あすぱむ徒然草

日 時
09/04〜06
仙台詣
 今年2回目の仙台詣に行ってきました。今回は午前中にひとつの検査が終わったあと、午後の別な検査まで約2時間のブランクがあるため、その合間をぬって八木山の動物園へ行く事になりました。病院からは車だとそんなに遠くないし、料金も安い、しかも広い空間でゆっくり出来るので、最高。ところが、新築なった猛獣厩舎でライオンを見ていた時、隣のお客さんの会話に思わずビックリ。

 おばあちゃんと思われる女性が学齢期前の孫と思われるお孫さんに「このライオンさん、この前、逃げたのよぉ〜」に、耳がピクピク。わざと怖がらせてるのかと思ったが、どうやら本当らしい。つい「その話し、ホントですか?」と尋ねてしまった(笑)。「そうなんですよ。春先だったと思いますけど、逃げないよう張り巡らされている電気柵を乗り越えて、オリの外をしばらく自由の身で歩いたんですって。ついうっかり電気に触れてしまい、ライオンさんも驚いたらしく、ジャンプしたら出ちゃったみたいですよ。幸い、当日は雨模様だったため、お客さんもあまり居なくて大事には至らなかったんですよ」に「へぇ〜、そりゃ驚きだ」。

 小一時間という駆け足の園内散歩でしたが、結構、楽しむ事が出来、再び、病院に戻って、午後の検査を受けたのでした。サルのゾーンは私の最もお気に入りです。何時間、見てても飽きませんネ。皆さんはどの動物がお好きですか?

↑白熊クン。サービスがイイのか、慣れてるのか、デジカメを向けて何枚か写真を撮っていると、向こうから近づいてきてくれました。近くで見るとやっぱデカイ。
↑コレ、地球上で最もどう猛だと言われている“ヒト”です。ただ、この子(メスです)は、時々、噛み付く事もあるが、大きな声を出すと非常に静かになります(笑)。
↑サルのコーナー。八木山には何度か足を運んでいるが、一番、楽しみにしているのがココです。サル界の序列を観察するのが実に面白いのダ。
↑この子、ヘビ年生まれのくせに仲間を見て驚いてます。ちょっとヤラセ臭いと言われれば、それまでですが、なかなかの名演技でしたよ(笑)。
↑夜は作並温泉の「一の坊」へ宿泊。まだ少し明るいですけど、ビールで乾杯してます。腹は出てますが、まだ一杯目です。ホントですよ。露天風呂もエガッタなぁぁ。
↑晩ご飯は館内で。仙台に来る時、いつも楽しみなのは牛タン。狂牛病なんぞ、全く関係ナシ。「もうヤメなさい」とカミサンは言いますが、本人だってたらふく食べてる。
 
 翌日は近くのニッカウヰスキー仙台工場を見学しました。近頃、あまりウイスキーを飲まなくなりましたが、だとしても、どのようにして造られているのか興味深いところ。自然環境が失われていない場所でなければおいしいウイスキーは造れないということで、山の深いところに工場はあるのですが、その敷地面積は20万平方キロ。東京ドームが……○個入ってしまう広さだと案内してくれた女性が話してましたが、ホント、広い。しかし、その中で働いている従業員がわずか100人足らずだと聞いて更にビックリしました。

 工場は赤いレンガで壁が作られ、北海道の小樽にでも来た感じ(ハハハ、実は行ったことが無い)。平日だということもあって見学者の数もそんなに多くなく、ジックリと話しを伺うことができました。なかでも興味を引いたのはオーク材で出来た樽の中で、長い間、熟成させるのですが、ひと樽の量がどれだけあるか?ということ。質問されて見当も付かず戸惑ってると彼女が答えを話してくれました。
 毎日飲む方でも約40年かかるのだそうです。思わず小脇に抱えてスタコラサッサと持ち帰ろうかと思ったほど(笑:ムリムリ、ギックリ腰になってしまうわ)。

 なお、すべての案内が終わって、彼女と雑談した中で「アナタはウイスキーをお飲みになるのですか?」と逆の質問をぶつけたところ「入社時の面接でも聞かれたのですが、私、アルコールはオチョコ一杯いただいただけで真っ赤になってしまいます。それでも採用されて複雑な気分になりました」に「ホッホホ」。「そういうお客様はウイスキーはいかがですか?」と尋ねられ、つい「へいへい、毎日、いただいております。昨夜も“一の坊”という清酒を……いや、スーパーニッカを宿で……」う、やばい、バレるとこだった。

 私の案内では不足だらけです。もっと詳しい事をお知りになりたいのであれば次のHPへ行ってみてください。
 http://www.nikka.com/

↑入り口に掲げられた“表札”。これよりは大きなアーチのほうが目印になりますね。 ↑わずか8名の見学者でしたが、一生懸命、ガイドしてくれました。拡声器が必要ないほど透き通った、そのお声は林間でピーチクパーチクさえずる小鳥のよーでした(笑)。 ↑樽に何年も熟成させますが、年月を経るごとに中身が減っていきます(写真中央右の琥珀色の樽)。この減った分は天使が飲んだものとして“エンジェルなんとか”と言うんですって。あぁ〜、忘れてしもうた。
↑ポットスチル。この中で蒸留が2回行われ、最後の樽詰めをされます。ニッカは北海道余市にも工場を持ちますが、このポットスチルの形状が微妙に違うそうです。味も。 ↑見学が終わると、後部のカウンターでドリンクを無料でいただけます。もちろん、運転者の方はアルコールは飲めません。ジュースで我慢しましょう。 ↑お土産ホール。ウイスキー、ワイン、ビール(朝日ビール)、チョコレートなど沢山の土産をココで買います。
↑オシャレな電話ボックス。また、樽に使われるオーク材はゆがみなども少なくて頑丈なことから、樽としての使命を終えた後は家具などにリサイクルされてるそうです。 ↑我々が見学した一週間後にオープンする予定のバー。出来立てほやほやのウィスキーに舌鼓を打てるのは最高ですが、帰りが心配です。通うのも大変でしょな(笑)。 「How Are You」02年09月版でもお伝えしましたが、工場敷地内で捕獲された月の輪熊だそうです。子熊なだけにちょっと可哀想だなと感じました。

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