2003年の黒鯛釣果(5月24日)

日 
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
5/24
男鹿
晴れ 小潮 12:13 ----- 4:30頃 14:00 1人 1
 いつもはウィークエンドは釣り場が非常に混雑するため、釣行を控えてゆっくり休む。今回もそうするつもりだった。ところが、つい耳に入った「黒鯛絶好調情報」で腰が浮つき、急きょ、休みをやめて出かけることに決定。普段でも込むのに土曜日はさぞ凄いだろうと思って、現場に向かったが、着いてみて、やっぱりビックリした。
 いつもより30分早く出かけて午前2時半には到着したのに駐車場は既に20台以上の車が停まっていた。単純に一台に2人乗ってると計算して、約40人である。出発までかなり早い時刻でこれだから、あと30分もしたらどうなるのかと心配になった。

 船長さんが現れ、すぐ「根島、お願いします」と伝えると「いがべ。何、釣るんだば?」に一瞬「???」。黒鯛に決まってる。
 あ?!ああ〜、やられた!からかわれた(笑)。

 定刻(午前4時)より30分早く出港。船には20人以上が乗船。定員オーバーじゃないのか?ひしめきあって、船べりにしがみついている。一瞬、難民船の人々の大変さはこれよりもっと凄いのだろうと思った。近い島から手際良く渡していき、人が気持ち良くどんどん減っていく。

 根島到着。全長40メートルほどの中程度の大きさの島なのに、意外なことに、我々二人のみの上陸。島の南側は浅瀬なので北側のみにポイントが集中しているという制約はあるが、入ろうと思えばあと3人ほどは大丈夫である。まして今日は土曜日。ところが最後まで貸し切りとなったのには驚かされた。男鹿のポイントの多さを改めて思い知った次第である。

 足元を見るとフグがひからびている。あまり大暴れしない程度の付きあいをしてくれよなと願いながら、準備開始。鼻歌混じりにコマセを作っていると、虫が寄ってきた。今日は虫対策万全である。スプレーとウェットテッシュ式の二通りで完全シャットアウトだ。
 さぁ〜、始めるぞぉ〜。潮はゆっくりと沖に流れている。感じとしてはイイ。開始まもなく、ホッケがかかる。うへぇ〜、まだ居たの?次にウミタナゴ、アジと続く。まぁ〜、海中が活発なのは決して悪いことでないと言い聞かせて、黙々と釣る。今日もベタ凪。3Bは重すぎるか?と思ったので2Bへチェンジ。そうそう、今日は道糸1.7号のデビュー戦。2.5号から一気に1.7号である。前回釣行で爆釣した同行のS氏から「細いほうが抵抗が少なくなっていいんじゃないかな?」と言われたので、素直に従うことにした。ただ、少しだけ不安がある。まもなく、根掛かり。おそるおそる引っ張ったが、無事に回収。ただ、針先が曲がっており、1.7号の強さを実感。(下へ続く)

フォトギャラリー
↑午前4時前。船中、非常に狭し。ひしめき合って座った。竿ケースが銃だとすれば、戦争中のこれから敵陣に攻め入る上陸船の中はこんな感じかな?と空想。 ↑午前5時半前。ようやく日本海側では日の出を見ることができたが、釣り師のバトルは既に熱い戦いへ突入している・・・キャァ〜、カッコよくまとめ過ぎ?じゃん。 ↑右のでっぱり部分が私の釣り座。ココで待望の本命をゲットしました。ここは深くて水深約10m以上ある。御覧のようにベタ凪です。
↑一瞬、黒鯛と間違うのがウミタナゴ。 ↑ほんと、嬉しいッス。後方が無名島。左側に釣り人が居るでしょ。あの方、私の竿が曲ってるのを見てどう思ったんざんしょ。刺激となったのは間違いない。 ↑アジも釣れました。明け方はホッケ、その後はクラゲが出てきたことから、水温が少し上がったみたいです。まもなくフグの出番?
赤島。文字通り、赤っぽい岩肌です。 ↑右側の小さな島。前回の釣行記でも紹介したが、ほんとに小さいです。一坪あるかな? ↑かつて、江頭、小里、立石の3名手が25匹(ほとんど40オーバー)釣り上げたという小根太島
根太島西側。遠くから見るのと、空撮本で確認するのと、実際に見るのとでは全然違う。 根太島のワンドは大型が期待できるそうで、いつかは狙ってみたい。 無名島I。かなり低い磯です。船の作る波でも影響を受けそうな感じ。
クロカラ島。世間は広いようで狭く、今、乗り込もうとしている人は弘前市から来た人で、同行のS氏とは共通の友人を共有してるのでした。釣果2枚。 ↑こちらクロカラのハナレ。ココも依然好調。釣果4枚だとか。 電柱島近くの「名もない島」
さば島。さばしか釣れない、なぁ〜んて変なダジャレはヤメましょう。 宮島。見てお分かりの通り、灯台がある大きな島。この灯台に電気を供給するため、陸との中間点にある小さな島に電柱を立て、電線が海上を通ってます。それが電柱島ってんだから面白い。 ↑駐車場。かなり広いのでトラブルも起こりにくいのではないでしょうか?安心して駐車できるのがイイですな。
漁運丸の事務所。港とは目と鼻の先。島から戻ったらココでお金を支払って、中で手を洗ったり冷たい水を飲めます。宿泊施設はありません。 漁運丸の事務所内部。船長が無線で奥様や娘さんにお客のデータ(どこに何人上がったか?など)を送り、それをチェックしているのがココ。 とみ丸の事務所。漁運丸事務所とはすぐそばにある。こちらの船もいつかは利用してみたい。
 午前9時半。40mほど前方の無名島に遅ればせの釣り人が上陸。我々と向かい合っての釣りになる。少し疲れてきたので座って、おにぎりにパクつく。あたりを見回すとちょうど座り心地の良い石、発見。そこだけ岩がゴツゴツしてなくて、今まで座っていた人が立ち去った直後につくお尻のくぼみ跡のような石である。う〜ん、こりゃエエワ。

 と、その時、ウキがユラユラと左右に揺れながら海底に沈んでいった。オオオ〜と独り言をいいながら立ち上がり、リールを巻くと、来る来る!!黒鯛の感触が。右前方、右手前、足元……と、盛んに方向転換し、そのたびにドラグがジージー鳴る。引きが少し弱まったところでゆっくり巻くと、見えた!!ギンギラギンの魚体だぁ〜。空気を吸わせたら、とたんにおとなしくなり玉網の中へ。

 やりましたぁ〜。42センチのオス。男鹿はイイとこだぁ〜。と、喜び過ぎたのか(笑)、この後、再び、竿を曲げる黒鯛は現れませんでした。3連勝は確かに嬉しいのだが、1釣行1枚から、そろそろ脱却したいものである。ダブルが欲しい〜〜。