2003年の黒鯛釣果(5月12日)

日 
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
5/12
男鹿
晴れ 中潮 12:40 05:59 5:00頃 14:00 1人 1
 以前から気になってはいたが、なかなか腰が重かった男鹿磯釣行。7日の下見で、いろいろ情報を集めた結果、魅力たっぷりな事がよくわかり、あれほど面倒臭がってたのがウソのようにすんなり釣行が決まりました。青森市からだと距離にして約190キロ。途中、高速道路に乗れる分、少しは楽です。ちなみに下北釣行の際のゴール、脇野沢村は距離約160キロ弱。もうこうなれば一緒ネ。
 S氏も男鹿に興味を持っていたとのことで(黒鯛釣り師なら一度はって気持ち、みんなあると思う)今回、同行することになりました。渡船時刻が午前4時なことから逆算して青森を午前0時に出発。お月さまはどんよりしたオレンジ色で、途中、霧雨も。天気予報では昼までは持つがそれ以降は雨模様になるとのこと(結果的には大外れで昼過ぎからは青空が広がり、気温も上昇して暑くなった)。
 今日の攻めパターンなどを話し合いながら車を走らせていたら、アッという間に男鹿半島・門前漁港に到着。早速、支度をしていると菅原船長が登場。彼、若干、ハタチ。今年から渡船業を始めるピカピカの一年生船長なのである。とはいえ、幼少の頃?からオヤジ殿に操船を鍛えられ、腕前は一級品。また、自らも黒鯛釣りをするため、釣り場の情報には詳しい。この先何十年も門前の渡船は安泰と言っていいだろう。

 朝一番の午前4時出船には我々を含めて他2名、合計4名が乗り込み、いよいよ出発!新たな1ページが開かれる事に大いなる期待感を持ちながら余韻に浸っていたら、船長から「コゴ、どですべ?昨日3枚上がったッスよ」と、もう声が掛かった。船には3分も乗ってない(少しオーバー気味)。S氏と目を合わせながら「もう少しだけ乗っていたいなぁ〜、渡船料¥2000の500円分も乗ってないよぉ〜」と思いつつ、任せると言った手前、拒否はできにくい。しぶしぶ、荷物を担いで島の名前も聞くのも忘れて上陸した(笑)。

 干潮は午前6時。時間はない。急いで準備して実釣開始。二人は大きく距離を開けて、まるで喧嘩した夫婦のように背中合わせに釣り座を構えた。まもなくしてS氏にヒット!!オオオオ〜、居るジャン!!いいな、いいな。二枚目も彼だった。スコアは0対2。気持ちが少し焦る。だが、私が陣取った釣り座は全く生体反応がない。エサが減らないのは経済的なのだが、釣らない事には楽しくない。
 そんな時、後ろのほうで黒い鳥が飛び立つのが気配でわかり、サッと振り向くと、カラスが「あばよ」してた。何事か?と思い、自分の荷物まで戻ってみてビックリ「あやや、あやや、松浦あやや」。ほんの少し開いていたファスナーの隙間からオイラの握りメシ3個(明太子、おかか、筋子)を巧みに取りだして食い逃げしてたのだった。カラスめ!馬鹿にしやがって!腹がギュルル〜ンと鳴った。S氏には迷惑を掛けたくないので黙って釣りに没頭することに…。(下へ続く)

フォトギャラリー
↑朝まづめの午前6時過ぎに同行のS氏にファーストヒット(30センチ)。それから小一時間ほどして2枚目(35センチ)も。この立て続けヒットで活気が出た。 ↑S氏の立っている場所が本日のヒットポイント。前方に見える地磯とわがほうの離れ磯の間を通っている水道が唯一、魚の活性が良かった。 ↑午前10時40分。今シーズン初の黒鯛を男鹿で釣ることができて大満足のポーズです。サイズが30センチジャストにしては良く引きました。
↑午後2時。迎えの船がやってきた。画面奥に見える、あんな沖磯群が青森ではあまり見られない。 ↑漁港から目と鼻の先の“カタ島”。今回は男鹿初釣行なので釣り場選定は船長にすべてお任せしたのだが、あまりにも近いので少し面食らった。もっと沖の磯を想定してた。 ↑門前漁港から見る“カタ島(右防波堤のずっと先に見える小さくて低い磯)”。漁港出入り口のど真ん中にも離れ磯がある。ココもちゃんとした釣り場だらしい。怖そ〜。
↑駐車場。ちゃんと船乗り場の案内看板が立っており「さすが男鹿。磯渡しの環境はしっかり整備されてるな」と感じた。画面に2人の人間が写ってるが右側が船長デス。 ↑今年から渡船を始めた第二西海岸丸。チャカ(船の先頭に付いてる足場)もあるので安心して磯に渡れる。時間は営業時間内であればいつでも渡してくれるそうです。 ↑ホッケ4匹をフライ用に持って帰りました。あと、他に釣れたのはアジとメバル。彼らはお母さんの元に帰してあげました。
 ヒットポイントを譲ってくれるという親切に応えて、釣り座を移動したその時! 来たぁ〜!あんれま?ホッケかい?チッキソー!
 悔しがりつつもウキが沈む喜びに浸って、しばらくしたら、グン!グン!とウキが消し込んだ。実釣開始から約6時間、これはもしかしてと手応えを感じながら、海面に浮かすと………、ヤッタァ〜、本物の黒鯛、そう、マイ・クロダイ!左の上あごに針が刺さった華麗な状態で陸揚げ成功。男鹿の黒鯛クン、挨拶に来てくれたのねぇ〜、ありがと〜。Sさん、サンキュー。
 ところで、今回の釣果、過去5年しかない貧弱な我が黒鯛釣り歴ではあるが、その中で史上最短の釣果でした(それまでは2001年の5月22日が最短記録)。なぁ〜んか初物づくしで嬉しい事のオンパレードに鼻の下も伸びっぱなしである。
 ただし、この釣果が最後となり、以後の3時間はなんにも釣れず、納竿(あと一枚、釣りたかったな)。
 漁港に戻ってから、空撮本を手に船長へ質問。この際、我々の乗った島が“カタ島”と判明。また我々のように合計3枚を上げた他の島は無いらしく、船長の判断が良かったのだと言うことも判明。船長、サマサマである。

 さて、男鹿磯初見参の感想。
 地元・青森の渡船しかほとんど知らない自分には、いろんな面で新鮮だったし、驚きだった。まず、小さい磯が散在しているため、ポイントがたくさんある。実に羨ましい。中にはあまり小さすぎて、べた凪の時しか上がれない小磯もあるのだが、選択肢が多いのはイイことだ。そんな環境ゆえなのか、空いている磯さえあればいつでも渡船してくれるという気軽さも青森では考えられず羨ましかった。
 我々が竿を出した前方には地続きになっている潮瀬崎があり、たくさんの釣り師が入っていた。青森にも深浦町の千畳敷という有名なポイントがあるが、それを横から見る感じで釣り糸を垂れる環境にはない。面白い。そうそう、我々のほんの目の前で向き合うような形で釣っていた人もいたっけ。その距離、30〜40mぐらいはあるだろう。不思議な気持ちになった。
 次回はどこに上がろうかな?