2004年の黒鯛釣果(7月8日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
7/8
中潮 12:58 6:27 4:30頃 14:00 0 2
 昼過ぎから雨が降るという予報が悪いほうに外れ、竿を出した瞬間(午前4時半頃)から早くもポツポツと落ち始め、あとは納竿まで止むことなく降り続いた。おかげさまで水も滴るイイ男状態。長時間、雨にさらされると、さすがの釣り用レインウエアもお手上げである。中に着用のシャツは袖口やエリを絞れば水が出るほど、雨が染みていた。

 本日は風次第で、鯛島か、外海(そとうみ)か、を良恵丸の杉浦船長と相談の上、決める事になっていた。あまりヤマセ(北東風)があると鯛島は無理。西風が強いと外海は無理。さてさて、結果は?・・・・・午前3時、寄浪漁港に到着した時、風は弱く、このままだと、どちらでも良さそうな感じ。午前4時、お出ましの船長と挨拶の後、相談。最近、材木岩も良い釣果が出ているが、鯛島のほうがイイだろうとのことで鯛島に決定。この時点で、キャンプ用の折り畳み椅子を持ち込む事も決定。船着き場に上がったら、即、その場で釣れるのがイイ。そう、まさに、降り立ったその場が釣り座なのである。これほど楽な釣りはない。しかも足下はコンクリートで平ら。椅子に座っての楽チン釣りが可能。椅子を持ち込まない手はない。こんな釣りは初めてである。結果が良ければもっとイイ。さぁ〜どうなったか?
 下の写真で既にお分かりの通り。釣れました。

 実釣開始第一投では小型メバルがヒット。こりゃ、エサ取りに悩まされるのか?と思ったのもつかの間、エサが残ってくる。もしかして……と考える間も無く、午前5時、一枚目がウキを沈めた。んんん、竿が硬い。なにせ、メジナ用の竿であるオレガ一徹1.5号なのだから。しかし、この竿は成績がイイのだ。メジナをまだ釣った事はないが、黒鯛はまあまあのサイズを4〜5枚上げており、縁起のイイ竿である。開始からわずか30分で釣れ、この先へ大いに期待を持たせた。相変わらず、エサが残る。コマセを巻くと、何やら、茶色の魚がうごめいているのが見える。ふと、ストリンガーに繋がれた黒鯛を見た。ムムッ!似ている。黒鯛は浮いているのか?と考えて、ウキ下を短くして投入したその針に何かが反応。ウキがユラユラ〜と海底へ消えてなくなったのを見て、軽くアワセを入れると、ゴンときた。黒鯛に間違いない。同行者がいないので、たった一人で喜ぶしかない(笑)。二枚目ゲットは午前7時前だった。どちらもほぼ同サイズ(一枚目38センチ、二枚目40センチ)。今年の乗っ込み期は、男鹿と(先日の行われた伊達カップ)宮城でのそれぞれ1枚がすべてであるから、地元青森の黒鯛は初釣果ということになる。

 このパターンで釣れ続けると、2時間で一枚だから5枚の計算(笑)。気持ちにゆとりが出来たので、竿をメジナ竿からチヌ竿に変える。もう少し軟らかい竿で黒鯛の引きを堪能したかった。こんな事は初めてである。まるでプロの釣り師みたいダ(爆笑)。結論から先に言うと、竿チェンジしてからは本命が釣れなかったことから、これは失敗だった(笑)。

 このあと、ヤマセが予想に反して、強くなり、海はウネリをともなって、船着き場まで這い上がってくるようになった。しかし、座り釣りをしたいし、またまた釣れそうな感じもするので、ココを動きたくなかった・・・のだが、大きなひと波がドォ〜ンと来て、目が覚めた。
 やばい、決断は自分しかいない。杉浦船長が迎えに来た時、どこを探してもいなかったという事態だけは避けねばならない(笑)。
 泣く泣く、釣り座を移動。椅子は片づけ、いつも通りの立っての磯釣りに戻る。雨は次第に強くなり、時々、滝に打たれてるような水圧を感じるほどである。その時、雷鳴がとどろいた。ゴロゴロゴロゴロ〜。
 雷には怖い過去の経験がある。音もなくいきなり手元に電気が走り、バチッ!という感電音?とともに竿を落とした経験である。一気に釣りをする意欲が無くなり、午後1時、納竿終了。迎えは2時だから、随分早い終わりである。その後、何度も雷鳴があり、岩陰に避難。非常に怖かった。いつもなら、迎えに来るのが早過ぎて慌てさせられる良恵丸だが、こんな時に限ってギリギリ2時に来た。

 港に戻り、帰り支度。ウエア、バッグ、すべての道具が、車内を水浸しにするのではないかと思われるほど、水分をたっぷり含んでいた。

フォトギャラリー
↑午前5時。地元の黒鯛初ゲット!待ってましたと目に涙(笑)。 ↑午前7時、40センチの黒鯛。1年ぶりの40台にもう「どうにでもしてぇ〜」状態。 ↑優雅なキャンピング椅子釣り。平らな足下は足腰への負担が少なくて、ホント助かる。
↑最初の釣り座(船着き場)に波が這い上がってくるようになったことから、磯場へ逃げるように移動。 ↑絶壁に白く見えるのはカモメ達。ふ化したヒナが活発に動き回り、親鳥は私に近づくなと威嚇してました。 ↑ホントはストリンガーが足りなくなる予定だったのになぁ〜。でも二枚は嬉しいデス。
↑鯛島のカタチで言うと、ココは口になります。洞窟になっていて、雨を避けるために荷物などを置きたいのですが、カモメの巣もあり、威嚇攻撃の対象となる。 ↑鯛島全容。大きい島です。この島には脇野沢村脇野沢鯛島1番地という立派な住所があります。世帯主は黒鯛? ↑鯛のシッポ。白いのはやはりカモメ。何百羽、何千羽いるんでしょか?運が悪いとウン●が付きます(笑)。