あすぱむ徒然草

日 時
08/07
 第50回青森花火大会
 ねぶた祭り最後の7日夜は毎年、青森港で花火大会が開催されています。今年は節目の50周年ということで、海上運行には青森ねぶたの他に、弘前ねぷた、八戸三社大祭の山車が加わり、史上初の三大祭りの主役が勢揃いしました。
 最近はずっと、この花火大会を見たことがなかったのですが、今回は、県外から来青する釣り仲間6名に楽しんで貰おうと、釣友の
リュウちゃんが「船上鑑賞」を特別に企画&手配してくれたことにより、私も船に乗りました。

 どうせ船を出すのなら、花火を見るまで前に竿出ししてみれば?と、午後3時半から、浅虫沖へ出発。ただ、この日は明け方から津軽海峡でも釣りをして来たので、疲れ果てて休憩するグループとケッパって根性釣りするグループの2班に分かれました。
 船長さんによると「釣りの時間は約2時間ちょっと。マダイの釣れそうな時間帯が、ちょうど、港へ迎えに戻る頃になりそうだから、厳しいかもな」とのこと。結果は船長の言葉通り、本命は来ず、でした。

 一旦、青森マリーナへ戻り、3名を追加して、合計6名(しらね夫妻、まさひろ夫妻、DENちゃん、私)を乗せた船が午後7時、港を離れました。花火鑑賞会場は青森県観光物産館「アスパム」付近に、正式な有料席(3500円)と整理券配付の無料席がありますが、これ以外にもいろんな場所取りが行われ、青森港一帯は相当な人出になります。ここ青森マリーナもビニールシートやキャンピングテーブル等を持ち込まれ、出店も出るなど、大にぎわいでした。
 青森港沖合もまた、たくさんのレジャーボートが溢れ、混雑状態。海上保安庁の船が、まるで小魚を追い散らすクロダイのように、メガホンでもっと離れるよう、指示を出す。一度は聞き入れて、後ろに下がるが、潮の流れにも乗って、岸に近づいてしまい、再び、注意されるなど、イタチごっこの繰り返しに(笑)。
 各船、手慣れたもので、飲み物や食べ物を用意し、非常に贅沢な気分で開始時刻を待ちました。

 午後7時半、ついに一発目が打ち上げられ、初めて見る海上からの花火に大感激。水面に写る花火の明かりと、街明かりがマッチして、こんなにも奇麗なものか?と、この歳になって知ったのは遅すぎたかな?と少し悔しい思いをしました。もっと若くて独身の頃に女性と来ていたら、きっとロマンチックになって……バギッ!ガグッ!ドスッ!
 ま、冗談はさておき、陸上での花火とは一味も二味も違った美しさに感動しました。

 ただし、午後9時頃、同じ打ち上げパターンの花火に中だるみ状態となったため、居眠りをする人が出てきました。無理もありません、前夜から満足な睡眠も取らず、ほとんど徹夜なので、これに船の揺れが加われば、いくら腹に響く爆音でも、コクリコクリ来るのも仕方がありません。しらねさんは、船首で花火以上の爆音を轟かせて、眠っていました(笑)。
 そろそろ終わりかな?と予測した9時10分過ぎからが、圧巻でした。それまでの高さとは全然違う、はるか彼方まで打ち上げる尺玉の連発には、さすがのしらねさんも飛び起き、ビックリ。ニュースによると尺玉50連発。なるほど「50周年」だからか。
 
物凄いのが三つ。高さ、大きさ、音。爆音は、八甲田山にこだまして、カミナリのような音とともに跳ね返ってきます。「こんなの見た事ないわぁ〜」と、隅田川花火の経験が有る、ゆかやんから嬉しい言葉が発せられ、とっても幸せな気分に。今回は、この先50年は無い特別な花火大会。イイ時に花火を見ました。

 花火は午後9時半に終了し、大渋滞の中、主催者リュウちゃんの家に集合して“打ち上げ”を深夜まで行なったのでした。

↑出港までの約30分、待機。山田船長所有の山田丸は新しくてパワーもあり、乗り心地満点でした。
↑青森ベイブリッジの西側の高架下に青森マリーナがあります。釣りのため出港した午後3時には場所取りのシートがあちこちに。始まる頃は、ごった返したはず。この近辺だと花火は右写真の奥の方向に打ち上げられ、鑑賞にも十分満足出来る立地条件だと思います。
 
↑レジャーボートほとんどが出港のため準備中でした。中には非常に豪華な船もあり、リッチマンさんがいるもんだなと関心。
↑7時前、離岸すると、ご覧のように岸壁ギリギリにシートを敷いて、待機中の人々が居ました。酔っ払って落ちないか心配です。
↑青森港はお天気が良く、花火を見るには最高の日和となりました。海は北風の影響で若干波立ち、少し揺れがある状態。
 
竿燈・ねぶた祭クルーズ(大人1人、6泊7日、30〜120万円)で来青中の豪華客船「飛鳥」も沖合に停泊してました。05年4月には最高1800万円で世界一周の旅を募集中。早期に申し込むと200万円も得します(笑)。
↑いよいよ始まった「第50回花火大会」。目の前には海上保安庁の巡視船が監視のため、パトロール。「このラインから50m下がれ」と警告するも、ラインってどこ?状態。
↑見入るDENちゃん。本命の真鯛は残念ながら釣れませんでしたが、この花火で少しだけ気持ちが救われたでしょうか?リベンジは近いかもしれません。
 
↑一方、ゆかやんにとって、この日は記憶にずっと残る一日になったと思います。ダンナ様は船首で高いびき中(笑)。ロマンチックに新婚当時を思い起こして・・ねぇ〜・・あれ?ゆかやんも寝てんじゃん?あやや。
↑普通の尺玉。これでも海上から見ると迫力あります・・・・が、それよりも・・・右の写真へ続く→。
↑度肝を抜く、この、デカ尺玉。デジカメを目一杯、広角にしても入りきれませんでした。しかも柳のように垂れ下がる残り火が物凄く奇麗でした。感動すること、あまり無くなったけど、これは文句ナシに感動ピカイチ。

Go Back