2002年の黒鯛釣果(7月18日)

日 
場 所
天 気
潮回り 満 潮 干 潮 開 始 納 竿 同行者 釣 果
7/18
下北
晴れ 小潮 9:14 15:24 4:30頃 13:00 0人 2
 11日の釣行を非常に期待していたのだが、台風には勝てない。ちょうど本県を通過するのが11日だということで釣行中止を決定した。
 そんなこんなで待たされた一週間、いや7月5日以来だから約二週間ぶりか。溜まったストレス持参で深夜1時、下北へ向けて自宅を出発。今日は単独行である。前夜、やっぱり眠れなかった。興奮してた。今回も徹夜釣行になってしまった。
 気になる天気は「曇りのち昼頃から雨、最高気温は23℃くらい?、波高は1.5m、紫外線は弱い」だった……が、大外れ。日は照るわ、波はベタ凪だわ、紫外線が強くて腕や顔は真っ赤っか。最近、外れが多いネ。
 さて釣行記の始まり始まり。海が穏やか過ぎて、潮の流れが悪かった。ウキが投入開始点に止まったまんまでほとんど流れない。しかしエサ取りは居る。小さなメバル、ソイ、アイナメなどがピョコピョコ、ウキを沈めてくれる。ただ、余りにも小ぶりなので、一気に水中深くまでウキを持っていく体力が無い。モゾモゾだけで終わりなのである。ところがノド奥まで一気に針をガバッと吸い込み、全くイイ迷惑だ。こんな時、某釣り番組では「無理に針を取ろうとすると弱ったり死んでしまうので、ハリスを切ってリリースしなさい。針は自然に外れるので魚は助かります」と伝えていた。できる限り、それを実践してるのだが、毎回、コレをやってると、今度は針がいくらあっても足りない。よって掛かり具合によってハリスを切ったり針を抜いたりしている。この動作を注視してる輩が背後にいた。カモメである。リリースした小魚を狙って、サッと後ろから飛んできては器用に拾っていくのには驚いた。小魚も助かったと思ったのも束の間、カモメの口に挟まれ悔しい思いをしたのであるまいか?
 そんな感じで3時間ほど小魚達と一緒に遊び、本命が何も釣れない状況で、釣友から激励メールが届いた。メールを読みながら「あ、そろそろ満潮の潮止まりだな」と思った矢先、かなり前方の流れに投入していたオレンジのウキがユラユラと海底に消えていくのが見えた。う?ヒヒ?!ま!でも?まさか?どれどれ!(↓下に続く)
フォトギャラリー
↑47cmの黒鯛。背びれを立てて、まずは威嚇してます。カミさんの調理を見てて感じるのですが、黒鯛って鎧を着た侍のように思えるんですよね。鱗が実に堅いんだわ〜。 ↑視力は良い黒鯛。もしかしたら私を睨んで、恨めしい言葉の一つや二つを吐いてるんでしょな。でも安心あれ!アナタの死は無駄にしません。おいしくいただきます。 ↑予報だと波高1.5mになるはずなんですって。これが1.5mですか?こちとらベタ凪で苦労してんのに。ま、下北も広いですから、他では高い波の所もあったんでしょう。
↑47cmがメス、下の41cmはオスでした。夫婦だったのかな?じゃ、ジッチャンとバッチャンといとこ、はとこ、皆連れてきて欲しかったなぁ〜。 ↑同行者が居ないもので、自宅玄関にて記念撮影となりました。ちなみに撮影者はワイフ。ちゃっかり、自分の花を右側に配置してる。ま、いっか。         オマケ
 (↑上から続く)竿を立てるとグウィ〜ンと強烈な引きに遭い、思わず頬が緩んだ(マンネリ……、いや、ニンマリ)。間違いないよなと思いつつ“デカあいなめ”だったりして、と、少し不安にもなる。まだ姿を見せぬ相手は必死に抵抗し、大物であることは確かである。ウキが海中から現れ、あと少し。もう見えてもイイはずと思った時、相手は体を反転した。銀色の魚体がギラリと光った。うっへぇ〜、本命の黒鯛だぁ〜。確認できてからが大変だった。異常なほど慎重になり、時間を掛けて玉網に取り込んだ。おおおぉ〜、グッドなサイズ。計測の結果、47cm。潮止まりの午前9時15分、待望の一枚ゲット!それにしても6/29に釣った47cmの時もそうだったが、今回もオイラと魚の間を繋いでいるハリスが1号である。大きい魚は1.5号ぐらいじゃないとプチッと切られるという固定観念があり、以前はとても怖くて使えなかった。ところが、近頃、我が釣り仲間の間で細ハリスを使用するのが普通になり、しかもそのほうが食いが良いと言われて試すようにもなった。今季、乗っ込み開始からボウズが続き、その間、いろいろと頭を悩ませた事も細ハリスにした理由の一つである。ただし、細かいキズのチェックはこまめに行ないたい。それを怠ると間違いなく後悔して泣くことになる。
 さて、その後、一切の魚が遊んでくれなくなり、付け餌は残るようになった。ホントはこんな時がチャンスなんだが、潮の流れもまたピタリと止まり、なすすべがなく、しばし朝食休憩を取る。
 午前11時半頃、二枚目が掛かる。そこは以前にも良くウキが沈んだポイントで、どうやら下に黒鯛の付きやすい根があるようだ。この二枚目がまたちょっと工夫した後で釣れたのである。先ほどまで、ウキが入るほどでもなくシモル程度でエサを取られていたので、食い渋ってるんだと判断し、針を2号から1号に小さくしてみた。その第一投目で釣れたのだから、考え方が正しかったようで嬉しくなった。また、天気も良くなり水温も上昇してるため、黒鯛は浮き気味だと思い、少し前にはウキ下を0.5ヒロほど上げてもいた。大正解かどうかはわからないが、ハズレで無い事は確かである。
 納竿まであと1時間ほど。この間も多少の疑わしげなアタリがあり、もしかしたら三枚目も……と欲張りが出たが、どうやら三枚目は釣ってる本人が該当者らしく、午後0時半、納竿となった。これで3連勝(7連敗の後)。エンジンがいよいよ調子良くなった時であるが、そろそろ一休みの時期でもある。乗っ込み期は今回でホントは終わりにするはずだったが、来週もう一回どうかな?と心が揺れ動いている。

Return