あすぱむ徒然草

Jリーグ第19節 ヴァンフォーレ甲府VS.鹿島アントラーズ at カシマスタジアム
Wナビ体制 りんてつ
カーナビ・ダブル体制でドライブ 水戸からスタジアムへは鹿島臨海鉄道で
写ってるぅ〜
アントラーズ公式FBから高画質データをダウンロードしたら自分(丸印付近)が写ってました
フィールド内
バックスタンド、少し左寄り。やっぱサッカー専用スタジアムはどこからでも見やすい
金崎夢生 鈴木優磨
先制点を上げ、MVPのFW金崎 途中出場で2点目を上げたFW鈴木
霧雨模様のスタジアム
上空には霧雨か?水蒸気のようなモノが右から左へ。
コンコースでは串焼きが売られて煙がモゥモゥしてたので、それかとも思ったが違うみたいだ
このゲームのサマリーはコチラ
カシマスタジアム全景
カシマスタジアム駅に向かうとこんな全景が見られます
水戸駅
 午後10時過ぎ、水戸駅に到着。車で往復していたら、こんな時間に水戸にはたどり着けない。ホントは鹿島神宮駅周辺のホテルがスタジアムに一番近くてイイ

ゲームハイライト

マイ動画・アントラーズ観戦(あすぱむ撮影)

 2014年以来、3年ぶりにアントラーズのホームに行ってきました。毎度のことながら車によるひとり旅。片道約500kmは近いようで遠い。退職記念旅ではもっと長い距離を走らなければいけないので、遠いなんて言ってられない。今はそのための準備期間。よって、いろんなチェックをしながらハンドルを握ってみた。

 今回はNEXCO東日本の「東北観光フリーパス」というドラ割を利用してみました。目的地は対象エリアを外れる茨城県水戸市だが、福島のいわき勿来ICまではどこで降りても2日間=7500円(ETC割引、片道だけで7910円)とお得なので十分価値はあります。

 自宅を朝6時前に出発。コンビニで朝と昼の食事を購入後、手元にあるドライアイ用の目薬がもう数適しか残っていないことに気付いてハッとした。戻るべきか、このまま突っ走るべきか悩んだ挙句、走ることに決定(ところが水戸のホテルに着いてバッグを開いたら予備の新品目薬が入っているのを発見。入れたのにすっかり記憶喪失していた。バッカだねぇ〜、自分)。

 碇ヶ関付近で、対向車線にパトカーを発見。事故らしい。あらら、自損事故を起こしたみたいだが、一瞬、道路に横たわる人間のようなモノを見つけて心臓がドキドキした。死んだか?確かめるべく、のちほど家人に事故情報確認依頼のメールを送ったが、死亡事故には至らなかったみたいで、ひと安心。

 天気予報は晴れマークが連続して気にしていなかったのに、太平洋に浮かぶ父島付近に停滞する台風5号の影響で東北地方は少し不安定だった。盛岡辺りから雲行きが怪しくなり、仙台の手前から雨が降り出す。仙台−福島間ではワイパーを早めなければならないほど激しく降り、この先に不安を感じた。が、福島ー水戸間はどうにかもった。日が出ない分、気温も抑えめで、うだる暑さにならかったのは良かった。

 話戻って、給油ポイントを予めgogo.gsでチェックし、福島の郡山で入れる。セルフGSでリッター117円で給油。宮城も福島も平均で125円越え中での、この値段は納得モンだろう。後述するが復路もまた福島の相馬市で入れたがこちらも121円。お買い物上手の自分を褒めてあげたい。

 郡山東から磐越道に入り、東に向かって太平洋を目指した。いわき市の手前に差し掛かった時、道路右側から左へ、キジがチョンチョンと出てきた。オイオイと声を上げるまでもなく、接触しそうになって反射的に避けようとハンドルを左に切った。ゴツン・・・と、音がしなかった。ふぅ〜。後ろを振り返ると、相変わらず道路中央でチョンチョンしてた(笑)。助かったと思ったが、後続車が近づいていた。ヤバイ!・・・後ろの車もハンドルを切って対応。確かめようがなかったが、なんとなくセーフっぽかった。

 「東北観光フリーパス」の有効エリアはいわき勿来ICまで。お金をかけない旅を目指し、一般道走行の疲労度を試すため、水戸までの70kmは国道6号を走る計画。この辺りから車載のカーナビより「Y!カーナビ」アプリが威力を発揮し始めた。なにせ、車載ナビは2011年頃でマップの更新が止まり、それ以降、完成した道路には未対応のため、見知らぬ土地のドライブには使いづらい状況になっていた。一方「Y!カーナビ」はバージョンアップ料金を支払うこともなく最新版なので実に有益。一応、ナビはW体制で走行してみたが、やはり途中で食い違うルート選択があって「Y!カーナビ」の信頼度は高まった。

 日立駅周辺の国道6号バイパスの景色には度肝を抜かされた。関東で言えば「東京湾アクアライン」みたいなもので、橋脚が完全に海から突き出ていて、道路は完全に海の上。太平洋は台風5号の影響で波が高かった。車の左側にゾクッとするような、サーファー大歓迎の大波が見える。海上からの高さは数mあるかと思われるが、マジ、波を被りそうなウェーブが押し寄せてくる。

 15時、本日の宿「スマイルホテル水戸」に到着した。水戸駅がすぐ目の前というナイスな立地。なのにP料金は1日500円、安い!

 今ツアーの目玉は、水戸からスタジアムまで電車で移動するという計画だった。
 車社会にどっぷり浸かった自分は、サッと帰れる車の便利さが身に染みつき、発車時刻までホームで電車を待つというのが、どうも苦手である。とはいえ、カシマは試合が終わると道路が大渋滞し、ノロノロ走行を強いられるのが辛かった。そんなこともあって、電車移動を試験的に使ってみることにした。他にもう一つメリットがあった。サッカー観戦しながらビールを飲める、これだ!

 鹿島臨海鉄道大洗線はアントラーズゲームがあると臨時便を出す。水戸16:10発(17:34着)の2両編成の電車に乗り込む。さぞ混雑するのだろうと思ったら意外にも余裕ある。発車時はつり革に捕まったが、4つ先の大洗駅でかなりのお客さんが降車し、シートに座ることができた。対面に見える景色は(茨城の方には叱られるかも知れないが)青森と似たようなモノだった。親近感を深めた、と、書けばまた叱られるだろうか?

 スタジアムに到着。試合開始まで1時間を切り、少し足早に指定席を目指した。一人観戦の辛いところは、すべて自分で行わなければいけないこと。ビールと食料を買い込むと、両手はふさがり、移動が大変。相棒がいればお互いに助け合えるが、それができないのが一人観戦の辛いところ。

 カシマスタジアムでは「Antlers Wi-Fi」というサービスが一週間前に新しく始まったばかりで、早速、アクセスしてみた。単に無料でネットが出来るものだとばかり思っていたら、なんと試合を伝えるラジオの実況が聞けると知り、慌ててイヤフォンを探したが、なんとまぁ〜、おばかなことにホテルに置いてきたのだった。

 試合は前半、得点がなく、欲求不満気味に終えた。もう一杯、ビールを飲みたかったが、野球場と違い、サッカースタジアムは売り子が回って来ないため自分から買いに走らないのが面倒臭い。それと左隣には小学生高学年らしき2人が居て、あまり彼らの前でビールを飲む姿を見せるのも良くないなとの自己判断で2杯目は諦めた。あぁ〜、カッコつけてイイこと書いたけど、スタジアムでビールのガブ飲みが夢だったのに怖気付いてしまったわい、馬鹿やろ〜。

 後半、ポンポンとゴールが決まり、場内は楽観ムードが支配した。昌子のとんでもないミスでボールを奪われて危うく失点するシーンがあったが、曽ヶ端のファインセーブで助かり、3-0のシャットアウトで終了。

 この試合が鹿島アントラーズ観戦、ちょうど10試合目。通算7勝2敗1分、勝率.700とあってはアントラーズにメインの一番高い席を1枚ぐらいプレゼントしてくれても良さそうだと個人的に思うのだが、この声は届かないだろう(笑)。

 試合は終わったが、終了直後の電車は混雑するだろうと、しばらくスタジアムで時間を潰して、次の電車で水戸に戻ろうと思っていた。もう一番電車は出ただろうと駅に向かったら駅員が「水戸行き、まもなく出ますよぉ〜。急いで下さぁ〜い」と案内しており、それに釣られる形で切符も買わず、ホームに走ってしまった。電車に飛び乗る形となって、つり革に捕まった。はて?整理券も取っていない。でもま、アントラーズ・ファンを証明するいでたちなので、何とかなるだろ。ところで、この電車は何時発の電車だ?時計はすでに21時を指していた。だが、20:45発のようだ。どうやら待機してくれたらしい。15分近く待つなんて考えられない。地域に密着した鹿島臨海鉄道だからこそか?

 比較的余裕ある車内で1時間ほど走ったあと、大洗駅で浴衣姿のオシャレな女性達が大量に乗り込んできた。椅子に座っていた自分の前があっという間に人の壁となり、対面の人が見えなくなった。大洗で海上花火大会が行われていたのだった。水戸には22時過ぎに到着。車移動なら、こんな時間に戻れなかっただろう。鉄道移動の選択肢は次回以降も十分、有り得る。

 そうそう、切符を買わずに乗り込んだが、水戸駅改札口ではちゃんと運賃を支払った。キセルはしていないのでご心配なく(笑)。



マイ動画・うみの杜水族館(あすぱむ撮影)

うみの杜水族館
2015年7月、オープンの「仙台うみの杜水族館」に寄ってみました
大水槽
大体、どの水族館も、いきなり、大きな水槽が出迎えてくれます
イルカショー
 イルカショーはまだ完成されていない印象を持ちました。ミスが結構多い。
今後、少しずつ高度な芸を披露してくれることを望みます。
それに比べると浅虫の水族館はレベルが高いと思う

 サッカー観戦メインだったので、2日目は特にスケジュールを立てず、ゆっくり青森に帰ろうと思ってたが、1日目の夜、ホテルで虫が騒ぎ出して、せっかくだから、途中、どこか見て帰ろうってことになった。

 いわき市の「アクアマリンふくしま」か? 悪くないねぇ〜、前に2回ほど見てるが、震災後のアクアマリンを見るのもいいなぁ〜と、決まりかけたのに、そう言えば、2年前(2015/7/1)にオープンした「仙台うみの杜水族館」を見るのもイイな〜となって、うっちゃりで仙台に決定。

勝守 水戸のホテルを出て、那珂Cから常磐道に入る。あまり急ぐ必要もなく、比較的ゆっくり高速走行していたら、東海村を通過中に突然、タブレットがチャイムを鳴らし始めた。緊急メール(写真左)を着信したようだ。

 キンコンカンコンと実にやかましい。
 ゆっくりとはいえ、高速運転中であるし、初めて出くわした状況のため、どうやって音を止めればいいのか難儀しながら、画面を良く見ると「緊急速報」「電源喪失」「安定ヨウ素剤」とかいう不気味な単語が目に飛び込んできた。

 なんじゃ、こりゃ?タダ事じゃないだろ?ってんで、次の日立中央PAに避難した。車を止め、チャイムをようやく解除し、改めてメールに目を凝らした。

 オォ〜、やはり大変な事になっている(訓練だとは、まだこの時点でも気付いていない)。PA内のお客さんが慌てる様子もなく普通なのが不思議に思えた。

 誰もメールが届いていないのだろうと納得させ(自分だけ助かろうとしたように思われると、なぁ〜んか辛い)、一刻も早く遠ざかりたくて、すぐに発進させた。しばらく悶々としながら運転をした。

 このあとのルートは、福島県浜通りを北上するルートだった。常磐道の「常磐富岡IC〜浪江IC」間が今春(2017/3/1)に開通したばかり。

 途中、いわき市を過ぎたあたりから、放射線量を示す電光掲示板が道路左側に見えるようになり、やはり、ココは大事故があったところなんだなと実感させられた。両側に見える民家やビニールハウスは壊れたままで、草がボウボウに生い茂っているのを見ると、6年経っても時計が止まったまんまなのだなと思った。

 広野→楢葉→富岡→浪江→南相馬を過ぎ、相馬ICで降りて、一旦、国道へ。ほんの少しでも復興の役に立てばとの思いで、相馬市内のスタンドで給油したかった。周辺の状況に注目すると、第一原発から約50km離れた相馬市は、自分が想像していたモノより元気に見えた。実際はまだ影響が残っているのだろうが、少しでも復興を続けて貰いたい。

 山元ICから再び常磐道に入り、次はいよいよ水族館まで、ひとっ走り。名取付近で土砂降りにあって、すれ違うライダーが気の毒なほど、強い雨に打たれていた。

 ナビの指示により、仙台港ICで降りて、すぐ左手に水族館が見えたが、駐車場の看板が見えないので通り過ぎる。周辺を彷徨う羽目になった。どうも水族館北側から駐車場に入る最短ルートは無く、ぐるりと一周するような形でのルートしか無いみたいだ。もうちょっと案内板をわかりやすくするか、アクセスルートを変えたほうが良さそうだ。

 水族館の様子は動画で雰囲気を感じていただきたい。
 これまで見てきた東北の水族館、GAO水族館、アクアマリンふくしま、浅虫水族館と比較してみると、批判覚悟で言わせて貰えば、見劣りすると感じた。
 イルカショーがちょっと物足りない。開館からまだ2年ということもあるのか、芸の単純なミスが多いと感じた。観客席最前列に座った方々を尾びれを使って水をかけるというのは、ショーとしてイマイチ。キャァ〜、キャァ〜と歓声は出ていたが、見せる芸で観客を喜ばせて貰いたい。プール上部に丸いボールが下がっていたが、てっきりハイジャンプでタッチするのかと思って期待したのだが、使われることがなかったのは残念だ。それに比べると浅虫水族館のイルカショーはハイレベルだと思う。あれは見もの。イルカの調達が世界的に厳しくなっているようだが、もっと、うみの杜水族館の飼育員の方々には頑張って欲しい。

 水族館ツアーが15時に終わり、青森まで一直線。
 復路は、楽しいことがすべて終わって、ただ単に車を走らせるという虚しいドライブになるので、つまらない。今ツアーの総括をしながらアクセルを踏んだのだが、せめて鹿島まで100km圏内であれば毎試合通いたいなぁ〜と思っていた。青森から500kmは遠すぎる。いわき市(鹿島まで120km)なら可能だ。とはいえ、サッカー観戦のために生活の基盤を移すわけにもいかない。だったら、むしろMLBを毎日観るため、ボストンに移住したい。青森に住んでいるからこそ、鯛釣りに毎週通えるんだと考え、青森に戻った。

 さて、今ツアーの結論は「車移動は1日300kmが限界かな?」ってこと。頑張ると、目がかすんできたり、腰が痛くなったりと、様々なダメージを実感するようになった。そろそろ自分の歳(来年2018年で還暦ですぜ)を自覚するべきかな?と、悔しいながらも素直に思った。


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