あすぱむ徒然草

 弘前さくらまつり
 6年ぶりに弘前公園の満開の桜を観てきました。

 今年・2011年は弘前城築城400年という節目の年に当たり、いろんなイベントが企画されていますが、3月11日に起きた東日本大震災により、頼みの綱だった新幹線が止まったため、スタートから大きなピンチを迎えました。弘前公園では、春の「桜」、秋の「菊」、冬の「雪灯籠」など、一年の中で3つの大きな祭りが行われますが、その中でも桜は超ビッグなイベントです。
 ゴールデンウィーク前半は、交通網寸断の影響と、そしてまた天候不順にも見舞われて、なかなか客足が伸びなかったのですが、後半に入って、JR東日本の必死の復旧作業で4月30日に開通し、ぎりぎり間に合いました。
 近年、桜の満開はGW前半になることが多かったのですが、今年は頑張って、2日の台風並みの強風にも耐えて、この日から園内の各地で満開になるという根性を見せてくれました。

 1611年の築城時、弘前城天守は五層の大きな城でしたが、16年後の1627年に落雷によって焼失。小ぶりになった今の天守が再建されたのは焼失から200年近くあとの1811年でした。決してサイズは大きくないものの、園内を埋め尽くすソメイヨシノ、シダレザクラ、八重桜など約2600本の桜と見事に調和する、日本でもトップクラスの城だと私は思います。どうぞ、ごゆっくりご覧下さい。

 なお、園内入り口には足腰の弱ったお年寄りや障害者にも楽しんで貰おうと「車椅子応援隊」(車椅子の貸出しや介助:無料)が待機しています。大変、丁寧に応対していましたので、二の足を踏んでいる方は、是非、ご利用になってみて下さい。また「ボランティアガイド」もいて、申し込めば、詳しく案内をしてくれるそうです(祭り期間外も可)。

↑公園には追手門から入りました ↑未申櫓(ひつじさるやぐら)

本丸へ入るためには入園券が必要。3ヶ所(東口、西口、南口)に券売所があります

弘前公園案内図

↑杉の大橋から中濠を望む。花筏が作り出す自然の模様が美しい
↑こんな立派な桜の下で花見は贅沢だよねぇ〜 ↑日本一のしだれ桜

↑南内門を過ぎて、二の丸付近の桜も見事
↑鷹丘橋 ↑花の下でゴザ敷いて、お茶会

↑公園の北西側に位置するレクリエーション広場 ↑杉の大橋
↑本丸から望む天守 ↑下乗橋(げじょうばし)から望む天守
↑西濠に沿って360m続く「桜のトンネル」にはソメイヨシノが108本。
今年から照明が電球からLEDに変更され、砂利道だった通路も中央部分が
アスファルトで舗装されて歩きやすくなりました
西濠ではボートに乗ることができ(30分600円)、普段、漕ぎ慣れない人が操作すると、岸にぶつかったり、コントロールが効かず、困っているシーンを良く見かけます ソメイヨシノって「染井吉野」と
書くんですね。知らなかった

↑お化け屋敷の前で泣いている子もいました ↑露店が多く集まる四の丸付近はたくさんの人出

露店のご紹介
9時〜21時まで、約200の露店が出店します。
昔はヘビ女やナントカ男などと言った異彩を放つ見世物もあったのですが、時代がそれらを許さなくなり、消えました。
そういえばサーカスもありました。経営厳しく今年は・・・今年も? 不参加。ちょっと寂しい。
皆そうだと思いますが、小さい頃は桜よりも露店を渡り歩くほうに興味が高かったんですよねぇ〜

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