2003年の黒鯛釣果(6月30日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
6/30
下北・鯛島
薄曇り 大潮 3:02 9:53 4:30頃 15:00 2人?
 しばらく続いたヤマセの影響が海の中にも及んでいるようで、前日(29日:日曜日)行われた某釣り団体の大会が近年にない貧果だったらしい。腕自慢達の手によって爆釣されて全滅するのではないか(笑)と心配していただけに、多少、ホッと胸をなで下ろしながら、青森を出発。幸い、大会ではヤマセが強く吹き、鯛島には誰も渡れなかったとのこと。期待は益々大きく膨らんだ。

 その前にアクシデント3題。
 ・「刃」へ渡す老舗の船「金星丸」が自損事故。このため、我が釣友SA氏一行3名が予定していた刃方面への釣行が不可能に。
 ・本日利用予定だった良恵丸もスクリュー破損により使えず。しばらくは小型船による渡礁しか、できず。
 ・漁港内でマイカーをバックさせた際、岸壁に接触。被害はボディーに及ばず、ウレタンバンパーのみで取りあえず命拾い。

 釣果から先に書くと、本日はボウズ。他の皆さんが着々と釣るのを横目で見ながら(笑)、指をくわえる一日だった、ククク。
 開始時の水温は15℃、のち17℃くらいまで上昇。朝一は川のように左へゴーゴーと流れ、昼辺りからはゆっくり右になったり、はたまたピタリと止まったり、当て潮になったり、今日はいろんな潮のデモンストレーション日なのか?
 それにしても実に退屈な釣りだった。モモの節句→ひまな釣り、である、トホホ、ダジャレでごまかすしかない。ウキが海中に消えたのはわずかに一度ぽっきり。アイナメ一匹が遊んでくれたのみだった。ウキの種類を盛んに変えたり、ウキ下をしきりに上下させて探りを入れたり、針の大きさやカラーを変えたり、ハリスを細くしてみたり、遠近いろいろ攻めてみたり、自分なりにはあらゆる手を尽くしたつもりだが、まだ足りなかったのだろう。本命の口に針を掛けることが出来なかった。

 ま、釣りとはそもそもそんなモノである。いつも思い通りに釣れるようであれば、面白くない・・・ううう、強がりに聞こえるのはなぜだろう(笑)。
 (下へ続く)

フォトギャラリー
↑ココは満潮になると足元に波が押し寄せるため、バッカンを流されないような工夫が必要。バッカンスタンドなどがあれば安心。 ↑干潮時はこのようだが、満潮になると一面水没し、小高い岩場に足を置く釣りになる。 ↑生まれたてのヒナがよちよち歩きをしている。カモメの親はかなり神経質になっており、攻撃的になるので要注意。
↑SA氏一行、刃に渡れず、我々と共に鯛島で釣ることになった。すかさず47と44センチを上げて本日の大物賞。 ↑タイドプールで悠々と泳ぐ黒鯛。上から見ると銀色でなくて、まさに「黒」。 ↑本日、42センチを筆頭に6枚の釣果で「数釣り賞」のSK氏。大漁するお告げが神からあったとか、かんとか申してました。
↑灯台がリニューアル中。オープン日時は不明。工事の方々は昼休みに投げ釣りをして遊んでいた。仕事で銭を貰って、渡船料も払わずに釣りも出来るとは一石二鳥?ずるい? ↑コマセが残りわずかとなり、いまだ釣果ゼロの身分としては、一投一投に願いを込めることになる。最後には「チクショー」へ変わっているのは自分だけか? ↑まだ初めて間も無いとの印象を受けたNクン。私と同じくタコに終わり、仲間意識が働き会話が弾んだ(笑)。
↑良恵丸船長。鯛島渡船3,000円、刃への渡船4,000円。寄浪漁港から出港。小型船(写真)と大型船を所有。 ↑付近の潮の速いこと、速いこと。でも、止まれば釣りにならなくなる。今日の潮は右往左往してた。 タコでぇ〜〜す。たまにゃぁ〜、釣れない時もあるべさ。墨ません(スミマセン)。
オオ、釣りとは反対にダジャレ絶好調。

(上から続く)
 本命黒鯛に出会う感動がなかったので、今回はゴメ(カモメのこと)との闘いを書こうと思う。
 鯛島の口にあたる、やや洞窟がかったところに荷物をおいたのだが、妙によく鳴くゴメがいた。この島にはゴメがたくさんおり、初めてココで釣りをした時は、絶え間なくミャーミャー鳴かれることから、帰宅後、ちょっとした耳鳴りがしたほどである。また、自分ではコマセを撒いてもいないのに、時折、海がバシャッ!と音を立てるので、よぉ〜く見たら、空中脱糞してた、なんて事もあった、いや、今でもあるので現在進行形。昨年、某氏は直にかけられ、まさに憤慨(フンがい)していたが、私はまだラッキーな事に一度もない。極めて、ゴメとは良好な関係を築いていると思っていた。

 ゴメのやろめ、ものすごい低空でこちらめがけて飛んでくる。実に怖い形相である。不思議に思って、ふと、目を左手方向に向けて納得した。ヒナと卵がわずか1mほどの所にあるではないか。別にヒナを捕まえて焼き鳥にしてしまおうとか(ヒナだけに“ひな皮”、う、う、うまい!!どうしてこんなにポンポン出るんだろ?)卵を焼いて目玉焼きにしようとか、考えてもいないので相手にせず、そそくさと支度をして釣り座へ向かった。
 その後、何度かモノを取りに戻るにつれて、ゴメの威嚇攻撃が少しずつエスカレートしてきた。すぐ真上でギャーと大声で鳴いたり、急降下飛行を繰り返したり、かなり異常な行動をするので、不気味に思うようになってきた。心の中で「ゴメんなさい」とシャレを言ってもわかってくれないのが辛い。「この人は安心だ」ぐらいの学習能力があってもよさそうなもんだが、しつこい。仕方なくヒシャクを用心のために持って行き来した(返って、刺激的だと言う人もいる:笑)。最後は根負けして、荷物を移動させて嫌われないようにしたのがシャクである・・・・(ヒシャクとシャクの掛け合わせ)。
 この季節、鳥達も過敏になってますから、皆様も十分、お気をつけください。

 とまぁ、今回はへんてこな釣果報告となりましたが、釣れないんだからしょうがないと諦めてお許しをば。ココまで読んでくれた事に感謝いたします。