2004年の黒鯛釣果(1月16日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
1/16
立松島
晴れ 長潮 9:03 16:07 9:00頃 14:00 0 0
 いつものように、休み=悪天候の巡り合わせ。天気予報は「日本海側は北風が非常に強く、波浪注意報発令中」と伝え、半分は釣行断念のつもりで望んだ。とりあえず、現場まで行き、目で確かめて無理だったら、諦めるつもりで午前6時半に自宅を出発。
 目指すは約80キロ先の小泊村、下前・立松島。通い慣れた蟹田町の山間の道路を気分良く走行していると、いきなり「通行止め」の立て看板に遭遇。そうだった。良く考えてみると寒クロを狙って立松島へドライブするのは初めてだった。普通なら立ち往生するのだが、困った時の神頼み!と言うことで、カーナビに回り道をリクエストして事無きをえた。

 峠を越え、続いてシジミ貝で有名な十三湖を越え、しばらくすると日本海が視界に広がった。道路脇の草木はさほどなびいていない。予想されたほど風は強くないようだ。ただし、ウネリがあって、白波があちこちで立っている。天気は青空がまぶしく申し分ない。この時点で釣行オッケーの確信を持った。午前8時半、下前漁港に到着。周りを見渡すと、ラッキーな事に駐車場に車が居ない。支度をして、約7mの防波堤脇の岩をよじ登った。怖い・・・が、夢中だった。

 てっぺんに登ったところで一息を付きながら、釣り座の選定をした。予報では北風が強いというので北向きにはなりたくなかったのだが、立松島の風は逆だった。南から吹いており、そちら側の磯は総じて大波を被っていた。よって自然に釣り座は北向きへ決まった。あらかじめ、両太ももの後ろ側にホッカイロを貼っておいたのだが、これがまた、ポカポカと実に気持ち良い。気温自体、約2℃と、それほど寒くはなかったが、重宝した。これに気を良くして、長靴の中に「靴用ホッカイロ」を入れてみた・・が、ダメだった。そうなのだ!ゴム長靴の中は空気の流通が悪いのでホッカイロも熱くなれないのである。わかってはいたが、コレによって、靴には穴が開いていないことが確かめられた(笑)。
 水温は8℃。寒クロ狙いギリギリの水温だ。エサ取りに悩まされることが無くて、良い釣りができるはずだと思い、本日の第一投をした。適度なサラシが左右にあり、期待をもって、ウキに注目!すると・・スウーーーーッと消し込んだ。オヒョーの歓声と共に、ハンドルを巻くとゴンゴンと頭を振る。オヤッ?もしや、もしや?!簡単に引き上げられては、いきなりグーーッと底に走る、あの動きから、想像はついたが、やはりそうだった。ホッケ様である。

 ホッケは嫌い!針を深く飲み込むもんだから、のど奥を自ら傷つけ、エラブタの辺りからドッと血がにじみ出る。ウエア、グローブ、タックル一式、血だらけになる事もある。最初のうちは針を外して対処していたが、あまりにもひどいので、途中からは針をプレゼントすることにした。まるでフグを相手にしているようなものだ。
 とはいえ、久しぶりに晩ご飯のおかずになる魚として持ち帰ることに・・・。

 結果的に本命は釣れなかったが、前回、釣行ができずに溜まっていたストレスが吐き出されたカタチで、気分がすこぶる良かった。次回、また、天気が悪くなくて、釣行できることをキボーします。ああああ〜、クロダイの写真を掲載できないのが、非常に残念。今年初のクロダイはいつになることやら。

フォトギャラリー
↑蟹田町から日本海へ抜ける山間部の道路は慎重に走らなければならない。この道路はここ数年で完成したものであり、かつては冬期の山越えは大変だった。 ↑市浦村から小泊村に向かって走っていると、突然、ポツンと現れる靄山(もややま:標高152m)。周りに何もないだけにひときわ目立つ山なんです。 ↑乗っ込み期と大違いで、フィッシンググローブは暖かメのモノに衣替え。しかし指先は隠すわけにいかず、寒風にさらされるため、現在、アカギレでヒリヒリしています。
↑このサラシ。まだ完ぺきじゃないですが、まずまずのサラシだと思います。本命が居ればもっとイイんだけど。 ↑左隣にやってきた二人組。こちらもホッケの猛襲に遭っていた模様。 ↑ホッケの血のおかげで水バケツが真っ赤になってしまいました・・・違うか(笑)。
↑堤防のテッペン。右から這い上がって来て、左側に降りていくと駐車場。疲労すると、体力が無くなり、ハシゴの2段目に足が上がらなくなる(悲)。往復とも汗だく。 ↑一人は小型ボートを操り、もう一人は水中メガネを使って、ウニ、アワビ等を採取しているところです。なかなか熟練の技を必要とするのだとか。 ↑ものすごい数のイカ釣り漁船が港に停泊していました。イカを集めるための集魚灯が一隻にどれほど付いてるのでしょうか?50は付いてるかもしれません。