あすぱむ徒然草

 第12回市民公開講座
 ねぶたの家ワ・ラッセで行われた市民公開講座「骨髄移植を知ろう」に行ってきました。昨年(2011年)1月にオープンした、この施設、まだ足を運んだことがなく、全くの未体験ゾーンでしたが、とても素晴らしいところでした。とはいえ、じっくり拝観する時間の余裕もなく、エントランス付近と講座が行われたホールをウロチョロするのみでしたが・・・。
 時折、聞こえてくる笛や太鼓の音に気もそぞろ。ねぶたと講座を一度に体験できるのって、凄いじゃないですか(笑)。今度は、時間を作って、観てみたいと思います。

 さて、講座のほうに話を移すと、これまで骨髄移植に関して、青森県立中央病院スタッフは高い実績を誇る名古屋方面との付き合いが深かったようですが、今回は東京から金本先生と秋山先生を迎え入れて、講義を行なってもらいました。

 会場には、元患者や、骨髄移植に関心を持つ一般の方々が県内の各方面から集まり、2階のホールが7割ほど埋まる盛況。ただ、若干、内容が濃いために理解が難しく、質疑応答では、的が外れた質問も出るなど、発表者には少し気の毒な場面もありました。

 今回の新たな発見は、今から18年前に白血病となり、当時まだ治療方法などが難しかった時代に、自分の運命がどうなるのかと葛藤した山本さんの発表でした。今でこそ、白血病が決して不治の病でなくなりましたが、正式に病名告知もされないまま、同室の仲間が次々と絶命していくのを見せられ、物凄い恐怖を抱いたと語り、思わず引きずり込まれました。そんな時に出会ったのが、今回のゲストで、当時、駒込病院にいらした秋山先生。この出会いが人生の大転機となり、のちのちの血液内科医師を目指す動機になったと容易に想像できます。自らが元患者で、その辛い苦しみを体験した人が、現在、青森県立中央病院にいることをとても頼もしく感じました。

 最後は、血液疾患と歩む患者・家族の会まろまろのメンバーが壇上に上がって、テーマソング「だいじょうぶ・・・ありがとう」を歌い、閉講しました。歌うのは、プロじゃなくて全くのド素人ですので、多少、滑らかでない部分があるのは否めませんが、とても良い歌詞とメロディーです。動画が、このページの下にあります。是非、ご覧になってみて下さい。

 このページを目に留めた、プロの方で歌って下さる方がいれば御一報下さい。
 個人的な意見ですが、ベースになるボーカルがあれば、メンバーも引っ張られて、更に素晴らしい歌になると思います。

講座があった2日後、ねぶたの家ワ・ラッセは累計で40万人に達しました
ミニねぶたも展示されてます 昔のねぶたは、担ぎねぶただった

都立駒込病院の金本美代子先生 荏原病院の秋山秀樹先生 県病血液内科の久保先生

♪だいじょうぶ・・・ありがとう

白血病を克服し、青森県立中央病院血液内科の
医師になった山本先生の熱い語りに場内は静まり返った
寸劇「ドナー登録から骨髄提供までの流れ」
最後にまろまろ患者会のテーマソング
「だいじょうぶ・・・ありがとう」を合唱
会場にはドナー登録を呼び掛けるおなじみの
ポスターが数点、展示されていました

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