからなくて、リプレイしてしまったよ。
鑑賞日 2007年11月

 2ガンズ
 メキシコの田舎で、マフィアの手先として働いているボビーとスティグ。その正体は潜入捜査中の麻薬取締官と海軍情報部将校だったが、お互いがそれをまったく知らずにいた。そんな中、二人は組織から4,000万ドルもの大金を強奪するものの、スティグが裏切って持ち逃げしてしまう。エリート組への復帰と引き換えに大金強奪を命じられていたボビーだが、スティグも上司の裏切りで金を失っていた。4,000万ドルを取り戻すべく、彼らは再び手を組むことになる。
採  点 ★★★★★★★
出演者など デンゼル・ワシントン、マーク・ウォールバーグ 2013 米
寸  評 テンポいいし、二人のコンビも息ピッタリで良かった。お互い、正体がわからないまま、手を組むというのも面白い発想だ。基地ゲートを突破され、好き放題されるというのはちょっと無理がある。そんな甘いもんじゃ、おまへんで。
鑑賞日 2016年1月

 2番目のキス
 コンサルタントのリンジーと、高校の数学教師ベン。 生徒たちとリンジーの会社へ社会見学にやって来たベンは、才色兼備のリンジーにひとめ惚れ。その場でリンジーをデートに誘う。だが、デートの当日、運悪く食あたりをおこしたリンジーを献身的に介抱し、バスルームの掃除まで買って出るマメなベン。その特大の優しさに、リンジーは大感激し、ベンとの交際をスタートさせる。これまで、自分と同様の野心を持つ「人生順調組」の男としかつきあったことのないリンジーにとって、裏表がなく、ユーモアのセンスにあふれたベンとの交際は、新鮮な驚きと安らぎに満ちたものだった。
採  点 ★★★★★★★
出演者など ドリュー・バリモア、ジミー・ファロン 2005 米
寸  評 優しい冬の男とRソックス命の夏の男。何となく自分にも似てるなぁと思って見た。バリモアが物凄く痩せたのには驚いた。ベンがRソックスと縁を切った時期が悪かった。ポストシーズンは悪過ぎる。ボストンの町並みやフェンウェイがたくさん出てくるのがサイコー。それにしても2004CS対ヤンキース戦でセンターから飛び出した女性が居たなんて、どうしても思い出せない(笑)。永久シーズンチケットって12万5000ドルもするとは知らなかったねぇ〜。
鑑賞日 2007年1月

 25時
 ニューヨーク。ドラッグ・ディーラーだったモンティは、何者かの密告で麻薬捜査局に逮捕される。保釈中の身だったため、25時間後には7年の刑に服するために収監されることとなった。その現実に打ちひしがれる彼は、馴染みの店で最後の夜を明かそうと親友である高校教師のジェイコブと株式ブローカーのフランクを誘う。その一方で、モンティは恋人のナチュレルが密告者ではないかと疑惑をもつ。こうして、彼のシャバでの最後の夜が始まるが…。
採  点 ★★
出演者など エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン 2002 米
寸  評 つまらない。何を訴えたかったのか?この映画のクライマックスはどこにあるんだろ?収監されるために車で移動する時か?10年も悪いことをしてきたら覚悟はできてるだろうに、女々しく「怖い」などと言葉を発するもんだから呆れてしまった。それにしてもアメリカは逮捕されても、収監されるまでは自由に行動できるんだね。無駄な136分だった。
鑑賞日 2005年11月

 28日後…
 怒りを抑制する薬を研究開発中の霊長類研究所。ある夜、ウィルスに感染している実験用チンパンジーが、所内に侵入した動物愛護活動家たちによって解放されてしまう。その直後、活動家のひとりがチンパンジーに噛まれて豹変、仲間に襲い掛かる?。それから28日後。交通事故で昏睡状態に陥っていたバイク・メッセンジャーのジムは、ロンドン市内の病院の集中治療室で意識を取り戻した。だが、院内にはまったく人の気配がなく、不審に思って外へ飛び出してみたジムは、そこで驚くべき光景を目にする…。
採  点 ★★★
出演者など キリアン・マーフィ、ナオミ・ハリス 2002 米&英&仏
寸  評 出だしはなかなかハラハラさせ、食い入る状態だったが、これもほんの30分ほどでまさに“豹変”する。ゾンビと一致団結して闘うものとばかり思っていたら、わずかに残った人間同士で二人の女性を取りあうという「性欲がゾンビに勝ってしまう」展開になり、実に低俗な話になってしまった。時間の経過とともにくだらなくなる映画だった。
鑑賞日 2005年3月

 28DAYS
 人生に疲れ中毒者のリハビリ施設に入れられた女性グエンが立ち直っていく姿をコミカルに描いたドラマ。
採  点
★★★★★
出演者など
サンドラ・ブロック、スティーブ・ブシェーミ 2000 米
寸  評
もはや自分で自分を制御できない者のドラマに重苦しさを持って望んだ。アル中のサンドラ・ブロックに多少、違和感を覚えた。入所者達の姿が異様に移ったが実際もホントはそうなのではないかと思う。有名女優をキャストにこのような映画が世に出たということは、深刻な悩みを抱える人が相当数いるからこそ出来たんでしょうね。やっぱ明るい映画がイイな。
鑑賞日
2002年3月

 252 生存者あり
 関東に直下型地震が発生して数週間後、都心の機能は回復しつつあったが、地震の影響で海水温度が急上昇し、史上最大規模の巨大台風が発生する。元ハイパーレスキュー隊員の祐司は、娘の誕生日を祝うために、妻と銀座で待ち合わせをしていたが、突然巨大なひょうが降ってきて大パニックになる。
採  点
★★★★
出演者など
伊藤英明、内野聖陽、山田孝之 2008 日
寸  評
途中までは良かったんだが、後半に向けて、特に救出されるラストがあまりにも感動のお涙ちょうだいっていう演出がアリアリなため冷めてしまった。救出の時間がわずか10数分しか無いのにどうして穴の中で再会したことをハグして喜び合わないといけないのか?その結果、崩落が起こって土砂に埋もれる。バカバカしい。救急隊員が一つの穴に何十人も集まって統率の取れないまま、ただ突っ立って見守るシーンは観たくもない。
鑑賞日
2014年2月

 2012
 古代マヤ人が2012年に訪れるとしていた世界の終末。2009年インドの科学者サトナムが地球上の内核が溶解している事を発見し、数年後に地殻変動により世界が滅びる事を知る。世界の破滅を知ったアメリカ大統領は、先進国の首脳を集め、そのことを彼らのみに報告し、極秘でチョーミン計画を遂行される。程なくして世界各地で未曽有の地殻大変動が起き始めた。終末を迎えようとするなかで人類は、生き残る術を必死に探す。
採  点 ★★★★★★★
出演者など ジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー 2009 米
寸  評 太陽のコロナが異常放出されると、地球のマグマが熱くなるとする根拠がイマイチ、ピンと来ないが、単純にスリルを楽しもうと思えばイイ。エベレストの麓まで津波が押し寄せるというのも凄い発想じゃないか!欲張り人間だけが生き残れば、それこそ、地球の終わりじゃないか。その後の世界とでもいう「2013」を見てみたい。生き残った人間同士で戦争になるというストーリーはどうだ?
鑑賞日 2010年3月

 3人のゴースト
 文豪ディケンズの名作「クリスマス・キャロル」を、舞台を現代に移して翻案したファンタジー。
採  点
★★
出演者など
ビル・マーレー 1988 米
寸  評
メルヘンチックな映画はもはやオジサン年代のワタクシに理解することが無理なのだろうか?悲しいが全然楽しめなかった。
鑑賞日
2001年12月

 300 <スリーハンドレッド>
 紀元前480年。スパルタ王レオニダスのもとに、圧倒的な軍力を誇るペルシア帝国・クセルクセス王の遣いがやって来た。曰く、土地と水を差し出さなければ、国を滅ぼすという。しかしレオニダスは遣いを葬り去り、ペルシアと戦う道を選んだ。託宣師のお告げも無視し、テルモピュライでの決戦に挑むスパルタの精鋭たち。その数はたった300人。対するペルシアの軍勢は、なんと100万の大軍だった。
採  点 ★★★★★
出演者など ジェラルド・バトラー、リナ・ハーディー 2006 米
寸  評 飛び散る血の表現方法が今までに無いモノで新鮮だった。筋骨隆々なスパルタ王に対して、ペルシア王のか弱さは、もう少しなんとかならなかったものか?しかもラストの肝心なところでスパルタ王が槍を外すとは・・・。百戦錬磨ならば絶対決めなければダメだろう。
鑑賞日 2012年2月

 4デイズ
 イスラム系アメリカ人のテロリストによりアメリカ国内3か所に核爆弾が仕掛けられ、4日以内に爆発するという事態が発生。危機的状況の中、FBIのエリート捜査官ヘレンのところには手段を選ばない尋問のプロ“H”が召喚され、テロリストへの尋問を始める。
採  点
★★★★★
出演者など
サミュエル・L・ジャクソン、キャリー=アン・モス 2010 米
寸  評
目を背けたくなるような拷問には驚いたが、核爆弾の爆発が懸かっていて、ばく大な犠牲者が出るとなれば理解できる。それを非難する役回りは、やはり優しい心を持つ女性(ヘレン)が必要だったのだが、彼女の言い分は、実にじれったかった。ラストが消化不良気味な終わり方。あんなバッド・エンドじゃ、すっきりしない。
鑑賞日
2012年5月

 42〜世界を変えた男〜
 1947年。ブルックリン・ドジャースのゼネラルマネージャーを務めるブランチ・リッキーは、黒人青年ジャッキー・ロビンソンと契約、彼をメジャーリーグ史上初の黒人メジャーリーガーとして迎える。だが、白人以外には門戸を開かなかったメジャーリーグにとって彼の存在は異端なものでしかなく、チームの選手たちはもちろん、マスコミや民衆からも糾弾される。そんな状況ながらも、背番号42を誇るようにプレーするジャッキーの姿は次第に人々の気持ちを変えていく。
採  点
★★★★★★★★★
出演者など
ハリソン・フォード、チャドウィック・ボーズマン 2013 米
寸  評
MLBとハタチの頃から付き合ってきた身として、この映画はどうしようもなく思い入れが強い状況で観てしまった。そんな観点からまともな採点になっていないかも知れないが、42の大変な苦労を知っているだけに90点は付けたい。フィリーズのチャップマン監督に汚いヤジで心傷付き、凡退した後に通路でバットをへし折って悔しがるシーンは強く印象的だった。あれだけじゃなく、何度も辛い目に遭ったのはわかっている。リースが肩を抱いて、共に闘おうと言うシーン、あるいは同僚が皆と一緒にシャワーを浴びようと促すシーンはグッときた。H.フォードがまた、最高の演技だ。派手さは全然無いが、しみじみと感動が沸いてくる最高の映画だ。
鑑賞日
2013年11月(劇場で鑑賞)

 5デイズ
 イラクで恋人を失ったジャーナリストのトマス・アンダースは、戦場への取材に再び赴くを決め、民族紛争に揺れるグルジアへと向かう。2008年8月8日未明、ロシアの軍事介入によって戦争が始まり、彼はロシア軍の非武装地帯への空爆を告発しようとする。しかし、世間は北京で開催中のオリンピックに目が向いており、この事態を報道しようとするメディアはなかった。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など ルパート・フレンド、エマニュエル・シューキー 2011 米
寸  評 見応えたっぷりだった。絶体絶命の大ピンチに何度もハラハラさせられ、クリアする度にホッと胸をなで下ろす連続で113分を無駄なく楽しめた。しっかし、アンダースが、あの将校みたいなのに銃口を額に合わせられた時には、完全に終わりかと思った。
鑑賞日 2012年2月

 50回目のファースト・キス
 ハワイの水族館で獣医として働くヘンリーはある日、カフェでルーシーという女性に出会う。意気投合したふたりだったが、翌日また同じカフェで再会すると、彼女は冷たく他人行儀になっていた。実はルーシーは1年前に交通事故に遭い、その後遺症から一晩で前日の記憶を全て無くしてしまう短期記憶喪失障害を抱えていたのだった。それでもヘンリーは毎日、初対面から始め、愛を告白する。こうしてふたりの関係は徐々に進展していく。だがやがてルーシーは、夢を捨ててまで愛を注いでくれるヘンリーにとって自分が重荷になると思い、ふたりの関係に終止符を打とうと決意するが…。
採  点 ★★★★
出演者など ドリュー・バリモア、アダム・サンドラー 2004 米
寸  評 前日の分だけ記憶を失うというストーリーに無理がある。もう少しマシなシナリオにならなかったものか?ラストに流れる「この映画を父サンドラーに捧げます」の意味は何なのか?
鑑賞日 2006年10月

 60セカンズ
 1970年代に大ヒットしたカーアクション「バニシング in 60''」のリメイク。60秒でいかなる車も盗み出せるという伝説の車泥棒ランダル“メンフィス”レインズは、今は足を洗っていたが…。
採  点
★★
出演者など
ニコラス・ケイジ、アンジェリーナ・ジョリー 2000 米
寸  評
弟の命のため車泥棒復活というが、別に弟がワルに捕まえられてるわけでもないのが不思議。逃げようと思えば逃げられるのに始めてしまうもんだから、ストーリーに無理がある。ワルのボスが迫力不足だったのも緊迫感を欠いてしまった。
鑑賞日
2002年4月

 七人のマッハ!!!!!!!
 危険な潜入捜査の末に麻薬王ヤン将軍を逮捕したデュー刑事。だがある時、妹ニュイに誘われ参加した一流アスリートたちが集うスポーツ慰問先の村で、ヤン将軍の釈放を求める武装ゲリラの襲撃に遭う。さらに一味は切り札として、バンコクに照準を向けた核ミサイルまでも用意するのだった。脅威に晒され、窮地に立たされる慰問団と村人たち。そこでデュー刑事は、慰問団の精鋭アスリートたちと共にこの陰謀を阻止するべく、鍛え上げられた肉体と技のみを武器に武装ゲリラに立ち向かっていく…!
採  点 ★★★★★
出演者など ダン・チューポン、ゲーサリン・エータワッタクン 2004 タイ
寸  評 超B級のどん臭い映画だった。タイに核ミサイルは大げさすぎるよ。分相応の武器にとどめてくれたほうが我々も安心して見ていられる。あと無茶すぎる特攻シーンが多すぎる。銃を構える列に無防備な素人達が普通走っていって立ち向かうか?格闘シーンを良く見せようと、スローモーションの多用しすぎ。本来、30点くらいだが、高度な技も随所にあったのでおまけで50点をつけた。
鑑賞日 2006年11月

 7セカンズ
 ルーマニア。プロの強盗団のボス、ジャックは、仲間を率いてカジノの現金輸送トラックを襲撃する。そして計画通りの鮮やかな手際でアタッシェ・ケースの強奪に成功した彼らだったが、何とその中身は現金ではなくゴッホの絵画だった。しかもその絵が運悪くロシアン・マフィアに絡む品であったことから、ジャックは恋人スーザを誘拐された上、仲間を殺されてしまう事態に陥る。ジャックは、偶然居合わせた女性軍曹アンダースを味方に引き入れ、スーザの救出に奔走。こうしてジャックとマフィアとの熾烈な攻防戦が繰り広げられる中、驚愕の事実が判明するのだが…。
採  点 ★★★★★
出演者など ウェズリー・スナイプス、タムジン・アウスウェイト 2005 ルーマニア&スイス&英
寸  評 カーチェイスや格闘シーンが結構派手に見えるのだが、なぜか迫力がない。スーザの裏切りに「やるなぁ〜」とひざを叩いたが、全体的にはパッとしない中身だった。タイトルの「7セカンズ」はもっと深い意味があると思ってたが、なんのことはない、襲撃する時に失敗した爆弾が爆発するまでのカウント。そんなもんかい、ふぅ〜。
鑑賞日 2007年12月

 7ミニッツ
 高校時代、フットボールの花形QBだったサムは大学でも活躍が期待されたが試合で怪我をしてしまい、選手続行はおろか、大学を中退してしまった。妊娠中の恋人ケイトとの日々の暮らしもままならず、強盗を企てるようになる。兄のマイクや幼なじみのオーウェンと3人で、ある金融機関に押し入り、金庫の中にある公に出来ない大金を奪う計画を実行する。
採  点 ★★★★★
出演者など ルーク・ミッチェル、ジェイソン・リッター 2014 米
寸  評 序盤はどうにか観れたのだが、ラストがなんか良くわからず、消化不良した。顔も割れてるし、すぐ捕まるだろ。なのにまっすぐな道路を悠然と走るってのが納得いかない。ドンパチやってる間も、あんまり恐怖感を持たなかったのは俳優の迫力不足か?
鑑賞日 2018年4月

 80デイズ
 19世紀末のロンドン。イングランド銀行に侵入した泥棒ラウ・シンは、逃亡の途中でひょんな偶然から、空を飛ぶ夢に取りつかれた発明家フォッグ氏の使用人になり、氏とともに人類初の時速80キロ突破を目指す実験に協力することに。一方その頃、王立科学アカデミー長官ケルヴィン卿は、イングランド銀行に預けてあった大切な仏像が盗まれたとカンカンになっていた。その仏像は、英国からの軍事援助を期待する中国人のファン将軍が卿に贈ったお宝で、実はそれは将軍の一味によってラウ・シンの故郷の村から盗まれた大切な守り本尊だったのだ。一刻も早く仏像を故郷に持ち帰りたいラウ・シンだったが、そのチャンスはケルヴィン卿とフォッグ氏の奇想天外な賭けによってめぐってくる…。
採  点 ★★★★★★★
出演者など ジャッキー・チェン、スティーヴ・クーガン 2004 米
寸  評 彼の映画にかつて出演した俳優がワンポイントで出てきて、ちょっと楽しめたが、まさかシュワちゃんが出てくるとは思わなかった。近ごろ、アクションのキレが悪くなったと思っていたのを吹き飛ばすほど良い出来だった。ただコメディー度としては低レベル。サメに襲われて乳首がどうのこうのという部分は意味が全くわからない。
鑑賞日 2006年1月

 9デイズ
 名優とコメディー俳優の異色共演によるサスペンス。ロシアから流出した核弾頭を調査するCIA調査官ポープが、テロ集団の襲撃に遭い死亡する。ポープの後釜として招集された、彼の双子のダメ弟ジェイクは9日間で一流捜査官になるべく鍛えられる。
採  点
★★★★★
出演者など
アンソニー・ホプキンス、クリス・ロック 2002 米
寸  評
いくら小型化されたとはいえ、核弾頭の扱いがあまりにもずさん。核弾頭の入ったバッグを取ったり取られたりするのはスリルあるが、そんな危ない物を前にドンパチやるか?怖さ知らずにもほどがある。A.ホプキンスが現場で激しく動き回る刑事ぶりは見るほうが辛くなってきた。ドタドタしてて無理。キャスティングを売り物にしようとしたのだろうが、中途半端な出来になってしまった。
鑑賞日
2004年4月

 96時間
 17歳のアメリカ人少女キムが、初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。その事件のさなかにキムと携帯電話で話していた父ブライアンは、自らの手で犯人たちから娘を奪還しようと決意。アルバニア系の人身売買組織だと判明した犯人一味のもとへ単身で乗り込む。
採  点
★★★★★★★★
出演者など
リーアム・ニーソン、マギー・グレイス 2008 仏
寸  評
娘を目に入れても痛くないってお父さんは強いねぇ。あの執念は見習いたいところ。元秘密工作員なだけに捜索にも無駄な動きが無い。冷酷にも殺してしまう非情さは恐ろしくもあった。この役柄を演じるリーアム・ニーソンがまた実に渋い。一見してアクション俳優っぽくないんだけど、カッチョいい。
鑑賞日
2012年2月

 96時間リベンジ
 イスタンブールでの警護の仕事を終え、元妻レノーアと娘のキムを同地に呼び寄せた元CIA工作員ブライアン。バカンスを一緒に過ごし、家族の絆を取り戻そうとするブライアンだったが、かつてキムを誘拐して彼に息子や部下たちを殺された犯罪組織のボスによる復讐計画が動き出していた。ブライアンとレノーアは組織に捕われ、辛くも難を逃れたキムはイスタンブールの街をさまよい続ける。そしてブライアンは、妻と娘の命を守ろうとする。
採  点
★★★★★★★★
出演者など
リーアム・ニーソン、マギー・グレイス 2012 米
寸  評
ブライアン、いいねぇ。ボスが復讐だと口にする言葉は、お門違いであるが、売られたケンカは買わなきゃならない。追われたり、追いかけたりとスリル満天。ベンツのタクシーが走ってるとは驚きだ。頂けないのは、妻が捕らえられた際、銃を向け合いつつ、娘に電話するシーン。会話が終わるまで待つ悪人、いるか?しかも娘への逃走指示も筒抜けだろ?
鑑賞日
2013年1月劇場で鑑賞

 96時間/レクイエム
 かつてイスタンブールで犯罪組織を全滅に追い込んだ、元CIA秘密工作員ブライアンはロサンゼルスに戻り、再び家族の絆を取り戻そうとしていた。そんな折、前妻レノーアが、彼の家で死体となって発見される。運悪く現場で警官と遭遇したブライアンは、殺人事件の容疑者として指名手配される。
採  点
★★★★★★★
出演者など
リーアム・ニーソン、マギー・グレイス 2014 米
寸  評
相変わらず派手なこと、やってくれる。アクションやチェイスシーンは私好みだ。ポルシェで逃亡を計るプライベートジェットにぶつかるだなんて、とても娘思いのお父さんがやることじゃない(笑)。最終章だと言うが、絶対4作目も作ると思うな。ターゲットは多分、孫娘になるだろ。
鑑賞日
2015年1月劇場で鑑賞

 9000マイルの約束
 第二次世界大戦中に捕虜となったドイツ人中尉のフォレルは終戦後、戦犯として他の捕虜と共にシベリアへと送られる。やがて現地に辿り着いた時には、飢えと寒さで三千人いた仲間が激減していた。そして、鉛鉱山での苛酷な強制労働が始まる。しかし、愛する家族に再び会いたいという強い思いがフォレルを脱走へと駆り立てた。一度は失敗したものの、ドイツ人医師の協力でついに脱走に成功。しかし、彼の前には祖国までの途方もない苦難の道のりが横たわっていた…。
採  点
★★★★★★★★★★
出演者など
ベルンハルト・ベターマン、ミハエル・メンドル 2001 独
寸  評
戦争モノで大きな感動が最後にくるヤツには勝てない。クライマックスでは胸がガスレンジのように熱くなり、目から鼻水が出そうになってしまった。逃走を手伝ってくれる人がみんな死に自分は生き残る。何と無情な事か。国境線を警備する兵隊と会話したのち、待望のオーケーが出てイランに入国するフォレルの喜びの顔を見た時、ゾクゾクっとした。しかし直後の、思い掛けないカメリアフ中尉との橋上での再会には何とも言えぬ緊張感を覚えた。娘と再会を果たして抱きあうシーンは、もう言葉にならない。見てたもうれ〜。
鑑賞日
2006年1月

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