2002年 日米野球

日 時
11/16〜17(日米野球第6戦&第7戦)
 2年に一度の日米野球。今年は8月末のストライキ突入が確実視されたため、開催が危ぶまれたが、そのストも急転直下、回避され、予定通り開催が決定した。メンバーはバリー・ボンズ、イチロー、ジェイソン・ジオンビー、バーニー・ウイリアムズを筆頭に淙々たる名前がズラリ。投手陣にスーパースターが居ないが、それにしても立派な顔触れであることは間違いない。入場料はこの時とばかり釣り上げられ、それに嫌気が差しつつも、やっぱ2年ぶりのお祭りなので今回もスタジアムに足を運ぶ事となった。
 さて、手始めに9日の読売巨人とのエキジビジョン・ゲームでは8対1と大勝し、コンディションが良さそうだなと思ったのも束の間、翌10日からの全日本チームとの3試合では各試合とも8失点、打線は湿りがちでズルズルと3連敗し、どちらがメジャーなのかわからなくなる始末。残り試合で1試合でも落とすと、1990年(3勝4敗1分)以来の屈辱的な負け越しが決定してしまう。90年の唯一のメンバーだったボンズは初戦から全力で戦い、本塁打も公約通り1試合1本のペースを記録するなど一人だけ目立っていた。

 移動日を1日挟んで、札幌で行われた第4戦に苦戦しつつも6対5と初勝利した辺りから徐々にエンジンが掛かり始め、第5戦は4対0と今シリーズ初のシャットアウト勝ちで対戦成績が2勝3敗。

 そして迎えた第6戦。両チーム合わせて29安打の打撃戦にファンは多いに感激。リトル松井の左右両打席HR、B.ウイリアムスのライトスタンドに突き刺さるミサイルショットが印象的。このゲーム、12対7と大味な試合展開でMLBチームが勝利し、やっと3勝3敗のイーブンにした。
 第7戦はどちらも負けられないゲームとなった。何しろ勝利チームには5000万円の賞金が付く。MLBチームにはあるまじき犠牲バントが序盤から出た事からも、勝ちにこだわってるのが良くわかる。コツコツと1点を奪うシビアな展開で最終スコア4対2で勝利。最後の最後でようやく勝ち越すことができ、選手達もそうだろうが、私達MLBファンもホッと胸をなで下ろした。

↑宿舎で選手達が出てくるのを待ち受けたところ、ヤンキースの看板スター、ジェイソン・ジオムビーが登場。
↑O'sの新星、ロドリゴ・ロペス投手。残念ながら新人王は同じく来日中のヒンスキーに奪われたが、来季の注目株の一人に。
↑試合に向かうバスに乗り込もうとしたハウ監督が突然サインを開始。危うく後ろのファンに押し潰されそうになり冷や汗した。
   
    
↑東京ドームの前で記念撮影。 ↑水夫さんと2年ぶりの御対面。普段からネット上でお話ししてるので、2年の空白を全く感じさせません。この2日間、お互い良く食べました。 ↑フィリーズのマスコット、フィリー・ファナティック。巨人のマスコット2人と入念な打ちあわせをして場内のファンを沸かせてました。
  
↑カナダ、アメリカ、日本の順番に国歌斉唱。この時はさすがに気持ちがキリリと引き締まる。 ↑御存知、イチロー。ピッチャーが投球モーションに入ると、ものすごいフラッシュの嵐が起こった。 ↑アメリカでも見られない、3番ボンズと4番B.ウイリアムスの超贅沢なツーショット。
 
↑手前のアルミ板の正体は何かな?と思ってたら右の写真の中にありました。 ↑広告板(MasterCard表示中)でした。ノートパソコンからの指示で次から次へと表示を変えてました。 ↑ボンズの打席。第6、7戦とも不発に終わったけど、存在感は充分ありました。
 
↑松井最後の一振り。二塁ゴロに終わり、場内は大きな溜め息とともに日米野球の全日程が終了。
↑一通りのセレモニーが終了後も観客は帰らず、しばらく松井コールが続きました。約20分ほどして出てきてファンにお別れの挨拶。
↑お互い、同じ時期にタバコを辞めた仲。その影響がやはり同じように出て、ウェイトが増えた(笑)。
 やっぱり試合は生で見るのが一番イイ。バットがボールを叩く「カキィ〜〜ン」という音、あるいは投球がキャッチャーのミットに収まる「パシィィィ〜ン」という音、あれはTVでは感じることの出来ない特別な音である。ボールパークには他にもいろんな音があり、それを聞くために今後もチャンスがあれば通いたいと思う。そうそう、一時期、うるさくてしょうがなかった鳴り物(ラッパや太鼓など)応援が、今回は全くなくて、とても気分良く観戦できた。そのかわり「HR!HR!マツイ」とか「かっとばせイチロー」などという声による応援が聞こえたのには新鮮さがあって、つい自分も合わせて声を出してしまった。
    
 水夫さんのサイン・コレクション
 私は今回、見事なボウズに終わったというのに水夫さんは順調にゲットしまくり全部で8名からのサインを集めました。彼の談話を紹介しますと「D.リーの奥様はしばらく呆然としてしまうほど美しかった。ロデュカもガンエーも気前よくサインに応じてくれて助かりました。みんな紳士ですね、時間に余裕があればファンサービスは当然の事としてじっくり付きあってくれます。そうそう、ヤクルトの岩村選手がね、試合前の練習で小さなお子さんからサインをせがまれたんですが、ネットが邪魔でどうしようか思案した揚げ句、網の目にサイン帳を必死で通してやり取りしてました。彼はナイス・ガイですねぇ〜」
 また、デストラーデは第7戦の始球式を行なった後、バックネット裏の一般席で観戦していたところを見つけてサインゲット。水夫さんらしいなと思ったのは、わざわざ西武のガイドを売店に探しに行き、それを購入してサインしてもらったとのこと。心遣いが憎い。
↑ジェイソン・ジオムビー(ヤンキース) ↑ジュニア・スパイビー(Dバックス) ↑O.デストラーデ(元西武)
↑アート・ハウ監督(A's→メッツ) ↑デレック・リー(マーリンズ) ↑ポール・ロデュカ(ドジャース)
↑バートロ・コロン(エクスポズ) ↑エリック・ガンエー(ドジャース) ↑宿泊のホテル・ニューオータニで

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