2020年の根魚釣行記
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

12/23

茂浦沖

曇り 小潮 8:44 14:49 8:00 12:00 5 12

 前の週(12/13〜19)に大寒波が北日本を襲い、寒いのに加えて強風だったためブリ釣りが流れた。この間、青森市の積雪は65cm、真冬日が6日と、まるで2月のような天気で今年の釣りはもうおしまいか?と半分諦めていたが、予報を見ると、この日だけは微妙ながらも出られそうだった。

 とりあえず準備開始。ジグを買うためダイソー青森ドリームタウンアリー店に走った。
 トハから「根掛かりが避けられないので安価なダイソーの40gジグがオススメですよ」と言われており、犬年の自分はハチ公のように忠実に守った。ブルー、グリーン、シルバーをそれぞれ2個ずつ手に取り、ついでにそばにあった3号200mのナイロンラインも購入。

 帰宅後、20年前に磯釣りで使っていたダイワのトーナメントZ LBCD2500の空きスプールにラインを巻いてみる。綺麗に巻かれたその姿を見て、男鹿や下北の鯛島、鯵ヶ沢のトド島に通った頃が懐かしく思い出されてきた。しかし、ハンドルを回してみると回転が重くスムーズさがない。大枚はたいて買ったLBCDも過去の遺物と化したか。

 午前7時、青森マリーナの西船だまりに到着。真鯛釣りで大賑わいだった10月に比べると車の数は少ないものの、それでも10台以上が駐車していて、こんな気温0℃の中でも釣りするバカがいるんだと感心した(笑)。

 今回の同乗仲間は、最近、五十肩に悩まされているトハ(※1)とK泉さん(おそらく自分とは初顔合わせ:※2)。他に相乗りのお客さんが3人なので満員出船である。真鯛釣りと違って大きなクーラーボックスは持ち込まず、釣った魚をバケツに放り込むスタイル。もちろん氷も不要。なにせ船上が冷蔵庫のチルド状態なのだから。

 ※1 幸丸の2020年・年間真鯛釣果数で並み居る強豪相手に第3位の成績をあげました
 ※2 同じく第4位。特筆すべきは乗船回数が他の人と比べて極めて少ないのに数が多かったこと

 本命は尺メバル。他の魚もたくさん釣って魚好きの知人にお歳暮代わりにプレゼントしたい。

(下に続く)


フォトギャラリー
出港
午前4時や5時の出船が普通だったので7時半は非常に楽
滝のような光 雪片付け
雲の隙間から滝のように明かりが・・・ 足下がツルツル滑ったので除雪

(上から続く)

 7時半、出船。初の冬季根魚釣りなのでポイントはどこなのか、さっぱり情報がない中、船の走るままに景色を観察してると、実に見覚えのあるところで止まった。ココは真鯛で良く来る茂浦じゃないかぁ〜。根周りを攻めるってんで真鯛とは全く違うポイントなのかなと思ってたら、そんなことはない、まさに真鯛ポイント。

 手始めにメインタックルにダイソージグを付けて投入。
 着底するまでにグローブをはめて、それから巻き上げようと思ってると、いきなり根掛かりをしてしまった。一投目からコレかよ〜!水深が50m前後で着底の時間を予測していたが、まさか!こんなに早いの?って感じ。潮の流れはさほど速くない。船を流しているので根掛かりしやすいのだろう。

 すかさず、サブタックルにスイッチ。LBCDとダイソーのライン&ジグのコンビの出番がこんなにも早く実現するとは思わなかった。さっそく当たりが出てヒット!ダイソージグもまんざら捨てたもんじゃない

 いきなりK泉さんが背後で大物を掛けた。ちょうど自分はファーストヒットのソイと格闘中だったため、釣り上げたあとに振り返ると、でかいタラではないか。船長にタモ網をお願いして船上にあげた。
 船長曰く「ほぉ〜、こっち(浅場)まで来てるんだねぇ〜」。

 厳寒期が旬の美味しい白子は残念ながら入っていなかった模様。タツ(青森でのタラの白子名称)の天ぷらが大好きな自分。来月のタラ釣りが非常に楽しみだ。

 ソイのアタックがひっきりなしに来るのが面白い。自分はジグの尻側に針を2本付けていたが、トハが返しを潰したトリプルフックを使っていた。なぁ〜んだ、それを早く言ってくれればイイのに〜。ダイソージグに付いてきたトリプルフックは使わないだろうと、わざわざ外して、さらに家へ置いてきたじゃないかぁ〜。そうしてれば数がもっと出たかもしれない。でも、トハ、結構、根掛かりしていた。しかもダイソージグを勧めておきながら自分では真鯛用の高価なのを使ってはロストしていた。素直にダイソー使ってればイイのにぃ〜。

 根魚なのでてっきりベタ底で食ってくるのかと思っていた。確かにそのケースもあったが、底から上、数メートルで食うのが多かったような気がする。

 ジグを放り投げラインがパラパラと落ちていくのを見ていた時、急に止まった。ん?まだ底にはついてないのになぜ?ラインを張ってみるが抵抗もない。もう一度、落とすと微かな何かを感じた。巻き戻してみたら小さなサバだった。

 最初のうちは珍しく青空が広がり、気持ち良かったのに徐々に灰色の雲が近づいてきた。やがて冷たい雨がポツポツ降り始め、風も強くなってきたため、午前11時50分、終了。わずか4時間弱だったが楽しい釣りができて良い年越しにいなってなると思ってたら、帰港時に星が見える・・・いや、虹が見える波しぶきをバンバン浴びるハメになってしまった。

 詳しくは動画を見て下さい。よろしければチャンネル登録をして下さい。


マイ動画・陸奥湾の根魚釣り(あすぱむ撮影)


タラ サバ
K泉さんが一投目でタラをゲット 中層では小さなサバ
バケツ内のソイ 本命メバル
バケツに釣った魚を貯める 本命メバルがようやく釣れた
トハ K泉氏
幸丸の年間真鯛釣果第3位のトハ 同じく第4位のK泉さん
S木さんのクーラー
今年はたくさんの虹を見ました。随分、海の水を浴びました
帰港 釣果写真
びしょ濡れで港に戻り、やれやれ タラが特別に目立ちますな

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