2006年7月の「How Are You!」

掲載日  7/15

 ドナー登録カードです。初めて見ました。職場の同僚が登録してきたよと言って、差し出したのがこのカードでした。デザインは実にシンプルですが、私にとっては水戸黄門の印籠のように「へへぇ〜」となってしまいそうなほど、輝いて見えます(笑)。
 ありがたいことです。このHPでも登録をお願いしますと書いてはみたものの、自分が病気になる前はなんら関心を持ったことがなかっただけに、多少、気が引けるのですが、賛同していただいて、このようなカードを見せられると実に嬉しいです。なお、私は、この春3月、誰かの役に立つようであればと思って臓器提供意思表示カードを持ち始めましたが、今回、臓器ではないものの骨髄を提供される逆の立場になるとは思いもしませんでした。不思議なものです。

 さて、平成18年5月現在で24万8000人が、このカードを持っているそうですが、目標の30万人まで、あと一息。
 30万人というのは移植を望む患者さんすべてに行き渡る計算だそうです。登録者数はアメリカのほうがとてつもなく多いのですが、適合率は日本のほうが高い率で合致するそうです。それは日本人が島国なため単一民族で比較的似たようなHLA型を持っているからだとか。一方、アメリカはいろんな人種、民族が混じっているのでそれだけ適合率は低くなるのだそうです。

 現在、骨髄バンクに患者申請はしていますが、まだまだ移植に移る前の段階です。第2Rの化学療法が17日(月)で終わります。その治療結果を踏まえて、次のステップに進むか、もう一度踏みとどまるかになるそうです。

↑初めて見るドナーカードは実にシンプルでしたが、
このカードが患者に与えるパワーはとてつもなく大きい。

掲載日  7/11

 11日から一週間の予定で、次のラウンド(第2R)の化学療法が始まりました。第1Rは全くといってよいほど副作用がなくて助かりましたが、今度はそうはいかないとばかり、主治医からは「強いよ、覚悟しな」と脅されています。投薬中の一週間プラス一週間、計二週間を取り合えずは頑張ってみようと思います。

 さて、本日、ご紹介の写真は私のベッド周辺です。
 ご覧のようにこのノートパソコンから情報発信をしていまして、左手にはアームを操作することによってあらゆる角度で見られる高級液晶テレビ、右手には便利グッズ収納棚、下方には小型冷蔵庫などというように、身の回りのすべてがこのキャスター付きのワゴンに搭載されています。病室を引っ越す際は、このワゴンごとキャスターをガラガラ鳴らしながら移動するそうで、ということは、私が退院するまでずっと一緒に寝起きを共にすることになるのでした(ん?ちょっと違う?)。

 このワゴンには病院の管理番号(画像の右上、赤く囲ったハメコミ部分)が前面部に小さく付いているのですが、一見して「オオッ!」と声が出ました。パチンコはやらない私ですが、7が三つとは縁起が良いじゃないですか。今回の病気にかかった運の悪さを、このラッキーナンバーで吹き飛ばしたいと思います。

↑右側に見えるカゴ類が左側にも同様にぶら下がっているので、さながら
八戸地方の有名な祭り「三社大祭」で引かれる山車のようです(笑)。

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