あすぱむ徒然草

田んぼアート(田舎館村)

 帰省した兄一家らを連れて、自分もまだ見た事が無い「田んぼアート」を案内してきました(見てない者に案内が出来るのか、少し不安でした)。
 お盆期間中なので、“多少”混雑するだろ〜なぁ〜ぐらいに軽く考えていたら、甘かった。

 田舎館村ホームページには「村役場の展望台(第一会場)は混雑が予測される場合、整理券を発行する」とあって、まさにそのケース。整理券を発行するテントに取りあえず並んだら「現在、1時間半待ちです」のアナウンス。

 ん〜〜、悩んだねぇ。90分もどこで時間を潰すか?ちなみに周辺にはショッピングモールは無い。雲行きが怪しくていきなり土砂降りになる可能性もある。でも、せっかく来たのだから、見ようという選択になった。整理券をゲット後、待ち時間を利用して、比較的、人の流れが良いと言われている第二会場へ移動してみた。

 ところが、これも誤算で、長蛇の列を目の当たりにした瞬間、展望所からの見物を断念。アートは遠近法的に広がってるが、すぐ観られる平地からの見物で我慢することにした。

 再び、第一会場に戻り、アイスで腹ごしらえして、予定集合時刻の12時半になった。4階までエレベーターで上がり、その上は階段を昇って天守閣へ。8畳ほどの小さな天守閣の真ん中に出た。目の前にアートが広がるものと思って、外に出てみると田んぼが無い。ん?アートはどこ?ぐるっと右回りすると、あったぁ「風と共に去りぬ」が。クラーク・ゲーブルとビビアン・リーだわい。オッと、自分だけの世界に浸ってしまってたが、40歳以下の人には難しいか。ウチの姪(20代半ば)は全然ピンと来ないだろうなぁ〜。

 待っただけの甲斐はあった。ただ、問題が二つある。
 一つ目は、展望スペースが幅80センチくらいしか無くて、アートを背景に写真を撮りたくても出来ないこと。せっかくの貴重な作品なんだから、アートをバックに写真を撮りたいところだ。
 二つ目は、作品1点だけじゃ、ちょっと物足りないかなぁ〜ってこと。地理的にも田んぼは東側だけに広がり、他の三方は住宅地なので、この問題を解決するのは非常に難しいか。

 待機1時間半、見物10分弱は、病院の診察を思い出してしまった。見頃は8月中旬だそうで、お盆と重なるのが辛いところだが、じっくり見るのなら、お盆期間中は避けて、8月の平日がお薦めである。


第1田んぼアート会場 風と共に去りぬ
田舎館村役場・東側水田
う〜ん、お見事!世界からも注目されるだけのことは有る
後ろ、村役場です。城ですよ、凄いネ こんな色の稲を使って作ってます。
黒や白の稲って初めて見ました
展望台の通路は狭かったなぁ。
幅80センチもあっただろうか?
4階までエレベーターで上がり、
そこから上2階は階段を昇ります

第2田んぼアート会場 スター・ウォーズ フォースの覚醒
道の駅いなかだて・弥生の里
展望所から観ると、こんな絵が観られるはずだったが・・・
人の長い列を見て、断念

下から観ても、まぁ〜、そこそこ、わかるジャンと自分を納得

最上階までエレベーターで行けます 遠近法で作られている

立佞武多の館(五所川原市)

 田舎館村から五所川原市へ移動。これが意外にも近い。田んぼアート会場から東北自動車道・黒石インターまでは3キロほど。片側3車線はかなり余裕あり、スイスイと走れた。高速に乗ったら、すぐ次の浪岡インターで降りて、津軽自動車道で五所川原北インターまで走ると、もう立佞武多の館は目と鼻の先。40分弱でトウチャコした。

 1996年に80年ぶりの大復活をしてからまだ10年ちょっととはいえ、高さの迫力が人気を呼び、県外からの観光客が年々増えるようになりました。五所川原市内を練り歩く立佞武多を一度は観てみたいと思っているが、なかなか機会が巡って来なくて、立佞武多の館で雰囲気だけ貰っている。

 今年2月、ブラジルのサンバカーニバルへ立佞武多が初めて出陣したのだが、その橋渡し役となったのが、ファッションデザイナーのコシノジュンコさん。彼女をモデルにした「JUNKOねぷた」が制作され、祭り期間中は自ら引っ張って観光客からの拍手を貰った、そのねぶたが館内に展示されていた。

 JUNKO ねぷた 国性爺合戦 和藤内(2014年制作)
 2015年(今年)の新作「津軽十三浦伝説 白髭水と夫婦梵鐘」 陰陽 梵珠北斗星(2013年制作)

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