あすぱむ徒然草
岩木山登山 |
2005年以来、11年ぶりに“青森県で一番高い山”、岩木山へ登ってきました。 毎年9月1日に行なわれるお山参詣が今年は4年ぶりにご来光を拝めたというニュースを見て、凄く感動し、一念発起しました。前日の釣りでボウズに終わった厄払いの意味もありますかね? 山好きの釣友KaSさんに相談したところ「リフトを使って九合目から登るだって?ダメだよ、そんなの登山とは呼ばせない!情けない。岩木山神社(高度180m)から登りなさい」と叱られたので、氏には内緒で一合だけ落として、八合目(1,300m)からチャレンジすることに決定(笑)。 八合目からですら危ぶまれるので、シェルパを頼むことにしました。えっ?エベレストに登るわけじゃなかろ?誰? それは次男坊でっす!彼は普段から筋トレやジョギングをしており、体力は十分にあるはず。もし、私がぶっ倒れても背負って下山可能だと判断して誘ってみたところ、是非、行ってみたいと頼もしい返事がきたので親子登山することになりました。 冒頭でも書いたように、実は11年前、2005年に一人で初めて登りました。 ただ、結果的にステッキは非常に重宝した。ちょっと恥ずかしいので大きな声で言えないんですが、ステッキは、普段、母親が使っているのを拝借。登山道でスレ違う人達は登山専用の「素敵なステッキ」を使ってましたが、私は堂々と介護用ステッキで頑張りました。翌日からひどい筋肉痛に間違いなく襲われると覚悟していたが、不思議なことに全然平気でした。 運動不足だと強く自覚していることから、シェルパ(次男)には「私のペースに合わせてくれ。ゆっくり登りたい」と伝えたところ、「ココは滑る」とか「この石はグラつく」等、実に良くヘルプしてくれた。これもひどく疲れなかった要因の一つだと思う。 前回は全く知識の無い状態で登ったため、体力のペース配分に失敗し、ただ苦しい印象しか残りませんでしたが、今回はスマホのアプリで自分が今居る位置や残りの高度などが把握でき、非常に楽しみながら登ることが出来ました。 どんなに低い山でもあなどってはいけないが、岩木山は登山初心者にとって最高の山ではないでしょうか。今回は三連休中だったこともあって、家族連れや夫婦が多いように感じました。小学校入学前の小さなお嬢ちゃんもいました。70代前後と思われる男性、女性もいました。 山登りのルールなのでしょうか、狭い登山道で登る人と下る人がスレ違う際に、道を譲り合って、どちらからともなく「ありがと〜」「こんにちわぁ〜」の挨拶が交わされたのが印象的でした。時には「頑張ってネ、あともう少しですよ」「ちょっとだけ下界が見えたよ」とフレンドリーな会話もあり、イイ雰囲気を味わえました。 ただ少し緊張感を持ったのが「熊よけの鈴」。あちこちで鈴の音が鳴っているのを聞くと、やっぱ対策をするべきだったかと、少し不安になりました。特に八〜九合目の間は草木の薮で周囲があまり良く見えず、万が一、鉢合わせともなればどうしてイイのかわからず、怖い感じも。でもま、今日は沢山の人出なので、熊も遠くに居るだろうと考えて、さほど・・・。山は他にスズメバチやヘビなど、自分があまり得意でない生き物が居るので、怖いッス。 岩木山は麓からてっぺんまで、携帯の電波が問題なく届いているのが確認出来ました。イイ世の中になったもんですね。 さぁ〜、今度はいつチャレンジしようかなぁ〜。360度パノラマ絶景をいつかは見たいので、下界が間違いなく綺麗に見える時を狙って、また登ってみますか? |
雲がないと、弘前市内から見る岩木山はとても綺麗なんだけどねぇ〜 | |
津軽岩木スカイライン、69のカーブを約15分かけて上ります | 2005年に登った時の休憩所↑が無くなっていた |
変わって対面に新しく休憩所「IWAKI 1625」が建っていた | |
午前11時、八合目、岩木スカイライン駐車場(約1,300m付近)からスタート | |
登山道は狭かった | 九合目が見えてきた |
午前11時40分、九合目、鳥の海噴火口(約1,450m付近)に到着 | |
大館鳳鳴ヒュッテ | ヒュッテ内は物置のようだった |
ちょっと紅葉が始まりつつ、って感じ | |
足首を捻挫しないよう、石の平らな部分を慎重に選んで歩きます | |
着いたジョ〜〜、てっぺん | |
約1時間半かけて辿り着きました | |
雲が切れるのを期待して、しばらく待ちましたが望みは叶いませんでした | |
下山のほうが少し恐怖感があります | 大館鳳鳴ヒュッテと大倉石 |
帰りはリフトを使いました | たかが高度1,600mでも気圧高くて フタが膨張するんですね |