2005年の黒鯛釣果(5月16日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
5/16
ながとこ
曇り 小潮 13:16 --- 4:30頃 14:00 1 0
 当HPの黒鯛掲示板で面識の出来た「英夫さん」と釣行。掲示板の方では初心者と名乗っていたが、とんでもない謙遜だった。若い時は渓流釣りで腕を鍛え、その後、黒鯛へ転身したという。黒鯛は約10年のキャリアだというから、とんでもない初心者と同行することになったもんだ。彼は遠矢ウキを使った「食わせダンゴ釣法」をやるとのことで、心の中では「こりゃ、勝てん、負けそ〜」と危機感を強めた。

 午前3時20分頃、駐車場に着くと、車の数がわずか4〜5台と少ない。拍子抜けである。平日とはいえ、昨年の今ごろはかなり賑わっていたはず。(食い渋っており、なかなか釣れないと)近況を良く知る人たちが、様子を見るため、おとなしくしているのか、あるいは単にたまたま客の少ない日に当たったのか、心の中では「どっちなんだ?」と自問自答していた。

 GW明けから一転して、肌寒い日が続いていた。この日の気温は午前10時で約10℃。平年より4〜5℃低い。一ヶ月ほど前にさかのぼったくらいの気温である。この影響で魚の活性も少し鈍ってるかな?と想像したが、ちょうど一週間前に男鹿釣行した釣友が、年ナシ51センチ1枚を筆頭に他3枚、合計4枚の結果を出し、それが大いなる励みになっていた。氏に強く勧められ、その年ナシを釣った「○○○○○(伏せ字にしてミステリーとする:笑)」を目指す事に決め、いろいろと準備を進めてきた。

 船長がお出ましになった。「○○○○○に行きたいんだけど」「んー、波が結構あるがら、海さ出でみでがらにしろ〜。まんずは行って見で、それがら決めでもいい」「わかりました。もしダメなら、ながとこにします」「んだが、昨日、あそごで53センチ出だ。天気悪くても、魚(さがな)は釣れでら。ながとこもイイんでねが」

 ながとこで年ナシが出たという情報が、我々の活性を高めた。ただし、前日は朝から海況が非常に悪く、午前7時頃に撤収もかかったそうで、釣った人は少し波が良くなった昼過ぎからの客だったらしい。ま、どっちにしろ、イイ情報は大歓迎である。

 戸賀港を出てまもなく船長から「あい〜、ながとこ、行げ〜!」「ん?オラ達かい?(予定では○○○○○まで行って見て、それから降りれるかどうか決めるはずだったんでは?)」「準備しろ〜」「へいぃ〜」
 あらら、降ろされちゃったよ〜。一度、○○○○○を見てみたかったなぁ〜。おそらく船長は港を出てすぐに「○○○○○を見るまでもない。ハナシにならない波」だと判断したのだろう。
 ながとこに上陸。大波が時折押し寄せ、とても海手での竿だしは不可能。陸向きに釣り座を構える事にして準備を整えた。

 背後から吹く風が冷たい。春仕様のウエアを着たのは失敗だった。あまりの寒さに頭痛がする始末。魚も頭痛がしてるのか、全く、エサに興味を示してくれず、無傷で戻ってくる。ウキも頭痛がしてるのか、動こうとしない(笑)。次第に気持ちが暗くなった。

 10時頃からようやく日が射すようになり、小魚が海中に見えるようになった。フグが居る、アジもいる。だが、肝心の黒鯛は見えない。英夫さんのほうはといえば、四目を達成したそうで、残りはやはり黒鯛のみだとか。正午を過ぎた辺りから、最悪のケースを「想定の範囲内」に考慮し始める。この予想は的中した、トホホ。釣れない時もあるさぁ〜。

フォトギャラリー
↑前方には根太島。時折、差し込む朝日が照らした光景は異様だった。なぁ〜んか妖怪島のような不気味さを漂わせていた。 ↑自分を激写。海中の動き、背後の寒風、カラスに盗まれたソーセージパンなど、いろんな事が頭の中をグルグル回っていた。 ↑ポイントを移動して糸を垂れた時、数発の波を頭からかぶった。たまらず、元のポイントへ戻る。
↑ながとこには我々の他に2名があとから上陸。また我々より2時間早く、迎えの船に乗り込んだ。船長にあとで聞いた話では寒さに耐えられなかったらしい。 ↑右手に英夫さん、左手には私の釣り座。もう少し潮の流れが欲しかった。 ↑カラスの野郎は、背負子の上面のフタを巧みに開けて、ソーセージパンを盗みやがった・・あ、盗みました。他のモノには手を付けず、足がつきにくいなかなかの手口。
↑英夫さんの竿が曲がり、一瞬、色めきだったのですが、本命は姿を現しませんでした。 ↑適当な絵がありましぇん。ココはやっぱ「タコ」でしょ〜。次回こそ、このタコとおさらばしたいと思います。