あすぱむ徒然草

 成田空港リポート
 今回の東関東旅行の最終日は、成田空港の見学。

 近い将来、再び、ココを利用するのでは?という期待と、一度、ゆっくり内部を見てみたいという希望から計画してみた。
 そんなこともあって、宿は成田空港近くのホテルを選んだ。空港への自家用車乗り入れは、いくらカーナビを備えているとはいえ、非常に複雑な道路になっていて難儀すると聞いていたので、ホテルのシャトルバスを利用して往復することにした。

 正面に停まったバスに乗ると、わずか6名のみ。ホテルを発車して、しばらくすると警察の装甲車が数台停まったゲートに辿り着いた。ドアが開き、中に警官が入ってきた。身分証明書を提示して欲しいと言う。免許証を見せて、無事通過。バッグの中身まではチェックされなかったが、ココまでやるのは、やはりテロ警戒必然の国際空港ならではだなぁ〜と思った。バスは10分ほどで第1ターミナルに到着。

 見学は第1ターミナルと第2ターミナル、そして航空科学博物館を考えていた。が、あいにく、航空科学博物館が休館日(月曜)でコレはルートから外すことに。

 早速、展望ラウンジへ。前日まで降っていた雨は、全く心配ない快晴が広がっていた。ただ、風が非常に冷たく、今日も寒さにブルッと震える一日になった。思ったほど見学者の数は多くなく、好きなポジションで写真を撮る事が可能だった。フェンスにはところどころ撮影用に穴が開いており、こういう親切がありがたい。

 目の前にはこれから離陸するタイ航空、ユナイテッド、スイスなどが待機しており、世界を実感した。遠く左手にはスタンバイ中の航空機が見え、滑走を始める。ジャンボなど大きい機体はいかにも重そうな様子でゆっくり動き出し、滑走路もたっぷり使って、ようやく前輪が上がる。よっこらしょ!ってな感じで機体が浮かぶと、思わず「オォ〜、浮いたぁ〜」と声が出た。

 それに対して小さな機は、滑走路の半分ほどで、早々と浮き上がり、そしてすぐ角度きつく上昇するように見える。

 いろんなカラーリングの機を見るのも楽しい。中には、入手したリストに無い機もあり、航空会社不明なモノもいくつか混じった。

 見学と言っても、大それたスケジュールは無く、ただ単にターミナル内をブラブラと歩く程度。そもそも空港が用意する見学ツアーというもの自体、無さそうだ。外国の雰囲気だけでも感じられればイイ(ちょっとそれも寂しいが・・・)。

マロウドインターナショナルイン成田 第1ターミナル入り口
アシアナ航空 大韓航空
はるか前方に「がんばろう日本!」の植え込みが
タイ航空 第1ターミナルの展望ラウンジ

ルフトハンザ航空の離陸

航空会社不明の機

アエロフロート・ロシア航空 ユナイテッド航空
ニューヨーク行きの全日空 飛行機マニアがココにも沢山いた

大韓航空、着陸

航空会社不明の機

 第2ターミナルの出発ロビーに到着して、しばし、過去の記憶が甦った。この天井が高くて広いロビーは、1998年の渡米時に確かココから出発したような気がする、と。

 当時、利用したデルタ航空が、現在は第1ターミナルから出発しているので、てっきりそちらだと思ったが、どう見てもココに違いないように思えてならない。今のようにインターネットでいろいろ調べられる環境でもなく、同行した水夫さんにすべてお任せで移動して歩いたため、記憶がすっかり飛んでいるのが、悲しい。

 ターミナルの規模は、当然、第1のほうが大きいのだが、ミニ連休中とはいえ、中日とあって広いロビーも閑散としていた。よって、展望ラウンジに出てみても、航空機がさほど多くなくて、見栄えがしなかった。

 人気の少ない展望ラウンジを出て、ショップを見てみた。カメラのキタムラで、商品を中国語で案内しているのが目に留まった。4万円ほどの炊飯器は高い気がしたが、後で知人から聞いた話では、日本製の炊飯器は人気が高くて、良く売れるとのこと。億万長者が1億人いると言われる中国。スゴイ!
 人民すべてに貧富の差が無いのが共産主義だと認識していたが、どうも違うようで、不思議な気分だ。

 すべてのスケジュールを終え、午後2時、再びホテルに戻って車に乗り換える。青森の状況を確認すると、福島の国見付近で雪が降っていて80キロの速度規制になっているという。なんとまぁ〜、今回の旅は天候に恵まれなかったものだ。

 午後9時、岩手県花巻では路面がすっかり圧雪状態となり、対向車線(上り線)で赤色灯が目に入った。まもなくして、回転して前部が大破した車が中央分離帯にぶつかっている場所を通り過ぎる。運転する息子に「安全運転で行こう」とアドバイス。
 しかし、その後、盛岡過ぎで吹雪による通行止め区間(西根ー鹿角八幡平間、約60キロ)が発生し、復路の予定が大幅に狂った。一般道は奥羽山脈を横断するルートで、雪はどんどん深くなり、かなりしんどい走行を強いられる。こちらでも途中、プロが運転する某宅急便のトラックが対抗車線でヤブに突っ込んで、それほど時間が経っていない危ないシーンを見せられた。

 ようやく鹿角八幡平から高速に乗り、青森県内に入ると、思ったほどの雪が降らず、快適走行。自宅への到着が午前2時を回り、さすがにくたびれた。

 でも、旅そのものは楽しかったので、またいつか虫が騒ぐだろう。高速道路無料化が3月いっぱいで終了になったのは実に残念だが、割引をうまく使って、またロングドライブしてみたいな。そうそう、最後に、ガソリンの高騰が進み、3月末現在でレギュラーがリッターで約150円。これも何とかならないものか?高すぎるゼ。

第2→第1→東成田駅間を無料走行する連絡バス 広い出発ロビー
第2は比較的、閑散としていた
鶴のマークの日本航空が観たい 帰路は岩手県花巻付近から猛烈な吹雪に変わった

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