★海馬島(とどじま:深浦町)
←南方面  北方面→
↑海馬島(大トド)
民宿おさらぎ荘の山本船長が磯渡しをしてくれるのが海馬島、小トド、黒島の3つの離れ島。
風合瀬漁港から出港し、沖合い約1キロにある海馬島まで約20分で到着する。小トドに対して大トドとも言い、3島の中では最も面積が広いのだが、ヤマセ(東方面の風)や南西風などが強い時は島の一方だけしか竿出しができなくなり、そうなるとやや辛くなる。尤も、あまり強い風が吹くと渡船そのものが中止される。また、釣行中に天候が悪化したり海が荒れると船長の判断で“早上がり”の指示が出ることもある。そんな時は慌てず急がず、荷物をまとめて船に乗り込むこと。

黒鯛だけでなく真鯛も狙えるのだが、大物は瞬時にハリスをブッチ切る逞しさで、なかなか釣り上げることが難しい。小型マダイ(25センチ前後)の数釣りは可能。なお、6月中旬を過ぎるとフグがものすごく、黒鯛を狙うのがとても厳しくなる。この地域は、フグの大群が群れる場所として、そもそも、昔から有名だった。
フグに負けじと、メジナ、ブダイ、カンパチ(?)なども釣れ、魚種が実に豊富。
ココに上陸する時は虫対策を万全にしないといけない。小さいブヨがたくさんおり、2000年7月に私はエライ目にあった。露出していた腕と足など合計すると150ヶ所ほど刺され、痒みでしばらく苦しんだ。未だにその跡が残っているだけに、以来、虫には敏感になった。

渡礁最多人員は10〜20人。

 
★小トド(ことど:深浦町)
3つの島の中で最も小さくて低い磯。2つの岩礁で構成されている。
海が少し荒れると水を被るため、天候条件で上陸が左右されやすい。
また、エサ取りが多い時は非常に辛くなる。なにせ、面積が狭いので場所を移動するにもしようがない。
周辺がフグの大群に囲まれると打つ手が無い。

渡礁最多人員は3〜5人。仲間内だと5人が限度……か?それでも多いかも。船長がその辺はコントロールしてるので任せるベシ。

 
★黒島(くろしま:深浦町)
3島の中では一番最初に乗っ込みが始まる。もう少し南側の塩見崎には名の売れた「黒島」があり混同しやすいのだが、こちらはズボン森の「黒島」。
東奥日報社の発行する「新・青森の海釣り」(¥3800、税別)では、上空からの写真でこの島は写ってはいるものの、魚種などを紹介する文がちょうど写真にかかっており、ナゾの島になっている。
ココのカモメやカラスには要注意。釣り座をちょっとでも離れようもんなら、サァ〜っと飛んできて、付け餌のパックごと盗んで行きます。

下の写真は陸地から見た黒島(赤い丸部分)。島から見た感じでは結構距離があるように感じてたが、こうやって見るとかなりの近さを感じてしまう。事実、ボートで渡礁する事も可能だと言われてるくらいなので納得してしまふ。

渡礁最多人員は5〜7人。