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採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 声をかくす人
 南北戦争終結から間もない1865年のワシントンで、アメリカ合衆国大統領リンカーンが暗殺される。すぐさま犯行グループは拘束され、その一人として下宿屋を営む南部出身のメアリー・サラットも捕らえられる。罪状は犯行グループへのアジト提供であったが、彼女は一貫して無実を主張。メアリーの担当弁護士を引き受けることになったフレデリックは、北軍の英雄であったこともあって彼女と向き合うことに抵抗を覚えるが、実際に無実で何かの事情から自身を捧げようとしているのではと考える。
採  点
★★★★
出演者など
ジェームズ・マカヴォイ、ロビン・ライト 2011 米
寸  評
盛り上がらない映画だった。今の裁判と違うのはわかっているが(映画では裁判所ではなく軍法会議)、弁護士がたった一人というのは公平性に欠ける。ほとんど何も出来なかった弁護士フレデリックの悔しさは良く理解できた。
鑑賞日
2014年2月

 ゴースト・オブ・マーズ
 西暦2176年。地球を脱出して火星に植民地を築いた人類は、天然資源の採掘を主な仕事にしながら、64万人が辺境の地で暮らしていた。ある日、火星警察のメラニー・バラード警部補は、火星一の犯罪者ジェームズ“デゾレーション”ウィリアムズを護送するため、鉱山町シャイニング渓谷の刑務所に向かうが…。
採  点
★★★★
出演者など
寸  評
三流映画として見れば、まずまずの出来。セリフもやっぱ三流。気の利いたジョークは最後の「あんたが泥棒だったら最高の泥棒だ」と女性警官に言うのに対して、彼女も「あなたも最高の警官にネ」と返すぐらいかな?生首は出るわ、他の体もチョン切れるわ、少し汚いのが難。
鑑賞日
2004年3月


 ゴーストシップ
 幽霊船で起きる惨劇を描いたミステリーホラー。半世紀近く前に消息を絶った豪華客船がベーリング海沖で発見された。調査会社のメンバーは発見者の軍人と現地へ赴くが、数々の怪奇現象に襲われたうえ、一人また一人と不可解な死を遂げていく。
採  点
★★★★★
出演者など
ジュリアナ・マルグリース、ガブリエル・バーン 2002 米
寸  評
幽霊モノの映画は評価が分かれるのだが、この映画は十分楽しめた。鍵を握る謎の少女が妙に神秘さを漂わせ、引きずり込まれた。見る側を驚かせるシーンをもう少し盛り込んでもよさそうだ。低予算のワリに(有名俳優が出ていない)イイ出来栄え。
鑑賞日
2004年1月

 ゴーストライター
 元英国首相アダム・ラングの自伝執筆を依頼されたゴーストライターが、ラングの滞在する孤島を訪問。取材をしながら原稿を書き進めていくが、次第にラングの過去に違和感を抱き始める。さらには前任者の不可解な死のナゾに行き当たり、独自に調査を進めていくが、やがて国家を揺るがす恐ろしい秘密に触れてしまう。
採  点 ★★★
出演者など ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン 2010 仏&英&独
寸  評 微妙な流れでストーリーが進み、どこかで大きな変化が起きるかとジッと待ったが、ラングの暗殺以外、心臓がドキドキするシーンが無かった。ゴーストライターが、あんなに軽々しく、情報を吐き出すなんて有りえない。何も自伝原稿にからくりを使って、話を複雑にする必要はないだろう。1センテンスで伝えれば、もっとわかりやすく簡単に済む。非常に疲れた。
鑑賞日 2012年2月

 コーチ・カーター
 環境の良くない街にあるリッチモンド高校では、将来のことなど考えず自由気ままな毎日に明け暮れる問題のある生徒たちが大勢いる。同校のバスケットボール・チーム“オイラーズ”もまた、連戦連敗の惨憺たる状態だった。そんなチームを立て直すため、元バスケットボールの名選手で同校OBのケン・カーターがコーチに就任することに。まず彼は、学業での成績向上と規律ある生活態度を約束させる契約を選手たちに突きつけた。やがてカーターの信念と指導力は少しずつ選手たちの心をつかみ、チームは常勝軍団へと変貌を遂げる。しかし、選手たちは有頂天になり、学業も改善されなかったことから、カーターはバスケット・コートを封鎖。それは周囲の猛反発を買い、マスコミを通じて全米中に波紋を広げていくことになるが…。
採  点
★★★★★
出演者など
サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・リチャード 2005 米&独
寸  評
実話なので真実に基づいて作られているとは思うが、コートの封鎖であれほどまでにもたくさんのTVカメラが集まるものかと不思議に思った。全米で一、ニを争う強豪校ならともかく、たかが州大会に出るかというチームにマスコミが殺到するのに違和感があった。
鑑賞日
2007年3月

 コーヒーが冷めないうちに
 いとこが経営する喫茶店「フニクリフニクラ」で働く女性・数。この店には都市伝説があり、それは店内の“ある席”に座ると望んだ時間に戻ることができるというものだった。店には、幼なじみとけんか別れをしたキャリアウーマンの二美子、若年性アルツハイマーを患う妻を見守る房木、故郷の妹を裏切って東京でスナックを営む八絵子らがうわさを聞きつけてやって来るが、“ある席”にはいつも謎の女性が座っていた。
採  点 ★★★★★
出演者など 有村架純、伊藤健太郎 2018 日本
寸  評

ある雑誌に有村架純が紹介されていたのをキッカケに彼女が出演するドラマ「そして、生きる」を見て少しハマった。第二弾としてこの作品を観てみたのだったがイマイチ期待するものとは違っており、ややガッカリした。むしろ波瑠と吉田羊の演技に惹きつけられた。「生きる」同様、幼少の頃に親を亡くした設定。次作がもう少し明るい話題ならまた観てみたい。

鑑賞日 2019年9月

 コーリング
 互いに医師のジョーとエミリーは強い愛と絆で結ばれた仲睦まじい夫婦。ある時、エミリーは心配するジョーの反対を押し切り、かねてより希望していたボランティア医療でベネズエラに旅立つ。しかし、彼女は現地で事故に遭い命を落としてしまう。悲しみに打ちひしがれるも、一方で喪失感を埋めるため仕事に没頭するジョーだったが…
採  点
★★★★★★★★★
出演者など
ケヴィン・コスナー、スザンナ・トンプソン 2002 米&独
寸  評
う〜〜ん、泣かせるねぇ〜。結末を予測できなかった。序盤から次々と起こる不思議な現象にどんどん引きずり込まれ、それらが何を意味するのか、ひどく考えてしまった。霊というものは信じないが、この映画を見ると、ありうる事のように思えてしまう。原題は「バタフライ」つまりトンボ。どうして「トンボ」が邦題の「呼ぶこと」になるのかと思ったが、納得。
鑑賞日
2004年10月

 ゴーン・ガール
 ニックとエイミーは誰もがうらやむ夫婦だったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックは次第にエイミー殺害疑惑の目を向けられる。
採  点
★★★★★
出演者など
ベン・アフレック、ロザムンド・パイク 2014 米
寸  評
途中が長過ぎて観るのをやめたくなった。頭がキレる女の怖さが良くわかったが、デジーを殺したあと、世間に血まみれ状態で現れるのはいかにも映画的だ。そんな状態で警察の事情聴取を受ける展開もまた、いくらなんでも無理があるだろう。
鑑賞日
2016年2月

 地上(ここ)より何処かで
 華やかな人生を望む母親と平穏な暮らしを望む娘の心の交流を描いた秀作ヒューマンドラマ。
採  点
★★★★★★★
出演者など
スーザン・サランドン、ナタリー・ポートマン 1999 米
寸  評
娘アンを演ずるナタリー・ポートマンがとても輝いて見えた。まだ若いのにビッグな俳優と共演するなどキャリアをどんどん積んでいるのが頼もしい。近いうちに大ブレークする予感がしている。さて、中身の寸評だが、なかなか感動させてくれて良かった。どうしても家族愛を扱った作品には甘くなってしまう傾向があり反省しなければならない。
鑑賞日
2002年2月

 コラテラル
 ロサンゼルスの街をいつものように流すタクシー運転手マックス。彼はある晩、アニーという名の女性検事を乗せたあと、ヴィンセントと名乗るビジネスマン風の男を拾った。そして彼は多額のチップと引き換えに一晩ヴィンセントの専属ドライバーとなり、指定された5箇所を回ることになる。しかし、間もなく恐るべき事実が明らかに。実はヴィンセントの正体はプロの殺し屋で、麻薬組織から請け負った5名の殺害をこれからまさに実行しようとしていたのだ。しかも、殺害者リストにはつい先程乗せたアニーの名が。マックスはなんとかヴィンセントの計画を阻止しようと妨害を試みるのだったが…。
採  点
★★★★★★★★
出演者など
トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス 2004 米
寸  評
途切れることなく続く緊張感が非常にイイ。トム・クルーズの冷酷な殺し屋ぶりが怖くて最高。銃を打つスタイルもカッコ良い。バックに流れるBGMはテンポが良くて、ドキドキ感をあおる。ラストシーンが自分達の世界に入りすぎて、やや甘いかな?地下鉄の中であれほど追い掛け回したら、いくらなんでも他の客が大騒ぎするだろ(笑)。この際、目をつむるってことか。ま、いっか。
鑑賞日
2006年3月

 コラテラル・ダメ−ジ
 爆弾テロによって目の前で妻子の命を奪われたLAの消防士ゴ−ディ−。首謀者の情報をつかみながら行動を起こさない政府にいらだった彼は、復習のため敵のいる南米コロンビアに単身で乗り込む。
採  点
★★★★★
出演者など
ア−ノルド・シュワルツェネッガ− 2001 米
寸  評
スト−リ−がどんどん展開し、飽きさせない。クライマックスで予想しなかった方向に話が進み、ますます引きづりこまれた。ただ、シュワちゃんのアクションに、やはり年齢的なモノを感じる。かつてのキレが失われていたのは残念だが仕方のないところか。犯人の最後が物足りない。
鑑賞日
2003年9月

 コレクター
 犯罪心理学の専門家でもあるクロス刑事は、姪の失踪をきっかけにある怪事件の捜査を担当することになる。それは8人の女子大学生が次々に失踪を遂げ、3人が死体で発見されるという事件だった。やがて9人目の被害者として女性医師ケイトが行方不明になるが、彼女は奇跡的に生還。クロス刑事は彼女の協力を得て姪を含む5人の救出に成功するが、肝心の犯人を取り逃がしてしまう。やがて犯人は再びケイトを執拗に狙い始めるのだが…。
採  点 ★★★★★★★
出演者など モーガン・フリーマン、アシュレイ・ジャッド 1997 米
寸  評 ただ、M・フリーマンのような年寄りデカには若くてフットワークの良い犯人を捕まえられる感じがしない。アジトに入ったのに、見事にドジ踏んで逃がすとこなんざ、カッコつかない。重症を負って登場時間がわずか数分のLAの同僚刑事が気の毒だ(笑)。最後に突然、犯人が出てくる印象が強い。もっと序盤でアピールしなくちゃ、この人、誰だったっけ?となる。仲間だったってのはわかるんだけど誰だっけ?ホントにわからない。アシュレイは奇麗だな。ハセキョーに似てるなぁ。いろいろ文句書いたけどスリルが結構あって楽しめた。
鑑賞日 2006年3月

 コロニア
 1973年、客室乗務員のレナは仕事でチリに降り立った。ホテルに向かう途中、反政府デモの集会で恋人のダニエルを見つけ一夜を共にする。翌日、軍事クーデターが勃発し、二人は逃げるが、現場の写真を撮っていたダニエルは捕まり「コロニア・ディグニダ」に送られてしまう。そこは表向き慈善宗教団体だが、実際は「教皇」と呼ばれる元ナチス党員パウル・シェーファーが暴力で住人たちを支配する脱出不可能な場所だった。レナは入所したいと願い出て侵入し救出を試みる。実話。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など エマ・ワトソン、ダニエル・ブリュール 2015 ドイツ、ルクセンブルク、フランス
寸  評 集会で貼られるポスター制作に自分が関わってることから真っ先に逃げないといけないのに写真なんか撮ってるから捕まってしまうのは自業自得である。その後の拷問はナチス流なだけにひどいもんだ。レナの施設内での行動がハラハラする。施設脱出を開始してからラストまでが非常に見応えがあった。ドイツ大使館の動きは何となく読めた
鑑賞日 2018年3月

 コンスタンティン
 異界に属する者を見分けることができる特殊な能力を持つ孤独な男、コンスタンティン。彼は、人間界に侵食しようとする悪を退治し地獄へと送り返すため戦い続けていた。そんなある日、女刑事アンジェラが謎の飛び降り自殺を遂げた双子の妹イザベルの死の真相を究明しようと、協力を求めにやって来る。最近生じ始めた世界の異変と関連していると読んだコンスタンティンは、イザベルの自殺の謎を探るべくアンジェラと一緒に行動を開始。それはやがて、現実界をも巻き込んだ天国と地獄の戦いに深く関わっていく…。
採  点
★★★★★
出演者など
キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ 2005 米&独
寸  評
ん〜、よくわからない。結局、コンスタンティンは肺ガンのため残りわずかだと言われていた命を悪魔に貰ったと考えていいのかな?特殊効果は見るべきものがたくさんあった。悪魔同士をやりあわせてのカタの付け方は調子の良いストーリーだ。
鑑賞日
2006年8月

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