2007年1月の「How Are You!」


掲載日  1/19

 冴えない表情ですが許してください。
 連日、体温が40度ラインを越えそうな一歩手前まで行ってまして、さすがに為す術もなくグッタリしています。体の中に石炭ストーブが入ったのではないかと思われるほど熱いのです。人間デゴイチってとこでしょうか?でも、この状態が四六時中、続くといくらなんでもたまりませんから、主治医は適合する薬を模索している状況です。理想なのは「一つの抗生剤で半日以上効果アリ」ですが、今のところ7〜8時間で切れるため、高熱のピークが1日に3回来ています。そろそろ絞り込みつつあると思うので、もう少しの我慢だと思ってます。

 さて、小さい写真の左は11日と12日に私の体内に送り込まれた造血幹細胞のパックです。非常に鮮やかな赤でした。これを前にした時、ひざまずいてひれ伏したくなるような衝動にかられました(爆笑)。ジョークがバカげていると、ココまで書いてきたことすべてがウソに思われると困りますので、まじめになりますと、やはり感慨深いモノを感じましたね。余命5年以内と宣告された病気が、このパワーにより、また復活できるチャンスを与えられるかと思うと、そりゃぁ、ひれ伏すくらい、なんてことないですよ。でも出来なかったんです。なぜなら頭が重くて吐き気がしてたので、ひれ伏した瞬間、ゲゲーとなりそうだったからです(笑)。あ〜、またやってもうた。

 次に写真右。本日19日、ついに白血球がゼロに到達しました。
 表示は「0.1」ですが、検査機の性質上「0」と表示することはないそうで、これが事実上のゼロになります。よって今日から1000を目指しての闘いが再び始まるわけです。まだまだこの先にも大きなヤマがいくつもあります。それに負けることなく、一つずつ潰していった時、先程、書いた「復活」になるわけで、今ココでへこたれるわけにはいかないのです。何回も書いて飽きましたが、頑張ります。


掲載日  1/11

 坊主頭でシツレイします。わたくし、本日1月11日午前11時、末梢血幹細胞移植を無事、行ないました。移植する細胞は奇跡的に適合した息子のモノ(チューブの中の赤いモノがソレです)。非常に条件の良い中で、恵まれた環境下で、新しい細胞が私の中に入っていきました。約30分の儀式は、主治医1名、看護師3名のプロの手により、厳かに行なわれました。左手でサムアップ(親指を立てるポーズ)をする余裕もありましたよ。
 今日に続いて明日も2回目の移植が行なわれ、それで完了となります。
 主治医が申すには「本日分で既に通常量の3倍に相当する細胞が入り、明日も入れると5倍になる」とか。つまりたくさんの量の細胞を投入し、悪い細胞を一網打尽にするということのようです。多いに期待したいと思います。

 実は体調は良くありません。頭は重いし、胸の辺りはムカムカして吐き気がありますが、どうしてもアップしたかったので頑張ってみました。上の写真は見苦しい姿で申し訳ないですけど、このように一応、元気に移植したよというメッセージを含んでおりますので、お受け取りください。
 かなりむくみました。点滴のせいです、自分のせいじゃありません(笑)。もうしばらく頑張ります。


掲載日  1/3

 個室に引っ越しました。本来であれば、準無菌室に入って前処置を一週間行い、その後に無菌室に移って、移植となるのですが、準無菌室が空かないので個室→無菌室というルートになりました。
 準無菌室には大掛かりな空気清浄機が備わってますが、ココは一般個室なため、アーキュレーターという簡易式空気清浄機が取り付けられました。完ぺきとはいかないものの、私はコレに守られることになります。この装置は室内のホコリ等を裏から吸い込んで清浄し、奇麗になった空気を枕元のグレーの壁から排出します。前処置で白血球が下がると感染しやすくなるので、この装置が必要になるわけです。

 先程、この中に頭を突っ込んで横になってみましたが、少し圧迫感があるのと、空気の流れる音が常にしており、慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。


掲載日  1/1

 明けましておめでとうございます。
 昨日の大みそかは、初めて一人で過ごし、病棟内も退院や外泊ラッシュが続きガラガラ、幼稚園児以来(?)の午後11時前就寝という、かつてない経験をしました。ま、たまぁ〜には、こんな年越し方があってもいっかなぁ〜・・・などと強がりを言ってもしょうがないんですが、とにもかくにも、我が人生最大のピンチの年だった2006年が終わりました。とはいえ、そのピンチが本日を起点に急展開するわけじゃありませんが、少なくとも大きな区切りが付いたことだし、気分新たに移植の年=2007年を迎えたいと思います。新年のカウントダウンはもう既にゼロになり、移植のカウントダウンがカウントされています。

 ライフ・イズ・チェンジ、11日の移植まで、あと少し。

同室の方が用意した鏡もち。準備E〜! 大みそか夜の病院食。豪華でしょ(笑)!

望めなかったはずの初日の出が、病棟からほんの少しだけ拝めました(1日、午前7時半過ぎ)

Back