北津軽のコテージ系宿泊施設は限られている。
　これまでは外ケ浜町の「おだいばオートビレッジ」「龍飛崎シーサイドパーク」と今別町の「眺海の森林ウッドパーク」を利用してきたが、2013年、新たにこの施設を発見して選択の幅が広がった。

　この施設は1994年に廃校となった旧袰月中学校（青森県北津軽郡今別町）を改築して生まれ変わったモノである。至るところに学校の雰囲気を残し、懐かしい気分にさせてくれた。廃校と言えば、怪しい雰囲気を想像するが、残念ながらそれとは全く無縁だった。

　高野崎をちょっと過ぎた高台にあり、もし万が一、津波が起こっても安心。また津軽海峡を一望出来て、景色は素晴らしい・・・はず（利用日は霧が出たので、確かめることは出来なかった）。前夜、食堂で食事した際、ちょうど夕陽が沈むシーンに遭遇し、感嘆の声が出た。

　利用料金は今別町民以外で、通常、大人1人2500円。部屋は7部屋。他に宿泊のお客さんが居なかったので、我々6名は、贅沢に8人部屋和室2つ（1年1組と2組）を取った。8人部屋だが4〜5名で利用したほうがゆったりして良さそう。8人は狭すぎるかもしれない。

　風呂は10畳ほどの広さ。蛇口が6つ。蛇口2つほどは水の出が弱かった。湯船は1.5坪ほど。温泉ではない。

　トイレは2ヶ所に有り。水洗。洋式と和式がそれぞれ。ウォシュレットは無い。

　管理は良く行き届いていて奇麗である。ただ、管理人の方が申し訳なさそうに「イイところではありますがカメムシが多くて困ってます」と話していた。うむむ、確かにそうだ。あちこちにカメムシがいる。
　それとまた「マムシ注意」の立て看板にもビックリ。草むらは慎重に歩いたほうが良さそうだ。

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