あすぱむ徒然草

日 時
11/24〜25
 つなぎ温泉(盛岡)小旅行
 息子の就職試験に付き添う形で岩手県の盛岡市に行ってきました。ホントは一人旅をさせようと思ったのですが、彼には、その経験がなく、この大事な時に万が一トラブって一生を棒に振っては、こりゃまた困るというわけで、過保護だと言われるのを覚悟で同行しました。車の運転は任せられるから、宿だけは手配するよう指令をだし、その結果、決まったのが「つなぎ温泉」。

 ココは盛岡中心部から西へ約10キロ。御所湖という人造湖沿いにある、小さめの温泉地。
 バスガイド風に説明しますと「約900年前に源義家が戦での傷を直すために、ここの湯につかったと伝えられ、愛馬をつないだ石が残っていることから“つなぎ温泉”という地名になりましたぁ〜」。その石を写真に収める事は今回できませんでしたが、そう言うことです。

 出発日の24日は、秋晴れで素晴らしい天気。高速道路から見える、それぞれの山(岩木山、前森山、岩手山など)がとってもきれいでした。普段は海にばかり目がいき、じっくり、山を見ることはそれほどないのですが、鈍感な私でさえ見取れてしまうほど良かったです。

 そしてまた、期待に反して(いや申し訳ない)宿泊の「ホテル大観」が良かった。この週末は今年最後の連休で、おそらく前日は混雑したのでしょうが、24日夜(連休最後の日)ともなれば、平日と同じ宿泊状態。空いてて騒々しくなかったのもいいけど、それよりも夜の食事がとても満足のいくモノでした。写真でもお伝えしてますが、海の幸、山の幸、織り交ぜて、12品もつき、おなかはパパンのパァ〜ン。翌朝もバイキング形式のおいしい食事が付いて、これで一泊二食8500円は安すぎる。皆さまも一度どうですか?

 翌日は一転して雨模様となったものの、得した気分が憂うつ感を吹き飛ばし、ノープロブレム。チャンスがあれば、是非、また来たいものだと名残惜しささえ感じつつ、宿を後にしたのでした。肝心の就職試験も順調に進み、こちらも良い結果を待つのみとなりました。

 なお、帰路では、青森県に入ってまもなくの碇ケ関&大鰐インターチェンジ間で交通規制がかかり、途中降車を強制されました。料金所で「大きい事故でもあったのか?」と尋ねると「16日朝に起きた死亡事故の実況見分のため、規制した」とのこと。
 うむむ、全国ニュースでも伝えられた、雨が原因と思われるスリップで中央分離帯を越えて対向車線に飛び出した大型トラックが、不幸なことに乗用車と正面衝突して二人が即死した、あの事故なのだな・・・と思い出した。亡くなった二人のうちの一人は、近所に住んでいた若い女性だったと知り、事故のことはよく覚えている。

 そして料金所では初めて見る「高速道路通行止め乗継流出証明書」というものを手渡されました。なにかなぁ〜と良く見て納得。普通は一旦、高速を降りて、再び、乗ると、料金が高くつきますが、道路公団側の都合で規制を受けた場合は、それをサポートするというのがコレなんです。今回の場合、普通車料金で200円の減額をするとの事でした。

↑標高1625m、津軽富士こと、岩木山。なお、走行中に写した写真は助手席の息子が撮影しました。
↑標高1305m、前森山。安比高原スキー場のコースが見える。まもなくすると、ココは岩手県内外からのスキー客でにぎわいます。
↑標高2038m、南部方富士とも呼ばれている岩手山。火山活動が活発化したため、98年以来、登山禁止になってたが、最近、復活。
 
↑御所湖の案内図。盛岡市に流れ込む雫石川をせき止めて造られた湖です。赤く丸で囲った付近が今回宿泊した、つなぎ温泉です。
↑御所ダム(1981年完成)から望む岩手山と雫石川。
↑盛岡市出身の彫刻家舟越保武さんの手による「シオンの像」。
十和田湖の「乙女の像」、田沢湖の「たつこ像」と並ぶ、北東北の目玉ダ、像〜。
 
↑繋大橋と岩手山。この左手には高倉山が見え、雫石スキー場のコースも望むことができる。
↑山中のホテルなのに、なんとまぁ〜驚きの“海の幸”。カレイのあんかけ、ステーキ(小)、釜飯、鍋物、刺し身、カニ、煮物、タマゴ料理(?説明できない:右写真の右下)等、あまり多くておなかがいっぱいになりました。
 
↑「ホテル大観」。我々の予約は2人だったのですが、4人分のベッドがセットされた広い部屋へ案内され、ラッキー!!
↑部屋から望む岩手山。8階から見る景色もまたよろしくて言うことなし。
↑翌朝。前日の好天とは、一変してシトシト降る小雨で一日が始まった。山すそは霧でかすみ、ホテルの階下からは湯煙が…。風情ある。
 
↑日程を終え、帰りの東北自動車道では花輪サービスエリア(秋田県)で昼食にタンタン麺を注文。適度な辛味が・・効くなぁ〜。
↑碇ケ関ICでは一般道へ降りることを余儀なくされた。この先で一週間ほど前に交通死亡事故があり、その実況見分のためだった。
↑再び大鰐ICから東北道へ入る。この証明書を提示すると、料金の減額が受けられます。詳しくは上記の本文参照。

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