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採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 王様のためのホログラム
 大手自転車メーカーの取締役クレイは業績悪化の責任を問われて首になり、家や車、家族などすべてを失った。IT企業の営業に再就職するが、遠く離れたサウジアラビアに出張を言い渡される。サウジでは国王に直に会って最新鋭のTV会議システムを売り込むというものだったが、現地に着いてみると国王との面会はおろか門前払いをくらい、しかもIT環境が全然整備されておらず、次第に彼の体は悲鳴をあげ始める。
採  点 ★★★★★
出演者など トム・ハンクス、エリザベス・モス 2016 米、独、メキシコ
寸  評 コメディーだがシリアスな部分もあり、結末はどうなるのかと楽しみにしたが、肩透かしを食らった。トム・ハンクス映画の中では一番物足りなかった。
鑑賞日 2018年4月

 オーシャン・オブ・ファイヤー
 心に傷を抱えるアメリカのカウボーイ・フランクが、愛馬ヒダルゴとともに、アラビア半島を走破するホースレースに参加する。灼熱の砂漠や砂嵐、馬も呑みこむ流砂、さらにライバルの陰謀などから、フランクとヒダルゴは生死ギリギリの世界をさまよう。伝説のカウボーイ、フランク・ホプキンスの実話を映画化、灼熱の砂漠で繰り広げられる壮絶なレースバトルを描いたアクションアドベンチャー。
採  点 ★★★★★
出演者など ヴィゴ・モーテンセン、アレクサンダー・ブラック 2004 米
寸  評 実在とはいえ脚色がかなりされているような気がした。ゴール間近で瀕死の重傷を負い、こめかみに銃を突きつけられる状況までいったヒダルゴが甦ったように走り出して優勝するというのは話が出来過ぎている。それを差し引いて、馬の表情などが良かったので60点を付けたい。
鑑賞日 2006年7月

 オーシャンズ11
 保釈中のカリスマ窃盗犯がさまざまな分野の天才たち10人を集め、ラスベガスの冷酷なホテル王の地下巨大金庫から現金を盗み出す計画をたてる犯罪アクション。
採  点
★★★★★
出演者など
ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、ブラッド・ピット他 2001 米
寸  評
金庫強盗がテーマだけにハラハラドキドキのシーンは充分楽しめた。しかし、11人も役者を集める必要があったのかどうか、ちょっと疑問。豪華さを出そうと無理ヤリの感じもする。最後に女性の声で、元妻であるJ・ロバーツに電話が掛かってくるが、あれは誰なのか?考えれば考えるほど夜も眠れなくなる(笑)。初めて中2の次男と映画館で鑑賞した映画だということで記念すべき作品にはなった。
鑑賞日
2002年2月、映画館で鑑賞

 オーシャンズ12
 ラスベガスのカジノを狙った大金強奪事件から3年。オーシャンとその仲間たちは盗んだ金を山分けし、それぞれの人生を楽しんでいた。しかし、事件が彼らの仕業と知ったカジノのオーナー、ベネディクトは彼らひとりひとりを探し出し、2週間以内に利子を付けて全額返済しなければ殺すと脅迫してくる。対応を迫られたオーシャンたちはさっそく集結するが、それぞれすでに金を使ってしまっていて返済は不可能。そこで彼らは、大金を工面するための次なる大きなヤマに挑むため一路ヨーロッパへ。しかし彼らの行く手には、ヨーロッパ最高の強盗ナイト・フォックスやユーロポール(欧州警察機構)のエリート女性捜査官イザベルたちが待ち構えていた…。
採  点 ★★★★
出演者など ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、ブラッド・ピット他 2004 米&豪
寸  評 盛り上がりにかけるまま終わってしまった映画だ。ジュリア・ロバーツのそっくりさんを本人が演じるというのもお粗末なシナリオだ。これにブルース・ウィリスが出てくるが、あんまり意味がない。役者をたくさん揃えて豪華さを出したかったのかもしれないが、かえって魅力が分散されてつまらない映画になってしまった。12人の泥棒は多すぎる。まさかオーシャンズ13が、この世に出るのではないだろうな?
鑑賞日 2006年7月

 オーシャンズ13
 オーシャンの仲間たちのひとり、ルーベンは、業界屈指のホテル王ウィリー・バンクとラスベガスに建つ巨大ホテルの共同経営を約束していた。しかし、突然バンクに裏切られたショックで心筋梗塞に倒れ、危篤状態に陥ってしまう。そこで三度集結したダニー・オーシャンと仲間たちはバンクに復讐を誓い、因縁の宿敵ベネディクトまでも味方に引き入れて壮大なリベンジ計画を立ち上げるのだった。その計画とは、超高級ホテル“バンク”のグランド・オープンに合わせ、ホテルの最新人工知能セキュリティを破り、バンクからすべてを奪い取ることだったが…。
採  点 ★★★
出演者など ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、アル・パチーノ 2007 米
寸  評 スマート過ぎる。すべてがうまくいって、失敗のスリルが全くないのが面白くない。ホテルの設備は非常に突破しにくいモノだらけと観客に植え付けておきながら、あまりにも簡単に破ってしまうのはどうゆうことか。バンクのあっけらかんとする顔のオンパレードに、こっちがあっけらかんとしてしまった。
鑑賞日 2008年11月

 オータム・イン・ニューヨーク
 レストランの経営者でプレイボーイでもあるウィルは、自分の店で行われていた誕生パーティーの主役シャーロットに電話で誘いを掛ける。一夜を明かしたウィルはコレは遊びでありずっと付きあっていくつもりのないことを話す。一方、シャーロットは“神経芽細胞腫”という不治の病に犯され、自分にはもうわずかしか時間が無いことを告げる。二人は…。
採  点
★★
出演者など
リチャード・ギア、ウィノナ・ライダー 2000 米
寸  評
女性を使い捨てのように浪費するプレイボーイには腹が立った(笑)。心臓病の女性の出現なんて、演出がミエミエ。病気を治せる医者を妊娠させた他の女性に探させるというのも馬鹿げている。しかも認知もせず、ただ「すまない」ですむわきゃないだろ。結局、助からず、亡くなるのだが、ラストシーンでは赤ちゃんと女性がセントラルパークの池でボートに乗ってるんだから開いた口が塞がらなかった。モテナイ男のシットってヤツでしょか?ホース・シット!
鑑賞日
2002年2月

 オープン・ウォーター2
 5年前再会を約束した5人の友人たちが,投資家として成功したダンの大型ヨット「ゴッドスピード」号上で顔をあわせる。かつてダンといい仲と噂されたエイミーは現在、夫と娘がいた。彼女はある体験がトラウマとなって水恐怖症になっていたが、これを克服しての参加である。ダンは半月前に知り合ったミッシェルと熱々ムードだった。かくして船はメキシコ湾からハバナへ向けて出航する。浮かれた彼らは公海上でエイミーを船内に残して泳ぐことにする.しかしダンは水恐怖症に対するショック療法としてエイミーを抱え強引に船から飛び降りる。梯子を降ろすのを忘れて…。
採  点 ★★★★
出演者など スーザン・メイ・プラット,リチャード・スパイト・Jr 2006 独
寸  評 実話だそうだが、つまらない間抜けさから生じた生死との戦いにかわいそうを通り越して、バッカだなぁ〜という言葉しか思い浮かばなかった。このシナリオで90分間、映画にするというのも結構大変だったと思うが、ストーリーに起伏がないので飽きてきた。ただ、自分が釣りをしてて海に落ちたら、こんなシーンも無いわけではないなと思ったら、精神的に穏やかでいられなかったのは確かである。
鑑賞日 2008年3月

 オーメン666
 6月6日午前6時、アメリカの外交官ロバートは、ローマの病院で生まれたばかりの我が子が死んでしまった悲しみに暮れていた。だが、偶然にもこの病院で同じ時刻に生まれ母親が死んでしまった男の赤ちゃんがいることを知ったロバートは、妻に内緒でその子を我が子として引き取ることにする。そしてその子はダミアンと名付けられ、夫婦の深い愛情のもとで元気に育っていくのだった。しかし、彼が5歳になった頃から、周囲で不可解な出来事が続発するようになる。そんなある日、ロバートはダミアンの頭皮に悪魔の証拠を示す“666”の数字が浮かび上がっているのを発見し愕然とするが…。
採  点 ★★★★★★★
出演者など リーヴ・シュライバー、ジュリア・スタイルズ 2006 米
寸  評 当初、全く新しいオーメンかと思って見始めたが、ショッキングなシーンによって30年前の懐かしいシーンが思い出された。当時の元祖「オーメン」はもっと暗い雰囲気で不気味だったような気がして、それから比べると、多少、軽めな感じはするが、良い味は出ていたと思う。
鑑賞日 2007年12月

 オールド・ルーキー
 35歳でメジャーデビューを果たしたジム・モリスの実話を基に、彼の半生と、彼を支えた家族の姿を描いた感動作。プロ契約を交わしながら、肩の故障で夢を打ち砕かれたジム。高校教師をしていた彼に、突然、再びプロテストに挑戦する転機がやって来る。
採  点
★★★★★★★★
出演者など
デニス・クエイド 2003 米
寸  評
グッド! ビッグ・リーグに上がる事の偉大さと素晴らしさを実感できる映画だ。夢のメジャーに昇格し、ユニフォーム姿の夫を見つけた妻が言う「すてき。かっこいいわ」には感動した。また初仕事を終えて、球場外へ出た時、ことごとく人生の邪魔をされた父と遭い、大事なボールをプレゼントするが、あれは息子にすべきじゃなかったかなと思った。決して凄い成績を残したわけでないが、このようなドラマは選手の数だけあるんだろうな?
鑑賞日
2005年1月

 オール・ユー・ニード・イズ・キル
 近未来の地球。宇宙からの侵略者ギタイの激しい攻撃に人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐は、戦闘によって亡くなる。しかし、タイムループの世界にとらわれ、戦闘と死を繰り返す。そんな中、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキと出会ったケイジは、彼女と一緒に何度も戦闘と死を繰り返しながら戦闘技術を向上させ、徐々にギタイを追いつめていく。
採  点
★★★★★
出演者など
トム・クルーズ、エミリー・ブラント 2014 米
寸  評
トム・クルーズが腰抜けだという設定は面白いが、何度も殺されて、その都度パワーアップするってのは、TVゲームで「あ、やばい、クリアできないからリスタート」ってのと似てて、反則っぽさを感じた。ギタイのキャラはまずまずだが、あまり恐ろしさを感じなかった。シナリオが「ミッション:8ミニッツ」に似てるよね。ちょっと途中で疲れた。
鑑賞日
2015年2月

 おくりびと
 所属する東京のオーケストラが解散し職を失ったチェロ奏者の大悟は演奏家を続けることを諦め、妻の美香を連れて故郷の山形に戻ってくる。早速、求人広告で見つけたNKエージェントに面接に出かけ、その場で採用になるが、それは遺体を棺に納める納棺師という仕事だった。戸惑いながらも社長の佐々木に指導を受け、新人納棺師として大悟は働き始める。
採  点
★★★★★★★★★
出演者など
本木雅弘、山崎努、広末涼子 2008 日本
寸  評
シーンと静まり返った中、死装束を着せる時のキュキュという、厳粛さがいっぱいに漂う音が耳に残る。化粧も整い、遺族が故人の顔を見て涙するシーンは思わずグッと胸が詰まる。時折、混じる笑える場面に観客はまた引き込まれる。大悟が納棺師になっていなければ(チェロ奏者のままでいれば)自分を捨てた父とは、あのように感動的な見送り方は出来なかったのだろう。山崎の演技はさすがに素晴らしい。一方、本木の映画はこれまで観たことがなかった。これほどまでに味のある役者だとは思わなかった。
鑑賞日
2011年2月

 オデッセイ
 火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。
採  点
★★★★★★★★
出演者など
マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン 2015 米
寸  評
オープニングからラストまで1秒も無駄がない映画。ピンチが何度も襲い、その都度乗り越えるため、見所が連続するのが凄い。救援ロケットの打ち上げ失敗は想定内のこと(笑)。中国から手が差し伸べられるのがちょっと不満。近頃、成功確率が高くて評価上昇中の日本がココで登場してたら120点を付けていた。ラストもついつい手に力が入ってしまった。助かるのか?それともダメなのか?ん〜、この先は言えない。
鑑賞日
2016年2月映画館で鑑賞

 男たちの大和/YAMATO
 昭和19年の春。特別年少兵として戦艦大和に乗り込んだ神尾たちは、憧れの大和を前にし目を輝かせていた。しかしその喜びも束の間、彼らを待ち受けていたのは厳しい訓練の日々だった。神尾たちは上官である森脇・内田の叱咤激励のもと訓練に励んでいたが、彼らの努力もむなしく、日本は日増しに敗戦の色を濃くしていた。そして翌年の4月。米軍が沖縄上陸作戦を開始したのを受け、大和は沖縄特攻の命を下される。
採  点 ★★★★★★★
出演者など 仲代達矢、反町隆史、中村獅童、鈴木京香 2005 日本
寸  評 感動した。死にゆく男たちの悲しみが良く伝わってきた。戦闘シーンも迫力あった。冒頭、大和がいかにもCGだなぁとわかる部分があって先行きを心配したが、その後はストーリーに引き込まれ、忘れさせてくれた。しかし日本軍の無謀な戦いぶりには憤りを感じる。トップがもっと高いレベルの戦略があったなら、無駄死にする兵士はもっと少なくて済んだはずだ。改めて、そう思った。
鑑賞日 2007年12月

 踊る大捜査線 THE MOVIE〈完全版〉
 TVシリーズ「踊る大捜査線」の劇場版。湾岸署を舞台に青島刑事が事件解決へと大奮闘する。
採  点
★★
出演者など
織田裕二、柳葉敏郎 1998 日本
寸  評
TV版を見た事がないので、このドラマそのものの雰囲気を知らずに鑑賞したのだが、コミカル刑事映画だった事がわかって落胆した。織田演じる青島刑事のキャラクターが軽すぎる。ジョークまみれのロスやNYの刑事をまねたのだろうが、日本の映画にはなじまない。3時間近い上映時間も長過ぎる。途中で飽きてきた。
鑑賞日
2003年1月

 オブリビオン
 エイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちが他の惑星へ移住してしまった中、ジャック・ハーパーだけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチという謎の男だった。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることになる。
採  点
★★★
出演者など
トム・クルーズ、モーガン・フリーマン 2013 米
寸  評
前半部がわかりづらい。もう観るのを止めようかと考えた矢先に、ようやく話が見え始めたので続けたが、終わってみれば、やっぱ時間の無駄だったかと思った。
鑑賞日
2014年4月

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