2008年3月の「How Are You!」

掲載日  3/26

 25日午後、我が家の犬が脱走しました。
 居間でテレビを見ていたカミサンが、窓越しに見えた怪しい影に一瞬「何だか見覚えのあるカタチが、庭を横切って行ったような気がする」と頭をかしげつつ、確かめるために外へ出てみたところ・・・・
 す・る・と、なぁ〜んと、まさに見覚えのある犬が悠々と散歩していたそうで、慌てて、捕獲に走ったのだとか。散歩用のロープを見せながら、おいでおいでと言ってみると、ツカツカと寄ってきて、こりゃ大丈夫と思ったのもつかの間、首輪に手をかけようとした瞬間、ウーーーーと唸り声を上げ出した。唸るんだったら、なんで逃げずに戻ってきたのかと言いたくなりますが、取りあえず、脱獄犬の捕獲に成功。
 晩御飯の時刻が近く、ちょうど腹が減っていたのが幸いしたのかもしれません。彼のフリータイムは、わずか1時間?30分?ほどで終わりました(逃げ出した時刻が正確にわからないため、はっきりしませんが)。

 さて、逃走の手口がどうだったのか、が問題です。
 現場検証を行なった結果、首輪に繋がっていたチェーンのフックに問題がありました。雨風乱風&厳しい風雪にさらされたためにフックの蝶番の部分の滑りが悪くなっており、普通であれば一度開いてもすぐに戻るのに、開いたまんまになってました。過去にもあって、ちょっとだけ騒いだ事がありましたが、時間の経過と共に忘れてしまい、今回、存在感を示すため、敢えて逃走してみたのかもしれません(笑)。唸り声は「しっかりしろよ」の意味があったのかも。

 ウチのワンコも10年が経過し、人間で言えば還暦間近のおじいさんです。本人(本犬が正解か?)の気持ちになって考えてみるとすれば「自由になったのは嬉しいけど、厳しい世間で今更、一人で生きていくには辛過ぎる」と判断して素直に戻って来たのでしょうか。と、まぁ、久しぶりにハラハラしましたが、チェーンも新しくなり、当分は逃げられない環境になりました。お犬様を飼っている方は今一度、首輪、チェーン等の点検を行なうことをお勧めいたします。

犬に詳しい人に言わせると「年寄り顔」だらしい こら、犬喰いするな!手を使え!行儀悪いぞ!



掲載日  3/15

 15日午後9時、積雪が「0cm」になりました。昨年は2月23日にゼロとなり、53年ぶりの「二月中積雪ゼロ」を記録したほどですから比較するには相手が悪過ぎますので、平年値に相手を求めると、いつもは4月13日頃なので約一ヶ月早いゼロということになりました。
 昨秋は、夏が猛暑だったため冬も厳しくなるだろうと予想されましたが、結果的には暖冬だったと言えると思います。灯油高騰のおり暖房費等で出費が増えるのは困りモノで、それが暖冬で済んだのは助かりましたけど、あまり実感がないのはどうしてでしょうか?

 さて、3月といえば「別れの月」。
 卒業式や人事異動に代表されるように、いろんな別れのシーンがあちこちで発生します。我が家でも新しく社会人となった息子の初任地が、市外の某所(手が届かないところ)となり、家を出ることになりました。今まで一人暮らしの経験もなく、生暖かい空気の中で生きてきたため、どうなることかと心配だらけですが、これもゴレンジャー・・・いや、試練じゃぁ〜と強く言い聞かせています。

 思い起こせば、40年近く前のこと。ワタクシは高校1年の夏休みから4畳半の下宿での一人暮らしが始まりました。
 当時は携帯電話があるわけでもなし、テレビゲームも・・ビデオレンタルも・・DVDも・・パソコンも・・インターネットも・・カラーテレビも(まだカラーは高校生が一人で見るには贅沢過ぎたので14インチのモノクロを質屋から中古を購入。これがまた映りがあまり良くなかった)・・・ホント、なぁ〜んにもなかったので、一人暮らしの「初日」は実に孤独でした。こんな夜がずっと続くのかと考えると、とても憂うつになり、明日からでも家に戻りたいと思ったものです。ただ、それも部活に一生懸命になったり、友達に恵まれた事もあって、ほんの何日かでリズムをつかみ、少しずつ快適だと思えるまでに順応しました。

 その後、上京して、一人暮らしの延長が始まるわけですが、今から考えると、高校時代に下宿生活を経験していたからまだ耐えられたものの、これがもし、いきなり親元から東京の一人暮らしへと移行していたなら、ひどいことになっていたのではないかと思われます。
 なにせ、ネがシャイなもので(エヘヘ)標準語がしゃべれず、学校に行ってもシジミ貝のように口を堅く閉ざして誰とも会話せず、1日のうちに口を開くのは食べ物を食べる時だけ(笑)という日が2ヶ月続きました。普通であれば気が変になりそうなものですが、一人暮らしの下地が出来ていたからこそ、無事だったのだと思います。友達がいなくとも、当時は青森にはなかった民放FM局(FM東京)が非常に新鮮で、一日中、FMを聞いてるのが至福の時でした。
 しばらくして、ドキドキしながら思い切って標準語で話したところ、相手が不思議な顔をするわけでもなかったので「これはいける」と自分の標準語に自信を持ったわけです。いつだったか「アナタ(東京の)どこの生まれ?」と聞かれて、ますます自信を深め、調子こいて、今のようになってしまった・・・・ちゃう、ちゃう。

 話は前段に戻って、今月は悲しい別れがあっても来月は「出会い」があります。新たな人との出会いを楽しみにしたいなぁと、自分が思うと同時に、息子へもそう願いたいと思うのでした。

ブランコを揺らす事が出来るのは、まだ先か?
土から出る熱は思いの外、高く、雪解けも早い 路地は日影を除いて、ほぼ雪ナシ



掲載日  3/1

 三月になりました。雪はまだたっぷりありますが、卒業式や大リーグのオープン戦が行なわれたというニュースを聞くと、春はもう、すぐそこまで来ているんだなぁ〜と実感します。
 宣言するのはまだ早いかも知れませんが、やっちゃいます。
「今年も(2年連続で)風邪を引かずに冬を乗り越えたぞぉ〜」っと。
 昨年末は神経質になってました。退院後、初めて迎える冬。前年の冬は入院中でしたから、病院の管理下にあって安心感がありましたが、今冬は誰にも頼ることの出来ない環境に置かれたので、風邪に対する神経をかなり使いました。その努力が報われたような気がして、ちょっぴり嬉しいです。などと、安堵した途端に風邪を引く可能性もあるので、ホントは書きたくなかったんですが、ココまで書いたからにはアップしてしまいます。
 うがい、手洗い、充分な睡眠を心掛けたのも要因の一つだとは思いますが、室温や湿度の管理、そして空気清浄等もうまくいきました。他に家族全員が風邪を引かないよう努力してくれた事もあるかな?珍しく誰も風邪を引かなかったですからね。

 下の大きい写真。歩道の左側が傾斜のきつい土手になっており、へばりつくのが辛くなった雪が転げ落ち、それが雪だるまを作る時のようにコロコロ転がった結果、大小さまざまな雪玉が出来ましたってのを伝えたくて撮りました。転がった跡が不思議な幾何学模様に見えるので、ところどころ、立ち止まってしまいました。徒歩通勤にはこのような思い掛けない発見があったりして、それが魅力の一つだと思います。結構、楽しんで歩いてます。

 下左写真は「春を待つバスケット屋外コート」とでもタイトル付けましょか?雪の中に埋もれて誰にも近くに寄って貰えない(っていうか、寄れない)彼は♪春よ!来い、早く、来いと歌ってるんじゃないでしょうか(笑)?

 下右写真は「すべり台 園児の歓声 もう少し」。オイオイ、今度は俳句かい?ちょっと字余りでないかい?でも、そんなの関係ね〜。
 赤い部分がスロープ部なんですが、そこへのっそりと雪が積もってて、すべり台なのに滑らず溜まっているのが、ちょっとおかしくて写してみました。


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