下 北

下北の黒鯛はかつてあまり注目されることがなかった。それは……

(1)陸の孤島と言われるように道路の整備などが遅れ、交通が不便だった
(2)足場が低く、津軽半島との間を航行するフェリーなど大型船が通過すると大波が押し寄せて危険
(3)西風に弱く、長時間ドライブの末、天候急変による渡礁中止のリスクが高い

などが上げられる。
これらの問題が黒鯛が育つのに充分な条件となり、大物の釣れる可能性が高くなっている。下北(牛滝周辺)は対面の津軽半島よりも更に北に位置するが、日本海側から津軽海峡に向かって走る対馬暖流がわずかにぶつかるため黒鯛のポイントができ上がったと言われている。
現在のところ、牛滝周辺が狙って釣ることが出来る本州北限の黒鯛ポイントである。また、脇野沢村九艘泊地区はニホンザルの北限として有名。



◆大 崎(おおさき)

前方に見えるのは津軽半島。直線距離で約10km。
 

◆面 木(おもぎ)

中央に小さく見えるのが釣り人(右写真の2人)
 

◆青 石(あおいし)

 

◆材木岩(ざいもくいわ)

岩が材木が重なったようになっていることから、材木岩といった名称になったのではないか?
写真を良く御覧下さい。岩肌が角材のようになってるでしょ。多分、間違いない。
 

◆穴 間(あなま)

 

◆アモ十(あもじゅ)

「アモ十太岬(あもじゅうたみさき)」と呼ばれる地名があるが、船頭さんの言う「アモジュ」は、そこより少し南寄りのポイントになる(みたいだ)。ココは沖に延びる定置網のクイが打たれているため、それが目印になる。足元は小さな石が突起しているためゴツゴツしており、足場は少し悪い。
 

◆屏風岩(びょうぶいわ)

船の真正面に釣り人が居る。かなり高い崖だということがわかるでしょうか?このページ冒頭で述べましたが、後ろが絶壁なので船が作り出す大波が押し寄せても逃げ場がない。
 

◆屏風岩周辺

時折、釣り人を眼下に見下ろすカモシカの姿も目撃されている。それにしてもこれだけの崖は実に立派。
 

◆貝 崎(かいざき)

◆鯛 島(たいじま)

九艘泊漁港を出てすぐ、貝崎がある。
キャンプ場もあり、一度は利用してみたい。
 鯛にも似ているがクジラにも、との声も…。数年前、尾っぽの岩が風化し、崩れかけて修復工事を行なった。