2007年10月の「How Are You!」

掲載日  10/29

 勝ちました!やりました!ボストン・レッドソックス
 若きクローザー、ジョナサン・パペルボンの投じた5球目がバリテックのミットに収まった瞬間、終わりました。

 シーズン終盤に歴史的な快進撃で勝ち上がってきた、あのロッキーズをスウィープにしてのワールド・チャンピオンとは驚きました。総合力ではレッドソックスが上だとは思いましたけど、正直なところ、そう簡単には勝てないだろうと予想してました。ところがフタを開けてみると、第2戦目こそ先制点を許したものの、他では序盤で充分なリードを上げて、実に力強い試合展開でした。とんでもない強さ。頼もしいチームになったものです。

 2004年に86年ぶりのチャンピオンに輝き、次はまた86年先さ、なぁ〜んて言われたチームが、わずか3年で再び頂点に立ちました。若手がちょうど育ってきていることから、この強さは来年も継続されそうです。

 移植をして生まれ変わった年にこのようなビッグ・プレゼントを貰えるとは幸せです。
 地元ボストンでは重い病気で苦しむ人達の慰問に球団を上げて一生懸命取り組んでいるレッドソックス。
 彼らの優しさと強さに勇気を貰った人はたくさんいることでしょう。

 そう言えば、今日、先発のマウンドに上がったジョン・レスター投手は、昨夏、突然のリンパ腫に侵されて、半年近くもの辛い闘病の末、復活しました。この話題、当時、私の入院していた病棟でも盛り上がり、少なからず注目していた仲間もいたはずです。本日、見事な姿を披露し、新たなドラマを作ってくれました。

 いやぁ〜、嬉しいです。来春のMLB開幕戦が東京で行なわれそうですが、是非、見に行きたいな!

 サンキュー!ボストン・レッドソックス


↑好天となった24日昼、会社の屋上から八甲田を撮影しました

掲載日  10/18

 ネタがない時は季節モノを扱えってんで、近場の紅葉を撮ってみました(笑)。

 涼しくなってからというもの、風邪を引くのが怖くて外出する機会が激減したので、紅葉の見ごろを見計らって十和田湖にでも行ってみようかなぁ〜と思ってたら、15日の診察結果で、それがダメになりました。
 以前から残っていた肺のモヤモヤ(影のこと)が少し目立ってきたので、内服中のステロイドを増量して治療することになり、これによって感染症の危険性が高まり、人込みを避けなければならなくなったからです。

 まぁ〜、これがなかったとしても、現在、ドライアイのせいで目が開いている間は充血と痛みで満足にモノを見ていられないので、今年の紅葉は近所のモノで間に合わせるのが妥当なのかもしれませんね。でも、釣り船ならぬ観光船に乗って十和田湖の見事な美しい紅葉を見るのも、心の療養には良いと思うんですがねぇ〜。

 さて、某紙の釣りコラムに「最も魅力的なタイは紅葉鯛(モミジダイ)」だと書かれていました。
 「モミジダイ」と聞いてピンとこなかった自分は、1年間の入院中に新種の鯛がみつかったのかなと思いつつ、先を読んでみると、なんのこっちゃない、紅葉する季節になるとマダイも様変わりして「魚の王様」らしい風格を増すことから、風流好きの日本人がそう呼ぶようになったのだという。なるほどモミジダイかぁ〜。
 ところで自分は過去にモミジダイを釣ったこと、あったっけ?と調べてみてフゥ〜っと溜め息が出た。春先はあんなに好調だったのに(爆笑)、秋は全くダメ。しかもマダイだけでなく、モミジクロダイも釣っていなかったのだ。
 ううう、なぁ〜んだか、やり残してることがみつかって、心中穏やかでいられなくなってきたぞ!
 とはいえ、今年はどう考えたって無理だよなぁ〜。おとなしくしてよっと。命あっての釣りだもんな。

 姿・容(かたち)・力のどれをとっても最高のモミジダイ! 来年は是非、釣り上げたいな。

 あらら、始まりは紅葉だったのに最後は魚の話にすり替わってしまいましたね、悪しからず。


掲載日  10/6

 下の段でお知らせした市民講座「〜骨髄移植を知ろう〜」を拝聴してきました。
 7月に行なわれたのと同様、今回も病院関係者が普段のお仕事でヘトヘトになっているにも関わらず貴重な時間を割いて顔を見せていたのには、ホント、頭が下がりました。皆さん、やっぱ、タフです。

 第一部の「骨髄移植のお話」では、参加された一般市民の方へのわかりやすい説明が行なわれ、第二部では、本田美奈子.さんの闘病ドキュメントが上映されました。上映の最後に本田さんの所属事務所社長、高杉氏が壇上に上がり、当時を振り返って、時折、言葉を詰まらせながら、彼女の貴重な思い出をお話して下さいました。
 ドキュメントフィルムは、彼女が完治した時に同じ病気や難病に苦しむ他の患者への励ましのメッセージという意味を込めて制作されたそうで、このような形でエンディングを迎えてしまったことが残念です。
 彼女の「病気になって、人の痛みがわかるようになった」との言葉にうなずきました。
 手術で腫瘍を摘出して目の当たりにする臓器ガンと違って、相手がどこにいるのか実態を見ることのない血液ガン。おそらく本田さんは「頑張る」と口にはするものの、見えない敵との闘いに計り知れない恐怖心があったと思います。
 体は細いけど精神面の芯は太かった本田さん。
 上映中に流れた「アメイジング・グレイス」の歌声が、耳の奥底で何度も繰り返されています。彼女の分も生きられればいいなと思っています。

↑講師の小倉先生 ↑司会の赤木先生

お 知 ら せ
 市民公開講座「〜骨髄移植を知ろう〜」が以下のスケジュールで行なわれます。お時間のある方は是非どうぞ。

 日時 2007年10月6日(土)13:00〜16:00(ドナー登録会同時開催)
 
場所 アウガ5階「AV多機能ホール」(定員300名)
           青森市新町1-3-7 電話017-776-8800
 
入場無料
 
事前の申し込みは必要ありませんが当日の来場者が定員になり次第、締め切ります。
 同時にドナー登録会を「5階研修室」において開催します。
 ドナー登録のための採血は1〜2分で終わります

 プログラム
 
★開会の挨拶 青森県骨髄バンク推進協議会 根井 力夫 様
 
★第1部 骨髄移植のお話(13:10〜14:15)
 1.血液疾患と骨髄移植
     青森県立中央病院 リウマチ・血液内科 小倉 和外 先生
 2.骨髄バンクってなに?
     骨髄移植推進財団 コーディネーター  金井 真知子 様
                 ドナー登録〜骨髄提供まで

 ★第2部 本田美奈子.ドキュメントフィルム(14:30〜15:50)
 
『天使になった歌姫』
 2005年11月6日未明、本田美奈子.は白血病に倒れ、10ヶ月にも及ぶ闘病生活の後、38歳という若さでこの世を去りました。彼女は白血病を克服して再びステージに立ちたい、同じ苦しみの中で闘っている人たちにエールを送りたいとの思いで懸命に行きました。
 株式会社ビーエムアイ エグゼクティブプロデューサー 高杉 敬二 様

 ★閉会の挨拶 血液疾患と歩む患者・家族の会「まろまろ」 柴谷 春子 様


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