2017年のタラ釣行記
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

3/4

宮古沖

晴れ 小潮 6:32 13:27 6:30 12:00 6 4

 前夜8時に就寝→12時起床→午前1時自宅出発。宮古到着が午前5時。
 これまでは助手席に乗ってるだけの殿様釣行だったが、たまには一人で走ってみたかった。とはいえ、自分のカーナビはだいぶ古くなった。最新の道路を走れないので、スマホ用カーナビアプリ「Y!カーナビ」をタブレットに表示させて試してみた。

 下写真の赤い丸で囲われたのがタブレット。その下にある古いカーナビにも案内させ、ダブルナビ体制でまずはスタート。早速、上北自動車道の上北インターに入る案内で差が出た。当然である。古いナビには上北インターの存在すら無いのだから誘導できるはずもない。その後、三陸沿岸地域でも「Y!カーナビ」は的確なナビをしてくれて、今後のドライブには十分使えると実感した。こりゃ、カーナビの今後の売れ行きに影響が出そうだ。
 また、往復で約9時間も通信をしたというのに(往路は三陸ルート、復路は盛岡経由の東北自動車道ルート)、意外にもわずか0.6GBくらいしか消費せず、通信量を心配しなくて良いのも嬉しい。

地図 釣りとは関係のない話から始まってしまいました。では、釣行記に入りましょう。

 夜中のドライブはほとんど他車がいないので気持ち良い。そんなところ、久慈市付近で背後からグングン近づいてくる車がいた。あっという間に追い越されて暗闇に消えた。再び、真っ暗闇の一人ドライブになった。あの車も今日は釣りなのだろうか?こんな時間に走っているのは大概そうに決まっている。

 4時間かかって、ローソン宮古神林店の駐車場にようやく到着。背骨がポキポキ鳴る。すでに全員揃っていた。今日のメンバーはteam三沢(トハナ、オリ、ビート)、team八戸(ヒットマン、キヨカワ)、盛岡代表のクドー、青森代表あすぱむ。
 胴元ヒットマンさんが「乗り合いで申し込んだんだけど、第二清龍丸船長の計らいで貸切になった」とのこと。
 オォ〜、ラッキィ!

 釣り座が右舷船首からビート、トハナ、クドー、オリ。左舷から自分、ヒットマン、キヨカワに決まり、午前6時前、第二清龍丸が港を離れた。

 ポイント到着まで、海を観察すると、ん〜、昨年12月の能代沖ほどではないが、船酔いするには絶好のウネリがある。今日のゾンビは何人、出るのか?

 6時半、水深100mの底に300gのメタルジグを落としてシャクリ開始。前回起きたドラグトラブルは、ナイロンラインの下巻きが功を奏して全然起こらなかった。メールでアドバイスくれた方に感謝、感謝。

 ヒットマンさんにでかい鱈がきた。さすが〜と褒め殺ししようとしたら、リリース。
 あれれ?なんでやねん? もしかして……あぁ〜、そっかぁ〜!
 マダラの表面にじんましんのようなブツブツがたくさんあった。寄生虫によるモノで病気になっているのか、食べるには勇気がいる。ヒットマンさんにはこの鱈が自身にとって今日一番のサイズだっただけに残念だっただろう。

 まもなくして自分にもヒット。にんまりしていると船長から「○○○さん!きましたね」と本名で言われ、「エッツ!?」と面食らう。出船前、乗船名簿へ名前を書いたのだが、昨年の3月が初乗船で今回がまだ2回目の自分を覚えていたのか?マジで驚いた。心の動揺が針先から鱈に伝わったらしく、バラしてしまった(笑)。ヒットマンさん同様、今日一の鱈みたいだった。クソ〜〜〜。

地図 いまいち、船上の活性が上がらず、左写真の赤丸から青丸付近へ約30分かけてポイント移動することになった。

 さっきまで強かった風は少し弱まったが、うねりは相変わらずで、自分の背後で先ほどからオエッ!グエッ!と嗚咽していたビートがギャァ〜、ウギャァ〜、ギョエェ〜に変わった(彼とは今回、初同乗)。いよいよゲロ吐くのかと思ったら、竿が曲がっていた。竿のしなりからしていいサイズで、こりゃ、簡単に上がってきそうにない。釣り上げるのが先か、船上にコマセを撒くのが先か?微妙な時間との戦いだ。

 普段、根性で仕事をしているビートは負けなかった。偉い!
 「向けません、下。ゲロしそう!ヤバいっす」 と言いながら、ついに釣り上げた。
 船長、計測の結果、93センチ。おぉ〜、拍手〜!!

 具合悪いビートを見て「あれっ?トハちゃん、アナタ、船酔い止めメガネっての買ったんじゃないの?」「あぁ〜、そうだそうだ、オレ、今日は大丈夫だから使ってみ」と言ってバッグから出してきたのが、amazonから購入の「ボーディングリング(フランス製)」。

 一見して笑ってしまいそうなデザイン。眼科で視力検査する時の、あの格好悪いメガネに似ている。試しに自分がつけてみたら、加藤茶+棟方志功÷2の顔になってしまった。あんまり見かけが悪いと書くとクレームがつきそうだ。デザイン的な賞も貰っているみたいだし。

 早速、ビートが装着してみると……あ〜らら摩訶不思議、ものの数分でシャキッ!となった。
 「どお?」「超イ〜〜い感じッス。オオオ〜〜、マジ、イイ」「ウソだろ〜? 」
 このメガネ、医学会のお墨付きもあるらしいし、使った人のレビューを読むと喜びの声が多いことに驚く。間違いなくビートには効果があった。イタズラで外してみたらヘナヘナとなってしまった(笑:役者よのぉ〜)。

 今回の釣行記、釣り以外のことに文字数をたくさん使ったことを許して欲しい。なにせ、タラがイマイチ大きくないので写真も出せない。アイナメかと間違うほどだ(笑)。前月1月もあまり大きい鱈が出なかったので、今シーズンは不調な年だと言えるのかもしれない。一方で、陸奥湾が鱈の29年ぶりの豊漁に湧いている。皮肉なもんだ。

 知り合いに「でっかいタラをプレゼントするから待っててねぇ〜」と豪語しなければ良かった(笑)。港に戻ってから釈明のメールを各所に出して許してもらった。
 鯛であれ、鱈であれ、釣りってのはこんなもんさぁ〜〜〜〜。釣れない時があるからハマるんだ。これがもし毎回爆釣なら、つまらないって、とっくの昔にヤメとるわい、ワァ〜〜ッハッハッハ。


フォトギャラリー
日の出の宮古沖
午前6時20分、日の出。風とうねり、やや強し
ビート、やったね

本日のビッグワン、93センチを釣ったビート

ビート、ご機嫌 このジグが良いのか?
気合いで獲った一匹。別角度(船長撮影) ヒットジグのカラーはグリーンとイエロー
船酔いのビート氏 復活したビート氏
船酔いでダウン寸前。
この世の地獄状態。それが……→
ボーディングリング装着で驚きの復活。
見てください、この笑顔
メガネ装着 気持ちだけでもVサイン
試しに自分もつけたら加藤茶になっちゃった デカ鱈、楽勝!というポーズだったが
トハナ、ゲット オリ、ゲット
トハちゃんもでかいの釣ってたんじゃん(船長撮影) オリさんもイイ顔してるなぁ(船長撮影)
右舷側 左舷側
右舷チーム、プチ天国! 左舷チーム、地獄!
工藤さんもゲットに上機嫌 お疲れ様

 クドーさん、お久しぶり。ダジャレ敏感オヤジは相変わらずでした

 ヒットマン(左)&キヨカワさん、イメージした釣りにならず、悔しさが残りましたね
宮古市山間部
帰りは宮古から真西へ進み、早池峰山(1,917m)を左に見ながら山越え。当初の雨は雪に変わった
高速道は雪無し
盛岡南インターから東北自動車道経由で北上。しっかり道路は管理されてて全く雪がなかった

★ return ★