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採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 硫黄島からの手紙
 戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、栗林中将が降り立つ。アメリカ留学の経験を持つ栗林は、無意味な精神論が幅を利かせていた軍の体質を改め、合理的な体制を整えていくことを目指すリベラルな思想の持ち主だった。上官の理不尽な体罰に苦しめられ絶望を感じていた若い兵士西郷も、栗林の登場にかすかな希望を抱き始める。こうして、古参将校たちからの反発を受ける一方で理解者も得ていった栗林は、圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つ秘策として、島中に地下要塞を張りめぐらせる計画を着々と進めていった。そして1945年2月19日、ついにアメリカ軍が硫黄島への大規模な上陸作戦を開始してくるが…。
採  点 ★★★★★
出演者など 渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、中村獅童 2006 米
寸  評 日本人捕虜が殺されるシーンもあるにはあったが、敵対するアメリカの顔が意外に見えなかった。アメリカ側に有名俳優が居れば面白かったと思う。両軍に多大な犠牲者が出た闘いなのに、この映画を見ていると日本が一方的にやられた印象が強い。軍内部での意見対立は本当にあったのだろうか?
鑑賞日 2008年1月

 イーオン・フラックス
 2015年、ウィルスが発生。人類は絶滅の危機に陥り、98%が死滅。ワクチンでなんとか生きながらえた人類は、開発者トレバーの一族によって成り立つ政府の下、生活してきた。2415年、君主トレバー8世への暗殺指令が下る。圧政を憎む反政府組織“モニカン”が暗殺者として選んだのは美しき女革命戦士イーオン。要塞に乗り込んだ彼女は、ついにトレバーに銃を突きつけるが、イーオンを見たトレバーは彼女を別の名で呼ぶ。混乱するイーオンは、さらに想像を超えた驚愕の事実を知る。
採  点 ★★★★★
出演者など シャーリーズ・セロン、マートン・ソーカス 2005 米
寸  評 女性暗殺者ということもあり、たくましさを求めるのは厳しいかも知れないが、アクション・シーンはまるで新体操のようで華麗ではあるが迫力が全く無い。マシンガンを所構わずぶっ放して悪いヤツらをけ散らすのなんかは、ちょっとちょっと・・って感じ。結局、悪いヤツが二転三転し、頭がこんがらがった状態のまま、エンディングに突入した。ピンとこない映画。
鑑賞日 2007年11月

 生きてこそ
 1972年10月、ウルグアイの学生ラグビーチームとその家族らを乗せた飛行機が悪天候で視界が遮られた状態のままアンデス山脈高度4,200メートル地点に激突・墜落した。20数名が生き残ったが、やがて怪我の悪化や低体温症などから一部が死亡していく。救援の飛行機が上空を飛び、助かったと思ったが、助けは来なかった。激しい餓えをしのぎ生存するため、ある道を選ぶ。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など イーサン・ホーク、ヴィンセント・スパーノ 1993 米
寸  評 スゴイ映画だ。絶望の縁でこの先のことを考えると、狂いそうだ。70日間も酷寒の中で良くまぁ生き延びたものだと思う。ラストでヘリが到着したシーンでは背中にゾクゾクするモノを感じた。
鑑賞日 2013年12月

 イーグル・アイ
 アリアという謎の女性の電話で引き合わされた互いに面識のないコピーショップ店員のジェリーと法律事務所の事務係レイチェルは、愛するものを奪われ、アリアの指示通りに行動することを強いられる。2人はすべてが謎のまま命令に従って行動するが、やがてFBIの追っ手が迫る。
採  点 ★★★★★★★
出演者など シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン 2008 米&独
寸  評 電話の主アリアに操り人形のように指図される不可解さについつい引き込まれる。何も悪いことはしていないのに、なぜFBIから逃げなければならないのかというストーリーは面白い。空港の荷物室内で繰り広げられた刑事との格闘シーンはこれまでに見たことがなく、新鮮な感じがした。
鑑賞日 2010年5月

 イコライザー
 ホームセンターに勤務するマッコールは、かつてCIAで名をはせた工作員であったが引退し、ひっそりと生活していた。ある夜、少女の娼婦、テリーがロシアンマフィアにひどい扱いを受けているのを知ったことから、マッコールは自分にしかできない仕事をすることを決意。それは、警察が手出しできない不正を瞬く間に解決へと導くことだった。
採  点 ★★★★★★★
出演者など デンゼル・ワシントン、クロエ・グレース・モレッツ 2014 米
寸  評

D.ワシントンがカッコ良過ぎる。どんなに危険な状況でも沈着冷静で、目前の敵を一人ずつ処理していくスタイルは彼にピッタリだ。中盤までは彼がどんな人物だったのかがさっぱりわからないが、もしかしてと思ってたら、やっぱりCIA。この辺、隠すのが憎い。最後までしっかり後片付けするとこなんか、シビレた。イジョ。

鑑賞日 2015年5月

 イコライザー2
 元CIA工作員のマッコールは、表向きはタクシーの運転手として日中働いていた。ある日、CIA時代の元上官で親友のスーザンが殺害され、真相を調べるうちに敵はマッコールと同じ特殊訓練を受けていた者によるプロの仕業だとわかり、やがてマッコールにも危険が迫る。
採  点 ★★★★★★★
出演者など デンゼル・ワシントン、メリッサ・レオ 2018 米
寸  評

相変わらずマッコールの手際良い殺し方がカッコいい。特に客として乗ってきた殺し屋をハンドルさばき巧みにスマートに仕留めるのが良かった。ただ、どの映画もそうだが、標的を確実に射抜く腕を持つ悪役なはずなのにマッコールに当てることなど以ての外、外しまくるのはひどい。鉄塔の上の格闘シーンはD.ワシントンなのかな?まさかね。撮影時、御年63歳だろうから、多分、替え玉に違いない。でも、ワシントンに見える(当たり前か)。舞台がボストンというのも気に入った。

鑑賞日 2019年3月

 愛しのローズマリー
 自分は醜くて肥満体であることにもかかわらず、外見だけでしか判断できないハルは、いつも女性にふられていた。ある時、故障で止まったエレベーターの中で、偶然、心理療法の大家と一緒になり、悩みを打ち明けたところ、催眠術をかけられ、内面の美しさが見られるようなる。その後、普通の人には超肥満体に見えるのに彼にはスリムな美女に写り、やがて、ある巨漢の女性に恋をする。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など グウィネス・パルトロウ、ジャック・ブラック 2001 米
寸  評

コメディーで笑えるのだが、最後はジーンとくる映画だった。小児病院でヤケドを負って顔がただれた少女と再会した時、ハルの本当の目が開かれた。あのシーンは感動モンである。とかく外見で判断しがちな者への厳しいメッセージが込められている。いい映画だ。バルトロウの美貌が実に素晴らしい・・・矛盾してる?いや、内面が美しいのだ、彼女は。

鑑賞日 2003年10月

 イナフ
 幸せな生活から一転、突然、凶暴化した夫から逃げ出した妻を夫はあらゆる手を使って追ってきた。
採  点 ★★★★★
出演者など ジェニファー・ロペス 2002 米
寸  評

アカデミー賞の頃、最悪な女優に選出されるJ.ロペスにしてはなかなか面白い映画だった。前半部分がハラハラさせられてイイ。執拗に追いかける暴力夫の怖さがうまく表現されている。そんな展開に結末をいろいろ想像したのだが裏切られた。まさか格闘家の下を訪れて訓練を受け、自分の手で始末するとは思いもしなかった。そんなにたくましいのなら、最初から立ち向かえよなぁ〜。女らしい弱さを武器にやっつけるのかと思っただけに残念だ。もしそうなら80点くらいは付けたかもしれない。

鑑賞日 2004年5月

 イングリッシュ・ペイシェント
 戦時中、激戦地だった北アフリカ。一機の飛行機が墜落炎上する。搭乗員の女性は死亡、男性は全身ヤケドで、一命は取り留めたものの記憶喪失に。その看護にあたるのは、戦争で親しい人間を亡くし、精神的に深い傷を負った従軍看護婦ハナだ。患者は次第に記憶を蘇らせ、ハナに、自身の身に起こったことを語り始める。それは戦争という時代のせいで、あまりにも悲しく、劇的な展開になってしまった、ある不倫の愛の物語だった。
採  点 ★★★★★
出演者など レイフ・ファインズ、ジュリエット・ビノシュ 1996 米
寸  評 ん〜、複雑な気持ちで鑑賞した。不倫は良くない。夫ジェフリーに大きな落ち度がないのに、キャサリンを自分のモノにしようとするアルマシーには最後まで感情移入出来なかった。彼女が瀕死とはいえ、敵国ドイツに重要な地図との交換に飛行機を手に入れようとする行為は許されるものではない。不倫男の行為が、連合国側に大きな打撃を与えるとするならば、とんでもない裏切りとなる。あのドイツが取引に応じたばかりか、殺す事なく生かして解放したのは理解に苦しむ。終盤ではストーリーの展開が急に早くなった気がする。ハナとキップの関係はどうなのか?この二人は結局その後も結ばれることはなかったのか?
鑑賞日 2013年2月

 イングロリアス・バスターズ
 1944年6月、ドイツ占領下のフランス。映画館主のミミューはドイツ軍の英雄フレデリックに言い寄られ、挙げ句にナチスのプロパガンダ映画をプレミア上映させられることになった。その事実をつかんだイギリス軍はナチス諸共映画館を爆破すべくアルド中尉率いる“イングロリアス・バスターズ”を動員し、スパイのブリジッドと接触を図らせる。一方ナチスでは“ユダヤ・ハンター”の異名をとるランダ大佐が動き出し…。
採  点 ★★★★★
出演者など ブラッド・ピット、クリストフ・ヴァルツ 2009 米
寸  評 相変わらず、タランティーノらしい残虐なシーンが多くて辟易した。ヒトラーが映画館で死ぬ設定になってしまうとは驚きだ。そもそも4人ものナチ重要人物が一堂に会するというのに、あんな警備であっさりやられてしまうのは滑稽である。神経を研ぎ澄まして敵を見抜く緊迫シーンが何だったのかと思ってしまう。ランダ大佐が問い詰める時の迫力はかなり良かった。
鑑賞日 2011年12月

 インサイダー
 CBSの人気報道番組『60ミニッツ』のプロデューサー、ローウェル・バーグマンはタバコ産業の極秘資料を入手。彼は全米第3位の企業B&W社の元研究開発部門副社長ジェフリー・ワイガンドと接触する。彼はB&W社が利潤追求のためタバコに不正な手段で人体に有害な物質を加えているという秘密を握っていたが、病気の娘の医療手当をはじめ家族の生活を守るため、B&W社の終身守秘契約に同意していた。彼がマスコミと接触したことを知った社は、陰日向に彼とその家族に圧力と脅迫を加える。
採  点
★★★★★★★
出演者など
ラッセル・クロウ、アル・パチーノ 1999 米
寸  評
強大な力を持つタバコ会社の圧力に屈服したかに見えたが、最後には復活し、とても気分が良く見終えることができた。
鑑賞日
2002年1月

 インサイド・マン
 白昼のニューヨーク。頭脳犯ダルトン・ラッセル率いる4人の銀行強盗グループがマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。さらに、人質全員に自分たちとまったく同じ覆面とつなぎを着用させた。その現場を取り囲むフレイジャーらNY市警は事件解決に汲々。しかし、一味の迅速で巧妙な手口に効果的な対応策が取れず、膠着状態が続く。一方、事件を知った当銀行の会長アーサーは、敏腕女性弁護士マデリーンにある密命を託し、現場へと送り出すのだった。こうして三者の思惑と駆け引きが絡み合い、やがて一味による銃声をきっかけに事態は急展開。警察の突入と同時に人質たちが銀行から飛び出してくる。
採  点 ★★★★★
出演者など デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスター 2006 米
寸  評 途中まではものすごくスリルがあって結末はどうなるのかと期待したのだが、なんだか良くわからない。人に聞いて、何となくわかった。かと言って、もう一度じっくり見てみようという気になれず、結局は複雑な映画だなという印象しか残らなかった。頭が変になるかも。
鑑賞日 2007年11月

 インソムニア
 殺人事件の捜査のため、相棒とともにアラスカに赴いたロス警察の警部ウィル。自身が犯した過去の不法行為を知る相棒を犯人追跡中に誤って撃ち殺してしまったウィルは、それを目撃した容疑者から脅迫される。
採  点
★★★
出演者など
アル・パチーノ、ロビン・ウイリアムズ、ヒラリー・スワンク 2002 米
寸  評
盛り上がりに欠ける映画だ。アル・パチーノは年をとりすぎた。彼を見てるとこっちまでがひどい疲労感に襲われる。オスカー俳優を3人も集めた映画だとの触れ込みも全く迫力が無いし、あまりにもスローテンポなので途中で眠たくなってきた。尤も、パチーノ演じるウィルはアラスカの白夜と自身の悩みで寝不足に陥り、眠れないのだが・・・(笑)。
鑑賞日
2004年1月

 インターステラー
 近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。
採  点 ★★★★
出演者など マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ 2014 米
寸  評 話が難し過ぎて楽しめなかった。よって3時間近くに及ぶ上映時間がとても長く感じられた。三次元とか、五次元とか、時空を超えて、等と物理用語を沢山聞かされ、理解しようと努力したが、疲れてしまった。
鑑賞日 2015年5月

 インデペンデンス・デイ
 7月2日に巨大な円盤型のUFOが世界各国に出現した。出現当初は目的不明であったが、やがて円盤は都市の破壊を開始し、異星人の目的が地球侵略であったことが分かった。放送局に勤務していたデイヴィットは、異星人の攻撃開始直前にそのことに気付き、アメリカ大統領のホイットモアに報告する。デイヴィットの報告を受けて、大統領はホワイトハウスを攻撃の直前に脱出し、異星人に対し反撃を開始する。
採  点 ★★★★★★★
出演者など ウィル・スミス、ジェフ・ゴールドプラム 1996 米
寸  評 宇宙人の姿がそれまでのハリウッド映画からすればチャチだが、まずまず楽しめた。ニューヨークの空を埋め尽くすほどのでかいUFOは壮観だ。あのCG技術はやはりアメリカならでは?か。ただ、これから大事な出撃を控えてるというのに結婚式するってのもなぁ〜。これほど情熱がどの国の者よりもあるのに離婚率が高いのは納得できない。話の脱線、御免!
鑑賞日 2006年7月

 イントゥ・ザ・ブルー
 バハマでトレジャー・ハンターを夢見ながらダイビング・インストラクターをしているジャレッド。彼はハリケーンが通過した直後の海へ恋人や幼なじみの友人たちとダイビングに出かけた時、何百万ドルもの金塊を積んだ伝説の沈没船を発見する。さらに、そのすぐそばには、麻薬を積んだ密輸飛行機も墜落していた。彼らはこれを警察には知らせず、財宝だけ引き上げることを決める。だが、かれらのうちのひとりがその麻薬をこっそりと転売。しかも売り先が墜落した密輸業者の取引相手だったことから、ジャレッドたちは危険な陰謀の渦に巻き込まれていく…。
採  点 ★★★★★★★
出演者など ポール・ウォーカー、ジェシカ・アルバ 2005 米
寸  評 面白い展開に満足した。宝の隣りにヤバイもの。手っ取り早く金を手にするにはヤバイもののほうがいいと心動く仲間。それがひどいことになるとは面白い。しかし、結局は悪いヤツから出してもらった金で宝を手に入れるんだから、これもまた読めなかった展開だ。
鑑賞日 2007年2月

 イントゥ・ザ・ストーム
 アメリカ中西部の街シルバートン。この日、ゲイリーが教頭を務める高校では卒業式が行われようとしていた。一方、竜巻の撮影に執念を燃やすストーム・チェイサー・チームのメンバーで気象学者のアリソンは、シルバートンの気象状況にかつてない巨大竜巻の可能性を見出す。さっそく一行は、特別仕様の装甲車を駆って現地へと向かう。そんな中、ついに想像を絶する巨大竜巻が発生し、シルバートンの街を襲う。
採  点 ★★★★★
出演者など リチャード・アーミティッジ、サラ・ウェイン・キャリーズ 2014 米
寸  評 巨大な竜巻が街を壊しまくる、非常にシンプルな映画。迫力ある暴風シーンをどうやって怖く見せるか工夫していたのは評価できる。ただ、今まさに水没しそうな時に懺悔するビデオを撮影するのはいただけない。しかも溺れた後に人工呼吸で息を吹き返すのは、ミエミエだった。
鑑賞日 2015年2月

 イン・ハー・シューズ
 無職だが美貌を武器に遊び人のマギーは典型的な負け組女。彼女は弁護士の姉の家に居候中に、姉の恋人と寝てしまう。姉はショックを受けて仕事をやめ、ドロップアウト。住む所が無くなったマギーは、家族に絶縁させられた叔母を老人ホームで見つけだし、そこで生活をはじめた。するとマギーはその老人ホームで突然大ブレイク!姉妹が反発しあいながらも生きる意味を見出し、静かに再生していく秀逸なヒューマンドラマ。
採  点 ★★★★★
出演者など キャメロン・ディアス、トニ・コレット 2005 米
寸  評 相変わらず露出度120%、際どい言葉連発のC.ディアス出演映画だが、そんな問題だらけの妹も最後にはしおらしくなる姿は、やや感動した。祖母役のシャーリー・マクレーンが良い味を出していた。
鑑賞日 2007年11月

 インビクタス/負けざる者たち
 1994年、ネルソン・マンデラはついに南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。いまだにアパルトヘイトによる人種差別や経済格差の残る国をまとめるため、彼はラグビーチームの再建を図る。1995年に自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向け、マンデラとチームキャプテンのピナールは、一致団結して前進する。
採  点 ★★★★★★★★★
出演者など モーガン・フリーマン、マット・デイモン 2009 米
寸  評

かつて南アの人種差別はひどかった。ドキュメンタリーでも良く知っていただけに食い入るように鑑賞した。W杯決勝で勝利した時、白人と黒人がお互いにハグして喜び合う姿は感動モンである。スポーツの持つ力はつくづく強いなと思う。ラストで、渋滞のため遅々として進まない車中、マンデラが「急がなくていい。ゆっくり行こう」と言った言葉が実に印象的だ。C.イーストウッドの監督作だと知り、納得した。

鑑賞日 2015年12月

 インビジブル
 ゴリラを実験材料に国家機密である透明化の研究をしていた天才科学者ケインら7人のチームは、元に戻す事ができず苦しんでいた。ある日、ようやく成功し国防総省を訪れるがケインはこれを隠してメンバーには自分が透明になって確かめてみたいと話す。人に見えない事が彼を次第に凶暴にさせ、事件へ発展していく。
採  点 ★★★★★
出演者など ケビン・ベーコン 2000 米
寸  評 この映画は実に単純明快である。透明になってHして歩くという男の欲望を上手に表現した。なかなか死なないのがまたハラハラさせる。細かい事を言えば注射をする時どうして血管を通る薬だけ色がつくのか?ということ(笑)。ベーコンって、このような映画にはうってつけの俳優だね。
鑑賞日 2003年4月

 インビジブル2
 ライズナー研究所の資金集めのためのパーティで異常な惨殺事件が発生した。地元警察のフランク・ターナー刑事が捜査に当たるが、突然国防総省が捜査を強引に引き継ぐことになり、フランクは代わりに犯人の次の標的と目される科学者マギーの警護につくことになる。やがて、マギーの口から恐るべき事実が告げられる。国防総省の援助で“姿なき戦士”=透明人間をつくる極秘プロジェクトが進行しており、透明人間に生じる副作用を抑える緩和剤を開発したのがマギーだった。そして今回の事件は、被験者として透明人間となった元特殊部隊員グリフィンが緩和剤を求めて引き起こしたのだった。そんな中、ついにマギーがグリフィンにさらわれてしまう…。
採  点 ★★★★★
出演者など クリスチャン・スレイター、ピーター・ファシネリ 2006 米
寸  評 透明人間との格闘シーンがイマイチ、ちぐはぐ。相手が透明だから当然一人で演技しなければならないのだが、どうもなじめない。とはいえ、目に見えない敵の恐怖はなかなか良く出ていたように思う。
鑑賞日 2008年1月

 インヴィンシブル/栄光へのタッチダウン
 1976年、不況下のフィラデルフィア。30歳のヴィンスは、臨時教師とバーテンの仕事で生計を立てながら、仲間たちと一緒に近くの公園でアメフトに興じるのを楽しみにしていた。そんなある日、臨時教師の職を失い、そして妻にも去られる。おりしもその頃、NFLの地元チームの新任監督が、弱小チーム立て直し策の一環として、一般からの公募入団テストを実施すると発表。仲間たちの後押しを受け、ヴィンスはテストに挑戦する。
採  点 ★★★★★★★
出演者など マーク・ウォールバーグ、エリザベス・バンクス 2006 米
寸  評 実話には弱い。採点も甘くなる。NFLは80年頃から良く見ていたが、ヴィンス・パパーリについては、この映画を見るまでは全然知らなかった。MLBにも「オールドルーキー」のようなシンデレラストーリーを扱った映画があるようにアメリカにはスポーツに限らず、いろんな分野で夢を実現出来る可能性があって、いいよなぁ〜と思ってしまう。
鑑賞日 2009年2月

 インファナル・アフェア
 ストリート育ちの青年ラウは香港マフィアに入ってすぐ、その優秀さに目をつけたボスによって警察学校に送り込まれる。一方、警察学校で優秀な成績を修めていた青年ヤンは、警視に見込まれマフィアへの潜入捜査を命じられる…。
採  点
★★★★★
出演者など
アンディ・ラウ、トニー・レオン 2002 香港
寸  評
派手なアクションがあるわけでなく、地味でジワジワと味が出てくる映画・・・かな。見た後に複雑な心境になる映画だった。ただ一人生き延びたラウが、この先、どんな人生を送るのかがとても気になる。ボスに凄みが足りないのが残念。昔、J.チェンの映画に出てたよね。
鑑賞日
2005年1月

 インファナル・アフェアII 無間序曲
 全3部作の第2章。物語を時間的に進める続編ではなく、第1章の「前史」を描き、一つの物語を深く掘り下げていく。舞台は前作の約10年前、香港マフィアの大ボス、ンガイ・クワンが暗殺された時点に遡る。配下のボス4人は、混乱に乗じ離反を目論むが、跡を継いだ次男ハウに抑えられる。同じく配下の一人であるサムは、慎重に事態を窺い、ハウに従う。ウォン警部はヤンをハウの組織に送り込み、一方、サムはラウを警察に潜入させた。やがて、ハウは父を殺した犯人の証拠を掴む…。
採  点 ★★★★★
出演者など アンソニー・ウォン、エリック・ツァン 2003 香港&中国&シンガポール
寸  評 人を虫けらのように殺すヤクザ映画はどうも好きになれないが、最後まで見てしまった。あんまり登場人物が多くて頭の中で名前と顔を整理するのが大変。全体的にアンダーなのでずっとお葬式みたいな流れだった。このシリーズ、第3章もあるが見ようか見るまいか迷っている。
鑑賞日 2006年10月

 インベージョン
 地球外からやってきた謎の生命体。それは眠っている間に人間の習性を変異させ、次々と魂のないレプリカントを生み出していく。精神科医キャロル・ベネルと同僚のベン・ドリスコルは、原因をいち早く究明しウィルス拡大の阻止に乗り出す。生き残る術はただ一つ、決して眠らないこと。誰一人信用できない悪夢のような状況の中、2人はウィルスの侵略を食い止めるため立ち向かう。
採  点 ★★★★★★★
出演者など ニコール・キッドマン 、ダニエル・クレイグ 2007 米
寸  評 外見でウイルス感染者を特定できない恐怖感がイイ。そんな怖いウイルスではあるが、水ぼうそうで出来た免疫があると、あっさり負けてしまうってのが情けない(笑)。いいだけ追いかけられて怖い思いしてヘリに救出された後、一気にワクチンの力で終息に向ったシーンというのも時間の関係で仕方がないのかも知れないが、あっさりしている。キッドマンの胸の豊かさがやたらと気になったのは自分だけだろうか?
鑑賞日 2009年1月

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