突然ですが、１年ぶりの再入院が決まりました。
　なんだか、下の「How Are You !」で500日目到達を威勢よくアップしときながら、「再入院します」は無いんじゃないの？ってぐらいバツが悪いんですけど、今日の診察でそのように判定が出たので従うしかありません。

　ご説明しますと、以前から注目していた肺の白い影がステロイドを減量してきた過程で、やはり徐々に広がってきていると言いますか、ちょっとずつ拡大傾向にあるみたいで、このままダラダラと続けるよりだったら、一度、ドカンとステロイドを強くして（現在4mgのところを30mgへ増やします。結構、多い量です）一気に片づけたい意向のようです。
　ステロイドが増えると、免疫力が弱まり、ウイルスやカビなどの菌類による感染が心配になるため、それらが多い俗世界から隔離する意味もあって、30日（金）から入院することになりました。

　当初、診察では採血の結果が異状ナシだったので「いつも通りだな」と安堵しました。ところが悩んでいる様子の主治医から入院治療の提案があり、ハッキリ言って戸惑いましたが、納得した上で、しばらく「ムショ入り」します（こんなこと書くと、一生懸命、働いている看護師さんには失礼かと思いますが、そこは許されるジョークだと思います。でも、ごめんなさいね）。
　入院といっても、かつてのようにゴールの見えないモノにはならないみたいで、順調にいけば取り合えず２〜３週間でゴールです。そんなに不安はないですけど、かといって油断していると思わぬ結果になることも有り得るのがこの病気。用心に用心を重ねて、おつとめしてきます。無事に戻ってこられるように、しっかり過ごしたいと思います。

　あぁ〜あ、せっかく釣りもＭＬＢも楽しくなってきたのになぁ〜（シャバだとスカパーでＭＬＢを一日３試合は見られます）。まっ、しょーがないですね。

　５月24日、移植から500日目に到達しました。
「朝起きた時、平穏な一日の始まりを迎えられた事に感謝する」と、ある仲間が言いましたが、まさに同感です。移植直後よりも、今のほうが、その気持ちは強いような気がしています。

　つくづく感じるのですが、自分にはラッキーな部分が多かったように思います。

　まず先に移植の相手が、非常にまれな息子だった事。

　そして移植後の経過が比較的穏やかだった事。
　（苦しい時もありましたが、他の仲間はもっと大変な目に遭っているだけに自分はまだ楽だったと思います）

　最後に。かなりの確率で再入院する方が多いのに、１年を無事に自宅で迎えられた事。
　（昨年の退院は５月26日のことでした。あれから１年が経つんだと思うと感慨深いものがあります）。

　節目の500カウントはまだまだ折り返しにも届かず、素直に喜ぶような数字じゃありませんが、今のペースでまた一日一日を積み重ねていけば、次のマイルストーンも迎えられそうだなという手ごたえを感じる500日目となりました。

　体調が悪くなければ、積極的にいろんな事にチャレンジしていきたいですね。
　とり合えず、大きな真鯛を釣りたいなぁ。

　もったいぶらせて誠に申し訳ないです（笑）。真鯛ページの釣行記はまだもう少しお時間をいただくとして、取り合えず、こちらのトップページで今回の「２年ぶり復活釣行（小泊編）」の結果を簡単にご報告させていただきます。

　５月18日（日）。あの入院直前に釣行した2006年５月23日から数えて約720日あまり。ついに海の男として日本海に舞い戻ることが出来ました！
　船に乗り込む際、船長との間で出た会話は「久しぶりです！」「良く戻ってきたな」。がっちりと握手を求められ、ありがとうの意味を込めて握りました。ん〜〜、ちょっとジ〜ンときましたね。

　陣取った場所が船の真ん中。爆釣した前回の釣り座と全く同じため、ニンマリ。徐々に気合いが入り始めました。
　♪チャラァ〜ン、チャラチャラチャラチャラ、チャラ、チャァ〜ン・・・波の谷間に○の花がぁ〜二つ並んで○いているぅ〜兄弟船わぁ〜・・・などと、一人、悦に入って歌ってるバヤイじゃないですけど、久しぶりに海に出たもので非常に興奮してまして、ま、こんなノリで釣りのポイントまで口ずさんでいました。

　心配されたお天気は全く問題なく、病後の釣り環境としては「グゥ〜」！　あとは本命が釣れれば、ドラマチックな釣行記が書けるぞと勇んだところ、やっぱ自然との戦いはそんなに甘くはないッス。魚探にはそれらしいモノが映り、その辺りを盛んに探ってはみましたが、ヒットするには至らず、時間ばかりが刻々と過ぎていきました。そのうちに本命真鯛じゃなくて、底にウヨウヨいるというカレイを釣り上げることに方向転換した掟破りのモノが出始め、つい自分も底に狙いを定めてしまいました。

　その時、ピクンピクンと竿先に生き物の反応がぁ〜〜〜！ぎゃおぉ〜〜！！きたぁ〜〜〜！！

　うりゃぁ〜と軽い合わせを入れたところ、何やらヒットしました。ん〜〜、でも反応が軽い。もしかして大左衛門！海中から現れた魚を見て「やっぱり、お前か」。そう、カレイでした。一枚ヒットして、それだけじゃ家庭内騒動になるので家族分くらいは釣ろうと、その後、自分も方向転換をしましたが、時既に遅し。家族の人数分の確保もままならず、終了のホイッスルが午後６時に鳴らされたのでした。幸いにして一緒に同行してくれた釣友達からおすそ分けをいただくことが出来、どうにか我が家は貧困生活から救われました、ふぅ〜。

　ま、今回は「リハビリ、カレイ釣行」ってことで・・・・・あん？違う？　真鯛でっか？あぁ〜、そぉ〜ねぇ〜。
　釣果は別として、心のリハビリにはなりました。この調子で、また釣りをしたいと思います。

　感謝の意味を込めて「皆さん、応援ありがとうございました」今度は期待に添えるようなでかいの釣るから、待っててね！

　真鯛のシーズンが始まり、にわかに落ち着かなくなってきました。
　思い起こせば２年前。シーズンインと同時に足しげく海へ通っていたものですが、６月（2006年）を最後に、パタリと港から消えたワタシ。そうなんです、県病の８階に囚われの身になってしまったのでした。あの病室から見える陸奥湾は刺激的でした。
　眩しいほど青い海に浮かぶ無数の白いプレジャーボートを眺め、何度、悔し涙を流したことか・・・（笑）。
　そして今。ドライアイによる眩しさや痛みがあって、まだ万全では無いものの、日常生活をどうにか過ごせている事ですし、体調と家族に相談の上で念願の「大海原　再デビュー」を決めました。

　まずは衛生対策として、手術＆歯科用ゴム手袋を購入。値段の安い介護用ビニール手袋もありますが、あまりピッタリせず、破損の心配が大きいので、他に良いモノはないか？とネットで探してみたら、コレにあたりました。着用感はバッチリです。これで衛生面の心配は解消です。

　次に紫外線対策。暑くても腕まくりはしない。顔には日焼け止めをまんべんなく塗る。場合によってはマスクも着用する。UVカットのサングラス着用などを守って、湿疹を出さないよう注意したいと思います。

　それから「朝駆け釣り」は夜中の車移動などで体への負担がまだ大き過ぎるのでヤメにして、昼からの「らくちん釣り」をする。釣りたいのはヤマヤマですが（釣り師の間では明け方が良く釣れると信じられている）、取り合えず、海に出て、かつての釣りを思い起こすリハビリを第一目的として、午後からののんびり釣りでも良しとします。一匹くらい挨拶に来る真鯛がいても、いいんじゃない？それに期待します。

　先日、封印されていた釣り道具を２年ぶりに開封しました。
　ひとつひとつ手に取るうちに、あの頃がとても懐かしくなってきて、すぐにでも船に乗りたい気持ちになったため、早速、トップページの上段で紹介している須藤船長に電話すると、もう大きいサイズが来ているとのこと。この言葉に触発され、つい、船に空きがあるか尋ねますが、悲しいかな、今の自分は土日が休み。人気の高い須藤船長の船ゆえ、週末はほぼ満杯で、そこに紛れ込むのはかなり難しい状況です。ただ船長の「なんとかなるだろう」の返事に少しだけ希望をもって電話を切りました。

　入院した当時は、このまま釣りすることはないかも知れないと思ったもので、それが今こうやって準備していることが信じられず、まだ生き延びていることを喜びたいと思います。当時、言われた「２〜５年の命」。今まさにその２年目を迎えようとしています。一度、諦めかけた命がまだ残っていて、釣りも不可能ではない現実をどう表現してよいものか。う〜ん、うまく書き表せません。

　さて、病気のことはこっちに置いといて、一つ心配なのは、仕掛けが２年前のまんまで止まっているということ。雑誌や人づてに情報を得たところによると、真鯛ブラーに変わる“何やら得体のしれない新しいモノ”が流行りなようで、自分の仕掛けを見た他のお客さんから失笑が出たりはしないか、とか、近ごろの真鯛が時代遅れ？のブラーに見向きもしないのではないか心配です。
　そこは真鯛の目に魅力的なエサに見せるテクニックで勝負したいと思います、アハハ。

　「白血病の真鯛釣り師」まもなく復活します！　釣行日が決まったら、お知らせします。

　お知らせ　5/18に乗ることが決まりました。天気が良くなることを神に祈ります。
　　　　　　南無阿弥陀仏、アーメン、アッラァ〜・・・ら？　♪ラララ・ライ！ラララ・ライ！
　　　　　　♪真鯛釣りがはっじまるよぉ〜　♪ラララ・ライ！ラララ・ライ！