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採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 ダーク・ウォーター
 離婚調停中のダリアは、アパートを確保しなければ、愛娘セシリアの親権が夫カイルに奪われてしまうことから、追いつめられていた。やっと見つけたのがマンハッタンをのぞむルーズベルト島の薄汚い部屋だった。寝室の天井には大きな黒いしみが…。原作「仄暗い水の底から」のハリウッドリメイク版。
採  点 ★★★★★
出演者など ジェニファー・コネリー 2005 米
寸  評

初めて翻訳本(江崎リエさん編訳)を先に読んでから次に映画を見る体験をした。よって映画と本の違いを探す見方になった。幼い娘の無念さがあんな形で主人公を巻き込むとは思わなかった。この映画を見て帰宅した2時間後、たまたまTVに原作「仄暗い水の底から」が入り、タイミングのよさに驚いた。放送されることを全く知らなかっただけになおさら。

鑑賞日 2005年11月、映画館で鑑賞

 ダークナイト
 悪のはびこるゴッサム・シティーを舞台に、ジム警部補やハービー・デント地方検事の協力のもと、バットマンは街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。
採  点 ★★★★★
出演者など クリスチャン・ベール、ヒース・レジャー 2008 米&英
寸  評

悪役ジョーカーはなかなかイイ味を出していた。警官が悪に寝返るぐらいだから、驚いてはいけないのだろうが、検事ともあろう者がコロッと裏切ってはいけない。汚名を挽回することなく去るバットマンは、カッコつけ過ぎじゃないか?でも、あのバイクはいいね。

鑑賞日 2013年1月

 ダークマン
 恋人を奪われ、全身やけどを負ったことから、ふた目と見られない醜い姿になってしまった怪人の復讐を描いた人気ホラーアクション。
採  点 ★★★★★
出演者など リーアム・ニーソン 1990 米
寸  評

自分の変わり果てた姿の報復として残酷な殺し方をしていくのかと思ったら意外にもコミカルなシーンもあったりして面白い。かといってコミカル・ホラー路線なのかと思えば、ヘリから下がったロープに捕まる大仕掛けで派手なアクションもあるなど、アンバランスなホラーだった(笑)。ハラハラするシーンがあったので結構気に入っている作品。

鑑賞日 2003年2月

 ダークライト/暗黒の女戦士
 リリスは不老不死の肉体と驚異的な能力“ダークライト”を持つ生命体。しかし今では、そんな彼女のパワーは秘密組織フェイスによって長い間封じ込められ、記憶を消された彼女は24歳のごく普通の女性として平凡に暮らしていた。そんなある日、フェイスのメンバーのひとりがダークライトを手に入れ自らの肉体を改造してモンスターと化し、破壊の限りを尽くしながら悪性ウィルスをバラまき始める。フェイスのリーダー、ウィリアムはモンスターに対抗すべく、リリスの記憶の封印を解き、再びダークライトの使い手として彼女の訓練を開始するが…。
採  点 ★★★★★
出演者など シリ・アップルビー、リチャード・バージ 2004 米
寸  評

B級ですな。車が少し衝突したくらいで、あんなに派手に爆発するようじゃ、メーカーから文句が出るんじゃないの?モンスターもリリスもキャラが子どもだましっぽい。若手スタッフの腕試し用作品に思える。

鑑賞日 2006年11月

 ダーティ・ウォー/戦慄の最終兵器
 ロンドンでは化学兵器によるテロを想定した消防署の救出訓練が行なわれた。一方、スコットランド・ヤードではイスラム過激派によるテロ計画の動きを察知、容疑者の割り出しを急いでいた。しかし時すでに遅く、捜査員がテロリストのアジトに踏み込んだのと一足違いで、ロンドンの中心部で自爆テロが実行されてしまう。しかも、爆弾には放射性物質が含まれていることが判明。爆発事件の混乱が広がる中、ロンドンの街は刻一刻と放射能汚染に侵されていくが…。
採  点 ★★★★★
出演者など コール・ピューリー、ヘレン・シュレシンジャー 2004 米&英
寸  評

自爆テロのあとが、なんか締まらない。前半部で非常に良い緊迫感を出していたのに、クライマックスでずっこけてしまい、ガッカリした。

鑑賞日 2006年11月

 ダーティ・グランパ
 挙式を目前に控えた堅物弁護士ジェイソンは祖母の葬儀に参列するため、疎遠だった祖父ディックのもとを訪れる。葬儀が終わるとディックに思い出の地フロリダまで一緒に旅をして欲しいと半ば強制的に頼み込まれる。しかし、この旅は酒と女に羽目外し連続のとんでもないモノだった。
採  点 ★★★★★★★
出演者など ロバート・デ・ニーロ、ザック・エフロン 2016 米
寸  評 ひと言でいうなら、ハレンチ&ひどい!……でも楽しめた。デ・ニーロほどの偉大な俳優がこんなPー音満載のセリフを言ってるのが凄い。よってデ・ニーロのファンの中には評価が大きく分かれる映画ではないか。自分はギャップの大きさがとても新鮮で、思わず吹き出してしまい、楽しかった。演技のジャンルが広いデ・ニーロは凄い。終盤は人間の生き方の本質が伝わり、拍手したほどだ。でも、恐ろしいほどエロや禁止薬物、警察とのひどい関係がなんの後ろめたさもなく映像になっており、こりゃ、映画だけの話だなと割り切って観ないとアメリカはとんでもない国になると思ったのも事実(笑)。ココまでさすがに行かなくても、もし孫が出来たら、人生を正しく伝えられるおじいちゃんになりたいなと思った。
鑑賞日 2018年1月

 ターミナル
 東欧の小国クラコウジアから、ある「約束」のためアメリカに渡ったビクター。入国審査に手間取っているうち、彼の祖国ではクーデターが勃発、国家は転覆してしまう。パスポートの効力を失った彼は入国出来ず、かと言って帰るべき祖国もない。彼はターミナルから一歩も出られない状況に追い込まれてしまった。真面目で純朴な彼は、工夫を凝らし空港内での生活を送り始める。出口の見えない状況が続く中、やがて彼の優しさに空港関係者たちも心を開いていく…。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 2004 米
寸  評

トム・ハンクス演じるナボルスキーがいいネ。どうしてそんなに正直モンなのか?と観客に地団駄踏ませるのなんか最高。なんの取り柄も無い、つまらない男かと思ったら、次第に高い能力を持ち、更には男の魅力もある人物だとわかってきて、だったら、もっと強くいけよ、と思わせてしまう。英語力も身について、あとはアメリアと一緒になるのかと思わせてうっちゃるとは、やるもんだ。自分は良く知らないが、ジャズ奏者のゴリソン本人が出演してるのが一層、この映画を価値のあるモノにしている。

鑑賞日 2013年4月

 ターミネーター3
 未来からやって来た殺人マシーンと人類の運命を託された男が宿命的戦いに挑むシリーズ第3弾のSFアクション。スカイネットが支配する未来社会から送り込まれた刺客の襲撃を、T-800の身を挺した活躍で乗り切ったジョン・コナー。10年後、彼は新たな人生の目的を見つけようと放浪の旅を続けていたが…。
採  点 ★★★★★
出演者など アーノルド・シュワルツェネッガー、ニック・スタール 2003 米&独&英
寸  評

終盤、息切れしたか、少しダレたが、前半から中盤へと続く迫力あるアクション・シーンがイイ。それにしてもトヨタ車の丈夫なことといったら、この上ないくらい素晴らしい(笑)。

鑑賞日 2004年11月

 第9地区
 南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙船。船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果て、難民と化していた。南アフリカ政府は“第9地区”に仮設住宅を作り、彼らを住まわせることにする。28年後、“第9地区”はスラム化していた。超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定。現場責任者ヴィカスを派遣、彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回ることになるのだが…。
採  点 ★★★★★★★
出演者など シャルト・コプリー、デビッド・ジェームズ 2009 米
寸  評

序盤は何とも笑えるエイリアンの姿にちょっと失敗したかな?と思ったが、ヴィカスの身辺に事件が起こってからは吸い込まれるように映画の中身に入っていった。終わってみて、十分楽しめたし、まだ先がありそうな、いかにも思わせぶりな終わり方にニヤリと笑ってしまった。

鑑賞日 2011年3月

 大脱走
 脱獄のプロとして名をはせるブレスリンは、何者かの陰謀により犯罪者の汚名を着せられ、一度入ったら絶対に出られないため「墓場」と呼ばれている監獄に入れられてしまう。その監獄の設計にもかかわっていたブレスリンは、自分を罠にかけた組織の陰謀を暴くため脱獄計画を練りはじめるが、そんなブレスリンの前に、凶暴な囚人たちを束ねるロットマイヤーが現れる。
採  点 ★★★★★★★
出演者など シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー 2013 米
寸  評

まあまあ楽しめた。星の位置から現在地を調べるという道具を盗んだ注射器などで作るが、あれはうさんくさい。2大スターの共演というだけあって、それぞれの見せ場を作っているなという印象をもった。ラストで真相がわかり「やっぱりなぁ〜」って感じ。

鑑賞日 2015年12月

 タイタス
 ゴート族との戦いに勝利したタイタス将軍はゴート族の女王タモラとその3人の息子を捕虜にローマへ戻るが、戦死した21人の息子達の霊を慰めようとタモラの長男を残虐な方法で処刑する。一方、ローマでは新しい皇帝に強欲なサターナイナスが決まり、あろうことかタモラを妃に迎え入れる。復讐に燃えるタモラは…。
採  点
出演者など アンソニー・ホプキンス、ジェシカ・ラング 1999 米
寸  評

性的描写があるためR-15(15歳以上指定)なのだと思ってたが大間違いだった。手首や舌は切るわ、刀は首に差すわ、生首登場などとにかく残虐過ぎる。こんなにひどいのは初めて見た。驚くのは、監督がジュリー・テイモアという女性だと言うこと。女性がこのような演出するなんて信じられない。ローマ帝国時代なのに車が走ったり、銃があったり、ゲームセンターが出てきたり、全く理解出来ない。志村ケンが演じて笑わせるバカ殿みたいな雰囲気を持つ皇帝サターナイナスだが、あまりの無知無能さに腹が立ってきた。史上最悪な映画だ。

鑑賞日 2002年2月

 ダイハード
 Xマス・イブの夜、LAのハイテクビルを最新兵器で武装した謎のテロリスト集団が襲った。彼らの要求を拒んだ重役たちは即座に射殺された。なすすべもなく脅える30人の人質たち。だが、ビルの中にはNYの非番警官ジョン・マクレーンがいた。外部との連絡がいっさい遮断された中、マクレーンはただ一人自らの命を賭けた戦いを挑んだ。
採  点 ★★★★★★★★★
出演者など ブルース・ウイリス、ボニー・ベデリア 1988 米
寸  評

最高!ブラボー!何度見てもいいね。トイレに立つヒマを与えない映画とはこの映画のことだ(笑)。カッコ悪い警官というのがまたイイ。悪役の迫力もたっぷりあった。

鑑賞日 2006年7月(過去にも数度鑑賞)

 ダイハード4.0
 独立記念日前夜、ワシントンDCのFBI本部のサイバー犯罪部に異変が起こった。交通、通信、原子力、水道などあらゆる全米のインフラ監視システムが何者かにハッキングされたのだ。NYPDのマクレーン警部補は管轄外のニュージャージー州に来ていたが、FBIから州内に潜むマットというハッカーを捕らえて本部に連行するよう命令を受ける。渋々、マットのアパートを訪ねたところ、そこで謎の一味に襲撃され、かろうじて逃げ延びる。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など ブルース・ウイリス、ティモシー・オリファント 2007 米
寸  評

面白い!このシリーズ、ハズレがない。一作目からまもなく20年が経過したにも関わらず、非常にタフなマクレーンに拍手喝采。

鑑賞日 2007年7月、映画館で鑑賞

 ダイ・ハード/ラスト・デイ
 久しく会っていなかった息子ジャックがロシアでトラブルを起こした上に、ある裁判の証人となったと知らされた刑事ジョン・マクレーン。身柄を引き取りに現地を訪れた彼だが、そこでテロ事件に巻き込まれてしまう。相変わらずの運の悪さを呪いながらも、混乱状態に陥った状況下でジャックと再会するマクレーン。しかし、なぜか親子一緒に次期ロシア大統領候補の大物政治家、大富豪、軍人らが複雑に絡む陰謀の渦中へと引きずり込まれるハメになり……。
採  点 ★★★★★★★★
出演者など ブルース・ウイリス、ジェイ・コートニー 2012 米
寸  評

体力的にもきつくなっているであろうマクレーン刑事だが、今回もかなり派手にやってくれた。アクションよりも親子の絆を強く考えさせられる映画だ。放射能を中和させるガスってのが唐突だった。あり得ない。このシリーズはこれで最後となっているようだが、息子の代で続きそうな気配がする。

鑑賞日 2013年3月

 太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-
 1944年の太平洋戦争末期。サイパン島の日本軍は圧倒的な数のアメリカ軍の攻撃でジリ貧状態だった。大場栄大尉は生き残った47名の兵士と共にジャングルに後退し、亡くなった仲間のために一人でも多くのアメリカ兵を殺そうと決死の覚悟だった。アメリカ軍はすぐ降伏させられると思ったが、大場の巧みな戦術で苦戦を強いられ、やがて“フォックス”と呼ばれるようになる。
採  点 ★★★★★★★
出演者など 竹野内豊、唐沢寿明、井上真央 2011 日
寸  評

非常に良かった。実話は心打つ。攻撃を受けた民家の中でみつけた赤ん坊をアメリカの手に委ねたのにはグッときた。牟田口廉也中将のようにインパールで無謀な作戦で日本兵を失ったのとは対照的な大場大尉に拍手を送りたい。キャストがとても良かった。各人の演技が光っていた。意外だったのはアメリカ軍の日本人収容所にあっさり出入りできたこと。終戦後、大場大尉が要職についたのもうなずける。一人残った木谷曹長はどうなったのかな?自決?

鑑賞日 2019年12月

 タイムマシン
 1899年に恋人を強盗に殺された科学者アレキサンダーは4年後にタイムマシンを発明し、彼女を救おうと事件当日の過去へと飛ぶが、今度は事故で彼女は死んでしまう。過去の運命を変える手段を見いだすべく、彼は未来へと飛んでいくのだが…。
採  点 ★★★★
出演者など ガイ・ピアース、ジェレミー・アイアンズ 2002 米
寸  評

予告を見て、面白そうだと飛びついたのだが、あっさり裏切られた。80万年先、1億年先、と気の遠くなるような未来へ行ってしまい、あまりにも現実離れしすぎた。せめて100年ぐらいにしてくれないと(笑)。死んだ恋人エマに最後は遭って欲しかった。ただ、未来なのに原始時代化してたという発想はイイと思う。

鑑賞日 2003年12月

 タイムリミット
 小さな町の警察署長で周囲からの人望も厚いマット。しかし、一方で妻と別居中の彼は、夫の暴力に苦しむアンと不倫の関係にあった。ある日、そのアンがガンに冒されていることを知り、彼女の命を救うための高額な治療費に充てようと、署に保管された押収金を持ち出す。しかし翌朝、アンと夫は自宅の焼け跡から焼死体で発見され、原因が放火による殺人事件であることが明らかとなる。自分に容疑がかかるのは間違いなく、マットは必死で犯人探しに奔走するのだった。
採  点 ★★★★★★★
出演者など デンゼル・ワシントン、エヴァ・メンデス  2003 米
寸  評

2時間弱という短い上映時間でとてもテンポ良くまとまっていた。どんどん集まってくる事件の情報から逃れるための行動が、時にはバカげているのだけれども、ハラハラさせられてスリルがあった。しかし、たった4人しかいない警察署の署長だったら、地域の顔だろ?そんな人物が街中で堂々と不倫デートしてたら、あっという間に噂になりそうなもんで、ホテルのフロント係が署長を知らないというのもおかしな話だ。

鑑賞日 2008年12月

 ダイヤモンド・イン・パラダイス
 皇帝ナポレオンが所持していたとされる、世界に3つだけ存在する宝石“ナポレオン・ダイヤモンド”。そのうちの2つを盗み出したマックスとローラは、泥棒稼業を引退してバハマのパラダイス・アイランドで悠々自適な生活を送っていた。ところがそこに、ふたりを追い続けるFBI捜査官スタンが現われる。島に停泊中の豪華客船にその最後の1つが展示されていたためだった。やがてそのダイヤを狙うギャングもマックスに接近。こうして最後のお宝をめぐり、またしても熾烈な駆け引きが展開していくことになるが…。
採  点 ★★★★★
出演者など ピアース・ブロスナン、サルマ・ハエック 2004 米
寸  評

犬や猫じゃあるまいし、何かある度に抱っこしてチューして「いい加減にしろ!」と言いたくなった映画。ダイヤを盗むルートを先に悪党の一人にやらせるというスジはミエミエだし、天井から盗むのも新鮮味がない。

鑑賞日 2007年2月

 太陽の帝国
 J.G.バラードの自伝的小説を原作に第二次世界大戦下、中国の日本軍捕虜収容所で暮らすイギリス人少年の成長を描いた秀作ドラマ。
採  点 ★★★★★
出演者など クリスチャン・ベイル 1987 米
寸  評

スピルバーグが監督した作品だということが良くわかる映画だった。日米の戦闘機が低空で攻撃するシーンなどは特に強くそう感じた。内容が戦争だけに派手な殺し合いが出てくるのかと思ったが、それとは全く逆で、非常に穏やかな最期の死を迎えるシーンが多く、気持ちが救われた。婦人の最期を暗示させる日の出が長崎の原爆だったとは……う〜ん、やるなぁ〜。

鑑賞日 2003年4月

 ダウト・ゲーム
 新進気鋭の検察官ミッチ・ブロックデンは妻との間に娘を授かり、公私ともに充実した日々を過ごしていた。ある日の夜、同僚と飲んだ帰りに、突然飛び出してきたアッカーマンを飲酒運転ではねてしまうが、妻子のことが脳裏によぎり、救急車を呼んで立ち去ってしまった。翌日、クリントン・デイヴィスがアッカーマン殺害の容疑者として連行された。デイヴィスは妻子を殺された傷ましい過去を持ち、当事件の裁判を担当することになったミッチは自責の念に駆られ、彼を擁護する。
採  点 ★★★★★
出演者など ドミニク・クーパー、サミュエル・L・ジャクソン 2014 カナダ
寸  評

映画だからこそありうる、法廷における容疑者と本当の犯人・自分との対面が面白い。それがどのように展開するかと思ったら、意外な事実が出てきて驚かされる。わずか1時間半ほどの短い映画なため、テンポが非常に良かった。

鑑賞日 2016年10月

 ダウンサイズ
 ノルウェーの科学者が人の体を10数センチに小さくする技術を発明し、これによって人口増加による環境や食料問題が解決できるという計画が発表される。これに賛同する人々が徐々に増え、平凡な男ポールも妻オードリーと共にダウンサイズを決意する。一度小さくなると元には戻れないことに同意した上でポールは13センチになったのだが、妻は直前で逃げ出して裏切られてしまう。
採  点 ★★★★★
出演者など マット・デイモン、ホン・チャウ 2017 米
寸  評

中盤までコメディー風で大いに笑った。このまま続くのかと思ったら、左足が義足のベトナム人ノク・ランの登場で変わり、ラストは微妙な展開になってしまった。全体的には面白かった。カルトチックな集団が地下に潜ることは必要だったのだろうか?あれだけサイズが小さいのだからシェルターで十分ではないか?強い決意をしたポールが途中まで歩き、引き返したのはなぜか?

鑑賞日 2019年4月

 ダウンレンジ
 男女6人の大学生が乗った車が山道を走っている時にタイヤがパンクして立ち往生する。全員が外に出て、女達は日陰で休みながら携帯を操作するが電波が不安定で助けを呼ぼうにも繋がらない。一人が不慣れなタイヤ交換を行って外したタイヤが転がるのを止めた際、銃弾が落ちるのを発見して不思議に思ったその瞬間、一発の銃弾が彼の頭を撃ち抜いた。
採  点 ★★★★★
出演者など ケリー・コンネア、ステファニー・ピアソン 2017 日&米
寸  評

あらすじが面白そうだったのと監督が日本人というので鑑賞してみた。飛び散る血液の量がハンパなくて汚い。敵の腕前がイイようで悪いし、賢いようで頭が悪い。夜になれば不利になるのはわかりきってるわけで、殺るなら陽がある日中だろう。何のために殺すのか?動機がわからないと面白くない。似たような映画「アメリカン・スナイパー」は無線交信によって敵の恐怖心が増した。そんな怖さがこの作品にはイマイチ足りなかった。あと、主役が誰なのかハッキリしない。男がやたらとわめくのがみっともなかった。救助にきた警察の無線が通じないなんておかしいだろ。一番逞しかった女性ジョディは最後、どうなった?

鑑賞日 2019年1月

 タキシード
 スピード狂のタクシー・ドライバー、ジミーが大富豪のお抱えドライバーになった。ある日、何者かが仕掛けた爆弾で大富豪は重傷を負う。ご主人様が居なくなった部屋でジミーは“着てはいけないタキシード”を着用してしまう。すると、体が自然に動き、ものすごいパワーが備わり、これを武器に悪と闘うことに…。
採  点 ★★★★★
出演者など ジャッキー・チェン、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット 2002 米
寸  評

いまいちピ〜ンとこなかった。宣伝では“VFXアクション”を売り物にしているが、私にはこれが不自然なアクションに見えた。ストーリーもあまり面白さが感じられなかった。

鑑賞日 2003年3月、映画館で鑑賞

 奪還 DAKKAN アルカトラズ
 ある夜、自動車泥棒サーシャは相棒ニックと向かった仕事現場でFBIに遭遇、激しい銃撃戦になる。その時、サーシャはニックをかばって被弾した。8ヶ月後、仮死状態から奇跡的に回復したサーシャは、新たにハイテク装備満載で再開されたアルカトラズ刑務所に収監される。彼はそこでニックと再会し、喜びを分かちあうが…。
採  点 ★★★★★
出演者など スティーヴン・セガール 2002 米
寸  評

ん〜、まずまず。セガールが多少、重い体になりつつあるのが気になる。人質を交換した後の間合いが少し変。でも、テンポも悪くなかったし、単純に楽しむには合格。

鑑賞日 2004年8月

 タップ・ドッグス
 ニューキャッスルの鉄鋼所で働く青年ショーン。だが彼の本当の夢は、いつか世界的なタップ・ダンサーになることだった。仕事の傍らに通うレッスンに飽き足らない彼は、舞台プロデューサーのジェラードが行なった新作ショーのオーディションに参加する…。
採  点 ★★★★
出演者など アダム・ガルシア、スージー・ポーター 2000 米&豪
寸  評

映画「サタディー・ナイト・フィーバー」を初めて見た時、あのディスコ・ダンスにとても新鮮な驚きを感じた。この映画はタップ・ダンスで何か凄いシーンでも見せてくれるものと期待したのだが裏切られた。確かにタップはイイのかも知れない。けど鳥肌が立たない。

鑑賞日 2003年1月

 タニー・ザ・ドッグ
 5歳の時に誘拐され、悪徳高利貸しのバートによって闘犬のごとく育てられた男ダニーは、常に首輪をはめられ、借金の取立てと闘いに明け暮れていた。そんなある日、彼は取立て先の骨董品倉庫で一台のピアノを見つけた。そこへやってきたのは盲目のピアノ調律師サム。ダニーはサムから鍵盤の叩き方や調律を教わるうちに少しずつ心を開いていく。そしてある時、襲撃されて傷を負った彼は、サムと義理の娘ヴィクトリアに看病されながら彼らの温かい心に接し、次第に失っていた人間らしさを取り戻していく。だがそれも束の間、彼はバートに元の世界へと引き戻され、やがて驚くべき真実を知る…。
採  点 ★★★★★
出演者など ジェット・リー、モーガン・フリーマン 2005 仏&米&英
寸  評

首輪を外すと狂犬のように闘うっていうストーリーは単純明快だ。そこまで犬に近いのなら言葉も話さなければいいのにと思ってしまう。ラストシーン、ボスをやっつけたが外には手下がウロウロ居た。どうやって彼らが逃げたのか興味深い。そこまで追って欲しかった。

鑑賞日 2007年1月

 ダ・ヴィンチ・コード
 ある日、ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺害される。遺体はダ・ヴィンチの“ウィトルウィウス的人体図”を模した形で横たわり、周囲には暗号らしきものが記されていた。フランス司法警察のファーシュ警部は、講演のためパリに滞在していた宗教象徴学の権威であるハーバード大学教授ロバート・ラングドンに協力を依頼、事件現場に呼び出す。だが実は、ファーシュはラングドンを第一容疑者と目していた。そんな中、殺されたソニエールの孫娘で暗号解読官ソフィー・ヌヴーが現われ、祖父が自分だけにわかる暗号を残したこと、そしてラングドンが無実で事件解決に彼の力が不可欠だと確信。ふたりは警察の追手を逃れ、暗号に隠された謎の解読に奔走する。しかし、彼らは次第にこの事件に深く関わっているとされる、あるカトリック教の秘密集団によって追いつめられていく…。
採  点 ★★★★★
出演者など トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノ 2006 米
寸  評

宗教色の濃い映画は疲れる。これに謎を解き明かす暗号だの聖杯などが加わると、頭の中が混乱の極みに達する。劇場公開時、かなり注目された映画だったので、真剣に見たつもりだが、見終わったあとの第一感想は「ややこしい映画」である。当時から何となくそんな感じがしていたが、間違っていなかったとホッとした。I.マッケラン演じるジイサンに銃を撃てるという怖さが感じられない。過去に登場した映画では悪い人じゃなかったしね。ハラハラする緊張感がゼロなのは大きなマイナスポイント。でも、逆に彼がそんな役回りをする事が大きな驚きだと絶賛する声もあるんだろな?私はそう思わないけど。

鑑賞日 2008年1月

 ダンケルク
 1940年、フランス北端の港町ダンケルクに連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によって追い詰められる。輸送船がことごとく攻撃され、ドーバー海峡を越えて民間の船900隻が救出に向かう。さらに数的にも不利な中、イギリス空軍パイロットもこの救出作戦の援護をするため出撃する。
採  点 ★★★
出演者など トム・ハーディ、フィオン・ホワイトヘッド 2017 米&英&仏&蘭
寸  評

ん〜、英仏軍がだらしない。もはや戦意喪失状態。船着場へあんな目立つ状態で兵を並ばせる指揮官の意図が理解出来ない。あれじゃ、独軍にどうぞ撃って下さいと示しているようなものだ。民間に救助を依頼する不甲斐なさ。民間船が姿を現して拍手喝采する兵士たちが寂しく見えた。一方で沈んでいく輸送船がまた情けない。シーンの切り替えが多くて、途中、訳が分からなくなる部分もあった。重油にまみれた兵士、誰なの?わからん。期待が高かっただけにがっかりした。

鑑賞日 2017年12月

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