2021年のタラ釣行記
釣行日
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 終 了 同乗者 釣 果

2/8

宮古沖

晴れ 中潮 10:47 5:17 6:30 11:30 4 10

 午前6時の宮古出船に備えて早寝したが、約4時間のロングドライブに対するプレッシャーからか、ほとんど眠れないまま出発時刻を迎えてしまった。久しぶりに不眠薬「トメルミン」を一錠飲んで、午前1時出発。

 道路案内板はマイナス5℃を表示し、テカテカ路面と、時折、雪が舞って視界不良になる中、精神的に疲れる出だしだったが、八戸を過ぎた辺りからは乾燥路になり、走りやすくなった。そんな時、高速道路の八戸南インター付近でキツネか猫か、正体不明の哺乳類動物が横切った。

 今日のメンバーはトハ、Mr.910、初顔合わせの師匠とJONJONの女性二人。一般の乗合客一人を加えて、合計6名による出航となった。

 午前5時半、登場した船長から開口一番「昨日は風がビュービュー吹いたから今日はウネリが残ってるよ。今のうちに道具の準備をして、すぐ釣りが出来るように支度しなさい」と言われる。早速、ジグとフックをセットしたのち、移動に備えて船尾に避難した。

 午前6時半過ぎ、重茂半島の東側に到着。
 予報は弱めの西風だったが、どうしてどうして、西側の山を越えて強風が吹き付けていた。船長が予告した通り、ウネリはひどく、ノアの箱舟状態の中でのスタートとなった。

 さぁ〜、釣るぞ!と竿に手を伸ばしたその時、揺れが不意に襲い、掴まろうと伸ばした左手が外れ、イケメン顔がクーラーの角にぶつかった。左目にジュワァ〜っと熱くなったのを感じ、手鏡で確認すると毛細血管が破れたらしく白目が赤くなっていた。視力に影響は無いので釣り続行。直撃でなくて良かった。他のみんなもヤバイ転倒があったり、神経を使う釣りを強いられた。

 師匠が1mを超えるバカでかいタラを抱えて船尾から戻ってきた。自分のクーラーボックスを前にして立ちすくんでいる。そう、クーラーに収まらないサイズを釣ってしまったからだ。JONJONのクーラーを間借りして急場をしのいだ。

 他の人がポンポン釣ってるのに、どうも自分はテンポが悪いなと感じ、某氏の使っていたジグとタコベイトをチェックすると赤系だったので変えた途端、一気に釣れ始めた。今日のタラは赤がお好みだったか。

 ジグの着底と同時にすぐ巻き上げ、10mほど上をゆっくりしゃくってアタリが来るのを待つ。それを繰り返してると、ジグを上げた瞬間に食いついてググッと重くなるパターンが多かった(あるいはジグをその位置にステイさせ、ただシャクってるだけでも可)。ヒット後はテンションを維持したまま、100mの距離を少しずつ縮める。ヒット当初はターゲットに様々な重量が加わって非常に重いので辛いが、上がってくるにつれて軽くなってくる。

 今回はタラの活性が高かった。コツン!とアタって乗らず、バレた!と思っても、すぐにまたヒットするというのが何度もあった。

 タラは体の表面がヌルヌルしているので釣り上げた後も大変。針を口から外すと甲板をあちこちに滑ってあるく。今日は特に大揺れなため、船首にいると後ろのほうへツツツーと走る。捕まえようとするがズルッと滑り、なかなか抑え込めず、眉間にフィッシングピックを刺すのも一苦労だった。

 午前11時。開始から4時間経って、クーラーが「たらふく」状態になっていた。もういつでも早上がりしてもイイのだが、なかなか帰らせてくれない。これ以上、釣ってもクーラーに入らないんだよなぁ〜、もう釣れなくてもイイよなぁ〜と思ってる時に限って、でかいタラがヒットする。

 11時半過ぎ、ようやく終了。みんなのクーラーは満員電車に人が押し込められたようにギッシリだった。

 乗る前にローソンで食料を調達したものの、船上で食べるシーンが無かった。毎回のことなので、そろそろ学習しなければいけないのだろうが、鯛と違い、じっくり座って飲み食いするシーンは無いのである。結局、帰りの車中で消費した。

 第二清龍丸のサービスで良いところは、帰港すると軽四トラックが船の脇に横付けして、クーラーやタックルボックスを積んで駐車場まで運んでくれること。今日は、このサービスに助けられた。

 快晴の宮古をあとにして北上すると、道路に少しずつ雪が目立つようになって、東北町周辺では視界ゼロのホワイトアウトに見舞われた。

 動画が完成しました。こちらをご覧になると、もう少し現場の状況を理解できると思います。


マイ動画・宮古沖の真鱈釣り(あすぱむ撮影)


フォトギャラリー
出船 910タラ
ポイント到着まで船尾に退避 910さん、ビッグワンを仕留めた
宮古沖・浄土ヶ浜方面
快晴で釣り日和っぽいがウネリと強い西風で船は大きく揺れた
師匠タラ 師匠タラ
師匠もこんな大きいタラを釣りました クーラーに入れるのも大変
JJタラ トハのタラ
JONJONは船酔いにもめげず大漁 トハは女性陣のサポートしながらも爆釣
タラ
活性が高く、間断なく釣れていた気がする
もうクーラーに入らない鱈 長靴
クーラーに押し込められた鱈が気の毒 トハは長靴を左右反対に履いていた(笑)
宮古の鱈
宮古はあんなに快晴だったのに青森県東北町付近から景色は冬モードに一変した

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