2002年の黒鯛釣果(6月29日)

日 
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
6/29
下北・鯛島
晴れ 中潮 5:19 12:07 4:30頃 14:00 1人 1
 混雑するのでウィークエンド釣行は避けたいところだが、まだ“マイ黒鯛”を釣っていない身分として、そんなこたぁ〜言ってらんない。 週末釣行となると意外にも相手が見つからず、もしかしてと思い、U氏に誘いをかけた。U氏こそ平日釣行が出来ない部所での勤務なので願ったり叶ったりだったらしく即座に「OK」の返事を貰え、今回の釣行が決定。
 さて最近の下北の状況だが、ここ4〜5日、好天が続き、出されていた低温注意報もすっかり解除されるなど「条件としてイイはず」と読み、釣行前夜の午後8時に早めの床に付いて体力を温存しようとしたが、雑念が邪魔をして結局は一睡も出来なかった。
 日付変わって午前0時、眠気なんぞ何処吹く風、U氏を車に乗せ、一路、脇野沢村を目指した。途中、寄ったローソンで食料を調達してると他の客の会話が自然と耳に入った。「どこさ?」「鯛島さ」  あららアナタ達も鯛島に行くんかい。ライバルじゃのぉ〜
 午前3時半、迎えの船に乗り込み、約15分で到着。島を見回すとまだ誰もいない。この時期、前夜から泊まり込むグループもいて結構賑わうはずだが、幸いなことに本日初上陸は我々2人だった。早速、目指すポイントに移動して釣り座を構えた。
 予報では非常に海も風も穏やかで気温も25℃ぐらいまで上がるとのことで、釣りの環境として心配は一切なかった。あとは肝心の本命が釣れてくれればイイだけ。今季これまで七度の連続ボウズを経験し、もはや失うものは無い、ただチャレンジあるのみ(笑)の気構えで第一投をした。オオオオ〜〜〜、潮流の実に速い事!釣り座の右側に投じたウキがものすごい速さで左に流される。コマセを巻くため下を向いて正面を向くわずかな時間でもウキを見失うほど流れは速かった。潮の流れが無くて全く釣れなかった過去の経験からすれば望みはある。
 実釣開始から3時間、時折、ピョコピョコと沈むものの、雑魚に遊ばれてるらしく針掛かりしない。作戦変更して少し距離のある本流に投じて、その流れにウキを任せた。50〜60mも流れただろうか、ウキのオレンジ色が自分の目で確認できない。不安になりリールを巻いてみた。グリグリグリ………グググ! ???  コン!コン! なんじゃ?(↓下に続く)
フォトギャラリー
↑鯛島。この写真ではあまり、その名称の特長がでてませんが、もっと横から見ると“鯛の形”に見えます。 ↑足元の海はスカスカに見えていた。透明度が高く、海底の様子が良くわかる。ウニがたくさんあるのが見えるでしょ。 ↑ついに今季初の黒鯛をゲット。メジャーで計測すると47cm。久しぶりの手応えに若干震えてた(笑)。こりゃ、たまらんわ。
↑同行のU氏。ホントはストリンガーに3枚の黒鯛が繋がっているはずなのに…。そう、一匹逃げちゃったんです、トホホ。 ↑後片づけが済み、記念の写真をパチリ。やっぱ、いつもこんな気分で迎えの船に乗り込みたいもんですな(笑)。 ↑しつこいかもしれませんが、帰宅後、家の前で記念撮影。もはや黒鯛クンは冷たくなってました。背びれも立ってない。
 (↑上から続く)間違いない、アタリだ! ドラグを緩めにしておいたためジージーいって、なかなか手元まで魚が来なくて正体を確かめられない。まさか?真鯛じゃないよな?と考えながら、慎重にリールを巻いた。手応えはかなりある。上を向くと、実に良い竿のしなり方をしている。ウキがようやく見え、まもなく魚体が姿を現した。ギラリ!と光ったソレは紛れもなく待望の黒鯛だった。U氏にタモ入れをして貰い、ドッと肩の荷が下りた。念願の黒鯛を釣ったというより、ボウズを逃れた安堵感に浸っていた(笑)。
 47cmの黒鯛は充分満足のサイズ。この黒鯛で一気に活気付いた。U氏に状況説明し、同じポイントを攻めてみるよう助言すると、まもなくヒット! うわぁ〜、嬉しいジャン。40cmの“ジャストサイズ”が釣れ、お互い、一枚ずつ釣れた感激で喜びあった。
 その後、U氏に39と41cmの2枚がヒット。また右隣に陣取った他のお客さんに43cmがヒット。皆、満足の釣り日和になりました。

 午後2時、船着き場で迎えの船に乗り込む時、そこにテントが設営されてる事に驚いた。聞くと、一昼夜、キャンプを張り、楽しく週末を過ごすのだらしい。うんむむ、過去にも経験があるからテント設営してるわけで、私があれこれ言ったところで、辞めるわけないだろうが、気をつけて欲しいのは時折、上から降ってくるカモメのフン。夜の食事は、この被害に遭わないよう充分、注意して欲しい。オイラも釣ってた時、付近に落とされて肩をすくめた。アタマに落とされるぐらいじゃ我慢出来るにしても、メシにやられちゃ……。

 総括。記憶に残る釣行だった。釣りの辛さ、釣りの楽しさが、この一日に凝縮されてたような気がする。U氏もオイラも帰りの車中は楽しいひとときだった(笑)。


Return