あすぱむ徒然草

 ニッポンの火祭り・青森ねぶた
 5日、青森ねぶたを観てきました。巷ではロンドン・オリンピック真っ只中で、TVで試合をじっくり観たかったのですが、青森市内のざわめきと、時折、聞こえてくる笛や太鼓の音に居ても立ってもいられず、国道4号に向かってチャリンコを走らせていました。

 やはり生は最高。ズンズンと腹に響く太鼓は素晴らしい。全22台の大型ねぶたのうち、この日は21台が出陣。昨年同様、柳町交差点に陣取りました。国道の交通規制が始まる午後6時半までは、ねぶたもコースに入ることも出来ず、脇道で待機しており、出陣前の数台をチェックしてみました。明かりが点かないねぶたは、ちょっと迫力不足。囃子方も気楽に記念撮影に応じたりと、サービスに務めています。

 午後6時半、警官の誘導で、スタート地点にいよいよ移動開始。徐々に夕闇が迫り、ざわつき始めて、祭りの雰囲気も高まります。
 午後7時10分、打ち上げ花火がドン、ドドド、ド〜ンと上がり、一斉に笛と太鼓が鳴り始めました。約2時間に渡るニッポンの火祭りの開幕です。

 今年は、22年ぶりにねぶた名人位が発表され、千葉作龍が第五代目に、北村隆が第六代目となり、大きな話題になりました。そして北村隆の次女麻子が、初の女性ねぶた師としてデビューするという明るい話題も。昨年は北村蓮明(北村隆とは双子で、弟)の長男春一がデビューをしており、後継者が着々と育っているのは、実に嬉しいことです。それにしても22台中、8台を制作する北村グループは凄い。

 以下に、私のお気に入りねぶたをアップしました。ねぶた師ごとに構成してみましたので、比較してご覧になって下さい。


午後7時10分のスタートを前にして、ねぶた関係者も見物客も、今か今かと、はやる気持ちを抑えるのに必死

第五代名人位 千葉作龍の作品
サンロード青森 「奥州平泉の栄華 阿弖流為と清衡」
 
消防第二分団ねぶた会・アサヒビール 「津軽富士見湖伝説 鶴の舞橋」

ねぶた大賞受賞作品

千葉作龍の作品



第六代名人位 北村 隆(北村蓮明の双子の兄)の作品
に組・東芝 「源頼政 鵺退治」
 
青森山田学園 「卑弥呼と狗奴国の戦い」
 
ヤマト運輸ねぶた実行委員会 「美盾八競 晴嵐 宮本武蔵」
 
第六代ねぶた名人位・北村隆の作品
 
北村麻子(北村隆の次女)のデビュー作品
あおもり市民ねぶた実行委員会 「琢鹿の戦い」

初の女性ねぶた師・北村麻子のデビュー作



北村蓮明(北村隆の双子の弟)の作品
青森県板金工業組合 「イザナキ火の神を討つ」
 
日立連合ねぶた委員会 「為朝の武威 痘鬼神を退く」
 
パナソニックねぶた会 「布引の滝 悪源太義平」
 
北村春一(北村蓮明の長男)の作品
NTTグループねぶた 「弁慶の祈り」



青森ねぶた 2012

ねぶたスナップ

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