番外釣行記(8月30日)

場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 ターゲット
8/30
米代川
快晴 小潮 --- --- 1:00頃 21:00 1人 シーバス
 息子は夏休みも終わってもう学校も始まり、休みといえば土日しかない生活に戻ったのだが、お父さんこと、ワタクシ、あすぱむ大統領はいつでも出かけたい気分。ラッキーにも今日30日は土曜日なので、息子を引き連れて、再び、米代川を目指すことになった。ただ、出発はいつもの午後10時であるが、息子はほとんど寝ていない。一方、私は昼寝をしてパワーを温存していたのでヤツはかなりキツそうだった。
 午前0時。駐車場に付き、早速、ポイント確保のため、真っ暗闇の中、ライトを使いながら前回初ゲットなった所へ急いだ。
 ふふふ、まだ誰も来てないぞ……と、思ったその時!!!川面に黒い影が!ギョェーーと飛び上がらんばかりに驚いた居る!何が?オバケが!……、あ、違う。人でんねん。なんと!先客が居たのである。居るなら居ると、明かりを付けるなり、合図を送って欲しいよな。キャストするわけでもなく、ただジッと息を潜めてるんだからタチが悪い。トクトク鳴る胸の鼓動を覚えつつ、つい発した言葉が「こんちわ」馬鹿か、俺。
 仕方なく、氏の右側10mほどのテトラに陣取ることにし、息子は更に10mほど私の右側へ。
 缶ビールを飲みながら、午前1時からキャスト開始。「投げては巻く」を繰り返すがアタリが来ない。次第に眠くなってきた。テトラの出っ張りに腰掛けて天を仰いだ。あぁ〜、星が奇麗だ。ZZZZZ。器用にも丸いテトラの上で2時間ほど寝てしまったコレ、凄いよ。バランス崩せば、海へドボンですから

 左でジャッポジャッポと音が聞こえ、それで目が覚める。目をこすりながら薄暗闇の人物を確かめてビックリ。先ほど、驚かされた人物とオイラのわずかな隙間に、60代のベテラン釣り師が入ってるではないか。しかもオイラのキャスト範囲に仕掛けを投げてやがる(怒)。お祭り(仕掛けが絡み合う事)しなきゃイイが、と思いつつ、オイラも実釣開始した。暗闇でのお祭りは御免こうむりたい。
 ところが事件発生。始めてから約2時間ほどして、隣でバキッ!と音が。ヘッヘッヘ。釣り師の竿が「くの字」に。キャストした時、折れたらしい。スゴスゴとお帰りになったのには、思わず拍手してしまった。替わりの竿を持ってこないのが、いかにも地元釣り師って感じ。
 とはいえ、人の不幸を喜んだのがいけなかったか、全くアタリのないまま、第一部納竿の午前9時を迎え、ポンポコ山で休憩を取ることになった。

↑テトラの上は非常に不安定なので充分、気をつけるように息子へ指導。ま、釣れてない時はイイですよ。問題は釣れた時!足を踏み外したりしないかってこと。 ↑最高の天気でした。日の出は午前5時前と、やや遅くなりましたが、陽射しは強く、6〜7時の日を浴びただけで日焼けしました。 ↑魚信のなさに次第に人の数は減っていきました。釣りやすいのは助かるんだけど、なぁ〜んか寂しい。適度な数の仲間って必要ですね。勝手な話かもしんないけど。
↑能代港におかれた正体不明のコレ。何に使うものなのか、サッパリ、わかりません。確か近所にロケットの発射台があると聞いた記憶があるので、ロケットの部品ですかね? ↑ポンポコ山の正面入り口です。ゆっくり温泉に浸かり、ホッとしました。ただ「入れ墨の方、お断り」にも関わらず、堂々と入っている方が居て、ちょっと怖かった。 ↑個室(一人620円:入浴料300円含む)を借りて、仮眠と昼食。実に便利です。ココは第二の古里?ヒャヒャヒャ。なお、ラーメンに顔を付けてるのは息子です。嫁っ子いたら、教えて。まだ17歳だけんど。
 午後4時まで休憩して、次に考えたのは「さぁ〜、雄物川へ行こうぜ」。
 まぁ、別に息子は運転するわけでもなく、ただ助手席で座ってればいいので「イヤだ」と言うはずもないんだが、一度、でかい川を見ておきたかったという願望があって、約60キロ移動することになった。青森市から能代市まで約120キロを離れると距離感覚がマヒし、60キロはたいした距離でなく思えてしまうのが不思議。部分開通している秋田自動車道を乗り継ぎして、秋田市に入る。カーナビの指示はココでも威力を発揮し、全く迷うことなく目的地に届いた。

 目の前に飛び込んできた雄物川は、やっぱ立派な川だった。実に風格のある川だ。ゆるやかな流れが、そう感じさせる。橋のたもとでウェーダーを着ていた若者に声を掛けた。「青森から来たんだけど、ウェーダー無しで釣れるポイントはあるの?」「あるッスよ。もっと河口に行けば、いっぱいあるッス」「そっか、ありがと」「頑張って釣ってください。今日は一番イイんじゃないすか?」
 案内された細い道(両端が背丈の高い草で覆われている)を前進すると、風力発電の施設が現れ、更に進むと、ポッカリ、砂地の駐車場が出現した。うわぁ〜、凄い車の数だ。20〜30台は停まっている。河口に向かって歩くと、実にいろんな人が釣り糸を垂れているではないか。やっと見つけたポイントは、それこそ河口の突端だった。風景的には最高。風車がそびえ立ち、広い川が流れ、イイ景色だ。
 そんな事を考えながら、午後6時、第二部の釣りを開始した。だいぶ、陽も傾き、それほど時間が掛からずに暗闇が。帰りは180キロのドライブが待っており、あまり長い時間の釣りが出来ないため、少しでも多くのキャストを心掛ける。辺りを見回すと、テントを設営し、夜明かしを考えている家族が居た。なるほど、ココは釣りだけでなく、キャンプをする人も居るんだなと実感。しばらくして、打ち上げ花火を上げるなど賑やかな家族だった(苦笑)。また、対岸でも若者グループが集合してワイワイガヤガヤやっていて、集中力を少し欠いてしまった(などと言い訳しとこう:笑)。
 結局、ノーヒットのまま午後8時半、納竿。腹が減ったので秋田市内の焼き肉屋に駆け込み、狂牛病など全く気にせず、カルビや牛タンを食べまくった。自宅到着は翌日の午前1時。釣れなかったのは残念だが、楽しい釣行だった。

↑雄物川の最も河口側に掛かる橋(名称、忘れました)。なんとまぁ〜頑丈な橋ですこと。橋げたが5つもある川はあまり見たことがありません。 ↑凄い車でしょ。これだけじゃありません。写真右側にも沢山、駐車してました。小さいお子様連れの方もいたので、すべてが釣り目的ではなさそうです。 ↑こんな間隔で人がズラリと立ってました。だもんで、この距離をなるべく壊さないポイントを探すのに苦労しましたデス、ハイ。
↑河口の突端は沖から寄せる波が結構強く、長靴スタイルの我々には若干厳しかった。でもウェーダーは持ってないので、コレでやるしかない。前方に居るのはモデルの息子。 ↑有名な風力発電施設があるんですね。そう言えば、8月中旬に本荘市へ向かう途中、道路から巨大な風車が見えて「竜飛と同じのがあるぞ」と話題にしてました。 ↑グリーン色にライトアップされて、奇麗です。デートスポットとは言いにくいが、うまく利用すればグッドかも(笑)。ただ、このライトアップも午後8時まででした。

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