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採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 ソウル・プレイン/ファンキーで行こう!

 黒人の黒人による黒人のための超豪華旅客機“ソウル・プレイン”が巻き起こす大騒動を描いたコメディ。飛行機に夢と憧れを持つ黒人青年。ある日彼は、乗った飛行機のトイレでケガを負い、おまけに預けたペットの犬まで失ってしまう。航空会社を訴えた彼は見事に勝訴し、手に入れた賠償金1億ドルで“黒人専用航空会社”を設立。パープルカラーで統一された機内では、ブラック・ミュージックが流れ、セクシーなコスチュームを着たキャビン・アテンダントが乱舞するなど、まさにゴージャスの一言。そんなショーンの夢を詰め込んだ“ソウル・プレイン”の第一便がいよいよ飛び立つが…。

採  点 ★★★★
出演者など ケヴィン・ハート、トム・アーノルド 2004 米
寸  評

下ネタ、薬ネタ満載。黒人特有の陽気な笑いもあるが、ネタがきつすぎる面もある。その辺りが一般劇場では上映しづらかったのか、公開されなかったらしい。ビデオにもなっていないとのことで、販売各社、手を出しにくいのかな?確かに買ってまで見たいと思う映画ではない。

鑑賞日 2006年2月

 ソードフィッシュ

 麻薬取締局が捜査の副産物として稼ぎ出した巨額の金を狙って、悪党一味が壮絶な作戦を展開する犯罪劇。計画に参加させられた天才ハッカーは集団内部に不穏な空気をかぎつける。J.トラボルタのカリスマ性が意表を突く展開と絶妙にマッチ!

採  点 ★★★
出演者など ジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマン 2001 米
寸  評

テロリストから国を守るために金を奪う・・・?う〜ん、なんか良くわからない映画だった。トラボルタのイメージって昔、ダンス踊ってたのが強すぎて、太っ腹&悪役がピンとこない。怖さが伝わらない。今まで何度か裏切られてガッカリしたが今回も同じだった。

鑑賞日 2003年6月

 ゾディアック

 1969年、カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが銃撃され女性が死亡した、との通報が警察に入る。さらにその通報者は“犯人は俺だ”と言い残した。1ヶ月後、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者からサンフランシスコ・クロニクル紙に声明文が届き、そこには謎の暗号文が添えられていた。以来、同紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、この一件と暗号解読に執着する。また、サンフランシスコ市警のトースキー刑事たちも執拗にゾディアックを追う。しかし、彼らはなかなか決定的な手掛かりをつかめぬまま、事件は無情にも風化していった。やがて年月が経ち、今やゾディアックを追っているのはグレイスミスとトースキーだけだった。そしてある時、ついに犯人らしき人物を突き止める二人だったが…。

採  点 ★★★
出演者など ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ 2007 米
寸  評

結論が出ないまま終わってしまい、最後はドッと疲れが出た。長過ぎる。出だしは残忍な殺し方にショックを受け、身を乗り出したが、なかなか話が先に進まずイライラが募った。結局は犯人の意図するモノが何だったのかわからないまま、終わってしまい、鑑賞に費やした2時間半が無駄に感じられた。

鑑賞日 2008年12月

 ソラリス

 謎に満ちた惑星ソラリスを探査する宇宙ステーション“プロメテウス”の科学者グループは、突然、連絡を絶った。この不可解な行動の真相を究明するために心理学者のクリス博士が調査の依頼をされる。

採  点
出演者など ジョージー・クルーニー 2002 米
寸  評

こんなに眠くなる映画は初めてだ。大抵の映画は、ある程度のリズムで見どころが訪れるものだが、なんにもない。最初から最後まで静寂なシーンの連続。はっきり言ってつまらない。時間のムダ。最後にクライマックスが来ると期待して見たのに裏切られて後味が悪い。

鑑賞日 2005年1月

 ソルト

 CIAエージェントのイヴリン・ソルトは、何者かの陰謀によってロシアスパイの嫌疑をかけられてしまう。逃走を図ったソルトはCIAの追跡をかわしながら、自らの容疑を晴らすべく、たった独りで真相究明に乗り出す。

採  点 ★★★★★★★★
出演者など アンジェリーナ・ジョリー、リーヴ・シュレイバー 2010 米
寸  評

女とはいえ、ソルトの迫力があって息をつけない緊迫感があった。話が米ロの全面戦争に発展しそうになるという、穏やかでない展開がイイ。しかもとんでもない裏技が最後に待っていて、堪能した。これは面白い。アンジェリーナ・ジョリーも迫真の演技で実に強かった。

鑑賞日 2015年3月

 それでもボクはやってない

 フリーターの金子徹平は、通勤ラッシュの電車で女子中学生から痴漢をしたと訴えられてしまう。全く身に覚えのない金子は、話せば分かってもらえると思い、大人しく駅の事務室に行った。しかし「ボクはやってない!」という訴えもむなしく、そのまま警察に連行されてしまう。その日から、留置所暮らしを余儀なくされた金子の無実を訴える長い戦いが始まった。

採  点 ★★★★★★★★
出演者など 加瀬亮、役所広司、瀬戸朝香 2007 日本
寸  評

元厚労省局長の村木厚子さんの冤罪を伝えた某番組で、周防監督がその事件に強い関心を持って映画作成に当たっていたと知り、ぜひ観てみたいと思い借りてみた。有罪判決率99.9%という恐ろしく高い壁を強く感じさせられる映画だった。警察の取り調べのずさんさにはただただ驚くばかり。拘置所、法廷の雰囲気とは、こんな感じなのかと、良い知識を与えてくれた。痴漢冤罪の怖さ。満員電車は怖くてとても乗れないな。もっともコロナで騒いでいる現在、痴漢の数はグッと減っただろう。

鑑賞日 2020年8月

 それでも夜は明ける

 1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモンは、ある日突然拉致され、奴隷として南部の綿花農園に売られてしまう。狂信的な選民主義者エップスら白人たちの非道な仕打ちに虐げられながらも、彼は自身の尊厳を守り続ける。やがて12年の歳月が流れ、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。

採  点 ★★★★★★★
出演者など キウェテル・イジョフォー、ブラッド・ピット 2010 米
寸  評

身分が保証される「自由黒人」というのを初めて知った。アメリカは世界の警察、自由の国などと模範国家のように言っているが、この映画を観ると、ひどい国だったんだなと思う。出演者にブラピがあったので期待したら、最後にほんの少しだけ、しかもいいとこ取り出演だったのにはガッカリ。前半部に時間を掛け過ぎたのか、最後があっさり終わったのが不満である。

鑑賞日 2015年4月

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