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採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 幸せなひとりぼっち
 老人オーヴェは近所でも有名な頑固者だった。妻に先立たれ生きる望みを失った彼は自殺を何度も試みるがすべて失敗する。ある日、小さな娘二人と夫婦の一家が引っ越してくる。妻のパルヴァネは何かと声を掛け徐々にオーヴェを頼りにするようになる。オーヴェが嫌がるのも御構い無しに時には病院の送迎や娘の子守を頼む。次第に心を開くようになり、亡くなった妻のことを語り出す。
採  点 ★★★★★★★★★★
出演者など ロルフ・ラッスゴード、イーダ・エングヴォル 2015 スウェーデン
寸  評 感動した。自殺の手段が稚拙ですぐ失敗するとわかるのが面白い。頑固者ゆえ、笑顔を全く見せないが、終盤に差し掛かったところで一瞬笑うと、なぜかホッとしてしまった。貧しいなりに一生懸命生きてきたプライドを感じる。だから簡単なことでも粗末にするのが許せないのだと思うが、そこは自分ともよく通じる部分である。主人公の年齢が59歳の設定になっているが、老け過ぎではないか。自分がまさにその歳だから。ラストでは持病の心臓病で一人亡くなるのだが、オーヴェらしい遺言にグッとこみ上げるものと笑えるものがあった。イイ映画だ。ぜひ、観て貰いたい。
鑑賞日 2018年3月

 しあわせの隠れ場所
 夫と娘、息子の4人で幸せに暮らす裕福な白人家庭の夫人リー・アン。彼女はある真冬の夜、ひとり寂しくTシャツと短パンで歩いている巨漢の黒人少年に目を止め、声をかける。そして、マイケルと名乗るその少年を放っておけなくなり、ひとまず自宅へ彼を招き入れることに。リー・アンはある時、大柄でありながら敏捷な肉体と仲間を危険から守る保護本能に秀でた心を持つマイケルにアメリカン・フットボールの才能を見出す。こうしてアメフトに取り組むマイケルはたちまちその能力を発揮し、一躍注目選手として成長していくのだが…。2009年にボルチモア・イレブンスに入団したマイケル・オアー選手の実話に基づいたノンフィクション小説を映画化。
採  点 ★★★★★★★★★
出演者など サンドラ・ブロック、ティム・マッグロウ 2009 米
寸  評 隠れた才能を見出したリー・アンと、期待に応えて成長したマイケルに感動。裕福な家庭にありがちな差別意識が、この家族になかったのが良かった。マイケル・オアーに大注目
鑑賞日 2011年11月

 シークレット・ウィンドウ
 湖畔に建つ別荘で創作中のベストセラー作家モートは、妻との離婚調停に身を削られ、執筆活動も行き詰まっていた。そんな彼のもとにある日、シューターと名乗る正体不明の男が現われ、彼が自分の小説を盗作した、と言い放つのだった。最初は全く取り合わないモートだったが、シューターが置いていった原稿の内容は、モートの著書「秘密の窓」と瓜二つだった。以来、モートはシューターから執拗に付きまとわれることになるのだが…。
採  点 ★★★
出演者など ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ 2004 米
寸  評 よくわからん。中盤までは多いにスリルがあったのに、モートが二人、三人になった時点でワケがわからなくなり、つまらなくなった。どうもこうゆー二重人格を描いたモノは理解できない。ガッカリした。
鑑賞日 2006年2月

 シービスケット
 かつて自動車ディーラーとして成功を収めたハワードは、皮肉にも最愛の息子を交通事故で亡くし、妻にも去られ、今では孤独な日々を送っていた。そんな彼は1933年、再婚相手の影響で競馬の世界に傾倒していく。やがて彼は、馬に人一倍愛情を注ぐ元カウボーイ、スミスを調教師として雇い、彼の助言に従って、小柄で気性の荒いサラブレッド“シービスケット”を購入する。そして、その馬の騎手に、気が強くて喧嘩っ早い男レッドを起用。やがてレースに出たシービスケットは記録的な走りで連勝を続け、小柄ながらも逞しく走るその姿は、逆境に生きるアメリカ人の心を魅了していくのだった…。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など トビー・マグワイア、ジェフ・ブリッジス 2003 米
寸  評 心がほのぼのする映画だった。見た後でわかったことだが、ノンフィクションはやっぱ感動するね。人生の頂点とどん底が交互に訪れ、そのたびに這い上がる強さ。一度や二度の失敗でへこたれるなというメッセージが良く伝わった。何ごとも諦めちゃダメだねと感じたし、そのための勇気が出る映画だった。
鑑賞日 2005年12月

 ジェイソンX 13日の金曜日
 ホラー史上最も有名な殺人鬼が、今度は宇宙を舞台に再び惨劇を繰り広げる。近未来、科学者ローワンが連続殺人鬼ジェイソンの冷凍保存に成功。だが400年後、崩壊した地球で見つけた探検隊は、彼を蘇生させてしまう。
採  点
出演者など
ケイン・ホッダー、レクサ・ドイグ 2002 米
寸  評
今までのシリーズは非常に好きだったが、今回は最低。怖さが全然無いし、こっけいなシーンが多くてコメディーか?と思った。あまりにも現実とかけ離れてしまい、身近に居る殺人鬼と思えなかったのが失敗の原因だろう。ひと言「つまらん」。
鑑賞日
2004年1月

 ジェイソン・ボーン
 ひっそりと暮らしていたジェイソン・ボーンの前に、CIAの同僚だったニッキーが姿を現す。彼女はCIAが世界中を監視・操作するための極秘プログラムを立ち上げたことと、ボーンの過去にまつわるある真実を告げる。これをきっかけに、再び動き始めたボーンの追跡を任されたCIAエージェントのリーは、彼を組織に取り込もうとする。
採  点
★★★★★
出演者など
マット・デイモン、トミー・リー・ジョーンズ 2016 米
寸  評
カーチェイスや格闘シーンの迫力があまり感じられない。悪者が乗ったSWATの車が次々と前方の車を救い上げる形で破壊し続けるが、そんなにパワーがあるのならボーンから逃げず、逆に向かってきたほうが良かったのでは?T.L.ジョーンズは好きだが、怖さが無かった。缶コーヒーCMのせいだろか?
鑑賞日
2016年10月映画館で鑑賞

 ジオストーム
 大規模な自然災害を制御可能な気象コントロール衛星「ダッチボーイ」の運用開始から3年。突如、アフガニスタンで異常事態が発生する。ダッチボーイの開発者ジェイクは米上院の査問会の席で物怖じしない発言をしたために解職され、後任には不仲の弟マックスがなっていた。原因究明のための大統領令が下り、マックスは上司の強い勧めを断れず、ジェイクに国際宇宙ステーションへ向かう要請を行う。その頃、香港は異常な高温となり、一刻も早い原因究明が求められていた。
採  点 ★★★★★
出演者など ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス 2017 米
寸  評

自然を制御するというシナリオには頷けないが、終盤のほうで緊迫感があったので楽しめた。ところどころで(大統領のみ知っているコードを簡単に聞き出すとか、悪役に大統領の乗る車を目の前で爆破させるとか)都合良く話が進みすぎる。短時間で完結させなければいけない事情があるので仕方ないのかもしれないか。でもま、結構、楽しめたのでヨシとしよう。

鑑賞日 2018年12月

 地獄の変異
 ルーマニア、カルパチア山脈。テンプル騎士団を滅ぼした翼を持つ悪魔が棲むという伝説の巨大洞窟が地質学者によって調査されることになり、洞窟研究の第一人者ニコライ博士は、洞窟探検の精鋭チームを呼び寄せた。リーダーのジャックをはじめ、男勝りの女性チャーリーなど個性派揃いのチーム一行はさっそく調査を開始。だがやがて、調査隊のメンバーが次々と謎の怪物に襲われていく。さらに、その怪物には強い寄生能力があることが判明。その得体の知れない化け物から逃れるため、チャーリーたちは必死に地上への脱出を試みる。
採  点 ★★★★★★★
出演者など パイパー・ペラーボ、コール・ハウザー 2005 米&独
寸  評 洞穴という光の届きにくい状況で敵が襲ってくる展開は非常にハラハラさせる。化け物のスタイルも悪くない(笑)。ただ、洞窟探検家の服装として、チャーリーはブラに短パンスタイル、タイラーは半袖というのはいかがなものか?すり傷が大変だろうと心配でならなかった(笑)。
鑑賞日 2007年11月

 地獄の黙示録 特別完全版
 カンボジアの特殊任務に赴きながらジャングルの王と化したカーツを葬れ!との特命を受けたウィラード大尉は部下を引き連れ戦火のベトナムの川を船で行く。
採  点
★★★★★
出演者など
マーロン・ブランド、ロバート・デュバル 2001 米
寸  評
初公開時の元祖を見た時もピンとこないまま終わった感を持ったものだが、あれから20年少し経って違った見方ができるかと思って見てみたが、やはりイマイチだった。戦争悪を批判してるのはよくわかるのだが、哲学的な部分が強い所になると退屈になった。
鑑賞日
2003年5月

 シコふんじゃった。
 楽して人生を乗り切ろうとする典型的現代学生、山本秋平は卒業単位と引き換えに廃部寸前の相撲部に入部させられ試合に出場することになる。しかし彼が足を踏み入れた相撲の世界には、それまで経験したことのなかった熱く魅力的な何かがあったのだ! やがて彼は試合に勝って相撲部を救うためだけでなく、自分自身のためにシコを踏み始める。
採  点
★★★★★
出演者など
本木雅弘、清水美砂 1992 日本
寸  評
鑑賞した時点では20年以上古い映画だったが、それをあまり感じさせない作りだった。寄せ集めのチームをそんなに短期間で強くするのは無理だが、映画だから許す。竹中直人の演技、最高だ。
鑑賞日
2015年3月

 シチズンフォー スノーデンの暴露
 2013年、ドキュメンタリー監督ローラ・ポイトラスの元に“シチズンフォー”と称する人物から暗号化されたメールが届く。それには米国のNSA(国家安全保障局)がアメリカ国民の通信データ全てを収集し、プライバシーが大きく侵害されている衝撃の事実が書かれていた。世界をあっと驚かせた“スノーデン事件”はココから始まった。
採  点
★★★★★★★
出演者など
エドワード・スノーデン、グレン・グリーンウォルド 2014 米&独&英
寸  評
実録だけに緊迫感が非常にある。ニュースの中のスノーデン像とこの映画の彼とで大きなギャップを感じた。家族や恋人に悪影響が出ないよう細心の注意をする心配りには好印象を持った。どこにでもいそうな若者だが、悪はたとえ相手が国でも絶対許さないという強い信念の持ち主なのだと思った。2017年時点でまだ継続中の事象なので今後も引き続き注目していきたい。スノーデンの将来はどうなるのだろうか。
鑑賞日
2017年9月

 シックス・センス
 死者の霊が見えてしまう少年を救おうとする小児精神科医の姿をショッキングに描いたホラー。
採  点
★★★★★★★
出演者など
ブルース・ウィルス、ハーレイ・ジョエル・オスメント 1999 米
寸  評
始まりは、ややストーリーが複雑で頭の中が混乱したが、次第に整理がつくとどんどん吸い込まれていった。クライマックスでは「アッ」と驚き、作りの良さに脱帽した。
鑑賞日
2001年6月

 シビル・アクション
 現代の社会問題をテーマに弁護士達の奮闘を描いた法廷サスペンス。弁護士のジャンは白血病で子供を失った親たちの訴えを調べるうちに巨大企業による環境汚染の事実を突き止める。
採  点 ★★
出演者など ジョン・トラボルタ 1998 米
寸  評 テーマは充分なのだが、なんかメリハリがなくのんべんだらりとストーリーが流れて退屈した。やっぱトラボルタとは相性が悪いのかも。
鑑賞日 2002年1月

 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
 アベンジャーズのリーダーとなった、キャプテン・アメリカ。しかし、彼らが世界各地で繰り広げた戦いが甚大な被害を及ぼしたことが問題になる。さらに、それを回避するためにアベンジャーズは国際的政府組織の管理下に置かれ、活動を制限されることに。アイアンマンことトニー・スタークはこの処置に賛成するが、自発的に平和を守るべきだと考えるキャプテン・アメリカはそんな彼に反発。二人のにらみ合いが激化していく中、世界を震撼させるテロ事件が起きてしまう。
採  点 ★★★★★
出演者など クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr 2016 米
寸  評 アクションはなかなかキレがあって良かったのだが、登場人物が多すぎて、誰がどっちの側なのか整理がつかず混乱した。ヒーロー同士が戦うシナリオには無理がある。終わり方もあやふや。エンドロール中、2回、映画に戻り、劇場だったら見逃した人がいたに違いない。でもま、そんなに重要なシーンでもないからイイのか。
鑑賞日 2016年11月

 ジャーヘッド
 精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズは、この孤島の怪しさに気付き始める……。
採  点 ★★★★★
出演者など ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード 2005 米
寸  評 ホントの敵が見えない映画。ピークがどこなのかよくわからない。米軍とはこんな環境なのだろうと理解するには十分の映画だった。結局、世界各地で起こす米軍の不祥事が、これを見る限り、納得できた。劇中、犯罪歴を隠して入隊した事がバレて帰国させられた兵士がいたが、戦場で銃を撃った時点でみな犯罪者になるはずで矛盾している。戦争映画として見ると物足りなく、ドキュメンタリーとして見ればいいのかも。
鑑賞日 2006年2月(劇場で鑑賞)

 シャーロック・ホームズ
 あらゆる悪がはびこる、19世紀末のロンドン。不気味な儀式を思わせる手口で、若い女性が次々と殺害される怪事件が勃発する。名探偵シャーロック・ホームズはたちまち犯人を突き止め、邪悪な黒魔術を操るブラックウッド卿を捕まえる。だが彼は、処刑されても自分は復活する、とホームズに宣言。やがて予言通り、死刑に処されたブラックウッドが、墓場から甦ってしまう。前代未聞の大事件に人々がパニックに陥る中、ホームズだけは史上最大の謎に挑めることに胸を躍らせていた…。
採  点 ★★★★★
出演者など ロバート・ダウニー.JR、ジュード・ロウ 2009 米
寸  評 レベルの高い推理で謎を解く頭脳派というのがホームズのイメージだが、アクションもそこそこやり、行儀もさほど良くないキャラは新鮮さを感じさせる。オジサンでないホームズにはちょっと違和感を持つが、ま、いっか。英国を制覇するというブラックウッドの野望は大き過ぎないか。
鑑賞日 2012年9月

 ジャスティス
 かつて祖父も父も兵隊であり、18歳になると当然のように海兵隊へ入隊を果たしたスオフォードだったが、彼を待っていたのは虐待同然の新兵訓練だった。自らの選択を後悔して悩んだが、1989年、ペンドルトン基地へ配属となり、厳しい訓練の末、わずか8名の斥候狙撃兵に選ばれる。その頃、クウェートにイラクが侵攻。基地内で仲間達と共に映画『地獄の黙示録』を観てヒートアップしていると、突然スピーカーから本部招集を告げる声が。遂にサウジアラビアに派遣される日がやってきたのだ。しかし、本当の「戦い」はこれからだった。
採  点 ★★
出演者など ブルース・ウィリス、コリン・ファレル 2002 米
寸  評 たいくつな映画だった。あの冷酷なナチスが、捕虜の言う通りに自由に裁判を行なわせようとする事自体、妙だ。あまりにも話のわかるナチスに失望。クライマックスの無い映画だ。
鑑賞日 2004年1月

 ジャッキー・コーガン
 「優しく殺す」をモットーにする殺し屋ジャッキー・コーガンは、ドライバーと呼ばれるエージェントから賭博場強盗の黒幕を捜す依頼を受ける。彼は前科のあるマーキーを捜し出したものの、強盗を仕組んだのは別の悪党3人組であることが判明。さまざまな思惑が複雑に絡み合う中、ジャッキーは事件に関わった者を皆殺しにすることを決める。
採  点 ★★
出演者など ブラッド・ピット、リチャード・ジェンキンス 2012 米
寸  評 チンピラ殺しにブラピが走り回るというのも程度が低過ぎる。卑猥言葉の連発はいい加減にしてほしい。トーンが暗いまま、大きなクライマックスもなく終わって、ガッカリした。
鑑賞日 2014年8月

 ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
 元アメリカ軍の秘密捜査官ジャック・リーチャーは放浪の旅を続けていたが、ある店でトラブルとなり保安官に連行されそうになり、怪しい気配を感じる。元同僚のターナー少佐を訪ねるとスパイ容疑で逮捕されていた。ターナーを救い出して真相を追っていくうちに、軍内部に不穏な動きがあることがわかってくる。真相を探り出すため巨大な陰謀に立ち向かう。
採  点 ★★★★★
出演者など トム・クルーズ 、 コビー・スマルダーズ 2016 米
寸  評 4年前の前作「アウトロー」に比べるとリーチャーがパンチを食らう率が高くなった。体力の衰えか(笑)。でも、やっぱ強い。大事な証人に「命は守ってやる」と約束したのに、あっさりマシンガンの餌食になったのには失笑。このシリーズ、なかなかイイ。
鑑賞日 2018年1月

 シャッターアイランド
 精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズは、この孤島の怪しさに気付き始める……。
採  点 ★★
出演者など レオナルド・ディカプリオ、ベン・キングズレー 2009 米
寸  評

ややこしいっていうか、理解不能なストーリーに途中でヤメようかと思った。ラストの種明かしで、なぁ〜んだと半分納得するが、もう半分では、妄想をずっと1時間半近い長い間、見せられたのかと思うと腹が立ってきた。こんなことでは、映画ってどうにでも作れてしまう。

鑑賞日 2011年11月

 シャッフル
 郊外で幸せに暮らす主婦リンダの元に突然、夫のジムが出張先で事故死したと連絡が入る。悲しみにくれる彼女が翌朝目覚めると、何事もなかったかのように自宅でジムが朝食を取っていた。ところがまた一夜明けると、再びジムの姿はなく、葬儀が執り行われていた。数々の不可解な出来事から、バラバラに曜日の入れ替わった一週間を送っていることに気付いたリンダは、その謎を解き、やがて起きる事故からジムを救おうとするが…。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など サンドラ・ブロック、ジュリアン・マクマホン 2007 米
寸  評

目が覚めるたびに出来事が前後し、どうやって話のつじつまを合わせるのだろうか?と考えてしまった。クライマックスですべて合致して、なるほどと納得。ラストでジムが「引っ越すぞ」と出てくるのではないかと期待したが、見事に裏切られた。面白い映画だった。

鑑賞日 2013年4月

 シャッフル2 エクスチェンジ
 愛する夫ライアンと暮らす弁護士ジェスは、刑務所帰りで同居するライアンの弟ローマンの存在を疎ましく思っていた。ある日、彼女の本心を知ったローマンは車で家を飛び出すが、後を追ったライアンと正面衝突事故を起こしてしまう。昏睡状態の2人を前に、悲しみに暮れるジェス。だが突然ローマンが回復し、“自分がライアンだ”と主張。疑惑を抱きつつも、夫婦だけの秘密を口にするローマンにジェスは次第に心を許していく。
採  点 ★★★★★★★
出演者など サラ・ミシェル・ゲラー、リー・ペイス 2008 米
寸  評

不思議な展開にどんどん引き込まれるが、あの濃霧の中でどうしてライアンの車を狙って衝突出来たのかが引っ掛かる。蘇生した後に、悪事を思い付いたのだとしたら相当な悪党だ。脳死状態のライアンはいつ目覚めるのか?そしてお腹の子はどうなるのか?続き有り?

鑑賞日 2013年4月

 ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・コマンダー
 政情不安定な東欧の某国。ある時、地元の反米過激派が米国大使館を囲い込み、クーデターを引き起こした。さらに、一味は人質を射殺しはじめ、事態は最悪の状況へと発展していく。そこで米海軍は、残された人質を救出するため、そして国家の威信を守るため、戦闘プロフェッショナル、サム・キーナンにすべてを託す。サムは、何としても一味の暴挙を食い止めるべく現地へ赴くが、政治や裏切りが絡み合う中で孤軍奮闘することになる…。
採  点 ★★★★★
出演者など ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ジュリー・コックス 2006 米&ルーマニア
寸  評

意外にハラハラさせられて楽しめた。反乱軍のリーダーがなかなか怖そうで迫力あってイイ。将軍の到着を首を長くして待ち、オォ〜助かったという安堵の瞬間・・・急展開。ま、予想できたけどね。ただねぇ〜、武装ヘリに全く歯が立たないってのも、少し情けないなぁ〜。あんま評判は良くないみたいだけど、自分はそこそこ楽しんだよ。

鑑賞日 2008年1月

 シャンハイ
  1941年、アメリカ諜報部員のポールは、太平洋戦争勃発前の不穏な空気が漂う上海の地を踏む。彼は親友の死の真相究明のためにやって来たが、やがて中国とアメリカ、そして日本を取り巻く巨大な陰謀の真相に迫っていく。ポールの周りには、常に彼を執拗に追い回す日本人将校タナカの存在があった。
採  点 ★★★★★
出演者など ジョン・キューザック、渡辺謙、コン・リー 2010 米
寸  評

ややこしい人間関係に頭が整理付かなかった。暗い時代を描いた作品だけに、アンダーなシーンも多く、何がどうなってるのかがわからない部分も。悪者日本人がラストで、ほんの少し、良く見えるシーンがあったのが心の慰めになった。

鑑賞日 2014年1月

 シャンハイ・ナイト
 1880年代のアメリカ西部。ジャッキー扮する保安官チョンのもとに、中国の妹リンから手紙が届く。父親が殺され、皇帝の印が盗まれたという。犯人を追ってロンドンへ向かうことを決意し、旅費を調達するため、かつての相棒ロンのもとへ、預けておいた金を取りにNYを訪ねた。お調子者のロンも、その旅へ同行することになり、やがてロンドンに到着したふたりは、早速リンの行方を捜すのだったが…。『シャンハイ・ヌーン』の続編。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン 2003 米
寸  評

繋がりの良いアクションシーンに満足。回転ドアを使ってよくまぁ〜、あんなにも楽しいシーンを考えるもんだ。ジャッキーのアイデアには頭が下がる。ただ、枕投げのシーンは必要なかったのではないか?あんま意味のないシーンだと思う。

鑑賞日 2005年3月

 シャンハイ・ヌーン
 アメリカの大西部を舞台にしたジャッキー・チェン主演のカンフーアクション。1881年、中国の紫禁城からペペ姫が悪党ロー・ファンによって誘拐されアメリカ西部へと連れ去られてしまう。ジャッキー他5名は姫を取り戻す任務を与えられ、列車で移動していたのだが、その時、ある強盗に襲われる……。
採  点 ★★★★★★★
出演者など ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン 2000 米
寸  評

ジャッキー映画はいつみても面白い。心の底から笑えるのがイイ。それとエンディングで流されるNG集がまたほのぼのとさせてくれて、気持ち良く席を立てる(私の場合はTVのスイッチを気持ち良く切れる)。年齢的にそろそろ厳しくなってきているが、いつまでも楽しいアクションを見せて欲しいものである。

鑑賞日 2002年4月

 守護神
 任務中に大切な相棒を亡くし、心身に深い傷を負ってしまった伝説のレスキュー・スイマー、ベン・ランドール。彼はそのまま現場の第一線から退き、レスキュー隊員のエリートを育成する“Aスクール”に教官として赴任する。ベンはそこで、元高校生水泳チャンピオンだった訓練生ジェイクと出会い、彼もまた大切な友人を事故で亡くした悲しい過去を背負っていると知る。互いに衝突し合いながらも、ベンとジェイクは厳しい訓練を通して次第に師弟の絆を築いていく。
採  点 ★★★★★
出演者など ケヴィン・コスナー、アシュトン・カッチャー 2006 米
寸  評

何となく日本の「海猿」と似たようなストーリー。泣かせるラストには、ちっとばかし弱いがカッコ良過ぎるのがイヤらしい。納得いかない部分はたくさんある。まず、カミさんとの関係がウジウジしすぎ。教官から現場に復帰してもトラウマに勝てない弱い男に成り下がり、自信を無くした揚げ句、辞表提出してカミさんに未練がましくサヨナラを告げに行く。この男はもうダメと思わせといて、海難事故のヘリにいつのまにか乗り込んで任務に就くという、実に調子の良いシナリオには文句がある。でも、まぁ、楽しめる映画だ。

鑑賞日 2009年3月

 ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
 規律を守らなかった罰として高校の地下室の掃除を命じられた4人の少年少女は「ジュマンジ」という古いビデオゲームを見つける。ゲームを起動し、彼らがキャラクターを選択した途端、それぞれがアバターとなって危険なジャングルの中に放り込まれてしまう。元の姿に戻るには盗まれた宝石をジャガーの石像に戻さなければいけなかった。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など ウェイン・ジョンソン、ケヴィン・ハート 2017 米
寸  評

実の姿とは対照的なアバターになるのが面白い。子供が観るのを想定し、ところどころに教訓めいたセリフが入ってるのも楽しい。笑えるシーンも多く退屈しなかった。プロレスラー「ザ・ロック」がすっかり名優になった。小さなお子さんも含めて家族みんなで見て欲しい映画だ。エンディングで流れるガンズ・アンド・ローゼズの「ウェルカム・トゥ・ジャングル」がまたイイ。

鑑賞日 2019年1月

 ジュラシックパークIII
 恐竜の住む島、イスラ・ソルナ島付近でパラセイリングをしていた12歳のエリック少年が遭難する。8週間後、研究資金捻出に苦心するグラント博士の元をある夫婦が訪れ「費用を出すから島の観光ガイドをして欲しい」と懇願する。乗り気で無かったグラントだが助手のビリーが引き受けてしまい、再び冒険が始まった。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など サム・ニール、トレヴァー・モーガン 2001 米
寸  評

面白い。CGで作られたニセ物だとわかってはいるが、とても精巧に仕上がってるため迫力満点、見応え充分だった。理屈なんか必要ない、単純に楽しめるのはとてもイイことだと思う。ガラス管の中の標本だと思った恐竜の目が突然動くシーンはアッパレ!最高だね。

鑑賞日 2002年8月

 ジュラシック・ワールド
 世界的な恐竜のテーマパーク、ジュラシック・ワールド。恐竜の飼育員オーウェンが警告したにもかかわらず、パークの責任者であるクレアは遺伝子操作によって新種の恐竜インドミナス・レックスを誕生させる。知能も高い上に共食いもする凶暴なインドミナス。そんな凶暴なインドミナスが脱走してしまった。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード 2015 米
寸  評

相変わらず完成度の高い恐竜に仕上がっており、大満足。4頭のラプトルと飼育員オーウェンが心通じるってのがイイ。

鑑賞日 2015年8月映画館で鑑賞

 ジュラシック・ワールド 新たなる支配者
 イスラ・ヌブラル島にあったテーマパーク“ジュラシック・ワールド”で働いたオーウェンとクレアは米国のシエラネバダ山脈で暮らすが、2人が引き取った少女メイジーとヴェロキラプトルの子どもベータが傭兵たちに連れ去られる。傭兵たちは恐竜たちを復活させたインジェン社のライバル企業、バイオシン社に雇われていた。
採  点 ★★★★★
出演者など クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード 2022 米
寸  評

インディー・ジョーンズとエイリアンの雰囲気が感じられる。CGに目が慣れたせいで、ジュラシック・シリーズ初期のような迫力を感じることはなかった。むしろ違和感を覚えるシーンがいくつかあった。脱出グループの人数が多すぎないか?ネタバレになるが犠牲になるのは誰か?と思って注目したのだが・・・。

鑑賞日 2024年1月

 将軍の娘/エリザベス・キャンベル
 陸軍基地の暗部を描いて全米でベストセラーになったネルソン・デミルの小説を映画化したサスペンス。舞台はジョージア州のマッカラム陸軍基地。そこで美貌の女性士官の全裸死体が発見されたことからストーリーは始まる。
採  点 ★★★
出演者など ジョン・トラボルタ 1999 米
寸  評

トラボルタの出演映画で「コレは面白い」と唸るのに出会った事がない。このまま、こんな評価が続くようであれば見るのを最初から諦める事になるかもしれない。

鑑賞日 2002年1月

 少林サッカ−
 かつてサッカ−で挫折した男が、サッカ−とは無縁だが少林拳に秀でる若者たちを集めて最強のサッカ−チ−ムを作り上げていくコメディ−。香港では過去最高の6000万香港ドルを稼ぎ、香港アカデミ−賞では主要7部門を独占するという記録的な大ヒット作となった。
採  点 ★★★★★★★★★
出演者など チャウ・シンチ−、ン・マンタ、ビィッキ−・チャオ 2001 香港
寸  評

最高に笑った。少林寺とサッカ−を結びつけたアイディアが凄い。大袈裟過ぎるCGアクションもあそこまで派手だと呆れるのを通り越して感動すらしてしまう。ブル−ス・リ−等を意識したパロディ−もちりばめられており、非常に楽しめて満足した。ビィッキ−・チャオの三変化には「化粧で女性はこんなにも変わるのか?」と驚いた。

鑑賞日 2003年9月

 ショーシャンクの空に
 1947年、銀行の若き副頭取、アンディ・デュフレーンは妻とその不倫相手のプロゴルファーを殺した容疑をかけられ、逮捕される。アンディは無実を主張したものの、終身刑の判決を受け、ショーシャンク刑務所に収監されることになる。この大規模な刑務所ではノートン所長が絶対的な権力を振るい、囚人たちを支配していた。ショーシャンク刑務所では、服役囚に対する刑務官の暴力や、囚人同士のけんかや暴行が日常茶飯事だった。
採  点 ★★★★★★★★★
出演者など ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン 1994 米
寸  評

最悪のタイミングで殺人犯にさせられてしまう悔しさ、そして思わぬことから釈放の望みが出たにも関わらず叶わなくなる悔しさに、どんどん引きずり込まれてしまった。主人公が徐々に年取っていく姿がよくわかる。しかし刑務所を出る計画が、入ってすぐから始まっていたのだとわかり、その執念には恐れ入った。無実を晴らして欲しかったが、これでイイ。ラストで思わず拍手を送ってしまった。

鑑賞日 2014年3月

 ジョニー・イングリッシュ
 英国諜報機関のカリスマ・スパイだったエージェント1号の葬儀中に爆弾テロが起こり、参加していた腕利きエージェントたち全員が死亡してしまう。最悪の事態に陥った当局は、唯一の生き残りであるジョニー・イングリッシュに白羽の矢を立てる。
採  点 ★★★★
出演者など ローワン・アトキンソン、ナタリー・インブルーリア 2003 英
寸  評 笑いどころが欧米人と日本人では違うようで、あまり日本向きではないような気がする。そもそも次に起こるネタの予測がついてしまい、笑えない。
鑑賞日 2004年11月

 ジョンQ
 ジョンの息子マイクが倒れ、心臓病と診断される。心臓移植以外生きる道はなかったが、ジョンの保険は高額な移植手術に適用されない。無情にも病院から退院勧告が出される。我慢の限界に達したジョンは拳銃を持って病棟を占拠。医師や患者を人質に、マイクの手術を要求するのだった。
採  点
★★★★★★★★★
出演者など
デンゼル・ワシントン、ロバート・デュバル 2002 米
寸  評
心打たれた。息子に語りかける“最後の約束”は小さな子を持つ親であれば、みんなが願う内容であり、最大のクライマックスである。しかし、自分の心臓を息子に移植しようとジョンは考えるが、適合性等の面を考えても、そんなに簡単に出来るのだろうか?その点が少し疑問に感じた。拳銃の引き金を引いた時のアクシデントには「うまい!」と思った(笑)。
鑑賞日
2004年4月

 ジョン・ウィック
 伝説的な暗殺者として裏社会にその名をとどろかせるも、殺しの仕事から手を引いたジョン・ウィック。暴力から遠く慣れた毎日に安らぎを覚えていた彼だったが、それをロシアン・マフィアによって奪われる。怒りと憎しみに支配された彼は、封印していた殺しのスキルをよみがえらせ、ロシアン・マフィアへのリベンジを果たすことを決意した。
採  点
★★★★★
出演者など
キアヌ・リーヴス、ミカエル・ニクヴィスト 2014 米
寸  評
キアヌの殺陣のキレが悪い。投げ飛ばす時にスピードは遅いし、ヒザが曲がって重そう。至近距離で銃を撃つか。近過ぎるだろ。背後からウィックが追いかけて来るというのに意味不明な笑みを浮かべるボス。そんな余裕ないだろ。問題はラスト。あれだけたくさん殺したのにボスのとどめを刺さず、その場を離れるか?また、いつのまにか強い雨が降っていた。つなぎのミスか?
鑑賞日
2016年12月

 ジョン・ウィック:チャプター2
 引退を決意した伝説の殺し屋ジョン・ウィックだったが、イタリア系マフィア、サンティーノに過去の貸し「誓印」を突きつけられて、新たな殺人を依頼される。ウィックが断ると、亡き妻との思い出が詰まった家を爆破されて引き受けざるを得なくなる。
採  点 ★★★★
出演者など キアヌ・リーヴス、リッカルド・スカマルチョ 2017 米
寸  評

シナリオがメチャクチャ。ツッコミどころ満載。人混みで派手に銃撃戦をしたり、血だらけの状態で地下鉄の車内や街中を歩き回るのが理解できない。常識的に周囲の人間はパニックになって逃げ惑うだろ。また、世界中の殺し屋にしては怖さがゼロで、しかも的を簡単に外すなど、銃の腕前が悪すぎる。クライマックス、鏡部屋でボスと対峙するシーンは映画「燃えよドラゴン」のパクリか?

鑑賞日 2019年1月

 シリアナ
 CIAのベテラン諜報員ボブ・バーンズは、長年にわたり中東で活動を続けていた。しかし、息子の大学進学を契機に諜報員の職を引退し、残された日々をデスクワークに専念しようと決心する。
採  点
★★
出演者など
ジョージ・クルーニー 、マット・デイモン 2005 米
寸  評
話がややこしくて、しかもストーリーに起伏がなくダラダラなため、途中で飽きてしまった。そもそもタイトルが良くない。
鑑賞日
2006年11月

 シルミド
 1968年4月、死刑囚ら31人の重犯罪者たちが無人島のシルミ島に送られた。そこで彼らは刑の帳消しと引き換えに、北朝鮮の最高指導者・金日成の暗殺を命じられ、極秘の暗殺部隊へと成長していく。だが政府の外交政策の転換で暗殺計画は中止。しかも政府はこの部隊の抹殺を軍に命じるのだった…。
採  点
★★★★★
出演者など
ソル・ギョング、 アン・ソンギ 2003 韓国
寸  評
評判のわりには面白くなかった。期待外れ。やたらと出演者に力が入り、見るほうは疲れてしまった。冒頭シーンで捕まる北の特殊工作員インチャンが、なぜ韓国のために平壌へ行く気持ちになったのか理解できない。それから人質として一般市民が乗ったバスに対して、軍隊があれほど容赦なく射撃するという事実・・・考えられない。当時の韓国ならば十分考えられるのかもしれない。
鑑賞日
2006年10月

 シン・シティ
 <エピソード1>その屈強な肉体と醜い容姿から誰も近づこうとしない仮出所中のマーヴ。彼は一夜の愛をくれた高級売春婦、ゴールディを何者かに殺され、復讐に立ち上がるが…。<エピソード2>罪から逃れるため過去を捨て、かつての恋人ゲイルが仕切る売春街に身を置く男ドワイト。ある時、この街で警察官が殺される事件が発生、彼は窮地に陥った売春婦たちを救おうと奔走する…。<エピソード3>無実の罪で8年の獄中生活を送った刑事ハーティガン。出所後、かつて救い出した少女ナンシーの危機を知り、最後の戦いに挑んでいくが…。
採  点 ★★★
出演者など ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク 2005 米
寸  評 う〜ん、良くわからない映画だ。コメントのしようがない。
鑑賞日 2007年1月

 人生の特等席
 家庭を顧みず、メジャーリーグのスカウトマンとして長年、手腕を振るってきたガス。だが、ここのところ年のせいで視力が衰え、球団との契約延長も望み薄。キャリア最後のスカウトの旅に出ようとする彼に手を貸したのは、父との間にわだかまりを感じ続けてきた一人娘ミッキーだった。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス 2012 米
寸  評 イーストウッドの頑固親父ぶりが最高。その血を引く娘ミッキーもまた頑固でいつも衝突してばかりだが、選手の観察力となると親父が一歩リード。老スカウトの目とセイバーメトリクスの対決も見所で「マネーボール」の対極版映画と言える。随所にMLBのクイズが出るのもイイ。しかしカーブを打てない選手がドラフトの目玉になるというのは、ちょっといただけない。
鑑賞日 2015年2月

 シンデレラマン
 大恐慌時代のアメリカ。家族と幸せに暮らすジミーは、前途有望な若手ボクサー。右ストレートを武器に、次期チャンピオンになれると目されていた。だが、右手を故障。勝利に見放された彼は、ライセンスを剥奪されてしまう。失業者のひとりとなり、日雇いの肉体労働に就けることすら難しい日々。困窮の中、彼が守りたかったのは愛する家族だけだった。そんなとき、かつてのマネージャーから一夜限りの試合復帰を持ちかけられる。実在し、人々から“シンデレラマン”と呼ばれたボクサーの人生ドラマ。
採  点
★★★★★★★★★
出演者など
ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー 2005 米
寸  評
あまりにもひもじくなったので、途中で見るのをやめかけた。何しろ、見ているのは病室である。スカッとするような映画を期待して見たのに、その日の生活にも困窮するストーリー。幸いにも他にやることが無くなったので、仕方なく続きを見たら、この感動。いやぁ〜、やめないで良かった。ベアに挑発されたジミーの奥さんが、レストランでグラスの酒を顔に掛けるシーンは、スカッとした。ただ、レンタルDVDに特典として付いてきた実写のシーンでは、映画と多少違う雰囲気に見えた。誇張した面も多々あると見た。
鑑賞日
2006年7月

 シンドラーのリスト
 第二次大戦中のナチス政権下のポーランド。実業家として一旗揚げようと目論むドイツ人オスカー・シンドラーは、まず賄賂で軍の幹部たちとつながりを持った。そしてユダヤ人計理士シュターンを雇い入れ、彼のコネを利用して倒産した工場を手に入れたシンドラーは、軍用ホーロー容器工場の経営に乗り出し莫大な財を築く。だが、日を追ってエスカレートしていくユダヤ人への迫害を目のあたりにするうち、彼は自らの財産をユダヤ人の救済に費やそうと決心する。まず彼は、生産効率向上の名目で大勢のユダヤ人たちを雇い入れ、私設収容所を作る許可を得る。やがて敗戦が色濃くなったドイツ軍は、アウシュビッツ等でのユダヤ人大量虐殺を開始。シンドラーは工場移転を理由にユダヤ人労働者を要求、1000人以上がリスト・アップされる…。
採  点 ★★★★★★★★★
出演者など リーアム・ニーソン、ベン・キングスレー 1993 米
寸  評 感動した。人間の物欲を巧みに利用したシンドラーは立派だ。聖人みたいな人かと思ってたが、意外に自身も色と金に対しての欲望が強かったのにはちょっと驚いた。そこまで描写したスピルバーグはやはり凄いと思う。全編モノトーンだが、女の子の服がほんのり赤くなってたり、ろうそくの炎だけにオレンジ色が付いていたのはどんな意味を持つのだろうか?逃げ場所を失ってトイレの肥だめに隠れるしか方法がなかった坊やのシーンには涙が出そうになった。シンドラーは「死んだらぁ〜」が、彼に対する感謝の念は助けたユダヤ人の孫の代までもずっと生き続けている。
鑑賞日 2006年12月

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