あすぱむ徒然草

日 時
08/11〜12
スズキ釣行遠征記
 秋田県本荘市の子吉川でスズキを釣ろうと一泊二日の予定で息子と一緒に行ってきました。スズキはあまりなじみがなく全くビギナーの私。息子がこの魚に興味を示し始めてから、はや3年。未だに釣った事がない幻の魚が、この魚。そろそろ釣らせてあげたいなぁ〜との思いから、今回の遠征が計画されました。本荘市は秋田県の南に位置し、青森からだと車の便が良いとは言えず、約4時間のドライブ。ちょっと辛いモノがありますが、夏休みの良い思い出を作らせてあげたいという“親心”にブレーキは効きません、フフフ。

 朝3時半、間断なく雨が降り続く自宅を出発。途中、激しく雨が降った地域を通過してきたものの、午前7時半、曇り空の本荘市に到着。早速、釣行開始となるはずでした。ところが、準備をしている時にポツポツと雨が落ち始め、まもなく遠くでゴロゴロと雷が…。次にきたのはものすごいドシャ降りと突風。車を盾にして風雨をしのぎ、また、しゃがむなど体を小さくして収まるのをジッと待ちました。約1時間後、安全を確認していよいよ開始。想像してたモノより川幅が大きいのに、まずはビックリ。フッコサイズ(スズキはサイズによって名称が変わる出世魚。40センチクラスのセイゴから始まり、70前後のフッコ、メーターオーバーのスズキと名が変わる)が出ているとの事前情報を入手し、気負わずにはいられません。付近でもスズキ狙いの人達の車が、この悪天候にも関わらず、停車しており、あちこちで竿を出している事から期待もグンと高まったのですが、降りやまない雨にはウンザリで、キャストしながらも今日の宿をどうしようか悩んで居ました。当初は子吉川のすぐ近くにある本荘マリーナオートキャンプ場でテントを設営する予定でしたが、予報では今後もっと悪くなるとのことで積極的にアウトドアする気持ちになれません。結局、野営はヤメにして市内の小旅館を急遽、手配し、気持ち良く夜を過ごすことに決定。宿に入った当夜と翌朝もものすごい豪雨があったことから、この決断は正しかったと実感しました。

 二日目も全く冴えない天気で気分が滅入りました。河口付近は海と川の波のぶつかり合いがあり、息子が言うには「条件としては最高」とのことで、力が入る。波が被り、前日は危なくて行けなかった堤防の突端まで足を運び、精力的にキャストを続けてみた。ただ、気になったのは、ひたすらルアーをキャストしては、ひたすら巻き上げる動作に“単純過ぎて退屈だなぁ〜”と思ったこと。もう少し頭を悩ませる操作が無いものか?
 悩ませたと言えば、フック(鉤)の刺さりの良いこと。すごく良く刺さるのです。何度かブスリ!ときて悲鳴を上げてしまった。

 今釣行でマイ・スズキは釣れなかったが、本物の(他人の釣った)スズキを初めて見ることができました。息子は隣でキャストしていた人のそのやり取りの瞬間など一部始終を見て非常にドキドキしたそうです。私はかなり離れていたもので、帰り際、釣り人に一声掛けて見せて貰いました。サイズは50センチほどなのでフッコとなりますが「居るんだなぁ〜」と改めて思い知った次第です。
 悔しさの残った、今釣行。出直し釣行は意外に早いかもしれません(笑)。
↑秋田市中心部を少し通過した辺り。どんよりした曇り空は、もう一週間以上続き、もう見飽きたと言えるほど今年の夏は天候不順。
↑このような擬似餌(ルアー)で狙う。色・形・サイズなどをいろいろ試すのだが、あまり擬似餌になじみの無い私にとってピンと来ない。ホントにこんなんで釣れるのかいな?
↑子吉川。テトラでの釣りは伊達カップで経験済みなため問題はなかったが、表面がズルリと良く滑るので、やや勝手が違った。
 
↑本荘マリーナ。たくさんの船が係留されてて、天気が良ければ続々と出港していく光景に出会えたのになと残念に思った。
↑本荘マリーナ海水浴場。秋田県内最大を誇る、巨大ビーチも悪天候には勝てず、閑散としていた。我々も釣りの合間に泳ぐ予定でしたが、次回へのお預けとなりました。
↑小松屋旅館。こじんまりとした雰囲気がとても気に入りました。120年とかいう歴史があるそうで、なかなか風情がありましたヨ。
 
↑8畳間。大人1人素泊まりで5000円。閑散期は4000円で宿泊出来ます。畳で寝るとホッとしますね。 ↑今回、最も気に入ったのが、このお風呂。てっきりテント生活だと思ってたので、温泉に入れるなど思ってもいなかった。思わず「はぁ〜」の溜め息しか出なかった。 ↑二日目のポイントを選定している長男。ただし、この時点(午前11時)で、ものすごいドシャ降りがあり「ふぅ〜」の溜め息しか出なかった。
 
↑堤防突端で竿出し。この後、次第に正面からの風波が強まり、息子は数えきれないほど波を被ったらしい。賢い私は既にその時、別の場所で竿を出して難を逃れた(笑)。 ↑納竿間際(午後7時前)に顔を出した太陽。多少の雨は覚悟するが、今回のように始めから終わりまで悩ませときながら、最後に陽が差し込むなんてのは勘弁して欲しいゼ。 ↑フィッシングショップ・マルダイ。次回来る時は、もっと実績を作って、質問攻めにしたいと思います。なにせ初心者なもので、適確な質問が出来なかったのが悔しい。

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