あすぱむ徒然草

 三沢航空科学館リポート
 開館時間 9時〜17時(夏休み期間中は9時〜18時)
 休館日  毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、12/30〜1/1
 入館料  一般500円、高校生240円、中学生以下無料。20名以上の団体割引も有り

 年間フリーパスポート 一般1400円、高校生1000円、ペアパスポート2500円
 公式HPはこちら

 2003年8月8日に開館し、当時はしばらくの間、相当な人出で賑わっているとニュースで報じられ、もうちょっと落ち着いてから行きたいなと思っているうちに、いろんな事が起こったため、時機を逸してしまったのだが、思いがけず、患者会のバス遠足でココが観られるとわかり、すぐに参加することにした。

 館内に入ってすぐ、見学時間1時間弱の設定では、この広い施設内を満足いくまで観るのは到底不可能だとわかる。日を改めて、じっくり観るとして、今回(2011年10月)はひとまず、目玉の展示物だけを抑えるようにして、駆け足で観てきた。が、それでも、やっぱり時間は足りなかった。

 なお、映画で使用された零戦の実物大レプリカが特別展示されており、非常に興味深かった。
 入館料とのセットで大人は700円、高校生500円、小中学生100円、未就学児無料となっているが、高校生の特別料金プラス分が大人と比較して高いのは、いかがなものかと思う。高校生400円が妥当なところではないか?

 操縦席の古っぽさは本物そっくりで、このまま外に出せば、空を飛べるのではないかと思わせるほどリアルな作りだった。


ミス・ビードル号
1931年、三沢の淋代海岸を飛び立ったミス・ビードル号は41時間後の10月5日、
ワシントン州ウェナッチ市に着地し、世界初の太平洋無着陸横断飛行を成し遂げた。
その実物大レプリカを当時の写真や新聞記事などと合わせて展示している
 
当時の様子を再現したジオラマ。淋代海岸の様子(左)、
日本とアメリカの様子(中央)、アメリカ・ウェナッチの様子(右)

着陸は脚を太平洋に捨てていたので胴体着陸。
機体はプロペラが折れるなど破損したが、パイロットのパングボーンとハーンドンは無事だった。
機体保存されることなく、この後すぐに自家用機として売り払われ、
1930年代にヨーロッパを飛行中、行方不明となり、大西洋に沈んでしまった
 
ミス・ビードル号に搭載されたモノと同型の空冷エンジン 200リッターのドラム缶18本も展示



YS-11(ワイエス・イチイチ)
設計には五戸町出身の木村秀政博士が深く関わった。展示機は2002年11月まで運航していた実機

約40年の歴史は様々な困難との闘いだった コックピット
 
ターボジェットエンジン



1938年に周回航続距離の世界記録を樹立した
「航研機」(レプリカ)。設計に木村秀政博士(五戸)、
技術士に工藤富治(むつ)、パイロットに藤田
雄蔵(弘前)が関与していた
1953年に東北電力が送電線のパトロール用に
イギリスから購入したウエストランド・シコル
スキー WS-51。67年に引退
 
自由落下体験装置 バッジシステム(上)
フライトシュミレーター(下)
無限空間体験装置かな(上)?
下の写真、特にコメント無しデス



零戦52型(映画で使うために作られたモノ)
2012年4月22日まで借用して特別展示中
 

コックピット コックピット内の説明
 
1998年3月に小川原湖底より引き上げられた本物の零戦のプロペラ(左)と脚部(右)



大空ひろばの展示機
11機、屋外展示されており、じっくり観察したかったのだが、時間の関係上、6機しか観られなかった
 
F-16 T-2 ブルーインパルス仕様

F-104
 
T-2
 
F-1
 
UP-3A
 


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