シネマ・ページ

採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 もしも昨日が選べたら
 美しい妻ドナと2人の可愛い子供たちのため忙しく働く建築士マイケル。だが、気づけば仕事優先で家族を顧みない自分中心の生活になっていた。そんなある日、ひょんなことから彼は人生さえも早送りや巻戻しできる不思議なリモコンを手に入れる。さっそくマイケルは、煩わしく面倒なことは全て早送りし、自分の未来を都合良くコントロールしていく。しかし、彼の人生はいつしか逆にリモコンにコントロールされ始め、理想とはまったくかけ離れた老後の現実を突きつけられる羽目に。そして、残りわずかの人生になって初めて、家族と過ごす時間が一番大切だったと気づくマイケルだが…。
採  点 ★★★★★★★
出演者など アダム・サンドラー、ケイト・ベッキンセール 2006 米
寸  評 笑いあり、涙ありで、意に反して面白かった。リモコンで嫌いな時間を簡単に飛ばしてきたツケが後半で大きく跳ね返ってくるというストーリーは考えさせられた。大事な日本のお客さんとの会話の中に松井とイチローが出てくるなんて、なかなか楽しい。何気ない部分にプロスポーツがチョコッと顔を出すとなぜか喜んでしまう。使い方を間違えなければ、この映画で使われたリモコンが欲しいな(笑)。
鑑賞日 2007年12月

 モネ・ゲーム
 美術学芸員のハリーはモネの名画のニセモノを使った詐欺を思いつく。相棒PJ・プズナウスキーが絵画の所有者に成り済まし、ハリーは本物と見まがうような贋作を用意して標的の億万長者シャバンダーに近づく。しかし超天然のPJが次々と騒動を巻き起こし、シャバンダーが別の絵画鑑定士を呼んだことで、成功間違いなしのはずの計画は予期せぬ方向に進む。
採  点 ★★★
出演者など コリン・ファース、キャメロン・ディアス 2012 米
寸  評 笑いの取り方が古過ぎる。途中で飽きてきた。最後のどんでん返しはちょっと楽しかったが、前半部の失点を挽回するほどのインパクトはなかった。
鑑賞日 2015年3月

 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
 9・11テロで最愛の父を亡くした少年オスカーは、クローゼットで1本の鍵を見つけ、父親が残したメッセージを探すためニューヨークの街へ飛び出していく。第2次世界大戦で運命の変わった祖父母、9・11で命を落とした父、そしてオスカーへと歴史の悲劇に見舞われた3世代の物語がつむがれ、最愛の者を失った人々の再生と希望を描き出していく。
採  点 ★★★
出演者など トム・ハンクス、サンドラ・ブロック 2011 米
寸  評 複雑な心理描写で作られた映画は苦手だ。いろんな解釈が可能なため、名作にも駄作にもどっちにも転がりそうな作品。もっとストレートなシナリオじゃないと疲れてしまう。鍵でアッと驚く何かの扉が開かれるかと期待したのだが、見事に肩透かしを食らった。タンバリンが何の意味を持つのか?老人の声が出ない理由が明らかになるか?と期待したがハズレた。少年オスカーの演技は素晴らしかったかも知れないが、単なる感情の起伏が激しい、思春期の子にしか見えなかった。アカデミー受賞者2人起用で観客動員を計ったか?だとしたら騙された。
鑑賞日 2012年2月、映画館で鑑賞

 モンスター
 1986年、フロリダ。ヒッチハイクをしながら体を売る生活に疲れ果て、自殺する覚悟を決めたアイリーン。そんな時、彼女は親から同性愛の治療を強制されてこの地にやってきたセルビーという女性に出会う。社会からの疎外感を痛切に感じながら生きてきたふたりはすぐに意気投合。そして共同生活をする金を稼ぐため、アイリーンは再び体を売り始める。だがある日、客に暴力を振るわれた彼女は思わずその客を射殺。そして、その日を境に、彼女はセルビーと共に逃避行を続けながら、破滅への道を歩み始めるのだった…。実話。
採  点 ★★★
出演者など シャーリーズ・セロン、クリスティーナ・リッチ 2003 米&独
寸  評 う〜ん、殺しを正当化するアイリーンの精神構造が理解できない。また同性愛というものも同じで、この映画に費やした110分はムダだった。中身が暗いだけに、面白いなと思えるシーンは皆無。しかし、これでアカデミー主演女優賞を取ったというんだから、わからないものだ。
鑑賞日 2006年3月

Go to back