2006年9月の「How Are You!」

掲載日  9/25

 22日から二泊三日の外泊許可が出たので、約一ヶ月ぶりに自宅へ帰りました。

 三日間ともお天気が非常に良かったので、24日、龍飛崎に行ってみることにしました。行きは私が車を引っ張り、帰りは息子に任せることに。日差しも強く、暑かったんですが、なにせ病人なものですから風邪を引かないように長袖シャツを着たり、バイ菌を吸い込まないようマスク着用で出発しました。
 駐車場には県内外ナンバーの車で溢れていました。車を降りて灯台まで少し坂道を歩くと、若干、息切れと動悸が…。マスクの下はゼーゼーしています。
 普段はものすごい強風が吹き荒れている龍飛崎なのに今日は無風です。こんなにおとなしい龍飛は初めてです。漁船の航跡が一本のスジになってずっと残るほど海も穏やかでした。

 「たっぴや」のヤキイカを食べたくなって来たのですが、残念ながら留守で、駐車場のおみやげ屋さんから購入しました。ん〜〜、イマイチだなぁ〜。でも口直しに缶ビールをノドに流し込んだら、急においしくなりました(笑)。


↑台風13号による大シケを避けて陸奥湾内に避難してきたタンカー群。その数、約40隻。(9/19)

掲載日  9/17

 入院が長くなると、気を紛らわすモノをどこかに求めたくなるもんでして、最近は“プレゼントの応募魔”になっています。新聞、雑誌、ネットなどのプレゼントコーナーをくまなく見て「欲しい!」と思ったモノをみつけてはハガキにペンを走らせています。

 写真(左下)は「月刊メジャーリーグ」のベーブ・ルース、フィギュア、プレゼントのページです。全国で1名様へのプレゼントに、なんと!見事、当選しました。
 そういえば予感めいたものがありました。プレゼントは全部で10種類くらいありましたが、その中でも当たる確率の高そうなのを選んでみました(笑)。

 早速、病室へ持ってきてもらい、それまでのD・オルティーズ・フィギュアに代えて飾ってみました。本物のルースはもっと太いよなぁ〜というのがちょっと疑問ですが、何とも言えないクラシックな調子がいいのと、細部にわたってなかなか良い出来栄えなので気に入りました。

 ルースと言えば背番号3。テーブルに貼られた管理番号が3番(右下写真)。以前、自分のワゴンに貼られた管理番号が「777」でラッキーナンバーだとお伝えしたことがありましたが、この3番にもあやかりたいモノがあります。なにせ、日本の「3番」といえば脳梗塞から復活した長嶋。長嶋にあやかって自分も復活したいなと思うのと、全国で1名という運の強さを病気克服に生かしたいなと考えてます。


掲載日  9/10

 ネタが無いため、だいぶページ更新が滞りました。

 本日の話題は下の写真を見て誰もが思う通り「憂うつ」。
 病室内がリラックスムードに包まれる日曜日、移植を終えた方を交えて、雑談をしていたところ、看護婦さんも加わって注射の話題になりました。マルク検査という腰(尾てい骨の少し上)から骨髄液を採取する注射針は太いよ〜となり、看護婦さんにその太さを尋ねると「そうねぇ〜、シャープペンの軸(芯をホールドする部分)くらいかしら」。一同、「へぇ〜」。もっと太いのかと思ってました。麻酔がしっかり効いてますからたいして辛くもないのですが、ゴリゴリとねじくっているという話を聞かされて「うっわぁ〜」と大きなため息が…。

 とまぁ、そこまでは良かったのですが、髄注(ずいちゅう)という、これも腰?というより背中?に刺して注射をするという話題になった時、もはや声が出なくなりました。マルクのように麻酔を一切行なわず、生のまんま、結構太い針をブスッと刺されるのだそうで「これがかなり痛いんだ」と経験者が語り、本日話題の「憂うつ」となったわけであります。
 「いつかは、やられますよ〜」に背中をツツツーと伝わるモノを感じました。

 とはいえ、これを乗り越えないと次のステップも無いわけで、その時が来たら覚悟を決めて、背中を差し出したいと思います(苦笑)。あぁ〜、今日の話、聞かなければ良かったなぁ〜。

↑どんより厚い雲に覆われた陸奥湾。あぁ〜、憂うつ

Back