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採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官

 密入国者を取り締まる側だが、彼らに同情的な態度を取ってきた移民税関捜査局(I.C.E.)の捜査官。ある日、メキシコ人不法就労女性が息子を残して強制退去処分となり、検挙した彼は責任を感じ残された息子を捜す。一方、女優志望のオーストラリア人女性は永住権と引き換えに移民判定官から体を求められる。一方、イスラム教徒の女子高生は反米的な論文を書いてテロ容疑でFBIに家宅捜査され、不法滞在がばれてしまう。

採  点 ★★★★★
出演者など ハリソン・フォード、レイ・リオッタ 2009 米
寸  評

これと言って盛り上がるところがない。唯一、コンビニに押し入った韓国人強盗を制圧するシーンぐらいか。この時、一人で立ち向かうハミード捜査官(クリフ・カーティス)が、ボクシングチャンピオンの内藤大助に似てると思ったが、どうかな?ただ、彼は妹の死を悲しんで、酒場でかなり酔った後に運転していたように思う。これは問題ではないか?

鑑賞日 2014年1月

 世界最速のインディアン

 ニュージーランドで暮らすバート(67歳)の夢は、伝説のバイク“インディアン”でライダーの聖地アメリカのボンヌヴィル塩平原で世界記録に挑戦すること。年金暮しの彼は倹約に励み、隣家の少年の協力も得て廃品を利用してバイクの改良を試みるが、なかなか渡航費まで手が届かない。

採  点 ★★★★★★★
出演者など アンソニー・ホプキンス、アーロン・マーフィー 2005 米&ニュージーランド
寸  評

ニュージーの田舎じじぃが少年のように夢を追いかける姿は感動モンだね。ホントに記録を達成できるのかな?と半信半疑だったが、結果は・・・敢えてネタバレしないようにしとこ。アメリカに渡るまでの珍道中も笑えて飽きない。バートが実在の人物とくりゃ、この映画は高評価せずにいられない。

鑑賞日 2015年3月

 世界侵略:ロサンゼルス決戦

 突如、流星群のような未確認飛行物体が全世界に降り注ぎ世界中が混乱する中、ロサンゼルスの海岸では正体不明のエイリアンが人類に向って猛攻撃を開始。壊滅寸前となった市街地では逃げ遅れた民間人が避難した警察署に取り残されてしまい、10名からなる海兵隊小隊が救出へ向った。市内へのミサイル攻撃決定の報を受けた小隊は、タイムリミットまでに脱出を図ろうとするが、驚異的な敵の猛攻撃を前に後退を余儀なくされてしまう。

採  点 ★★★★★
出演者など アーロン・エッカート、ブリジット・モイナハン 2011 米
寸  評

ずっと戦闘シーンが続くため、隊員同士の早口なやり取りに疲れてしまうし、危機的状況下でのキザなセリフが耳障りだった。非常に強力だと思われたエイリアンも急所がバレた途端、弱くなってしまうのは情けない。全世界に散らばったエイリアンが、わずか一ヶ所の司令塔を攻撃されただけで形勢不利になるなんて、ふざけている。他にもツッコミどころは沢山あるが、絵の作り方に関すれば、そんなに悪くないと思う。

鑑賞日 2013年4月

 世界にひとつのプレイブック

 妻に浮気され心のバランスを崩したパットは精神科に入院し、仕事も家も妻も失う。実家に戻った彼は社会復帰を目指しつつ、接近禁止令を出された妻とヨリを戻そうと必死。そんなある日、若き未亡人ティファニーと出会う。彼女も愛する夫の死で心を病み、破天荒な言動で周囲を振り回していた。かねてからダンス・コンテスト出場を目指していた彼女は、パットと妻の復縁に協力する代わりにパートナーとして大会に出場するよう迫る。

採  点 ★★★
出演者など ブラッドレイ・クーパー、ジェニファー・ローレンス 2012 米
寸  評

なんで浮気した妻とやり直したがるのか?なんでそのためにやったこともないダンスをしなきゃならないのか?なんでつまらない賭けに大金を賭けるのか?なんであんなに癇癪を皆起こすのか?私には理解しづらい映画だった。ハッピーエンドだったので★二つ増えたが、でなきゃ評価に値しない映画になるはずだった。

鑑賞日 2015年2月

 世界の中心で、愛をさけぶ

 結婚を控えていた朔太郎は、婚約者・律子の突然の失踪に困惑する。律子の行き先が四国と知り、彼女を追って四国へ向かう朔太郎。しかし、そこは朔太郎の故郷であり、彼の初恋の相手にして最愛の人・アキとの思い出が眠る場所でもあった。朔太郎は次第に初恋時代の思い出の中に迷い込んでいく??。高校2年の朔太郎は、アキとの甘く淡い恋に浸っていた。ウォークマンでの声の交換日記や無人島への一泊旅行…。ところが、約束されていたと思われた2人の明るい未来は、アキが不治の病であることが発覚し一転してしまう。

採  点 ★★★★★
出演者など 大沢たかお 、柴咲コウ 2004 日本
寸  評

噂に聞いていたので興味を持って見てみたのだが、病室内の様子があまりにも手抜きで、どんどん目が覚めてしまった。点滴も付いていないし、簡単に病室を抜け出して空港へ行ってしまう、あのシナリオは理解できない。病気と闘うところが欲しい。それと、見る者が辛いと感じるシーン(臨終のシーンとか)をいれなきゃ。感動を期待していたのに感動できなかった。ん〜〜、残念!

鑑賞日 2007年8月

 セブン・イヤーズ・イン・チベット

 1939年、オーストリア。世界最高峰の制覇を目指す名登山家ハラーは、身籠もった妻の制止を振り切り、登山仲間のペーターと共にヒマラヤ山脈へと向かった。ところがその旅の途中、第二次世界大戦の勃発により、イギリス軍の捕虜となる。数年後、脱獄に成功した二人は山中で2年におよぶ逃避行の末、チベットの聖地へ辿り着く。そこでチベット仏教界の最高指導者である若きダライ・ラマに出会ったハラーは、彼の家庭教師をしながら交流を深め、次第に独善的だった自己を再認識し、新たな人間性に目覚めていく。

採  点 ★★★★★★★★
出演者など ブラッド・ピット、ヴィッド・シューリス 1997 米
寸  評

壮大なチベットの景色は心が洗われるようだ。ペマラキに恋心を抱いたハラーは金メダルを獲った自分の過去を自慢気に話すが「西洋では頂上を極める人は英雄だが、この国では自我を捨てる事が大事。目立つのは無意味」と一蹴する言葉が印象的だった。また、中国の将軍の吐いた「宗教は毒だ」も同様。捕虜になってから生まれた息子と初めて面会するシーンには熱くなるモノを感じた。ブラピの数々の出演昨の中では地味で、恋に敗れ、いい所は無いが、最も素晴らしい演技と言えるのではないか。

鑑賞日 2005年2月

 セルラー

 夫と息子とともに幸せな生活を送っていた高校の生物教師ジェシカ。だがある日、彼女は突然家に侵入してきた数人の男たちに連れ去られ、見知らぬ家の屋根裏に監禁されてしまう。電話器を壊され、外部との接触を断たれてしまった彼女だったが、理科系の知識を活かして電話のコードを接触させ、必死に外との連絡を試みる。やがてそれは、ライアンという青年の携帯電話に繋がった。はじめはイタズラだと思って取り合わないライアン。しかし、間もなく事情を飲み込むと警察に通報し、自らも犯人たちの企みを防ごうと行動を開始するが…。

採  点 ★★★★★★★★★
出演者など キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス 2004 米&独
寸  評

テンポが良くてスリルがあって実にいい。96分という時間があっという間に終わってしまうほど、息が抜けなかった。どうでもいいことかも知れないが、エンディングのキャスト紹介が携帯の画面というのが気に入った。「携帯」というタイトルの意味するモノが思う存分、詰まった映画だ。

鑑賞日 2006年7月

 セレブな彼女の落とし方

 大手出版社に勤める冴えない青年トムは、厳格で完璧主義者の社長ジャックの下で、いつクビになるかと心配しながら働いてきた。そんな彼の憧れは、パーフェクト美女の同僚リサ。だが彼女はボスであるジャックの娘だった。セレブな彼女に声もかけられないトムだったが、ある日リサのほうから自宅に来てほしいと誘われる。絶好のチャンスと出かけるトムだったが、彼が頼まれたのは留守番とジャックが大切にするフクロウの世話で……。

採  点 ★★★★★
出演者など アシュトン・カッチャー、テレンス・スタンプ 2003 米
寸  評

部屋中に小便を飛ばしたり、男の尻を出すなど下品な部分が一部あったが、次から次へテンポ良く展開して笑わせてくれたので、そこそこ楽しめた。ベテラン俳優、T.スタンプがイイ味を出している。そんな彼が尻を出す(実際は彼の尻ではないだろう)シナリオっての、果たして有り?

鑑賞日 2013年2月

 ゼロ・グラビティ

 地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー。スペースシャトルが宇宙のゴミによって大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。

採  点 ★★★★★★★★
出演者など サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー 2013 米
寸  評

非常に見応えあって良かった。背景に映る地球の絵が素晴らしい。しかし、事態は一変し、生きて帰還できるかどうか、いやほぼ絶望的な展開になり、どんどん引きずり込まれた。ショートカットのサンドラ・ブロック、これまでとは一味違った雰囲気で良かった。たった二人だけの俳優。ジョージ・クルーニーは顔のみ。どちらもたいしたもんだ。期待以上の映画だった。

鑑賞日 2014年1月劇場で鑑賞

 ゼロ・ダーク・サーティ
 ビンラディンの居所を突き止められず、手詰まり状態の捜索チームに若き女性CIA分析官のマヤが加わる。巨額の予算が投じられたものの、一向に進展しないどころか、世界各地で新たなテロが起こる。捕虜の尋問からビンラディンの連絡係アブ・アフメドが浮かび上がる。そんな時、マヤの同僚ジェシカが自爆テロで命を落とす。これを機に、マヤの心の中にはビンラディン捕獲のための強い執念が芽生える。
採  点 ★★★★
出演者など ジェシカ・チャスティン、ジェイソン・クラーク 2012 米
寸  評

ドキュメンタリーでビンラディン殺害作戦のことを詳しく知っていたので期待が高かった。だけに失望も高かった。もう少しテンポ良いシナリオに出来なかったものか。拷問の演技が生ぬるい。後半のアジト急襲シーンもいまいちピンと来ない。ビンラディンらしき顔が出てこないため、誰を仕留めたのかがさっぱり伝わってこない。また夜間シーンが暗いのは当たり前だが、あまりにも暗過ぎて何が起きているのかがわからない。実際はホワイトハウスでオバマ大統領他、重要閣僚らが息を潜めて襲撃シーンを見守るのだが、そのような緊迫感を伝えて欲しかった。この映画を見る限り、ビンラディンがそこに居るという確証がないまま作戦決行したようにしか見えない。

鑑賞日 2018年6月

 戦火の馬

 第一次大戦前夜のイギリス。農村の小さな牧場で一頭の仔馬が誕生する。その仔馬は貧しい農夫テッドによって競り落とされ、少年アルバートの家にやってくる。そしてジョーイと名付けられた仔馬は、アルバートの愛情を一身に受けて、賢く気高い名馬へと成長していく。しかし戦争が始まると、アルバートが知らないうちにイギリス軍へ売られてしまう。やがて、ニコルズ大尉の馬としてフランスの前線へと送られたジョーイは、ついにドイツ軍との決戦の時を迎えたのだったが…。

採  点 ★★★★★★★★★
出演者など ジェレミー・アーヴァイン、エミリー・ワトソン 2011 米
寸  評

様々な人間の手に渡るジョーイが、すべて優しい心の持ち主にリレーしていくのがイイね。撮影が難しい動物モノ映画だと思うが、ココまでして名演技されると馬も馬鹿に出来ない(笑)。つぶらな瞳にジーンときた。

鑑賞日 2013年12月

 戦場のピアニスト

 ナチスが侵攻するポーランドで強制収容所行きとなったユダヤ人ピアニストのシュピルマン。間一髪のところで脱走した彼は、アパートや廃虚を転々としながら孤独な逃亡生活を続ける。アカデミー監督賞・主演男優賞に輝いた、実話を基にした感動作。

採  点 ★★★★★★★★★
出演者など エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン 2002 仏、ポーランド
寸  評

背筋をピンと伸ばしたままでずっと見てしまった。犬同然の扱いを受け、いとも簡単に殺されてしまうユダヤ人。実話なだけに生半可な気持ちで鑑賞できない。映画「ライフ・イズ・ビューティフル」もそうだったが、この手の映画は感動の質が違う。ドイツ人将校がシュピルマンの弾くピアノに感銘を受け処刑しなかったシーンはグッときた。最後の場面で捕虜になった将校が命乞いをするが、あれは怪しい。潔く無い。果たして、部下の前で自分だけが助かろうとするものだろうか?

鑑賞日 2004年1月

 戦場のジャーナリスト

 ニューズウィーク誌の専属カメラマンが、ボスニア内戦を取材中に死亡。彼の死を信じられない妻のサラは単身ボスニアに乗り込む決意をする。

採  点 ★★★★★★★★★★
出演者など アンディ・マクダウェル、エイドリアン・ブロディ 2000 仏
寸  評

凄い映画だ。戦争の恐ろしさをとても良く表現している。精神的にも強いはずの戦場カメラマンでさえ、目の前で起こる惨劇によって異常をきたしてしまうだろうというのが良くわかった。イラク情勢で恐ろしい事件が伝えられる中、現地もこんな感じなのだろうかと思ってしまった。

鑑賞日 2004年11月

 セントラル・インテリジェンス

 高校時代は人気者だったが今はさえない中年会計士のカルビンに、当時いじめられっ子だったボブから20年ぶりに連絡が入る。しぶしぶ会ってみると、気弱なデブだったボブは筋骨隆々とした肉体の持ち主になっていた。しかもボブはCIAエージェントで、濡れ衣を着せられ組織から追われているという。そしてなぜかカルビンは彼に手を貸すことになり、騒動に巻き込まれる。

採  点 ★★★★★
出演者など ドウェイン・ジョンソン、ケヴィン・ハート 2016 米
寸  評

超デブのボブが筋肉マンに変身するってのが面白い。しかも20年前にはヒーローだったカルビンが全くの役立たずになって立場が逆転するというのも面白い。テンポ良く進行するのがイイ。とっても楽しく鑑賞できた。

鑑賞日 2020年3月

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