あすぱむ徒然草
鹿島アントラーズ観戦リポート
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カーナビのおかげで、フラッと軽い気持ちでロングドライブが可能になった。
以前であれば、地図でルートを調べ、頭をたくさん使うため、ボケ防止には良かったのかもしれないが、運転中にも神経を張りつめなければならず、非常に疲れたものだ。道路を間違えた時などは大変。車内でパニックってたが、ナビは新しいルートを即座に探してくれるため、非常に助かる。 今回は二泊三日のスケジュールで、初日は鹿島、二日目は千葉でスポーツ観戦する旅。 午前2時半、青森の自宅を出発。ゲームは午後6時半から。このまま直行すると早く着き過ぎるため、福島県いわき市の健康センターで軽い休憩を設定。FMラジオで「やまだひさしのラジアンリミテッドF」を聴きながらハンドルを握る。車内で一人ゲラゲラ笑いながらドライブする。内容については、ちょっと・・・いや、かなり際どいモノがあるので、ココで語るのはやめとく。チャンスがあれば、一度、聴いてみて欲しい。 さて、東北自動車道に侵入後、しばらくして異変に気付く。道路が暗い。山間部は特に。 午前10時、福島県いわき市のいわき勿来ICで高速を降り、いわき健康センターに到着。フロントで館内着とタオルが入ったバッグとロッカーキーを受け取り、早速、浴場に向かったが、この日は高校野球の決勝戦があった。青森の光星学院が42年ぶりに決勝進出し、ちょうど始まったばかりで、気が気でない。脱衣所のテレビを気にしながら、ひとッ風呂浴びに行く。 8種類もある風呂だが、檜風呂とバイブラバスの2種類しか制覇せず、20分ほどで上がってしまった。テレビに目を移すと、高校野球はほぼ一方的に加点され、辛い展開になっていた。最終スコアは0対11。完敗である。でもま、よくぞ、ココまで勝ち上がったと讚えたい。ただ、後日、出場選手の飲酒経歴が発覚し、大問題になったのは非常に残念。 2階のリラックスルームに足を運んでみた。30以上のマッサージチェアのようなモノがあり、それぞれに液晶モニターが付いていた。頭部分にスピーカーが付いてて、TVの音が聞こえてくる。薄い肌掛けを棚から持ってきて羽織り、BSのメジャーリーグ中継を観ながら、しばらくリラックスした。う〜ん、ポカポカして気持ちイイ。 午後1時、いわき健康センターを出発。再び、高速・常磐道に入り、水戸まで南下。水戸手前のひたちなか市から一般道に降りて、鉾田市付近を走ると、屋根瓦が壊れたためにブルーシートで覆った家や、すっかり斜めに傾いた家などが、あちこちで見られ、地震の激しいツメ跡を再認識。 午後4時前、カシマスタジアム到着。到着が早かったため、駐車場も空いており、すんなり入れた。早速、鹿島サポーターに変身し、スタジアムまで歩く。当日券を買い求める。バックスタンドに初めて陣取ってみることにした。今回の旅行中は、普段の行ないが悪いからか、あまり天気が良くないらしく、一番先に赤いポンチョを買った。これで、いつ雨が降ってきてもイイ。 午後5時半、試合開始1時間前だがスタジアム内に照明灯に火が点かず、少し暗い。夏場ということもあって辛抱なのと、節電のため、無駄な電力消費を抑えているのだろう。6時前、ようやくスイッチが入る。間引き点灯しているのか、ところどころ、消えたままのライトもあった。 本日の審判アナウンスで「???」と思った。副審が八木あかねとアナウンス。へぇ〜、Jリーグにもついに女性審判が誕生したか、と思って、フィールド上を探してみるが、そのような体形の方がいない。うかつにも双眼鏡を忘れてきてしまった。スポーツ観戦に欠かせない、このグッズ、忘れてショックだ。手前の副審は明らかに男性である。向こうはどうかと目を細めるが無理だ。自分の眼力では見分けることができない。どうせ、後半になればこっちに来るさと思ったが・・・。実際はチェンジしないのでは? 家に戻ってからネットで調べてみたら、八木あかねさんは男性だった。しかも、オイラに次ぐイケメン、ははは、ファンの方、失礼。 (下に続く) |
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バックスタンドからのスタジアム全景 | |
鹿島のマスコット・しかこ(左)と、しかお(右)が注目を浴びていた。 さぞ暑いだろう。熱中症に気をつけてネ |
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広島サポーター。遠距離のため、やや少ない | さすが地元、応援は熱い |
スイートボックスの個室(左)と観戦席(右)。1試合18万円(定員18名)は安いか、高いか | |
SPIRIT OF ZICOゾーン | ウォームアップのメンバーに柴崎の姿がないのが寂しい |
視線がグラウンドレベルに近いこんな座席で一度、観てみたいものだ | |
前節時点で広島(5位)、鹿島(9位) | 午後6時前、ようやく照明が灯った |
両チーム選手入場 | スクラム組んで、さぁ〜ファイト |
後半20分、鹿島・岩政のヘディングで先制 |
2対0で勝利し、スタンドの観客にお礼の挨拶。勝ち点3プラスで順位が5位まで上昇した | |
(上から続く)
試合は前半、広島に激しく攻められ、何度もゴール前を脅かされる。0−0のまま、ハーフタイムになり、このまま後半も苦戦が続くかと思われた。後半始まってからも我慢の展開だったが、20分に興梠が相手DFから反則を貰ってフリーキックを得る。野沢の蹴ったゴール前のボールに岩政が頭で合わせてゴールネットを揺らせて、ようやく先制点。60分間も辛抱しただけに観客の喜びは激しかった。 試合は2対0で終了。心配された雨も降らず、楽しい一時を過ごせた。幸い、雨もなく、ポンチョの出番がなく残念だったが・・・・いや、それが翌日、威力を発揮したので無駄ではなかった。 帰りの渋滞に注目。今晩の宿は千葉県成田市のホテル。成田市までは約40km。一般道と高速道路が使えるので、早く着けそうな気がしていた。しかし、やはり南下ルートも出だしは大渋滞だった。観客16000人ちょっとは、さほど多いと思えないのだが(野球などでは2〜3万人は当たり前。ただ、車でスタジアムに駐車した経験はそんなに無いので、もしかしたら、認識不足かもしれない)、やはり前になかなか進まない。 午後10時20分、成田ICを降りてからの複雑なルートを、予め、ネットで調べていたため、ミスることなく成田ビューホテルに辿り着けたのは、我ながら褒めてあげたい。ただ、到着してすぐ、飛行機の爆音による歓迎を受けた。駐車場のすぐ東側が滑走路になっており、地響きのような轟音と共に航空機が次々と離陸していく。このホテルは海外旅行に出かける際、時間調整のために前泊する客が多いらしく、フロントでは空港への無料シャトルバスを利用するか、聞かれた。「ハイ」と応えたかったが「いいえ」と返事した。う〜ん、残念。正直なところ、ココから一気にアメリカに飛び、メジャーリーグ観戦をしたかった。 飛行機の音は意外にも部屋に響かなかった。二重窓がしっかり対策を取っているらしく、ほぼ完ぺきに遮断していた。ほとんど聞こえない。ただ、窓ガラスに手を当てると、ビリビリと振動していた。 部屋に入ると、一気に疲れが押し寄せてきて、もはや目はショボショボ。なるべく早く寝ようと思ったのだが、お楽しみのビールの乾杯を行なってるうちに、時間はどんどん過ぎ、結局、ベッド脇のスタンドの明かりが消えたのは午前1時だった。ふ〜、長い一日がようやく終わった。 |