2003年の黒鯛釣果(5月19日)
日
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場 所 |
天 気
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潮回り | 満 潮 | 干 潮 | 開 始 | 納 竿 | 同行者 | 釣 果 |
5/19
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男鹿
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晴れ | 中潮 | 07:04 | 10:18 | 5:00頃 | 13:00 | 1人 | 1 |
今週も男鹿釣行。今回は「戸賀方面が好調」という情報が入ったので戸賀港へ車を走らせました。ココは釣り番組で、度々、ロケ地として選ばれる根太島(ねぶとじま)などがある超一級エリア。そんな聖域とも言うべきエリアに私のような者が足を踏み入れてよいものか?と少し考えたが、すぐに消えた(笑)。とにかく釣れてるのだそうで、同行のS氏とは、車中「ストリンガーを一杯にしてみせるぞ」なぁ〜んて実に鼻息の荒い話題で盛り上がった。その氏が、まさしく爆釣するのだから、たいしたものである。
午前3時、渡船場所の戸賀港駐車場に着くと、出港までまだ一時間もあるというのに待ちきれない太公望が約20名近く集合し、既に準備の真っ最中。その雰囲気は、普段、我々が青森で経験している渡船風景と違ったモノに感じられた。これから釣りの大会でも行われるような雰囲気である。まもなく漁運丸の江畑船長が現れ、それぞれ、どこに渡りたいのか、何時に迎えに来て欲しいのか、伝えている。我々は事前に調べた情報から、取りあえず「ながとこ」へ上がる事に決定。空撮の写真を見ると何となくトド島に似てたのが決め手である。 午前4時、出発。磯渡し時はチャカ付近をライトで照らされ、安全への気配りが良い。それとチャカの幅が広くて渡りやすそう。船長の腕前も相当イイ。ビックリしたのは、スピード。かつて経験したことの無い速さである。船の馬力も高いのだろう。スピードもそうだが、船長の口調に驚いてはいけない。荒々しい時がある。チャカの先端で渡るのをためらってると「はやぐ、行げ!」と叱られる(笑)。我々も「ながとこ」が近づき、甲板で待機していたところ「(チャカに)上がれ」と言われてしまった(笑)。我々は邪魔になるかもしれないと遠慮したのに、そんなこたぁ〜、お構いなしである。決して怒ってるんではない。東北の人間にありがちな言葉数の少なさに加えて、エンジン音に負けじと語気を強めて話すので、そのように聞こえるのかも知れません。海の男なんですねぇ〜。気にしちゃ、釣りができなくなります。 「ながとこ」上陸。降りたってから、ポイント確認のため、付近をしばし観察して見ると、確かにトド島と似ている。面積はこちらが若干大きいかもしれない。今日は我々の貸し切り状態。事実、撤収まで誰一人、渡ってこなかった。 釣り座を根太島向きに構え、いよいよ戸賀の釣りがスタート。10mほど手前までハエ根が広がり、そのカケアガリ付近にウキを流そうとしてたのだが、早速根掛かりをしてしまった。ラインを引き寄せてもなかなか外れず、「ヨイショ!」の一声で引いたその時、プツッ・・・、あれれ?(冷や汗タラリン)。ラインに掛かるはずの抵抗感が妙に無い。ありゃ、やってもうた高切れ。前回釣行で初の男鹿黒鯛を拝ませてくれて魂入れが済んだばかりの釣り研「競EX」がコントロールを失った状態で果てしない旅に出た。サラバじゃ!!くくく。 |
フォトギャラリー | ||
↑午前3時。船の付近の明かりが点灯し、いよいよ出港の準備が始まります。駐車場には続々と車が集結し、少し圧倒された。 | ↑戸賀港からは2隻の船が出ている。我々の乗った船は第八漁運丸だが、上の写真は第二とみ丸。漁運丸の隣に停泊しており、午前4時、仲良く同時に出港した。 | ↑クロカラ島に渡る2人。チャカの巾が広いので実に渡りやすい。船長の操船技術も一級品。でも、もたもたしてると……(本文参照)。 |
↑「素晴らしい」のひと言に尽きる。願わくば40オーバーが混じって欲しかったってことか?今季の目標50枚ももはや射程範囲に。ちなみに昨年は48枚。 | ↑比較的、足場のよいながとこ。このポイントが本日の大釣果のあった場所。私もこのあとに針掛かりして慌てる事態となった。 | ↑ようやく一枚を釣り上げた。これには二通りの意味有り。ボウズ逃れの“ようやく”と取り込みに苦戦しての“ようやく”。いやぁ〜、ホント、嬉しい一枚でした。 |
↑桃太郎じゃないが、沖からドンブラコドンブラコと流れて来た「高園どんぐりSP」。ロストもあったので差し引きゼロ? | ↑爆釣S氏。このようなポーズの写真を数ショット、撮ったので、すっかり腕を疲れさせてしまった。なお、これで全部でない。もう一組のストリンガーがある事をお忘れなく。 | ↑「必要でない黒鯛以外はリリースする」という氏のポリシーにより、今回はすべて海に戻された。私も見習いたい。 |
↑かの有名な根太島。赤い丸の中に釣り人一人います。それで島の大きさを想像してください。まずまずの大きさです。 | ↑赤島。同じく赤い丸の中には釣り人一人が居ます。今日のような凪の日でないととても渡れないほど低くて小さい磯。 | ↑ながとこに「ありがとう」の声を掛けて撤収。ながとこはイイとこだぁ〜。 |
↑こちらクロカラのハナレ。右写真のクロカラ島とはすぐ隣。こんな、ほど良い大きさの沖磯があるのが男鹿の特長である。 | ↑こちらクロカラ島。ココも好調だとのことで、ホントはココに上がるつもりだったが、先取りされたため予定を変更したのでした。 | ↑地蔵岩周辺の沖磯群。とにかく羨ましいほどたくさんの離れ磯が大小あちこちに点在している。 |
↑右、江畑船長。海の男らしく、言葉じりが荒い時もあるが、普通にお話しする分にはとっても優しいオジイチャンです。 | ↑戸賀港に到着。乗り場には次の渡船を待つ客が列を作って待っていた。釣りの最中でも船は何度もピストン輸送をしているのを見ており、男鹿の渡船は忙しいなと実感。 | ↑貴重な一枚、43センチ。オスだったため乗っ込んでなかった。そーか、オスだから、どうりで良く引いたんだなぁ〜(笑)。 |
さて、肝心の釣果報告をしましょう。同行のS氏の凄いのなんの。こちとら、ウキを流したりで、てんやわんやしてる時に爆釣モードに突入していた。始めてから3時間ほど経った午前7時半で既に7枚。30分に1枚のペース。サイズは36センチ3枚を筆頭に他は33〜34センチと、ほぼ同じような大きさ。ストリンガーは一つ目が満杯、二つ目に手が付いてるんだから呆れます。勢いは7枚で終わったわけでなく、最終的には12枚を記録した。
一方、私はS氏の御好意により釣り座を譲ってもらって、ケッパル事に。せっかくの好意を無駄にすまいと張り切るが、なかなかウキに当たりが無くて、その間にもS氏の竿は2度も曲がるというハプニング。もしかして帰りの車の中は爆釣人間とボウズ人間の天国&地獄コンビになるのかな?と不安がよぎったその時、ユラユラと・・・ウキが・・・喜びを噛みしめて竿を立てるとグイグイと突っ込む。「フフフ、ボウズともサヨナラだ」と慎重にリールを巻いて、玉網に手を伸ばして・・・あれっ?う〜!なぁ〜にコレぇ〜。黒紫の色してるぅ〜。ギラギラしてないよぉ〜。 ソイだった。ガックリ。言葉も出ない。 待望の本命は9時前だった。S氏が休憩を取り、二人で「どうしてこんなにも差が出るんだろうか?どこが違うのか」を検証したところ、ハリスの真ん中へのガン玉が「有り」と「無し」の違いがあることが判明。早速、ジンタン4号を付けて投入すると、恐ろしいことに一投目でウキが消し込んだ。しかも明らかに本命のアタリ(さきほど、ソイだと間違えたクセに「明らかに」ってのはおかしいか?)。 午後1時、撤収。船長に「どうだったか?」と聞かれ、S氏の12枚爆釣を伝えると「初めてにしてはたいしたもんだ」。なんか鼻高々になった。戸賀ってイイところだね!!! ※虫に刺されてしまった。この日は穏やかな好天に恵まれ、気温も上昇したので、ウエアの上着を脱いで半袖になった。まだ5月なので大丈夫だろうと思ったのだが、とんでもなかった。釣りの最中、腕のウブ毛がソワソワする感じをそよ風のいたずらだと思ってた。しばらくして、ブヨが居ることに気が付いた時は既に遅かった。慌てて上着を着たが、帰宅後、痒みが出始めて、確認したところでは腕に8ヶ所の大きな腫れを発見。多いに反省しなければならない。 |