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採点は100点満点。平均の50点以下は青い、60点以上から赤いになります。
満点は★★★★★★★★★★

 山猫は眠らない
 パナマで任務遂行中の腕利きスナイパー、ベケット上級曹長のもとへワシントンからエリート軍人ミラーが送られてくる。二人に与えられた使命はパナマの麻薬組織ボス、オチョアと、その援助を受けて政権の座に就こうとするアルバレス将軍の暗殺だった。
採  点 ★★★★★
出演者など トム・ベレンジャー、ビリー・ゼイン 1992 米
寸  評

WOWOWでシリーズ5作を一挙放映するというのでまとめて録画し、古い作品から観始めた。26年前の作品とあって、現代(2018年の時点)のハイテクな武器があるわけでもなく、至ってシンプルな戦闘シーンに、懐かしさを感じ、なぜか感動した(笑)。無線も持っていない。二人の通信手段は銃についたスコープに映る口の動き。読唇術は今となっては旧石器時代みたいなイメージだ。ドローンで一気にドガンとやって一網打尽にするだなんて考えられなかった時代の良さを感じてしまう。古い映画を決してバカにしちゃいけない、と思った(笑)。

鑑賞日 2018年5月

 山猫は眠らない2 狙撃手の掟
 伝説の狙撃手の異名をとったものの、疾病除隊となって、今はハンターツアーのガイド職で細々と暮らしていたベケット上級曹長の元に、ある日、軍情報部大佐とCIAの2名が訪ねてくる。彼らはバルカン半島でイスラム教徒に対する抹殺作戦を展開するヴァルストリア将軍の暗殺を依頼してきた。ベケットは死刑囚で元陸軍の優秀な狙撃手だったコールをパートナーにバルカン半島へ向かう。
採  点 ★★★★★
出演者など トム・ベレンジャー、ボキーム・ウッドバイン 2002 米
寸  評

狙撃したあと、街中を堂々と小走りするのはいかがなものか。それでなくとも一番疑わしい顔立ちなんだか。しかも捕らわれたコールがあっさり奪還できたのには驚いた。ヘリが今と違って古臭いのが、興味深かったと同時に、たった15年ほどの進歩は目覚ましいモノだったんだと実感。

鑑賞日 2018年6月

 山猫は眠らない3 決別の照準
 致命的な傷を負い傷病除隊となっていた海兵隊の凄腕スナイパー、ベケット。やがて、その経験と衰えぬ腕前を買われ復職を果したベケットだが、様変わりした部隊に馴染めず、酒浸りの日々が続く。そんな彼にある日、NSA(国家安全保障局)から新たな任務が告げられる。それは、ベトナムでテロを組織するポール・フィネガンを抹殺せよというものだった。実はポールはベケットにとってベトナム戦争時代の戦友であり、命の恩人でもあった。戸惑いながらもその過酷な任務を引き受けたベケットだったが、そんな心の乱れが災いしてミスを犯してしまう…。
採  点 ★★★★★
出演者など トム・ベレンジャー、バイロン・マン 2004 米
寸  評 敵の射撃の腕前の悪さは、この映画に限ったことではないが、相変わらず悪いねぇ〜。命の恩人抹殺の使命とはいえ、外してしまってはスナイパーの名がすたるというもんだ。ラストの「一撃二殺」シーンは、へぇ〜、なるほど〜って感じ。原題「スナイパー3」と邦題の「山猫…」の違いがわからない。それに3というくらいだから1と2もあったのではないかと考えてしまう。
鑑賞日 2006年10月

 山猫は眠らない4 復活の銃弾
 アフリカ、コンゴの国境地帯。伝説の狙撃手トーマス・ベケットを父に持つブランドンは国連軍の三等軍曹として反乱軍の領地に取り残されたベルギー人農園主の救出任務に向かった。ところが何者かの襲撃で瀕死に重傷を負ったブランドンを除く全員が殺される。
採  点 ★★★★★★★
出演者など C・マイケル・コリンズ、アナベル・ライト 2011 米・独・南アフリカ
寸  評

面白かった。結構あるシナリオだが、敵は意外なところにいたのがイイ。スコープで標的を探すシーンはなかなか見せる。これまで対象物を狙ってきたのに今回は狙われるという逆の展開が面白い。第1作で父の相棒だったミラーが息子ブランドンの指南役で再登場するが、20年の歳月は随分様変わりさせていた。

鑑賞日 2018年6月

 山猫は眠らない5 反逆の銃痕
 かつてアフガニスタンで展開された“センチネル作戦”に従事していた米軍士官が世界各地で暗殺される事件が発生する。犯人は凄腕の狙撃手シンプソンと推定された。被害者の中にはトーマス・ベケットの名もあった。息子ブランドンは個人的感情が絡むとして作戦から外される。しかし彼は単身で真相追及のためシリアに乗り込む。
採  点 ★★★★★★★
出演者など トム・ベレンジャー、C・マイケル・コリンズ 2014 米
寸  評

普通、回を重ねると愚作が多くなるのだが「山猫」シリーズはそんな感じがしない。狙撃手同士の駆け引きシーンが面白い。若干、中だるみした感があるが、終盤できっちりと締めたので良かった。スコープでターゲットを狙っている最中に携帯が鳴って出るシーンには、つい「オイオイ、こんな大事な時に出るか?」とツッコミをいれていた。エンディングのキザさも少し耳障り(笑)。ずっと連続で観てきたが、シリーズ3作目だけ過去に鑑賞していたので飛ばしたが、親子の共演はこの作品が初めてか?現時点で残り2作。出来るだけ早めに観終えたい。

鑑賞日 2018年6月

 山猫は眠らない6 裏切りの銃撃
 中東の過激派組織から人質を奪還する作戦中、標的がまだ幼い少年兵と気付いたブランドンは狙撃をためらい、結果として味方に犠牲を出してしまった。感情と任務の間で苦悩する彼は、かつて伝説の狙撃手である父トーマスとコンビを組んだミラーの下で、ジョージアから西欧へ天然ガスを運ぶパイプラインをテロから守るという任務に就く。だが作戦中に味方の狙撃手が敵にやられ、ブランドンは内通者がいるのではないかとの疑いを持つ。
採  点 ★★★★★
出演者など C・マイケル・コリンズ、ビリー・ゼイン 2016 米
寸  評

オープニングでISの処刑シーンが始まり、緊迫が高まる。手に汗握るところで狙撃手の銃弾がヒットすると拍手喝采。なかなかツボを心得ている。今回も楽しめた。点数が60点ではあるが70に近い60点。シリーズが重なるとターゲットも違ってくるのが面白い。

鑑賞日 2018年7月

 山猫は眠らない7 狙撃手の血統
 米海兵隊の狙撃手ブランドンは、コロンビア最大の麻薬カルテルのボスを捕まえる任務に協力するため、首都ボゴタへ向かう。そこで伝説の狙撃手である父トーマスと合流した彼は、コロンビア麻薬取締局捜査官エストラーダらと行動を開始するが、ことごとく見抜かれて失敗する。次第にブランドンは味方に裏切り者がいるのではないかと疑い始める。
採  点 ★★★★★
出演者など C・マイケル・コリンズ、トム・ベレンジャー 2017 米
寸  評

相変わらず、標的までの距離や風速などを測る助手とのコンビで仕留めるシーンは面白い。ただ、裏切り者が内部にいる設定は前作と近く、もうちょっと努力して貰いたい。シリーズも7作目ともなるとネタ切れか。

鑑賞日 2018年8月

 ヤング・ブラッド
 有名なデュマ原作の「三銃士」を香港映画に多く見られるワイヤーアクションを取り入れ、激しい剣劇描写を交えて描いた痛快アクション。
採  点
★★★★★
出演者など
ジャスティン・チェンバース、ティム・ロス 2001 米
寸  評
最後のハシゴを介しての決闘はまずまずの迫力があって良かった。ストーリーが少し複雑なところがあったが、結局は両親を無残にも殺された主人公が敵を討つという単純なもの。悪党フェブルの見事なまでの憎たらしさが見る者を多いに興奮させた。私の中学時代に絶頂期だったカトリーヌ・ドヌーブが大妃役で出ていたのにはビックリ。未だ、健在ってとこか。ミーナ・スバーリの愛くるしい瞳が印象に残った。
鑑賞日
2003年2月

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