2004年の黒鯛釣果(6月18日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
6/18
門前
薄曇り 大潮 7:19 7:54 4:30頃 14:00 0 0
 男鹿で初めて竿出ししたのが、門前。昨年(2003年)の5月だった。ほとんど情報がないまま、船長任せで上がったのがカタ島。初づくしの中、結果を出す事ができ、以来、男鹿に何度も通うことになったのだが、そのほとんどが、門前ではなく戸賀だった。何も門前が嫌いになったわけでもない。ボウズではなく、ちゃんと釣果を出した地である。ただ、若い菅原船長はまだ経験が浅いからか、電話すると「あまり良くない」との正直な返事が毎度のように返ってくるため、そのまま足が遠のいてしまったのだ。他であれば「まずは来てみれば?」が、ごく一般的な返事である。人の良い菅原船長だからこそ、積極的に誘いの言葉をかけられないのだろう。
 今回も電話してみると「ダメっす。もう乗っ込みは終わったんじゃねっすか?」などと、またまた、足が遠のきそうな返事。しかし、今回は釣りが第一の目的なのは言うまでもないが、第二の目的があった。菅原船長宅で貸し出ししているという海辺の家、コテージ「西海岸」を下見するというソレがあった。今夏、釣り仲間でワイワイガヤガヤやる計画があり、その宿として物色するため、門前釣行が決定した。
 それから、右足をケガしてからちょうど1ヶ月。まだ、傷は残っているが、あれ以来とっていた男鹿釣行自粛措置を今日で解除する意味合いもあった。

 というわけで「ダメ」という言葉にめげず、門前港に午前3時到着。暗闇の中、若船長が現れ、会話。
 6/6(日)のお客さんをピークに見切りをつけたように減り、平日は今だとゼロの時もあるとのこと。海が荒れると海底が掻き混ぜられて活性も高まるのだが、ずっと穏やかな天気が続き、釣果もイマイチ。昨年も悪かったが、今年はもっと悪い・・・などと、悲しい話題ばっかりが出てくる。「ハイ、そうですか、じゃ、ヤメましょう」ってなわけにもいかず(笑)、しんじょう島への渡船をリクエスト。
 お客さんが他に居ないまま、午前3時半過ぎには、もう港を離れ、約5分でしんじょう島へ到着。

 コマセを作りながら、水温を計測。18℃。かなり高い。準備完了して、いよいよ、しんじょう島での第一投スタート。コマセを蒔いた。薄明かりの中、見えるのはバシャバシャという音と波紋。ライズしている魚も居る。噂通りに小魚が沢山いた。エサ取り対策は考えてきた。コマセはオキアミ主体で配合エサは少なめ、付けエサは「くわせエビ」や「ネリックス」でと頑張ってみたが、ほとんどが針むき出し状態で戻ってきた。邪魔してるのは、アジ、サバ、フグ、メバルなどなど。しょうがなく、付近で採取した小さなイガイを付けて投入してみると、今度は全然アタリが無くなる。
 しばらくして、目の前の海中をサザエ獲りの漁師が通り過ぎたので、よほど「でかい魚、居るかい?」と聞きたくなった。だが、もし「なぁ〜んも居ねぇ〜〜ぞぉぉ〜〜。ナニ、釣る気だぁ〜」と言われれば、一気に消沈してしまうのでヤメにした。
 このまま素晴らしい風景を見ながら、釣り糸を垂れる喜びに浸りながら(笑)、午後2時、迎えの船にお土産ナシのまま、乗り込んだ。

フォトギャラリー
↑午前3時50分。上陸。今日の客は私一人。門前の沖磯でたった一人となると、まるで黒鯛の釣り放題に思えてくるから不思議。 ↑うっへぇ〜〜、遭いたくなかったよ、アジ様とは。また、ライジャケにウロコが付いてしまったよぉ〜。 ↑サバさん、久しぶり。ここしばらく釣った事無かったなぁ〜。そんなにビクビクしなくても帰してあげるよ〜。ほらっ!ボチャ。
↑メバル君、アナタもあのグループの中に居たんですか。何歳なの?ん?3歳でちゅか。もっと大きくなってから遊ぼうねぇ〜。 ↑フグちゃん、アンタは他で遊んでなさい。私のクツと比べてもなんとまぁ〜小さい事。なに?まだ生後6ヶ月?あらら。 ↑見てください。このエサ取りの状況を。この下には、おこぼれに群がっている黒鯛様が居るはずなんだけどなぁ〜。
↑しんじょう島を東側から見た全景。足場が平らでとても釣りやすい島だった。潮通しも良く、人気の島だという。 ↑左写真の一番高い所に上がって撮りました。荷物を置いている場所は左写真左側の平坦なところ。前方に見えるのは油島。 ↑岩肌が露出している所を道路が走っている。左方向に走ると加茂、戸賀へ辿り着く。赤丸印は滝。名称不明です。
↑エサ取り対策もなすすべなし。それから、ブヨ対策として蚊取り線香と虫よけジェルを使いました。完ぺきとはいきませんが、効果ありました。 ↑180度、場所を移動して、アジが気付かないよう、こっそり撒き餌をしてみました。すると……、すぐにバシャバシャしました。ガックリしました(笑)。 ↑自画激写。なかなか良く撮れて、自画自賛。本日の主役が釣れないと、写真撮るにも苦労しますわ。せめて釣れない釣り師の顔でも眺めて笑ってやってください。
↑サザエ取りの潜りさん。カゴと自分をヒモでつないでいるんでしょうか、人が居ないのにスイスイ動きます。ウニは獲るの?にこちらではウニがいないとのこと。驚きました。 ↑門前もオフシーズンか。平日とはいえ、客一人は寂しい。情報交換がなにもできないのが辛い。 ↑渡船料2千円は、じいさまの時代から変わらないのだとか。下北の4千円に「ウチもそうしてぇ〜けど、できねぇ〜」
↑門前港全景。昨年9月中旬に襲った台風14号では「西海岸丸」が壊され、この地域全体でも大きな被害が出たそうです。
コテージ「西海岸」
↑門前港のすぐ目の前にコテージ「西海岸」(茶色の建物)があります。 ↑入り口前に案内板があります。詳しくは「西海岸」のHPをどうぞ。 ↑左手の黒いドアが正面玄関。
↑大広間。 ↑同じく大広間。奥にはTV。 ↑キッチン。冷蔵庫も大きくてグッド。
↑大広間からは外の景色が右写真のように良く見える。 ↑西向きに面しているため、日の入りは良く見える・・かも。 ↑万が一、外で雨が降っても、中でBBQ可能。ただし、煙は多少きついとのこと。
↑2階の寝室。 ↑台風による荒波がコンクリートを削ってしまった。駐車場のスペースが確保されたか? ↑お風呂場。