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採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 ヴァン・ヘルシング

 19世紀のヨーロッパ。世にはびこるモンスターたちを恐怖させる謎のモンスター・ハンター、ヴァン・ヘルシング。ある日彼は、バチカンの密命を受け、世界征服を企むドラキュラ伯爵を抹殺するため、武器発明のエキスパートである相棒の修道僧カールとともにトランシルバニアへ向かう。そこで彼は、血に飢えたドラキュラの恐怖に逃げ惑う群衆の中で、ただひとり勇敢に戦う美しい女性に出会う。彼女は代々ドラキュラと戦い続けてきたヴァレリアス一族の王女だった。そして彼はアナと手を組み、ドラキュラの陰謀を阻止すべく敢然と立ち向かっていくが…。

採  点 ★★★★★★★
出演者など ヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセール 2004 米
寸  評

スムーズにアクションが展開され、途中、だらけないのがイイ。VFXはあまり好みではないんだが、ストーリーに飲み込まれてしまった。西洋の妖怪3人が勢ぞろいするのは豪華である。ただ、この中でドラキュラが親分で、フランケンシュタインや狼男は彼に従属する存在だったとは知らなかったなぁ〜。女コウモリは怖いねぇ〜。

鑑賞日 2005年11月

 ヴィドック

 19世紀のフランスに実在し、泥棒からその腕を買われ転身した伝説の名探偵ヴィドックの活躍を独特の映像美で描いたゴシックミステリ−。

採  点 ★★★★★
出演者など ジェラ−ル・ドバルデュ− 2001 仏
寸  評

フェンシングに使うようなシルバ−のマスクを被った犯人が、とても謎めいていて、期待して見た。結果は、やや外れに終わったが(犯人の目的がよくわからない)それでもなかなか良かった部類に入る。1830年の雰囲気を出すために少しセピア色っぽい映像にしているのが特徴らしいが、私自身はあまりピンとこなかった。

鑑賞日 2003年8月

 ウィッカーマン(2006)

 凄惨な事故現場を目の当たりにし、気を落とす白バイ警官のメイラス。そんな彼のもとに、8年前に失踪した婚約者ウィローから予期せぬ手紙が届く。そこには、彼女が故郷の島“サマーズアイル”で産んだ娘ローワンが行方不明になったので助けてほしい、と書かれていた。さっそく現地へ単身で乗り込んでいったメイラスだったが、その島ではシスター・サマーズアイルを頂点に、女たちが支配する奇妙で閉鎖的な共同体が築かれていた。

採  点 ★★
出演者など ニコラス・ケイジ、エレン・バースティン 2006 米&独&カナダ
寸  評

さっぱりわからない映画だ。出だしの交通事故はなんの意味があるのか?メイラスをおびき寄せるための罠にしては、何とも長い時間を掛けて気の遠くなる話だ。もしかしたら何かの夢を滅入らすは観ていて、そこから変わった展開をするのでは?と目論んだが、全くの見当外れだった。近頃、N.ケイジ出演作であまり面白いのに当たらないのが残念。

鑑賞日 2013年4月

 ヴィレッジ

 1897年、ペンシルベニア州。深い森に囲まれ、外の世界から完全に孤立した小さな村があった。この村には昔から奇妙な3つの掟があり、人々はそれを忠実に守ってきた。それは、村人に村の外へ出ることを禁じる内容の掟だったが、その掟を破ると一体どうなるか誰も知らない。そんなある日、盲目の少女アイヴィーの恋人ルシアスが友人に刺されて大怪我を負ってしまう事件が起こる。そこでアイヴィーはルシアスの命を救うため、薬を手に入れようと村の外に出ることを決意するのだが…。

採  点 ★★★★
出演者など ブライス・ダラス・ハワード、ホアキン・フェニックス 2004 米
寸  評

映画の半分くらいまではとてもミステリアスで後半に期待がかかったのだが…。ガッカリした作品である。物語は19世紀のシーンで始まり(これもウソか?)、突然、20世紀末になるってのはおかしい。発展途上国ならまだしも先進国にあって開発の手が及ばない地域があるとは思えず、あんなユートピアが長い間、存在できるわけがない。子供だましのモンスター話に、いい年の若者がいつまでも怯える事は無理がある。本物の化け物に登場して貰いたかった。

鑑賞日 2006年1月

 ヴィンセントが教えてくれたこと

 アルコールとギャンブルが大好きで、ちょっとクセのあるヴィンセントは、隣家に引っ越してきたシングルマザーの12歳の息子、オリバーの世話をすることになる。酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込むヴィンセントに反発するオリバーだったが、嫌われオヤジに隠された真の優しさや心の傷に気付いてから、徐々に二人は心を通わせていく。

採  点 ★★★★★
出演者など ビル・マーレイ、ジェイデン・リーベラー 2014 米
寸  評

老人と少年が一世代超えて友情を深めるという心温まる映画。なんとなく「グラン・トリノ」と似てるような気がする。終盤、聖人ヴィンセントを紹介するシーンではグッとくるものがあった。いい映画だ。始めの頃は子供に見せ難いシーンもあるが、たくさんの人に観て貰いたい。

鑑賞日 2016年12月

 ウインドトーカーズ

 第二次世界大戦時に、「ウインドトーカーズ」と呼ばれた文字を持たない米先住民族・ナバホ族の言葉自体を暗号として用い、彼らを通信兵として利用した米軍。そんなナバホ族と彼らを護衛する米海兵隊員との友情と葛藤を描く。

採  点 ★★★★★
出演者など ニコラス・ケイジ、アダム・ビーチ 2001 米
寸  評

ちょっと動きがぎこちないかな?傷ついた残酷なシーンも所々にあるが、緊迫感が強く伝わってこない。アメリカ先住民が東洋人に見えるかといえば、見えなくもないが見えない。日本人に扮して片言の「捕虜だ」と言わせて信じ込ませようとするには相当無理がある。発音が悪い。ニコラス・ケイジの日本語はなんて言っているのか、聞き取れなかった。

鑑賞日 2006年6月

 ウェイバック−脱出6500km−

 1940年、ポーランド軍兵士のヤヌシュは身に覚えのない容疑でソ連当局に逮捕され、シベリアの矯正労働収容所に収容される。20年の刑期を宣告された彼は、そこで出会った6人の仲間と一緒に収容所から脱出することを試みる。しかし、その前途には数々の苦難が待ち受けていた。実話。

採  点 ★★★★★★★
出演者など ジム・スタージェス、エド・ハリス 2010 米&UAE&ポーランド
寸  評

大変な映画を観てしまった。ほとんど準備らしいものが無い中、極寒のシベリアを出て、6500キロという気の遠くなるような恐ろしい距離を歩いて踏破する凄さ。途中から女性が加わるが、仲間の汚れた足を沢の水で洗ってあげるシーンにはホッとした。主役もイイが、ミスター・スミス役のハリスがイイ演技をしていた。

鑑賞日 2015年3月

 ウェディング・テーブル
 元彼テディの妹から結婚式の招待状が届き、エロイーズは悩んだ挙句、出席することになる。ただ会場に入ると、そこは新郎新婦の席から一番遠い19番テーブルで顔ぶれをみると、皆、はみ出し者ばかりで追いやられた席だった。テディからも出席したことをひどく嫌がられ、辛い思いをする。
採  点 ★★★
出演者など アナ・ケンドリック、レイヤ・メイヤーズ 2017 米
寸  評 19番テーブルの皆さん、非常に個性的で配役の確認には苦労しなかったのだが、シナリオがめちゃくちゃで途中で飽きた。隣の結婚式会場の新郎ハックがなんであの場面で登場するのか?当てつけの役回りなんだろうが、実につまらなくて理解不能なシナリオだ。アナの出演映画だというので期待した上の鑑賞だったが、大外れ。もう少しまともな映画に出て欲しい。
鑑賞日 2018年2月

 ヴェノム
 サンフランシスコの記者エディ・ブロックは、ライフ財団が危険な人体実験を行って死者を出しているという噂を聞きつける。恋人のパソコンから得た情報を基に財団のリーダー、ドレイクに問い詰めるが、財団の強力な力によって会社をクビになる。真相を突き止めようと調査を始めた彼は、知り合いのマリアが被験者とされてるのを発見し助けようとしたが、接触したために、地球外生命体のシンビオートに寄生される。
採  点 ★★★★★
出演者など トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ 2018 米
寸  評

あまり乗り気ではなかったが意外に楽しめた。ヴェノムはスパイダーマンの宿敵らしいが、イマイチ、格好良さが無い。恋人役のミシェル・ウィリアムズよりは女性研究者ジェニー・スレイトのほうが好み(笑)。

鑑賞日 2019年10月

 ウォーターボーイズ
 ひょんなことから男子高校の水泳部員達が文化祭でシンクロナイズドスイミングを披露することになり、悪戦苦闘が始まる。主演の妻夫木聡を始め、注目の若手俳優が大挙出演。訓練を重ねた彼らのシンクロはなかなか見応えがある。
採  点 ★★★★★
出演者など 妻夫木聡、平山綾 2001 日本
寸  評

面白かった。新任の女性教師につられて、シンクロをやる羽目になったというシナリオには、やや無理を感じたが、他の部分で多いに笑えたので許す。平山綾の可愛らしさが、この映画を引き立てている。なんとなく田中麗奈に似てると思うのだが…。

鑑賞日 2002年10月

 宇宙戦争

 地球上には磁気嵐や落雷が続発し、交通網や通信網が遮断されていた。そして、落雷の跡の地面を突き破り出現した巨大な物体。その三本足の物体は、強靭な脚で構造物を破壊し、眼のような部分から発射する光線で逃げ惑う人々の肉体を分解した。それは、宇宙から飛来した知的生命体による地球侵略の始まりだったのだ。

採  点 ★★★★★★★
出演者など トム・クルーズ、ダコタ・ファニング 2005 米
寸  評

リメイクだそうだが、まずまず楽しめた。地中から現れて暴れまくる怪物のシーンは良く出来ている。怪物の姿にはズッコケたが、そこは割り切って見たい。全くつけ入るスキのない侵略者をどうやってやっつけるのか重大な関心を持ってクライマックスを迎えたが、ナレーションで「微生物がやっつけた」にはガッカリ。そりゃないぜ、戦えよ!

鑑賞日 2006年4月

 ウトヤ島、7月22日

 2011年7月22日午後3時17分、ノルウェーの首都オスロ政府庁舎爆破事件が起き、8人が死亡する。さらに同日の午後5時過ぎ、オスロから40キロの距離にあるウトヤ島で銃乱射事件が発生し、32歳のノルウェー人アンネシュ・ベーリング・ブレイビクが、サマーキャンプに参加していた10代の若者たちを次々と殺害する。

採  点 ★★★★★
出演者など アンドレア・ベルンツェン、ブレーデ・フリスタット 2018 ノルウェー
寸  評

ノルウェーの実話テロを題材に作られた映画だが、前半は緊迫感があって引きずり込まれたが、犯人が一向に出てこなくて身近にいると感じられず、後半はだらけてしまった。背中に銃弾受けて出血激しい女性を助けようと励ますシーンも長過ぎる。映画解説によると最初から最後までノーカットで撮影されたようだが、技術的には賞賛されるかもしれないが、見る側にとってはちょっと辛いかな?カヤの後ろをカメラが追いかけるシーンはなかなか迫力あったのだが。ところで、カヤは本当に死んだのだろうか?あの終わり方だとどっちにも取れる。

鑑賞日 2020年2月

 海猿

 海上保安官のわずか1%を占めるトップエリート"潜水士"を目指す研修生の一人、仙崎大輔は、やる気はあるが劣等生の工藤と組んでいた。過酷な訓練の中で、仙崎は環菜という女性と出逢い、惹かれ合う。

採  点 ★★★★★
出演者など 伊藤英明、加藤あい 2004 日
寸  評

海上保安官の人気を高めるには、若者受けする映画の作りになっているし、充分、貢献もしたようだが、ホントに休みの日はあれだけハメを外して遊ぶのかな?TVで見たドキュメントでは、そんな感じに見えなかったが…。賞罰会議で「あれは訓練でした」とは、ふふふ、映画だから言えるセリフだな。でも、まずまずの出来だと思う。

鑑賞日 2007年10月

 海の上のピアニスト

 世紀の変わり目を告げる1900年、大西洋を果てしなく往復する豪華客船ヴァージニン号で拾われた小さな命は“ナインティーン・ハンドレッド = 1900”と名付けられた。船を下りることなく成長した彼は、やがてピアノの鍵盤の上で信じがたい才能を発揮し、彼が即興で奏でる素晴らしい音色は、あらゆる人を感動の渦に巻き込んでいく。船の中でさまざまな人と出会ううちに、彼はある日、これまで一度も下りることのなかった船のタラップに、その足を掛けるのだった。

採  点 ★★★★★★★
出演者など ティム・ロス、プルート・テイラー・ヴィンス 1999 米&伊
寸  評

中盤までは非常に良かったのだが、後半部分の廃船になったヴァージニア号と共に沈むというストーリーがどうも納得いかない。ピアノも無ければ、聞いてくれるお客さんも居ない。ならば船を降りて、新たな人生を歩もうという前向きな展開を期待していただけに最後はガッカリした。一目ぼれした女性と一緒になってハッピーエンドであれば100点を付けたかった。

鑑賞日 2006年1月

 海辺の家

 余命3ヶ月と告げられた男と息子との絆を軸に家族の愛を描く感動ドラマ。不治の病の宣告を受けたジョージは、残りの人生のすべてを家の再建に充てようと決心。家造りの作業を共にするうち、反抗的な高校生の息子や前妻との関係も修復されていく。

採  点 ★★★★★★★★
出演者など ケヴィン・クライン、クリスティン・スコット・トーマス 2001 米
寸  評

道を踏み外した息子が、少しずつ歩み寄り、また元通りに家族の心が一つになった時、終わりがくるストーリーは良くありがちだが、感動した。ガンを息子に告げるシーンは思わずグッときた。いい映画だと思う。

鑑賞日 2003年11月

 ウルトラヴァイオレット

 21世紀末、新種のウィルスが蔓延し、感染した人間は超人的な能力を身につけるが、“ファージ”と呼ばれる彼らは感染後12年で命を失う運命にあった。ファージに恐れを抱いた人間政府はその根絶を企て、最終兵器の開発に成功する。一方、ファージ側は最終兵器強奪のため、最強の女殺し屋ヴァイオレットを送り込み、兵器の入ったケースを難なく奪い去る。しかし、その最終兵器とは、わずか9歳の少年シックスだった。本能的に彼を守ろうと決めたヴァイオレットだったが、人間政府の黒幕ダクサスに奪還されてしまう。彼女はシックスを救うべく再び立ち上がるが…。

採  点 ★★★★★
出演者など ミラ・ジョヴォヴィッチ、キャメロン・ブライト 2006 米
寸  評

アメリカン・コミックの一つだそうで、途中、劇画的な映像の作りがあった。個人的にはあまり好きなタッチではない。ヴァイオレットの闘うシーンが新体操の演技のようで、華麗さが目立つばかりでピンとこなかった。ダクサスの鼻に付いた、あの装置が気になった。見るからに可笑しくて、シリアスなシーンがあれで台無しだ。何かの秘密でもあるのかと最後まで注目したが、結局は何もなかった。子供はもっと年齢が低いと良かったように思う。

鑑賞日 2007年11月

 ウルヴァリン:X-MEN ZERO

 戦争の中で凶暴化した兄ビクター、そして非人道的な任務を行う特殊部隊チームXと袂を分けたミュータントのローガンは、カナダの山奥で女教師ケイラと共に静かに暮らしていた。そんなある日、彼の元にチームXの中心人物ストライカーが現れる。彼はチームXを抜け殺人鬼となったビクター打倒を手伝うようローガンに言うが、ローガンはこれを拒否。しかしその数日後今度はビクターが現れ、ケイラは殺されてしまう。

採  点 ★★★★★★★
出演者など ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー 2009 米
寸  評

ベースがアメコミなだけにストーリーはしっかりしていて楽しめた。この作品以前の評価は芳しくないが、これは悪くない。キャラの作りは、なかなかイイ。

鑑賞日 2012年2月

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